【アフィリエイトやドロップシッピングという誘惑】
こんにちは。河野です。
「いろいろネットビジネスのことを調べていて アフィリエイトやドロップシッピングのことにも興味があります。」
これ、まずうまくいかない典型的なパターンだからです。
もしこう思っているなら、ちょとだけ思いとどまってください。
すでにビジネスをしている方はすぐ気がつくと思いますが、そもそも アフィリエイトやドロップシッピングという言葉がさもビジネスの業種や業態のように言われている時点でおかしな話なんですね。
結論から言いますが、
「アフィリエイト」「ドロップシッピング」というのは技法の1形態であってビジネスの種類のことじゃーないんです。
”うまくいく”とか”いかない”
の前に、
”自分が何に取り組むかのか?”
がわかっていない状態でビジネスをやるほど、危険で成功率の低いことはありません。
ということで今日は、ビジネスにまだ取り組んでいらっしゃらない方に、「アフィリエイト」「ドロップシッピング」の本来の意味をお話しようと思います。
なんだかいつも気になってしょうがない方は参考にしていただけると思います。
■ドロップシッピングは、ただの配送方法
まずドロップシッピングから。
あたかも、在庫ももたず、リククなしに人気商品を販売できて、簡単かのように思われがちなんですが、そんなことがあるわけありません。
ドロップシッピングをネット辞書のウィキペディアで調べてみると、
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ネットショップで注文が入った時点で、それをメーカーや卸売り業者から直送させるネットショップの運営方法の一形態である。
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こう書いてあります。
まさにこの通りなんですね。
ただのネットショップの運営形式なわけです。
で、改めて言うまでもなくネットショップでは、
「何を売るか?」
ということと、
「どのように売るか?」
が収益をすべて決めるといってもいいですよね。
収益を決定付ける要素に、
「どのように配送するか?」
なんて項目はないわけです。
つまり、
・何を売るか?
・どのように売るか?
に集中することがありきであって、
その配送方法を仕入れ先に頼めるなら在庫リスクがないので資金繰りに有利とか、時間がマーケティングに集中できるから得とか、そういう順番になるんです。
「ドロップシッピング」という言葉に幻想を抱く人の多くはまったく逆なんですね。
「こういう商品をドロップシッピングで扱わせてあげますよ。 だからリスクなしに稼げます。」
みたいな誘いに魅力を感じてしまうんだと思うんです。
ただ、わざわざ売れる商品を紹介してくれる業者があるわけなくて、ましてや必死に広告出してまで売らせてあげる人を集める必要があるわけないんですよね。
絶対に履き違えてはいけないのは、売れる商品を見つけて、売れる方法を考えるのも取り組むのも販売者なんです。
だからこそ、収益を得れるようになるんですね。
で、その運営コストがないからこそ、仕入先をくどいて売れるたびに発注にさせてもらうとか、発送自体をお願いしたりとか、相手にもメリットがある形で交渉するんです。
なのでドロップシッピングという運営形態が悪いわけじゃないんですね。
逆に、創業当初はとっても有利な方式です。
ただ、技法は技法。
・売れる商品を見つけて、 売れるようにする。そして自分の力で売ってみせる。
これが自分の仕事であることに代わりないんです。
ということになると、
「ドロップシッピングどうですか?」
なんていうアプローチに乗るという選択はないはずなんですね。
でもなぜか、「ドロップシッピングどうですか?」っていう選択に乗ろうとする人が多いので、誤解があって危険だというお話をしてみました。
■アフィリエイトの成約率と利益率の悪さ
アフィリエイトについてもドロップシッピングと同じような誤解があります。
ブログとかを立ち上げてアクセスを集めて、そこに誰かの商品を紹介するだけで簡単に収益が得られるかのように見えている人が結構多いのですね。
そんなわけないじゃないですか?(笑)
だったら、実商品を売っている人も、弁護士さんも、カウンセラーも、ブログとか立ち上げて、アクセスを集めて、自分の商品を紹介するだけで簡単に収益を上げられるはずですよね?
まさに、簡単にうまくいっているはずじゃないですか?
でもできていません。
というか、できないんです。
なら、アフィリエイトなら簡単か?
そんなわけないんですよね。
ここでネットでビジネスをして、収益を上げるセオリーを思い出して欲しいのですが、
アクセス数 × 成約率 × 顧客単価 × リピート回数
これが原理原則です。
だからこそ、
・アクセスを集める努力をして、
・成約率が上がるようにサイトを工夫して
・単価が上がるように扱う商品を慎重に選んで、 仕入れ交渉や、セット販売をしたりして、 ・リピート回数増やせるようにお客様のフォローをする
こういうことをみんな努力するわけです。
これはアフィリエイとでも実はまったく同じなんですね。
アクセスを集めるためにやるべきことは変わりません。
その努力の量やコストも変わりません。
でも・・・
成約率は、誘導先のサイトにゆだねる形になるので努力しようがないのですね。
他人に収益を握られています。
さらに、ほとんどのアフィリエイとは顧客リストをもてませんのでリピートを促す動きができません。
さらにさらに、アフィリエイとというのはそれほど大きな利益率ではありませんので(まともな商品なら)単価がとっても下がります。
つまり、購買してくれるお客さんを得る努力やコストは普通にネットショップなどをやるのと一切変わらないのに、収益だけがとっても少なくなるんですね。
もう一度言いますね。
同じ努力をして、同じお金をつかうのに、収益がでないのです。
そう考えると、よほどの事情がなければ自分で自分の商品を売ったほうがいいに決まっているのですね。
■名前をださなくていいから?
