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臆病者でカッコつけな人がコンサルティング・コーチングをする場合

こんにちは。河野です。
今日も開封して頂き、ありがとうございます。

「自分をブランド化して、
コンサルティングやコーチングをしたい。」

こういう方はいつでも多いと思います。

僕もご相談をたくさん頂きます。

分野はビジネスだけでなく、
健康、ダイエット、恋愛、スキル、実にさまざま。

もちろん、
僕自身がそうやって生きてきたので
アドバイスするのは得意といえば得意です。

悩みの多くは、
「どうやって自分をブランド化してファンを増やすか?」
「どうやって集客するか?」
こういうことです。

でも同じくらいクライアントさんとの向き合い方というか、
”あり方”について悩んでいる人も多いと思うんですね。

「クライアントさんとどう対峙すればいいのか?」

とか、

「こちらがアドバイスしてもやってくれない。」

とか、

「人のせいにする人ばかりです!」

とか、

「自分のスキルに自信がもてません。」

とか、

「この金額ではそこまでできません。」

とか?

まーそれくらい
コンサルティングやコーチングビジネスというのは
人間対人間の喜びがあるのと同様に悩みもある商売だといえばそれまでですが(笑)
僕も例外なく悩んだ時期が1度や2度ではありません。

そこで思ってきたことがあるんですね。

コンサルティングやコーチングって、
”やり方”というよりも、
自分の ”あり方” がとっても大事だってことです。

ということで今日は
コンサルティングやコーチングをするときの”あり方”
について僕なりの考えをお話してみたいと思います。

ビジネス関係なく、
人と接する人なら何かの参考になるかもくらいの感じで
お聞きになってみてください。

ビビってる。

よくあるケースを見ていきましょう。

たとえばビジネスコンサルティングをしているとして、
自分でヨガのスクールをしている人がクライアントさんになったか
なろうとしているとします。

クライアントさんの当面の目標はお客様の増加。

そこで新規客の増加、客単価のアップ、リピート期間のアップ
こういうことについてアドバイスを行っていくわけです。

スクールとしての売りをどうするか?から、
集客やリピート期間を延ばすテクニックしかり、
お教えしていくのだと思います。

でもきっとこうなります。

「実行に移してくれない。」

そしてこうなることもあるでしょう。

「業績が上がらないことで不満を言われる。」

最後に、
「なんだよ。自分でやらなかったくせに!」

と怒りを覚える。みたいな(笑)

コンサルティングしたことある人あるあるかもしれませんね(^_^)

同じコンサルタントにとっての違うケースも見ていきましょう。

ヨガの人のお手伝いをしている中、
集客の効果か、口コミかで、
また別のクライアントさんから相談を受けました。

今度は、
年商5億、従業員15名ほどの、
サービス業をしている社長さんです。

年齢も上、
ビジネス経験も上、
ビジネスのステージも上。
(・・・という風に見えます。)

この方にも知りうる限りアドバイスをしていきますが、

「じゃ。それを実行できるように、
うちの手伝いをしてほしいのだけど、
お願いできるか?」

この質問は濁してしまいます。

「あ。いや私はアドバイスだけで・・・モゴモゴ。」

そして、しっかりとお手伝いするような
仕事は結局断ってしまったり、
社長さんがあきらめてしまったりします。

これって、
相手であるクライアントさんの問題、
顧客層の問題だったり、
マッチングの問題に見えなくもないのですが、
両方に共通するものがあると思うんですね。

それはコンサルタントの方が
「ビビッている。」ということ。

クライアントさんがじゃなくて、
コンサルタントがビビッています。

自分より何かの分野で知らないという人へ
知っていることを説明するとき、
しかも相手がこちらをご信頼いただいているときに
講釈をたれることには高揚感がついてまわるものです。

「こうすればうまくいくとわかっているのに、
やればいいに!」

こんな感じ?

