【会社員版イノベーションのジレンマ。ニッチを狙え?】
こんにちは。河野です。今日も開封して頂き、ありがとうございます。
ーーーー<おしらせ>-----
※モンスターピアレンツ。河野さんのお父さん。
※誰でもブランド化できる方法?テキサス射撃手の誤謬(ごびゅう)
※音声版はこちらでお聞きいただけます。 https://www.contentslab.net/podcast/mix20150224.mp3
→詳しくは雑談コーナーと編集後記で!---------------
「イノベーションのジレンマ」
有名なベストセラーのタイトルです。
読んだ人。読もうとして途中で閉じた人もいますよね。難しい書き方っていうか訳の本なのですが導入部分をまとめてちゃうとシンプルです。
・大企業は「めちゃ何かが売れた」という成功体験がある。・飛びぬけた成功体験があるから大企業になった。↓・大企業になると、たくさんの従業員を食わしている。・成功体験と求められる利益がでかいので 成功体験から大きくはずれるイノベーションを起こせないようになる。↓・そうこうしているうちに破壊的なイノベーションを起こすベンチャーに市場を ひっくり返される。
こういう例を出しているわけです。
事例でよく出てくるのが、携帯のゲームプラットフォームを支配していたGREEはスマホの登場で市場を無価値かされた。
(もちろん、GREEさんなどは、超優秀な人がわんさかいる会社ですので、今はゲームを当てて持ち直されますが。)
これを見てみんな何を感じますか?
僕らは大企業じゃなくて、どっちかというとベンチャーの立場です。
破壊的じゃないにしても、ちょっとでもなイノベーションを起こして大企業を気にせず成果を出す。
こう考えるのが人情ですよね。
頭のいい人ならいい人ほど、そう考えるのじゃないかと。
もう一冊。
「マーケティング22の法則」
ってこれまた名著があります。
おもいっきり要約すると、
・世界一の山の名前はわかりますか? では2番目は? からもわかるように NO1とNO2ではビジネスの規模が飛躍的に変わる。↓・NO1の分野を再定義して独占せよ。
こういう感じです。
僕の経験上、起業や副業をしたいと思う人の中で”大企業にいる人ほど”大企業の落ちるイノベーションのジレンマに、”はまっていない”人が多い気がします。
大企業の人ほど、ベンチャー精神全開(笑)
僕もそうでした。
(今で野心的にはそうかも。)
だからこそ、
「競合がいないオンリーワンのビジネスは?」
「選ばれるメリットはどこにあるのだろう?」
と悶々として、大企業の方ほど独立はおろか副業すらはじめない。
実際、起業しない理由を「勇気や動機がない」と言わず、「ネタがない。」と言う人って多いのですよね。
そういう現実ってあると思います。
でも、そもそもこの発想って、
”勝つか負けるか?”
そういうチャレンジのときに適用される話じゃないかと思うんです。
”独占するか、小規模で終わるなら撤退するか。”
つまり、日本を代表する会社を作る。とかそういう野心を満たすときに必要になることかなと。
でも、多くの起業家、起業を志す人って、そこまで正直考えていないのも現実ですよね。
「何かを成した人として認められたい。」
「自分で稼げる力と旅したりする自由がほしい」
「すこしくらい家族と自分に贅沢させたい。」
このへんがよくあるサイズかなと(笑)
ってことは
”勝つか負けるか?”
ってことじゃなくて、プロスポーツで言えば、
”いつまで現役でプレーするか?””試合に出るにはどうするか?”
とかそういう感じになっていくと思うんです。
そう考えると僕は、
イノベーションのジレンマでいうところの”大企業の立場”で、ビジネスをするほうがいいと思うんですよね。
要するに、
A 成功体験がある。
B たくさんの人が食えている。
これが最重要。
・売れている比較的でかい商品やサービスを まねをして自分も売ってみる。
こういう単純な話です。
当然のごとく・・・
・ニッチ。・ブルーオーシャン・絞込み・専門性
いろんな戦略はあるものの、すごく勉強していて、ビジネス経験があれば別なのですが、最初はあえて気にしなくてもいいです。
なぜかというと、シンプルに考えすぎて、
・ほんの一部の人に売ろう。
と考えてしまうからなんですよね。
”イオンモールで、ドラゴンフルーツ専門店をオープンする”みたいな。そんな感覚わかりますかね?
