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年収1千5百万円の憂鬱?僕たちはヘンリーフォードにまだなってない。

こんにちは。河野です。
今日も開封して頂き、ありがとうございます。

今日は、なんてうさいくさいタイトルでしょう(笑)
”金額”をタイトルに入れたのは
362回の配信で初めてかもしれません。

でも今日は金額を例示するほうがわかりやすいので
言ってみました。

別に1千5百万ではなくてもいいのです。

2千万でも、5百万でも、
ビジネスをはじめて食っていけている感覚を持ち、
かつちょっとはできなかったことや買えなかったものが
買えていると感じる額。

その人にとってそう感じる額として
捕らえた額です。
ある種の達成感を感じる時期とも言えると思います。
・ビジネスを安定はしている。

・会社の留保金もそれなりに残る。

・自分も前に比べれば贅沢はしていると思う。

・スタッフへのストレスも小さいほうだ。
(急成長のベンチャーの社長に比べれば)

・時間もすこしはできた。
ハッピーです。
いい感じです。
ただ、僕も含めてですが複数の人がこのとき、
ある種の”課題かもしれない”というか
”問題かもしれない”ことを抱えることになるなー
ということにも気がつくようになりました。

ということで、
今日は年収1千5百万円の憂鬱の話です。

毎日がご褒美

自分でビジネスを始めるからには、
何かの使命があってもなくても、
やはり物質的な収入も一定額までは
目標になっていることが多いと思います。
だからこそ、

食える。軌道にのる。ささやかな贅沢できる。

という状態になると、
結構な達成感や高揚感みたいなもの、
自己肯定感を感じることができると思うんですね。
当然、
食える。軌道にのる。ささやかな贅沢できる。
というだけだと会社員の時代のときに
とっくに達成している人も多いのですが、
僕の体験的にも「達成感」や「自己肯定感」は、
独立して自分の力だけでやり遂げたときのほうが
はるかに大きいのじゃないかなと。
道のりが困難なほど、
達成感や高揚感というのは高くなるからなわけですが、
そのぶん贅沢をするという時間も長くなる
こともありえます。

贅沢というのは、
なにも飲み食いしたり、旅行にいったりというだけじゃなくて、

あまりビジネスのことをガリガリ努力しなくても
収益は安定している状態だったり、
運用をしてくれる人員がいるので
仕事をしなくてもいい時間が増えた状態だったり、
すこし別のビジネスのことを考える余力ができたり、

そういう状態のことです。
もちろん、
起業当初が一番しんどいので、
一息つけるようになるのは当たり前なのですが、
その時間が何年も続いているなんてこともあります。

つまり、
ずっとやり遂げたご褒美を得ている感じですね。
「え?何が悪いの?みんなそのゴールを目指すのでは?」

はい、まさに何も悪くないのですが、
こうも思うんですね。

楽しいで片付く。

ご褒美のもっとも如実に現れるのは
うまい飯と酒。
海外旅行。
車。
そういうことじゃないなと思っていまして、
ビジネスについてなんです。

「ビジネスのご褒美ってなんだよ!」
と突っ込まれそうですが、
当然起業家で何かひと段落達成した人ですから
アイデアは豊富ですし、
新しいこともやりたくなります。
本人はいたって真面目なんですが、
これがご褒美の枠を出ないままになることがあったりします。

どういうことかというと・・・

たとえば、
インドネシアでビジネスアテンド業をしているとします。
現地のアシスタントも機能し始めて
固定客からの収益も安定しています。
新規客も一定数増えていき、
同じように流出もしていくので、
事業は安定しています。

収益も贅沢しても
さらに残るようになりました。

そこで、
「日本と世界の掛け橋になりたい!」
という前々からか
今思いついたかはわからない事業をしたくて
うずうずしてきます。
きっかけは、
贅沢の一環で世界中を視察旅行しているときに
であった人との会話かわ生まれたりします。
そこで、
日本の商品や人材やサービスをうりだす
サイトを作ると決めます。
費用は90万円。

安いもんです。
そして運用スタッフも
月に5万-10万くらいで雇いいれました。

そして周りに宣言します。

「日本と世界の架け橋を作ります!

