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【先人のありがたい言葉をシカトする時、生かす時。】

こんにちは。河野です。
今日も開封して頂き、ありがとうございます。

 ※フラガールに会いに。
 ※ロンドン勉強会:https://www.contentslab.net/europe_2014.html

 →詳しくは編集後記で!

「情熱がなければ、起業はうまくいかないし、する意味もない。」

僕は起業当初この言葉を”クソくらえ”って思ってました。

でもこれって、日本語の書籍だけでも、
たぶん1000冊くらいには書いてあるのじゃないでしょうか。
(先生方すみません。(笑))

きっと間違っていないのです。この主張は。

現に今は、「そうだよね。」って思っています。

「仲間を大事にしましょう。」

僕は起業当初この言葉を”クソくらえ”って思ってました。

これも、たぶん1000冊くらいには書いてあるのじゃないでしょうか。

きっと間違っていないのです。この主張は。

今は、「そうだよね。」って思っています。

なんで意見が僕も変わったのか?

僕が得を積んだから?僕がすばらしく成長したから?

きっとそうじゃありません。

「昔は間違っていた。」わけじゃないんです。

「今の方が正しい。」わけでもないと思います。

単純に、僕の立場、経験、ストーリーが変化したからです。

たったそれだけで、言うことや、共感することが
変わるんですね。

仮に”今の僕”が過去の僕を見れば、

「仲間は大事だぞ。それじゃお前は成功しない!」

って諌めたとします。

その結果、”過去の僕”は
「そうか仲間は大事なのか・・・俺なんて・・・」
と反省するか?

絶対反省できないと思います。

自分のことなので想像できます。

「は?ナンスカ?」

くらい反抗的な態度を取るのじゃないかと。(笑)

かといって、

「はい。僕が間違っていました。今日から仲間を大事にします。」

と”過去の僕”が行動を改めていたら成功に近づいたかというと、
そうもならなかったと思うんですよね。

つまり、

今の僕から過去の僕へのアドバイスって
実は役に立たないこともたくさんあるってことなんです。

ということで今日は、
先人からの”ありがたい言葉”の中でも、
シカトしたほうがいいものもあるのかもねって話を
したいと思います。

特に先人から言われる言葉で
いちいち反省したり、落ち込みがちな人。

後輩に対してアドバイスをよくする人なんかには
参考になるかもしれませんね。

■情報は、たいていが”ご都合主義”。

一番知っていてほしいことは、
情報にはある意図が入っていたり、
バイアスがかかっているということを知っておこうってことです。

意図が入っているというのは、
その人をその情報によって何かに導きたいときに
そうなりそうなことを伝えるということです。

バイアスがかかっているというのは、
ある情報を自分に都合よく解釈して発信したり、
発信された情報を自分に都合よく解釈するといった意味です。

ありがちなパターンをいくつかお話していきますね。

1、発信者の立場だからこその”お言葉”

一番ありがちなパターンがこれです。

たとえば、相手の欲求のレベルやステージによって
発信される内容って変わります。

このへんを理解しやすくするのが
マズローの5段階欲求。

マズローの5段階欲求っていうのを簡単に言うと、
人間の欲求は5つのピラミッドのように構成されていて、
下の階層の欲求が満たされないと上の欲求を持たないって話です。

逆に言うと、下の階層の欲求を満たすと
上部の階層の欲求を持つようになるってことなんですね。

・生存欲求・・・食いたい、飲みたい。
・安全欲求・・・安全が脅かされたくない。
・社会的欲求・・・社会に参加しておきたい。帰属していたい。
・承認欲求・・・認められない。
・自己実現欲求・・・生きている意味とか考える。

雑に言うとこういう欲求レベルのことなんです。

すでに固定的な収益を生み出すビジネスを稼動させていて
何年も経過しているとしたら、
生存欲求と安全欲求は満たされているので、
自分のチームを作って社会的欲求や承認欲を満たしたいと思うわけです。

ある人は、外部の交流会に参加して、
それを果たしたいと考えるかもしれませんが
似たような欲求を見たいたいところにいるし、

”自分にとって大事なこと”はそこになっているわけです。

でも、

起業してまもなくで、まだビジネスの収益が安定していない人は、
生存欲求と安全欲求の中にいるので、
交流会に参加するとかそういうことは
眼中にないわけです。

というか、考えていられないといったほうが
早いかも知れません。

つまり、生存欲と安全欲の渦中にいる人にとって
一番大事なのはキャッシュフローの安定化であって、
それ以上の欲求まで到達できているわけがないのです。

金を稼ぐことが一番重要な課題です。

これは善悪でも、優秀かどうかとかは
全然関係ないのです。

このとき欲求レベルの人が、
相手の欲求レベルを考えずにというか
”自分がそういう欲求レベルになっているだけだ”
と気がつかずに、欲求レベルがまだ下の階層にいる人に
生存欲求と安全欲求が
まるで悪であるかのように
説明しているシーンがけっこうあったりするんですよね。