ここまでを整理すると答えは、
「自分でやったほうがいい。」
ということにしかならないですよね。
でも、中には、
「名前をださなくていいし、 お客さんの対応もしなくていいから。」
という人もいるみたいです。
この場合、僕には何もコメントできないほど呆れてしまうんですが、
「そもそもビジネスしなければいいのでは?」
と思ったりします。
・まともに、まともな商品を売ってお金をいただくのに しっかり誰が売っているのかを示す。
というのは基本だと思いますし、その覚悟がないなら、ビジネスなんて言い方をせずに、おこずかい稼ぎをしたらいいんじゃないかなーと思うんですよね。
たぶん、名前をだしたくないけど月商で100万超えたいとか言っているのでおかしくなるんじゃーないのかな。と。
数万でいいからアドセンスで半年かけて稼げるようにするとか、そういう選択のほうがいいかもしれません。
・・・・
いかがでしょうか?
まとめてしまうと、
「売れる商品やサービスを自分で見つけて、 自分で売れるように努力していく。」
これは、はずせません。
で、その技法のひとつとして、ドロップシッピング方式にしてくれないかと、仕入れ先と交渉したりはアリだと思うんですよね。
実際僕のクライアントさんでも、こういうプロセスでビジネスを立ち上げてうまく言っている人もいます。
ただ、
あたかも成功率の高いビジネスの種類のように「アフィリエイト」「ドロップシッピング」と理解するのは絶対やめた方がいいということが言いたかったわけです。
ぜひ、
・売れる商品やサービスを自分で見つける
・自分で売れるように努力していく。
コストを削減するために、仕入れはドロップシッピングできないかな?
なんていう思考でいてくださいね。
今回のトピックは、いかがでしたでしょうか?感想や個別の無料相談もお受けしています。このメールにそのままお返事いただくと僕が全部お返事しますのでぜひご連絡くださいね。
また次回お会いしましょう。
【編集後記】
日本の人気ミュージシャンの「B’z」って知っていますか?
類型何千万枚もアルバムを売っている超人気の2人組です。
僕は音楽をほとんど聴かないつまんないやつなんで、(ipodの中はビジネスセミナーばっかり(笑))音楽がどうのとかはわからないのですが、このドキュメンタリーをやっていたので興味深くみていました。
何が興味深かったかというのはそのプロ意識。
ボーカルの人はもう40代なんですが、一年中ビールを一口も飲まないそうです。
飲み物も氷を一切いれない。夏でも暖かいお湯とかお鍋食べるそうです。
加湿器で湿度も徹底管理。
フィジカルのトレーニングも徹底していました。
つまり、すでにお金はうなるほどあるでしょうに、超ストイックなわけです。
のどが命のボーカリストだからあたり前かもしれませんがすごいなーと。
で、はるかに小物ながら、声が結構大事な仕事をしている僕。
風邪引きました。
熱とかないんですが、のどと鼻がぐずぐずで話をするのもやばい感じです。
ポッドキャストは無理やり収録させていただきましたが、いやはや反省しています。
人ごみでマスクしないとか、自己管理の甘さが出ますよね。
いやー。反省です。
でもチームの仲間がそういうあいだにもいろいろやってくれて、のんきに風邪が引ける幸せも感じていたりもします。
まわりのすべてに感謝ですね!
追伸:ロスでネットショップ初心者講座やります。
トップでもお知らせしたんですが、僕の会社として、ロサンゼルスで初心者向けのネットショップ講座やります。
講座のチラシはこれ :https://www.contentslab.net/lakouza_mar14.pdf
今回は完全に女性や、主婦の方を意識した内容です。
またロス?
って話もあるんですが、今回僕は行きません。
講師はコンテンツラボの頼れるコンサルタント鈴木ゆたかです。
僕も行きたかったんですが、なにげに僕よりよほど優秀なゆたさんが講師ですから、大丈夫かなと。
もちろん、お話するコンテンツは僕も監修していますし、これまで初心者の方を多くサポートしてきた経験と事例から、一番最適で最短に結果がでるであろう内容にしてあります。
参加費は昼食程度。
ただ、それだけに大人数を相手にするようなことはできないため先日のロスのセミナーよりもはるかに少ない6名限定です。
なので告知もこのサラっとしたチラシだけ(笑)
とはいってもすでに何名かお申込みがあったそうなので、われこそれは!というロスの方お急ぎください。
講座のチラシはこれです。↓↓↓↓↓https://www.contentslab.net/lakouza_mar14.pdf
それでは、今週も、がんばっていきましょう!
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コンテンツラボは次世代の新しい会社・新しいビジネスのカタチを提案し実践しています。
世界中に散らばったチームメンバーで運営し、世界中のクライアントさんを相手に仕事をしています。世界中の日本人によるビジネスのグローバルネットワークを作っていきます。
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