でも、一方でビジネスなんてものは、
結果が誰にもわらかないという性質のものです。

結果が変わってしまう要素が、
(タイミング、実行者の性格、運、etc・・・)
めちゃくちゃ多いわけです。

つまり、結果がわかったようなこと、答えに見えることを
いくら説明しても結果は制御できないのです。

信頼してくれているので
コンサルタントとして論理的に結果が出ることは説明したいし、
自信もある。
でも結果が100%出ないということはわかっています。

ここで2つの方法があります。

守るか攻めるか。

守るのは簡単です。

「僕は成功する方法を教えました。
あとはあなたの問題です。」

と、言葉に出す出さないは関係なく、
そのような立ち位置でいればいい。

僕は説明したけど
やらないあなたが悪いってことですね。

比較的大きな会社のコンサルティングを
受けなかったのも守りです。

ガッツり入ると
結果が自分のせいで作用したかどうかが
判断できてしまうので、
作用させれないかもしれない場合は
「断る」
という選択をしてしまうんですね。

これって、
つまるところ、
相手と対峙している状態。

机で向い合わせで座って面接をしている風景を
思い浮かべてみてください。

登山で、
無線機で「もっとがんばれ!」とか言っている風景を
思い浮かべてみてください。

仕事の仕方として悪くはないのですが、
クライアントさんのことはどこかで人ごと。

たいてい、こういう対峙の仕方をしている人って、
冷たいとか、お金のためにしているというよりも
単にビビッている場合が多いと思います。

要するに、

「自分が直接作用すると結果がでなかったりしたときに
非難されるのじゃないかと怖い。」

そういう感情です。

不思議ですよね。

アドバイスでは説明を嫌というほど行うのですが、
そのアドバイスで成果がでようがでまいがビビらないのに、
入り込むことで成果がでないことは恐れるわけです。

山登りで一緒に登山していて、
相手が体力が弱っているときや、
天候に急な変化があったときに、
どうするべきかは命にかかわる判断だと思うんですが、
それを一部受け持つか、
トランシーバで「がんばれ」と説明するだけにするか?

この差に近いと思います。

さきほどの、
「やってくれない。」のは、
自分が言ったことが相手のやり方に合わないかもしれないし、
ただサボっているだけかもしれません。

でも、その条件でも
より良くするために何をしていくべきか?
成功するかどうかは未知数になっていくけど
その人にとって何をするべきか?を
づけづけ介入してアドバイスしたり
導いたり、励ましたりしていかないと、