「お金を稼ぐことが目的だとダメだよ。」

とか言っちゃうわけです。

その人の欲求レベルではそれは正しいと僕も思います。

そうじゃないと金に支配されてしまって
商売も失速したりします。

でも、欲求レベルがそこにない人。

来月再来月の家賃などのことを
やりくりしている人。

そんな人に偉そうに

「お金を稼ぐことが目的だとダメだよ。」

とか言っちゃうわけです。

こういうことって
書籍とか日常のアドバイスでとっても多いんですね。

会社員で金を稼ぐことをしたことも
チャレンジすらしていない人が、
起業してまもない人の稼いでいないことを
鼻で笑ったり、

すこし話が横道にそれますが、
会社員で月給がある人っていうのは、
生存欲求と安全欲求、社会的欲求は満たされているので、
いくら野心的に起業やビジネスをもくろんでも
全然体が動かないことがあります。

それもこれも
立場を考えれば理解しやすい状況なんですよね。

生存欲が満たされているのに
まるで飢えている人のように商売を追及するって
なかなかできません。

どうしても商売=自己承認欲の達成に向かいがちなので、
「儲けることをしましょう。」といわれても
腹におちないのですね。

こういうとき自分で
「俺は甘いのか?」とか思ってしまったりするのですが、
確かに商売を成功させて収益を得ることだけを目的にするなら
アマちゃんもオオアマです。

でも欲求の次元が違いますので、
そう思えば正常なことを考えているともいえるわけです。

「立場の上でのお話」のケースは他にもあります。

たとえば、「学歴なんて役にたたない。」

高校も卒業していない人とかで
大経営者とかが言うことがよくあります。

これって、

・自分はそうだから必要ない。

・今まで見ている大卒はたいしたことない。

・最高学府やMBAホルダーの人間もたいしたことない。

そういう立場で話をしていることがほとんどだと思います。

別にフェアに学歴が低い人と高い人を1000名ずつ
抽出してデータをとったとかってないと思うんですね。

俺がそうだから回りもそう。

その程度のことも多いわけです。

「人とのご縁でここまでこれた。」

「好きなことをやっていたら勝手にお金はついてきた。」

全部その人の立場でそうなだけで、
立場や欲求のレベルが違えば役にたたないアドバイスなんですよね。

しつこいですが、
欲求のレベルが上がったり、
立場が変わってくれば金言ばかりです。

全部正しいのです。

でも、立場によってはクソの役にもたちません。

何ももってないなら

・ご縁とか
・好きとか

そこじゃないでしょ!

と。

集客!集客!集客!

セールス!セールス!セールス!

行動!行動!行動!

だと思います。

こういう立場が違った情報のアンマッチで
すごく多いと思います。

2、発信者のストーリー、経験だからこそのお言葉

次によくあるのが、
発信者のストーリーや経験からのバイアスがかかっている場合です。

たとえば僕。

僕は起業当初に、苦しい時期が結構ありました。

そんな時期もなんとか乗り切って
軌道にのったという経験があるわけですが、
そのときにとても役立ったことがあります。

それは、

・行動する量を増やすこと。

・労働する時間を長くすること。

・ひたすら継続すること。

この3つです。

だから僕の発信内容はどちらかというと、

「労働せよ。」

というメッセージ性が強いです。

僕は本気でそう思っていますし、
仕事柄そういう導き方をしています。

結構多くそれで成果を出している人を
たくさん見てもきました。

なので「労働せよ」というのは根っこにあるんですね。

でも、でもですね。

コンサルティングのメンバーさんの中には
それほど悲壮感や覚悟をもって「長い時間労働した」
という人でなくても成果をだして出し続けている人も
いたりします。

つまり、

「そうじゃない儲け方」もあるってことなんですね。

あ。もちろん共通するのは
「行動する量が多い」
というものですし、
結果として労働時間は長いのですが、
別に覚悟をもってとか、つらいときも我慢してとか、
そういう悲壮感の中では行われていないわけです。

