【ネットショップを開業したい!たとえば、メキシコの革製品を売るとして。】
こんにちは。河野です。今日も開封して頂き、ありがとうございます。
「メキシコの革製品を販売するネットショップをしたいのですが・・・」
メキシコ在住の方から相談いただく場合、3名に1名はこの内容かもしれません。
メキシコは革製品が安いです。メキシコは革製品の加工費用も安いです。
なので、現地に住んでいてビジネスの感度が高い人ほど、当然こういうアイデアになるんですよね。
あ。ちなみに今日はメキシコの話をしたいわけじゃないんです。
これはあくまでケースとして上げました。
お話したいのは、このケースを利用して、ネットショップをしたいと思った場合の誤解をすこし解いておきたいんですね。
”ネットショップをしている人”
にとっては”あるある”って話です。
”ネットショップでもやるかなと思っている人”
にとっては、お役にたつんじゃないかと。
ということで今日は、メキシコで革製品を販売したい場合に対する僕の見解をお話することで、ちょっとネットショップというものを開業するにあたっての誤解をといておきたいなと思います。
■需要があるかどうか?
まず先のメキシコの革製品を売りたいと思った場合、まっさきに確認すべきは需要です。
「欲しいと思っている人がいるかどうか?」
ですね。
細かい手法は省略しますが、
「レザー 鞄」
とか、
「レザー 財布」
とか。
革製品を表すキーワードサーチもそこそこ存在します。
すこし捻れば、
「革 財布 ハンドメイド」
なんて絞っても検索需要は存在します。(実際調べたデータですよ。)
そして、実際の流通をしていることも(=売れている事実)確認できますので、需要は満たしています。
つまり、欲しい人がたくさんいるということです。
つまり、売れる前提はクリアしているということです。
『レザー鞄専門店 「アディオス」 メキシコから直送します。』
とか
『レザー 財布専門店「アディオス」 メキシコから直送します。』
とか
そういう店を作れば、売れるじゃない?
ってことですね。
ただ!、それだけじゃダメなんです。
■ほしい物がすべてそろっている状態か?
ここからが肝です。
確かに革製品を欲しい人はいます。
でもですね、
「欲しい人が どんなものが欲しいのか?」
これもしっかり把握する必要があるんですね。
たとえば、
「レザー 鞄」
と一口にいっても、人それぞれどんなレザー鞄が欲しかが違うじゃないですか?
人それぞれ趣味嗜好が違うんです。
となると、ある程度の購入率を確保するためには、その人が欲しいと感じる鞄がショップで見つかる必要があります。
十人十色の趣味嗜好、探しているデザインや形を、すべて網羅した商品ラインナップがいるということです。
要するに、大量の商品を掲載しておかないと、売れないということです。
『レザー鞄専門店 「アディオス」 メキシコから直送します。』
とかにしちゃうと、レザー鞄が欲しい人が欲しいかもしれない商品を、すべてラインナップするくらいのことをしないと購入をぜんぜんしてくれなくなるんですね。
レザー鞄
だとしたら、
トートバック、ショルダーバック、ボストンバック、男性用、女性用、リュックサック、ブリーフケース・・・
何百点、何千点になってしまうんですね。
■他で探す方が面倒か?
大量の商品を掲載しなければならない理由は他にもあって、自分の好みのものを探す場合、
”どれにするか選ぶ、悩む”
という行為も購入者のプロセスにあるわけです。
そんな中、お気にいりの商品がたまたまあるネットショップで見つかっても、それ以外に比較対象がないとしたらどうでしょう?
「他の店にも、いいものがあるかも・・・」
と、いったん店を出ていってしまう可能性が高いんです。
これが、ひとつのネットショップに気になる商品が2つとか3つあった場合は真逆のことを考えることがあります。
「他の店をまた探すのは面倒だな・・・」
そうなると、自分のネットショップで購入される率がすごくあがるんですよね。
■大量の商品を扱うという意味
そんなこんなで、
「レザー 鞄」
とか
「レザー 財布」
なんていう欲しい人の好みが多岐にわたるネットショップの場合、とにかく商品数がものをいいます。
ですから、
欲しい人の好みが多岐にわたるネットショップの場合
その時点で大量商品の掲載ははずせないことなんですね。
これが何を意味するか?
