【友達とビジネスをすることにしました】
こんにちは。河野です。
「気の合う仲間や友達とビジネスをはじめる」
最高です。
「こいつらとならうまくやれる」
ワクワクします。
一人で孤独に始めた人から見ても、
すごくうらやましいですよね。
でもなぜか、実際はそうでもないという話を聞くことも多かったりします。
「友達とはじめたのですが、なんだかうまくいきません。」
こういう相談を受けることが実に多いんですね。
で、いろんなお話を聞いて理解しているうちに、
うまくやっている人と、うまくいっていないとおっしゃる人には
一定のパターンがあることに気がつきました。
ということで今日は、
友達や仲間とビジネスをはじめる上での注意点を
お話してみたいと思います。
■自分の事業だと腹をくくっているか?
僕が友達との起業で一番大事なんじゃないかなと思うのは、
どちらが親分かはっきり決めるということです。
あ。当然上下関係などが嫌で対等の立場でやれる友達を選んでいるわけですから、
そんなの嫌に決まってると思うんです。
・対等
・フィフティフィフティ
が望ましいですよね。
僕でも友達と起業するならそうしたいです。
でも、だからこそうまくいかないこと出てくるんです。
「商材選びでお互いの主張が違う。相手が間違っていると思う。」
「集客の方針が自分は自分たちでコツコツしたい。相手は金をかけて人に任せたい。」
「仕事を自分ばかりやっている。または相手が気合を入れすぎている。」
「仕事が友達はのろい。または雑すぎる。」
「相手はお金に余裕があるからいいけど自分は時間がない・・・」
あげればキリがないですが、こんな問題がどんどん出てきたりします。
逆にもしどちらがリーダシップで、どちらがすべての責任を持つのかをはっきり
決めていたら、「友達と起業する」上での問題は、
だいたい避けれるんじゃないかと思うんですね。
どちらかがリーダシップで、どちらかがすべての責任を持つというのは、
「一緒にビジネスやらないか?」
じゃーありません。
「自分がやるビジネスを手伝ってくれないか?」
こういうニュアンスですね。
もちろん完全に主従なんて決め切れないこともあると思うんです。
でも、ここからの話をちょっと聞いてください。
どちらかが親分になる必要性がすこしは
わかってもらえるんじゃないかと。
■自分の事業だと腹をくくっているか?
まず、お金とか、権限とかを半分半分という中途半端な状態で
ビジネスをはじめると、一番欠落する部分。
それは
「これは自分のビジネスだ。」という覚悟です。
誤解のないように言うと、
友達と起業する人に覚悟がないと言っているわけじゃないんです。
無意識にどこか半分は相手が導いてくれるような
そんな気になってしまいがちということなんですね。
「この施策については絶対やりたい。
お金は全部自分が出すからやる。でも成果は分ける。」
「相手の仕事が遅すぎる。なので自分が相手の分も倍働く。
でも成果は分ける。」
こういう覚悟というか責任という意味です。
でも、こういう一人で奮闘するということが嫌なので、
友達と力を合わせてっていう選択をしている場合が多いので、
なかなかそうは思えなくなっちゃいます。
結局そういう2人分の責任を負うという覚悟がないと、
・相手にも自分同等のがんばりを求める
・相手にも自分同等のリスクを求める
・相手の同意を100%得なければならない
っていうことになりますので、
あらゆるところで、つまづいてしまうんですね。
「じゃー主導権を片方が持てばいいんじゃないの?」
と思うんですが、見ている限りこれもあまりよくありません。
なぜなら、
相手に主導権を持ってもらいながら、
「結果には全部自分が責任を持つ」という風に思える人って
ほとんどいないからなんです。
・相手にゆだねる=自分には責任はない
こう考える方が人間自然だと思うんですよね。
なので結局は、リーダシップはどうであろうが
「責任は自分がとる」
という役割分担でないと難しいということになるわけです。
■ビジネスの目標を完全に共有しているか?