そういう人へ僕が

「まじめに真剣に長い時間労働しなさい。 めんどくさいことを
あえてしなさい。」

なんていってもアンマッチなんですよね。

その人が成果が出せた本質を理解して、
そこを伸ばすアドバイスをしたほうが
100倍以上有益なわけです。

逆に、比較的楽をして、
1つ目のビジネスを軌道に乗せた人は、

「やり方で楽して儲けるべきだ。」

という発信に偏りがちなんですね。

これもバイアスですね。

実際はそんなわけありませんよね。

タイミング、向き不向きが存在します。

スタッフを使う仕事を
最初からして起動に乗せた人は
経営者が自ら全部プレイするような
ビジネスの立ち上げにたいてい反対します。

逆で一人で立ち上げた人は、
チーム=スタッグを雇い入れることに
嫌悪感すら抱いているわけです。

もしチーム作りに才能があって、
自分もそうしていきたいと思っている起業家に、

「一人じゃないとリスクありすぎてダメでしょ!」

なんてアドバイスをしても、
無駄というか有害であることすらあるのですよね。

3、発信者の心理誘導が意図されたからこそのお言葉

3つ目はこれまでの2つと違って
あまりかわいげはないのですが、
誘導目的な情報が存在するって話です。

普段から情報に接していると
”ピン”と来る方もいるかもしれませんね。

たとえば、
健康食品を販売している社長だとします。

お客様向けに定期刊行物(ニュースレター)
のようなものを配信しているとします。

ただ、その健康食品は成分に比して
非常に価格が高いものだとします。

まともに店で販売すると
クレームとか返品も来る可能性がある商品です。

そんな中、定期刊行物などでは
人が健康で豊かに過ごせるようなトピックを満載にしています。

その定期刊行物に
ことあるごとに出てくるお話があります。

「感謝の心が大切です。」

「文句を言っているようでは、
 豊かになることはできない。不健康になる。」

「文句をいいたくても、ありがたいと思い。
 相手に感謝しなさい。」

たとえばこんなのですね。

書いてあることは
150%正しいです。

僕も本気でそう思います。

感謝とか忘れたら明日はないです。

文句を言ってもその分いいことが逃げていくと思います。

でも定期刊行物にかぎっていていえば、

「文句言わずに、この商品もありがたがって飲んでね。
 そしてこの商品のおかげで健康だと感謝して。」

という誘導メッセージが入っているということも
あるんですね。

投資手法を教えるような商材があるのであれば、

「いつまで自分で働いて稼ぐの?
 金持ちは投資しているのだよ?」

みたいな情報を配信するわけです。

この手の情報がやっかいなのは
たいてい言っていることは200%正しいってことです。

ただ、何かに偏らせた正しいことを一部伝えていて、
そこに誘導しようとしていることだけが
気にしておいたほうがいいポイントだってことなんです。

4、言っていることとやっていることが全然違うお言葉

最後に番外編。

立派なことを言っているのだけど
その本人がやってることが全部逆って場合ですね。

僕はこの手の人をたくさん見ました。

著名な先生ってこの手の人も
多き気がします。

これを書いてはダメだなって思うんで
ここでとめますが、
そういう方の書いている情報って
たいてい極論側に針を振っていることが多い気がします。

「売り込まずに売る方法なんていくらでもある。」

とか言っているとしますよね?

確かにあります。

「売り込まずに売る方法」

がです。

僕も少なくてもそうしてきましたし、
それはあります。

でも、

「いくらでもはありません。」

ここまで極論の場合は、

「売り込まずに売る方法を実現したことが
 それほど多くないけど、そういう風に信じている。」

とかそういうことって結構あります。

■シカトする時、生かす時。

どうでしょうか?

なんとなく当てはまることってあったのじゃないかと思うんです。

で、結局何をどうすればいいか?
ということなんですが、
僕の提案はこうです。

・全部の情報は正しくもあり間違っている。

これを理解することが第一ですね。

その上で、
発信者が自分のステージや立場と同じかどうか?
または
自分のステージに合った内容に変えてくれているか?

を常に気にしたほうがいいってことなんです。

別に違った人からの発信の場合
すべてをシカトしろとは言いません。

そういう立場だとそうなのだな。
と理解するだけでいいんです。

そうすれば、

シカトしていいようなことで
悩んだり、落ち込んだりしなくてもいいと思うんですよね。

要するに、
自分の頭で考えようねってことになるわけです。

その上で、
ひたすら行動を繰り返せば、きっと
先人のありがたい教えの何倍の効果を発揮しますし
自分の中からありがたい言葉が出てくるように
なると思うんですね。

乱暴に言えば全部シカトしていても、

ひたすら行動を繰り返せば、きっと成果が出て、
自分の中から自分の発信するありがたい言葉が出てくるように
なると思うんですね。

・・・・ここまでお話してきた今日のテーマ。

”妄信””鵜呑み””反省”

「そんな暇があったら手を動かそう!」

って例のオチに落ち着きそうですね。

以上

今回のトピックは、いかがでしたでしょうか?