たとえば服を売るとします。
服を売る方法にイノベーションが起こしたいと思いますよね。普通は。
でもあえて普通に世の中で売れているショップとまったく同じといっていい品揃えで商品をそろえてみる。
これがあたりまえに成功体験があって、たくさんの人会社が食えているビジネスです。
弁護士をやっているとします。
地域が鳥取県。
”鳥取県で、かつITに強い弁護士です。 利用規約ならおまかせを!”
みたいなサービスをしたくなります。
NO1になれそうですし、競合もいなさそうです。
ただ、弱点はマーケットが小さすぎることですね。
もちろんIT企業で弁護士を利用しなければならない会社は鳥取県にもたくさんあると思います。
自分とスタッフ数名が食えるくらいにはあるかと。
でも鳥取のIT企業の中に、「IT専門の弁護士」を求めてることがないはずなんですね。
であればやはり、
”鳥取県で弁護士をお探しなら。”
って話になるのわけです。
先日投資している事業会社の人が投資の条件みたいな話をしていたんですがそのときに
「その市場は何億ありますか? つまり”うまくやって”10%のシェアをとれたら 何億の売り上げが見込めるのですか? ユーザ数でもかまいません。」
ということをおっしゃていました。
まさにこれと同じことかなと。
鳥取で弁護士になんでもいいから何かを依頼してお金を払っている総額が10億あるとして1%のシェアがとれれば1千万。
なんとか一人は食えるかなと。
と、この話をすると9割くらいは
「でも、そんなの面白くないし 運じゃん。」
みたいな話になるのですが、ここからだって面白くできたりしますし運でもないところも多いです。
売り方。
あなた。
スタッフ。
イメージ。
メッセージ。
クオリティ。
特徴。
いくらでも差別化できることはあって、それをもって1%のシェアを20%とかにできるとわくわくするのじゃないかと。
あと「わくわくしない。」「いける気がしない」って不安のほとんどは、
「認められている感」
が得られると、すっかり解消してしまうことも多かったりします。
売れる。
お金をいただける。
これって強烈なモチベーションなんですよね。
とくに会社員根性の染み渡っているサバイバーじゃない人とかお金にまだまだ支配されている人にとっては。
イノベーションを起こしたくてビジネスをはじめても、お金をもらえる要求がお客さんからあったらあっさりポリシーを変えてしまう人のなんと多いことかといつも思います。
あ。もちろん「いい意味で」。
”悩み”
のほとんどが”認められている感”がないまま、密林を切り開く根性もないことが原因だと思えば、
すこしの工夫で認められてる感とキャッシュという実弾を手にいれやすいマーケットに参入するのもいいのじゃないかと。
「なんかこの1億のマーケットの中で 奇特なお客さんが間違って俺の買ってくれないかな」
みたいなワクワクもいいものじゃないかと思うんですよね。
あ。もちろんスターアップ的に、
・世の中の問題を解決する・今までにないサービス
というのが一番です。
ワクワクするし、賛同も得やすいし、第一伸びしろがでかい。
でもそれすらも、狙うマーケットはでかいんですよね。
”代替サービス”ってだけです。
今流行のuberや、AirbnBだって、ホテルのマーケット。タクシーのマーケットですからそもそも巨大なんです。
僕も”海外在住者向けってニッチなところ狙いましたね”なんていわれますが、実態はぜんぜんニッチに見えますが市場はニッチじゃないんです。
なぜかはこのお話を聞いていただければわかりますよね。
実際は巨大な 経営コンサルティング市場、自己投資市場で数%のシェアをとりにいっています。
どうですかね?
イノベーションのジレンマ大いに結構。
イノベーションを起こさずそのまま売ってみてください。
もちろんイノベーションが不要だなんて僕は思っていません。それだとツマラナイ。
ビジネスにおけるイノベーションの意味ってのがその後でも十分気がつけるのじゃないかってことなんです。
以上
今回のトピックは、いかがでしたでしょうか?
このメールにそのままお返事いただくと僕が直接全部お返事しますので感想、ご質問、ご相談など、ぜひご連絡くださいね。
【今週の雑談】
今日あるメンバーさんとの会話で、
「自分をブランド化する効果的なブログや ソーシャルメディアの取り組み、書き方は?」
て話題になりました。
僕のコメントは我ながらクソつまらないものでした。
「自分をブランド化できる”方法はない”と思います。」
「お前コンサルタントだろ?」
と頭の中の河野が突っ込みまくってそうですね(笑)
もちろん僕は”方法を知ってます。”
どの人がどんな方法でブランド化できたのか?なら知っています。
1日かけてきれいに話せると思います。
でも知りません。
誰でもブランド化できるステップは知らないのです。
Aさんの方法や理由
Bさんの方法や理由
Cさんの方法や理由
そして小物ながら自分の方法や理由
これは知っているのですが、メソッドとしては成立しないと思っているってことなんですよね。
じゃー。なんで「ブランド化する方法」ってのが存在するか?