「やってくれないアドバイスを永遠と話す。」

だけになってしまいます。

クライアントさんとテーブルを挟んで対峙するのじゃなくて、
一緒に行く先を見るのが”あり方”じゃないかと思うんです。

いろんな障害があるのだけど、
同じ方向を向いて一緒に乗り越えるくらいの感覚が
必要じゃないかと思うわけです。

当然、失敗したり、
無駄に思えたりすることもあるのですが、
それを「俺はこれが駄目だった。」といえる
覚悟というか勇気の問題じゃないかなと。

「この人はやる気がないから駄目です。」

とか、

「あの会社は面白そうじゃないから断りました。」

こう言うのは簡単なんですが、
単にビビッていることも多いのじゃないかなと。

対峙しているのと違って、
同じ方向を向いて歩いたり走ったりすると
相手の顔色は見えません。

だから余計びびるのですが、
そういう「あり方」の人だから
信頼ってされると思うんですよね。

「相手がそうしたいと言うからそうしました。」

「相手が・・・」

「相手が・・・」

こういう場合は、
受け取るのにビビッているか、
一緒には歩いてないのだろうなって思います。

あ、当然だからこそ、
クライアントさんは選ぶ必要があると思います。

それは、
規模じゃありません。
金額でもありません。

ビビりながらも
そういう歩き方をしることを
わかってくれる人がどうかですね。

甘えてる。

「専門領域以外の話になると
有効なアドバイスができない。
だから断るべきでは?」

こういう意見ももっともです。

でも、これも「教えてやる」のではなく、
ともに考えるというお付き合いだと僕は思うんですね。

とはいっても、
ともに歩いているということに
あぐらをかいてしまうって失敗もやりがちです。

たとえば、
「僕は知らないから、
調べておきます。アイデア練っておきます。」
これはいいとして、

「僕は知らないから、
調べておきます。アイデア練っておきます。」

が増えるようなら要注意ですね。

これは、
真摯に取り組んでいるように見えるのですが
怠慢というか甘えているだけじゃないかと。

ケースが出たら調べるのが仕事じゃなくって、
学び続けているのも役割なのだと思います。

そういう意味では
コンサルティングやコーチングなど
(厳密な意味でのコーチングという意味ではなく
広義として使っています)
人にアドバイスをするような仕事の人が

書籍を読まない

とか

人と会わない

とか

情報のシャワーを浴びない

とか

アウトプットしない

とか

これは、
きっと甘えかなと。

一緒に登山をするのだから、
何が起こるかわからないのだから、
そのときに考えるというのもひとつの正解かもしれません。

「でも、それって、プロなの?」

ってことになりますね。

航空機のパイロットさんは
通常運行はほとんどコンピュータがやるそうです。

だから能力はそれほどじゃなくても
できるらしい。

でも優劣があるとしたら、
緊急時(1万分の1みたいな)の対処を
どれだけ訓練しているかと聞いたことがあります。

なったときに考える。

これは社長のセリフであって、
コンサルタントやコーチやアドバイザーのセリフじゃありませんね。

登山やサーフィンみたいなものなのかもね。

もっと踏み込んで言えば、

相手が「青がいい」と言っていても、
「本当に青でいいのですか?
白もこういうところがありますよ?」
と余計なお世話をすることも必要です。

「余計なお世話」

かもしれませんが、
これもそのお世話を強要しない限り、
2人三脚には必要な要素じゃないかと思います。

まとめるなら、、、

・相手とともに歩む。(成果も失敗も受けとる)

・良いと思うならどんどん相手の気持ちに介入する。(余計なお世話をする)

・相手に役にたてるよう爪をいつも研いでおく(学び続ける)

こう書いてみると、
なんとも面倒な仕事ですね(笑)

でも、同じ質と量で喜びが大きい仕事なのだろうなって思います。

30秒波に乗るために、
30分パドルで沖に出るサーフィン。

頂上や終わったあとの達成感や自己成長のために
何時間も寒さと疲労に耐える登山。

そういうものなのかもしれませんね。

これはコンサルティングやコーチングに限らず
起業するときの家族に対しても、
取引先に対しても同じことが言えるのかもしれません。

たいていは、

・失敗を含めて受け取ることにビビッている。

だから、

・○○だから断った。

とか

・時間は有限なのでアドバイスはこれだけです。

みたいな言い訳になっていくのかもしれませんね。

今日のコンテンツはいかがでしたか?

このメールにそのままお返事いただくと僕が直接全部お返事しますので、
感想、ご質問、ご相談など、ぜひご連絡くださいね。

今週の雑談

先週の週末は
コンサルティングのメンバーさんとの
新年会をやりました。

メンバーさんの丸山さんの声かけのおかげで
毎年恒例になっています。

新年会といっても、
いわゆる食事をする交流会とともに、
勉強会も結構ちゃんとやっています。

勉強会のメインテーマは、
「イノベーションを起こそう」ってものだったんですが、
ゲームをかねてひとコマで、
「コミュニケーションの大切さ」を感じられるゲームをやりました。

人は自分が思っていることの1割も伝えられないとは
よく言ったもので、
特に文字だけだとほぼ伝わってないと思ってるくらいが
ちょうどいいかもしれませんね。

そうなると、

文字より言葉

言葉より、言葉+文字

さらに+映像と、

より伝わりやすい工夫を
しすぎということはない気がします。

「マニュアルに書いてありますよね?」

「先日メールに書きましたよね?」

「資料読んでますか?」

こういう会話って会社だとありがちですが、
読み手にも大いに問題はあるものの、
伝え手の傲慢って話なんじゃないのかなと。

受け取る方が悪い。

伝え方が悪い。

どっちも間違いなのでしょうね。

編集後記

今日はサーフィンとおしっこについて。

いよいよどうでもいい話になってきました(笑)

僕は冬に来ているサーフィンのウエットスーツは
ドライスーツといって今はやっている
服の上に着るスーツです。

今まで、ダイビングとかほかのマリンスポーツでは
一般的だったドライスーツが、
技術の進歩で動きの激しいサーフィンにも適用されてきて
流行ってきたんですね。

僕も去年新調しました。

海の中の寒さというか、
暖かさは、実は中が濡れるタイプも
ドライでもそうは変わらないのですが
何がすごいかというと、

海から上がってからの
凍え具合が違うんですね。

濡れている体で
裸になるのと、

乾いた姿で着替えるのでは
ぜんぜん違うんですね。

でも、問題がひとつあります。

それはおしっこ(笑)

汚い話に聞こえるかもしれませんが、
一般的に男性も女性も
95%の人が海の中でおしっこはしちゃっていると思います。

それがドライスーツだと
できないのですね。

単にお漏らしになるからです(^_^.)

ってことで、
ドライスーツにすると、
海に入る前に水分を取らないでおくといった
プロのエンターティナーのようなストイックさが
ちょっといるんですよね。

おしっこのことで結構気を使うか。

寒さに耐えるか。

何事も、好きなことを極めるには、
トレードオフも必要なのかもです。

ほんと。なんの話してんでしょ。僕(笑)

 

 

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