このメールにそのままお返事いただくと僕が直接全部お返事しますので
感想、ご質問、ご相談など、ぜひご連絡くださいね。

【編集後記】

『フラガール』

という映画はご存知ですか?

福島県のいわき市で栄えた炭鉱が閉鎖されていた時代。

なんとか町の失業者を救うべく
常磐ハワイアンセンターを設立して
その出し物としてフラダンスショーをやろうと試みた
町の人たちの物語です。

実話です。

僕は妻に昔付き合ってこの映画をみたことがあったので
いつかは見にいきたいなって思っていたんですね。

さらに言うと、
いわき市というと震災でも相当な被害を受けた地域です。

常磐ハワイアンセンター(現在:スパリゾートハワイアンズ)
も内部が一部倒壊して数ヶ月営業停止していた経緯があります。

そんなこんなで
いくつものストーリーを含んだ施設なんですね。

とはいっても、
僕自身それほど強く願っていなかったからこそ
今までいけていないわけですが、
娘の友達の家族とご一緒する機会があって週末
いってきました。

結論、すっごくよかったですね。

僕にはその場所のストーリーがあったので
余計に楽しめました。

プールを併設した館内は満員。

とってもにぎわっていました。

でもお世話になったいわき市の旅館の番頭さんや、
施設の職員の方にお話を聞くと

”激減”してるそうです。

とっくに館内や周辺道路なんて
復旧しています。

やはり原因は”原発”なのだろうと。

そういうことでした。

悲しくなりますね。

家族でいくにもすっごくいいところなんです。

何も意見する気はありませんが
僕にとっては候補からはずすにはもったいないところでしたね。

帰りにいわきの漁港
結構な被害のあったエリアでも
買い物と食事をしてきましたが、

その展示館をすこし拝見して
またいろんなことを考えました。

それを披露する資格は僕にはありませんが、
とにかく毎日が最高だと思って
がんばろうって気にはなりました。

あとは、お魚がおいしいです。
やはり最高。

娘も息子も大変楽しかったみたいで、
翌日は電池が切れたみたいに寝てました。(笑)

また行きたいなって思います。

【今週のコンテンツラボメンバーズ:こんなことやってました。】

僕は今年のはじめに自分の目標を
メンバーさんだけに宣言していました。

そのうちのひとつをやっと先日報告することができました。

それが、先日からしつこく言っている

僕の新しいこと(ビジネス)です。

このニュースレターの読者の方だけにも
まもなくご報告させていただく予定なのですが、
選考してご報告と、
お願いをしたところ、

「これ面白いよ!」

「がんばってね!」

「わかった応援するよ。」

「協力するよ、できること言ってね。」

興奮して泣きそうです(笑)

僕の考えたビジネスが共感してもらえて
よかった。

というのももちろんですが

そういってくださるメンバーさんが
周りにいることに興奮してました。

ということで、この僕のチャレンジ。

これから励みます。

多くのビジネスをし、海外経験も長い多メンバーさんに
意見共感までいただけて、僕は恵まれています。

感謝!

(コーナー説明)

僕は本業としてコンサルティングのサービスをしています。
コンサルティングのメンバーさんのことを
”コンテンツラボメンバーズ”と呼ばせていただいています。

メンバーさん同士もいろいろ絡んでいただいています。

そこで話されていることって、ここでは言えないこと、
言っていないことが多いでのですが
相当面白いやり取りや、トピックもあるので
ちょっとしたものだけでも可能なものはさわりだけでもご紹介しています。

■おしらせその1

定期的に行う海外勉強会。

去年はシンガポールで終えましたが、
今年もやっていきます。

で、メンバーさんがすごく多いのに
行ってないところがありました。

欧州です。

ってことで今回は欧州。

場所はロンドンです。

欧州各地からメンバーさんにも起こしいただきますし、
現地のご参加もすでにたくさんご表明いただいています。

日時は5月31日土曜日。

日本からもアジアからも起業家がロンドンに集います。

申し込みもまもなく開始しますので、
ぜひご予定ください。

https://www.contentslab.net/europe_2014.html

ぜひお会いしましょう。

■おしらせその2

さっきから何度もいいます(笑)

「新しいこと始めています。」

リリースしました。

今月中にお話します。

新しいビジネスです。

そのサービスはリリースしました。

それは僕のこれまでの経験と資産を生かせる
答えみたいなものです。

僕の経験と資産ってなんだろう?

って考えて生み出しました。

当然儲けるつもりです。

フェーズ1 リリースしました。

もう見つかっちゃっているかもしれませんが
今年の僕の大きなチヤレンジ。

”本当にもうちょっとで”この場で発表させていただきますので
楽しみにしていてくださいませ。

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