たとえ在庫なしで、市場に出回っている商品だから受注があってから買い付けようとしているとしても、商品掲載用の商品は1つ絶対に購入する必要があります。
1つ平均原価がたった1000円だとしても、300の商品を最初にアップするだけで、30万円
600だと60万円です。
このコストは、店が失敗すると返ってきませんから捨てる覚悟のお金になります。
そして、その商品を1つ1つ撮影して、コピーを書いて、サイトへアップする作業がいるんですね。
最初オープン時でもまとめて数百。
オープン後も継続して公開し続けるわけです。
世の中のネットショップの運営者もスタッフがやっているにせよ、この商品撮影、アップと、発送業務に明け暮れる毎日。という人もいるくらいです。(というか結構多いです。)
この労力が結構骨が折れるのですが、時間は捻出しなければなりません。
何がいいたいかというとですね。
「欲しい人の好みが多岐にわたるネットショップの場合は このコストと労力を受け入れてやる必要があるんですよ?」
「お金はいくばくか”投資(返ってくるかどうかは未知数)” しないとだめですよ?」
ということなんです。
本来はサービス業など、見えないものを売るほうがよほどコストとリスクは低いのですが、なぜかネットショップをやろうとする方ほど、
「コストがかからなくて手軽」
と思う傾向があるんですよね。
この認識は変える必要があります。
もちろん、コストと労力を減らすネットショップをやる方法もあります。
それは
”欲しい人の好みが多岐にわたらない”
ネットショップをやるということですね。
ポイントは、
・絞込む
ということと、
・ニーズ商品を狙う
です。
この辺は長くなるんで簡単に言いますが、
選択する楽しみがあるわけじゃないニーズ商品を扱ったり、
そもそも、欲しい人の好みが多岐にわたらない極端に属性を絞ったネットショップをするということです。
これなら、商品数を多くする労力とコストからは開放されます。
ま。このあたりになると、別の戦略論になるので今日はこのへんにしておきますね。
いかがですか?
欲しい人の好みが多岐にわたるネットショップをやりたい場合は、
・大量の商品が必要
・写真撮影の商品を買わないとダメ
・商品アップの労力は結構しんどい
最低これだけ受け入れて、人気ショップを目指してくださいね。
以上
今回のトピックは、いかがでしたでしょうか?
このメールにそのままお返事いただくと僕が直接全部お返事しますので感想、ご質問、ご相談など、ぜひご連絡くださいね。
また次回お会いしましょう。
今後もリスナーさんからのご質問を取り上げてみたいと思います。
「いったい何をやればいいのか?」悶々としていることでも結構です。
無料相談が怖いななんて躊躇している人は匿名でもいいですから軽く質問してくださいね。
※ニュースレターの公開質問相談はコチラまで。https://www.contentslab.net/podcastrequest.html(匿名OKです。)
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過去3週のネタ
【あなたの”儲かるネタ”はどこに消えた?】
【一生に一度の経験を売る幸せ。と、すこしの不幸】
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<ポッドキャスト版>好評いただいています。http://www.voiceblog.jp/contentslab/<ニュースレター版>https://www.contentslab.net/category/news-letter
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【編集後記】
最近学生さんと、積極的にお会いするようにしています。先週末もお時間もらってお会いしていました。
僕のお話した学生さんの範囲ですが、
・起業の野心をもっている学生さん
・大企業や、人気企業へ就職嗜好の学生さん
・自信喪失している学生さん
にタイプがわかれてる気がします。
僕にとって教えてあげたい!ってエゴが出るのが、
・自信喪失している学生さん。
感性の変化を学びたいのは、
・野心をもっている学生さん。
一番興味がないのが、
・大企業や、人気企業へ就職嗜好の学生さん(笑)
野心をもっている学生さんは、
「世界を変えたい!社会の役にたちたい。」
「面白いものを生み出したい。面白いことをしたい。」
「その結果として認められたい。」
「贅沢な暮らし、高級品なんて興味ない。」
こういうフレーズをよく使われます。
このへんが僕にとってはすごく新鮮です。
なぜかというと、
「”自分の”自由が欲しい。」
「”自分の”お金がほしい。」
というのはあまり出てこないからなんです。
僕は「お金」と「自由」
こればっかでしたから(笑)
起業する人の大半は僕も含めて、
「”自分の”自由と”自分の”お金が欲しくてはじめるんだけど、 ビジネスで自己成長する中で、そのお金と自由を使って 周りも幸せにしたい。楽しくやりたい。」
みたいな気持ちにシフトしていくものだという感覚があったんですよね。
でも今の学生さんに聞くと、”自分の”自由と”自分の”お金という入り口はないんです。
僕はこれが、
・新しい感性なのか?