もちろん、主従も決めずに責任も半分半分で、
うまくやられている場合もあります。
それには特徴があります。
ビジネスをやる上での目標を最初から完全に共有している場合です。
・自分たちは金儲けをやるためにビジネスをやる。
・当初は月の粗利益200万になるまでは利益を追求する。
・ただし人に後ろ指さされるような違法なことはしない。
・コストは最大限かけず、できることは全部自分たちでまずはやる。
これくらいはっきりしていれば、
ほとんど揉めるなんてことはないはずなんですね。
だって、何か2つの案でぶつかっても、
「どっちの方がより儲かるか?」という確認作業でしかないからなんです。
「じゃー順番にどっちもやろう。」とかそういう答えなんですよね。
もしくは、片方が相手に従う覚悟を持っていて、片方が自分が引っ張るのを請け負っている場合です。
これはどっちもすごいなーと見ていて思うんですが、
相手を完全に信頼しているんですよね。
「お前に従うけど責任は俺も一緒にとるから思い切ってやろうぜ」
と腹をくくっている方もすごいけど
「お前の期待にこたえるためにがんばるぜ俺」
とプレッシャーに耐える方もすごいです。
こういうパターンの人はうまくやられていることが多いなーと思います。
わかりますかね?
完全にフィフティフィフティの関係でビジネスを進めている場合で
うまくいっているケースって結構特殊だと思いませんか?
・相手に従うけど、責任はとる。
・ビジネス上の目標が赤の他人だけど完全に一致している。
これってかなりハードルが高いんじゃないかなと思うんですね。
なので、結論として、
・一緒に
じゃなくて
・俺が。わたしが。
と腹をくくって一人で孤独にやる覚悟で、
しかも相手も抱えるくらいの気持ちがいるんじゃないかなと思うわけです。
ある会社の社長の話を思い出しましたのでお話しますね。
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僕は友達3人でビジネスをスタートしました。
社長は僕で、2人は役員です。
資金は僕が出しました。
創業当初は売上げもなかったので、役員の2人の給料を払うのが
精一杯。
なので自分は深夜の居酒屋でアルバイトをしていました。
はっはっはー。
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ここに、友達で創業する成功パターンが凝縮されていると思います。
相手にも責任を持つくらいのパワーがいると思うんですね。
僕は一人で創業する道を選びました。
そこまでの自身も覚悟も持てなかったからなんです。
今なら違いますが、当時のこと、創業してからの苦労を思い出すと、
一人でやってよかったと思います。
もし悩んでいるくらいなら、
一人一人独立した形でビジネスをやって、
お互いがお互いのことを応援するくらいのスタイルが
一番自然に友人を続けれるんじゃないかとさえ思いますね。
以上
今回のトピックは、いかがでしたでしょうか?
今日の感想、僕への個別の無料相談もお受けしています。
特にこれから起業したいけど紋々としている人の
相談も歓迎です。
このメールにそのままお返事いただくと僕が直接全部お返事しますので
ぜひご連絡くださいね。
また次回お会いしましょう。
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【編集後記】
僕の大事な商売道具はパソコンとネット回線です。
これだけで収益を出しているといっても大げさじゃないので、
かなり大事な道具です。
自転車にもすっごく乗ります。
1駅くらい先なら自転車でいっちゃいます。
でもパソコンは3年に1回くらいしか買いません。
レスポンスは1年に1回再インストールすることで
ほとんど解決します。
自転車も流行のロードバイクじゃないくて
ただのママチャリ(笑
思わずいいのを買っちゃいそうになるんですが、
どうしても買えないんですよね。
単純に創業当初からの倹約癖が抜けないんです。
時計も持ってません。
いいかばん、いい財布も、買う気がしません。
いい長財布を持つとお金もちになるそうなんですが、
そのお金で広告を出すほうに気がいっちゃいます。
20万の広告とかなら1秒で決断できますが、
10万の財布を買うのは2年くらい悩みそうです(笑
で、そんなことを考えていると
よく言われる2つの主張を思い出します。
■持ち物や振る舞いなどは良いものを持つことで
セルフイメージを高めていけば、おのずと金持ちになる。
っていうのと、
■倹約をして、お金を残し、適切に投資をすることで、
おのずとお金は増える。
っていうのです。
僕は若い頃に浪費癖がひどかったのと、
創業時にお金がなくて困った経験があるので、
その反動もあって後者に共感を覚えるタイプですが、
みなさんどっちですかね?
追伸:
上京時にサウナ暮らし、コストゼロから初めて、いまや出張整体サービスで大成功されている
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細かい説明は不要なくらい、”絶対に”役にたちます。
岡林さん×河野の対談インタビューはこちらです。
*ちなみに岡林さんはうちの妊娠中の妻の赤ちゃんが逆子だったのを
その場で直してしまった”神の手”のプロフェッショナルです。