なんですが、心理学?なのかな
テキサス射撃手の誤謬って言葉がありまして、
納屋に向かって闇雲に拳銃を撃って、穴が開いた箇所である程度集中して穴が開いたところに丸い枠を書く。そうすると命中率がすっごい高いガンマンってことになる。
っていう話です。(笑)
クラスター錯覚とか言われることもあるそうですね。
つまり、偶然の産物がたまたままとまると、必然に見えるってことなんですが、
ブランド化の方法論てのもこの類なんですよね。
あ。もちろん事例をあつめて体系的に落として参考にしてもらう。
ってことに何の異論もありません。
経営コンサルティングなんてのはそのもっともなことですから。
ただ、偶然の○印を体系だと思うのはあんまりいいことない気がします。
事例だと思うほうがいいのですよね。
今日のテーマにも沿うのですが、たとえば
子育て中の女性の自立を啓蒙している女性がブランド化をブログの読者を中心にしているとします。
ならば、子育て中の女性の自立をブログで同じように啓蒙する。言い回しやネタも参考にする(ってか模倣する)みたいな方がほとど成果は近いということになるわけです。
ま、結局確率論なのでそれすら再現性はわからないわけですが、
・ルールがあると思わないほうがいい。
ってことだけは言えてると思うんです。
・河野のポッドキャストがなぜ人気なのか?
いくらでも説明できますが実態は
・長く続いているの河野さんだけ。
とか
・声が高いから。
とか
・通勤時間にちょうどいい。
とか
そんな感じなんですよね。
ただ、唯一だけ体系化できるルールがあります。
”人があきれるくらい長く続けている”
ってことですね(笑)
1年もやってないとしたら
「やめないととです」
ってことになりますかね。
ちなみに・・・
去年大阪に帰省する日に大雪になった。
と
今年も大阪に帰省する日にかぎって大雪だった。
「河野は雪男、雨男。」
という話になりますよね。
今日の雑談のネタじゃないですがでもきっとクラスター錯覚なんだろうなと。
信じたい。(笑)
ほかにはお前は雨が降ったことないのかよ?っ話。
まさにクラスター錯覚。
と、わかってるのだけど、雨男と公言してしまう自分がいます。
【■編集後記】
「あー!河野○○さんのお父さんですね?」
って小学校に電話したときに、の教頭先生に言われて恥ずかしかったです。
何を電話したかというと、「4月からの新学期の学校行事の日程」
父河野;運動会はいつですか?参観日は?ほかには?
先生:まだ決まってないのですよ。新学期に発表しますから。
父河野:すんません。そこをなんとか未定な予定だけでも・・・
去年も食い下がったんで覚えていてくださったみたいで。
めっちゃ恥ずかしかったです。
僕は自分の勝手な経験から、先生をそれほど信頼しているわけでもないですが、(それこそ人によるって意味で)学校の先生のやることに口を出すようはことはする気が一切ありません。
だからこそ、面倒なこと聞いているなーって我ながら恐縮しちゃってました。
いや。なぜかというと僕は自分たちの勉強会の海外の予定ってみなさん、渡航していらっしゃったりするので結構早く決めないといけないってのがあって(自分の予定なら数日前でもいいくらいユルイんですがW)もう決めないといけないのですよね。
かといって、小さいうちは学校の行事にはできるだけ参加したいなと。
そういうわがままから装飾なモンスターピアレンツみたいになっているわけです。
うん告白して楽になりました。、先生いつも面倒いって、お相手感謝です!(笑)
<<お知らせ>>
今後の海外勉強会の予定です。
5月or6月 パリ開催します。
7月 ハワイ開催します。
このほかコンサルティング研修合宿を春に企画しています。
<<人材募集>>
コンテンツラボの新しい仲間を募集しています。
Webデザイン、コーディングのできる方で新しい働き方、新しいビジネス世界中のメンバーと実現したい方。
ご興味のある方ご連絡ください。ぜひ一度お話しましょう。
あて先:info@contentslab.net担当:山口佳子
<<お知らせ2>>
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