うまくいくかどうかわかりませんが
僕がやりたいことですし
楽しいことなのでやります。えへ!」
別に何にも悪くありません。
なんなら聞いている方は
ワクワクしますよね。

「この楽しいのでやります。」

は別に遊びですなんて思ってないのですし、
結果、つまり事業としても軌道に乗せることは意図しているのですが、
起業当初のような「やり遂げます」
というニュアンスはたいていないのですよね。
つまり、
「贅沢の一環」から出ていないのですね。

任せてはいけないことを任せる。

それが如実にあわられるのが
新しい事業の役割分担です。
たいてい、

・広める
とか
・集客する
とか
・企画する
とか

おおよそ新規ビジネスだと
相当優秀で、情熱的で、根気がないと
できない役割を本人がやろうとしません。

なんなら先ほどの例でいうと
運用スタッフでお願いしている
外注さんにこれをお願いしたりします。
当然、ヘンリーフォードよろしく、
自分がすべてを知っていて、
すべてをやる必要はない。
それを自分よりうまくやれる人がやればよい。
という考えに基づけば
何にも悪くないわけですが、

・広める
とか
・集客する
とか
・企画する
とか
これはどう考えても
社長が一番得意なんですよね。

というより、
社長しか真剣にやりません(笑)
おそらくこれを変わりにしてくれる人がいるとしたら、
”別の社長”なんですね。

ということは、
ヘンリーフォードよろしく他力で行う場合には、
社長をそれに見合う給与で雇い入れてやってもらうか、
そういうことのできる社長が率いる会社へ
”おろす”かしかないということになると思うんです。
(一般論というか統計的には)

でも、
外注さんや、
業者に任せてしまおうとしたりします。

心理は簡単で、
A面:自分より詳しい人にやってもらう。
変わりに金を払う。
B面:もうあんな面倒なこと面倒くさいなー。

こういう感じ。

僕もそうだから
きっと同じ様な人多いかなーと。

A面でいくならやはりそれなりに
出資して、能力の高い人をひっぱってくることが
必要だと思うんですよね。
でもそこまでは
資金力がないし、

そこまでの現金をもっているとしても
それなら自分でやったほうがいいと思うという
思考になったりします。

楽しさってなんだろう?

ということでまとめると、
年収がある程度達成した状態でも
広い世界ではたいしたことはない額なので、
・磐石なビジネスではない。永続的には続かない。

・新規ビジネスなり仕掛けはしないといけない。
こういうことはうすうすわかってはいるのだけど
・面倒くさい。

・今のご褒美は結構心地よい。
ということが邪魔して、

”楽しい”の中で、立ち上がっていかないビジネス。

”任せた”の中で、立ち上がっていかないビジネス。

こうなっていっているのが
僕の思う憂鬱かなーと。
ちなみに繰り返しますが
僕はこの状態になりました。

なんなら、
今もなっているかもしれません(笑)
でもよくよく考えてみると、
達成感 とか 高揚感 とかって、
できないことができたときに
最高潮になると思うんですよね。
だから起業している人は
キラキラしている人も多い気もします。
ということは、、、
面倒だなと思っていることは
やってしまったほうがそのあとの
高揚感が半端ないのじゃないか?

ご褒美もその後のほうが
大きいし長く続くのじゃないか?

と思うんですよね。
しつこいですが、
遊びで楽しいだけでビジネスができたり、
毎日がある意味ご褒美って何も悪くないし
そうあるべきだと思うんですが、

多くの人の”今”は、
そう見えるだけだったりするのかなーと。
当然ビジネスは
浮き沈みが激しいですし、
そうなってから対応すればいいといえばいいのですが、
やはり「爪」って研いでおかないと
いざというときに役にたたないと思うんですよね。

40歳を超えた会社員が独立できないのとか
独立して苦労することが多く見えるのも
別に年齢とか背負ってるものがあるからとか
関係なくて
ただ爪がまん丸になっているからなのじゃないかなと。

あ。話をもどしましょう。

なので、
ご褒美と、さらなるチャレンジの感覚が
混ざってしまわないように
ご褒美はご褒美。

チャレンジはチャレンジ。
とすごしていきたいなーと
僕は思っていたりします。

みなさんいかがですか?
年収1千5百万の憂鬱とか
なったりしません?(^^)

雑談

シンガポール-香港渡航記
シンガポールの勉強会やセミナーレポートをアップしましたー

あとは、
「なぜ起業家に質問しても、
あいまいなアドバイスしかもらえないのか?」

などなど
音声でお話しています。

編集後記

先日、
8歳の娘が1泊2日のイングリッシュキャンプってのに
行ってきました。
日本人の小学生と、
日本にきている留学生が一緒に
1泊するキャンプみたいなものですね。
もともと東日本大震災で被災した子供達へ
提供するためのボランティア団体だったそうなのですが
今では全国的に行われているそうです。

当然英語や留学生の母国語を混ぜたイベントがあるので
国際的な交流の雰囲気は感じることができたみたいです。
で、アメリカのお友達がいっていたのですが、
アメリカ人の子供達はすぐに
「ハーイ 俺太郎!君の名前は?」
みたいに仲良くなるらしいのですが、

日本人はいきなりそうすると
引かれるそうで、
一緒に遊んだり話したりしているだけど
ずいぶん時間がたってから
自然と名前を覚えていくそうです。

でイベントで友達ができたか?と聞いたら
もちろんできたよと、
なんて名前なの?ときいたら
聞いてないといってました。
やっぱりそういうことなんですねー(笑)

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