・単に社会人になったことがある人との人生経験からくる差なのか?
・食っていくことを舐めているだけなのか?
にすごく興味があります。
振り回させれてはいけないけど、お金を持っているということが、とっても大事という現時点の現実の中で、「お金は必要ない、もしくは二の次であり結果。」という感性をどうバランスさせるかが一番興味ありますよね。
またシェアさせていただきますね。
■※※お知らせ※※
コンテンツラボのお仲間になっていただける方を募集します。
Webデザインができる方のお仲間が作りたいんですね。
コンテンツラボの内側の人間として、デザインの仕事を一部お願いする方という意味です。
チームミーティングなんかもご一緒していただくことになります。
公開で募集するのは始めてですが、ポッドキャストやニュースレターを読んでいただいていて、河野自身の考え方なんかをわかっていただいている方の方がいいかなと思って告知することにしてみました。
ただ、今回は正社員としてでも、パート社員としてでもありません。
まずはスポットのお仕事からのスタートですので、就職してもらうという形にはなりません。。
とはいっても、内側の人間として情報共有していただき、僕らのやっているエッセンスは学んでいただけることは保障します。
将来は専属としてという道もあるでしょうし、ご自身でビジネスをなさることもあると思いますので、その場合はもちろんご支援させていただきます。
興味ある方がいらっしゃれば、このメールに返信してご連絡ください。
一度お電話でお話しましょう。
■追伸その1
ポッドキャストの収録を普段一人でさみしくやってます。
一人でもいいので一緒に収録できたら個人的に楽しいなと。
ということで公開収録してみたいなと思っています。
東京都内で公開収録あったら来ます?
もちろん質問し放題です(笑)
油断して普段話さないことも話しちゃうと思います。
来たいって人はこちらをクリックで、教えてください。
http://goo.gl/7veVk
■追伸2
リスナーさんからの公開質問をこのニュースレターで取り上げてみたいと思います。
直接相談するのに躊躇している方は、ニュースレター上でお返事しますのであまり構えることもないかなと思います。お気軽にどうぞ。
起業前、副業前?の悶々とした相談も取り上げています。
※ニュースレターの公開質問相談はコチラまで。
https://www.contentslab.net/podcastrequest.html
(匿名OKです。)
■追伸その3
もうすぐ 11月28日(水曜)の ベトナム ハノイ勉強会
ご参加くださる方、感謝です。参加者の方が増えています。
勉強会の詳細はコチラです。https://www.contentslab.net/hanoi.html
現地で起業され日本向けネットビジネスと、現地向けビジネスを両方成功しているクライアントさんのお話も予定しています。
現在ベトナム ホーチミンの方シンガポールの方日本からのクライアントさんポッドキャストリスナーさんなどがご参加予定です。
お申込みと勉強会の詳細はコチラから
https://www.contentslab.net/hanoi.html
■追伸その4
このニュースレターとポッドキャストのFaceBookページが地味にあります。
http://goo.gl/hMxqN
よろしければ「いいね」よろしくお願いします。
また個人でもFace Book 結構書き込んでいます。仕事、プライベート。
そんな書き込み気になる奇特な方は友達申請してください。(抵抗あればフィード購読だけでもいいですよ) 河野のFace Book
http://www.facebook.com/kounotatsuo
■追伸その5
学生さんとの座談会
すっごく面白かったのと勉強になりましたので第2弾があります。
12月15日土曜日の14時からです。
すでに2回目からのご参加が2名いらっしゃいます。
今回はより具体的に学生の間に得ておくスキルというか体験としてビジネスというか、集客を実践するというテーマになりそうです。
興味のある方は連絡くださいませ。