起業家あるある「やりたいことが多すぎて困ります。」
目次
こんにちは。河野です。
今日も開封して頂き、ありがとうございます。
欧州から帰国して、
スマホで気がついたことを記録しているのノートを読み返していました。
いつもよりも
10倍くらいのメモの量です。
たいてい僕のメモというのは
何かのビジネスやマーケティングのアイデア。
「移動距離とアイデアは比例する。」
と高城剛さんは著書でおっしゃっていますが
そのとおりなようです。
全部やりたくてワクワクすることばかりです。
でも「やりたいこと」が溢れてしまって、
到底処理できそうにありません。
「お前この忙しさでいつやるんだよ?」ってことです。(笑)
話は変わりますが、
帰国してすぐの月曜日アメリカのメンバーさんと
ランチをさせていただきました。
話題のひとつが
「やりたいことが溢れてしまって困っちゃうけどどうしてる?」
これってみんなおんなじで、
起業家あるあるだと思います。
ビジネス稼動前でも
安定稼動後でもあんまり変わりません。
僕もこの戦いをいつもしている気がしますが、
自分なりのコツもありまして、今日それをシェアしますね。
”やりたいこと”と”やれること”は1万キロくらい違う。
最初に認識しておいたほうがいいことは、
当たり前なのですが
”やりたいこと”と、”やれること”はぜんぜん違うということです。
一般的には、
1、やりたいことができる。
2、やる方法を調べる。
3、やる。
こういう手順を踏むと思うんですよね。
でも実際は
1、やりたことができる。
2、やる方法を調べる
3、やれるかどうか検討する
4、1に戻る。
という感じでループします。
これがやりたいこととやれることが
まったく別物である理由なわけです。
当然自己啓発的には
やりたいことを決めて
やれる方法のリーチし続けるというのが
王道なわけですが、
これだといつまでたっても
1つもやりたいことが進まないのですね。
僕はそう思って、
やれることにフォーカスすることにしています。
手順は単純です。
1、やりたことができる。
2、その中でやれることを今やる。
3、1に戻る。
これだと
1ミリずつは毎日絶対に進むので、
結果的に”やれたこと”が増えるんですよね。
しかも、
やりたいことって、
なりたい姿ということじゃないので、
「やる」「Do」という行為のことなんで
実施は意外とすぐ終わるというか、
完了してしまうんです。
しかも成果がないとか、
実はやりたいことでもなかったなんてオチもあります。
そう考えると、
いかにやりたいことを「やってしまうか」が
かぎになるので
「処理」と思って、
処理できることからどんどん終わらせていくのがコツなんですよね。
たとえば、
「書籍出版をしたい」とアイデアがあるとします。
どんな書籍を書くか?を考えたり、
書籍出版の方法を調べてみたり、
2、やる方法を調べる
3、やれるかどうか検討する
という手順を踏んでしまうんですが、
やれることがその中にないなら
ほぼ意味がない時間になってしまうんで
やれることに落とし込むしかないと思うんですね。
・書籍を出したことがある人にメッセージで編集者を紹介してくださいと
メールを送る。
・出版プロデュース業の人へ相談メールを送る。
・見ようみまねで企画書を1個完成させる。
これなら「やれること」です。
どうやって売り出そうか・・・
そのときのWEbは誰に作ってもらおうか・・・
出版パーティーはどこでしようか・・
全国の書店を回るにはリストあるのかな?交通費は?
これは「やりたいこと」です。
しかも
やれることをやって
何も起こらないなら
そもそもやれないとか
「やりたいこと」から外れる場合もあるわけですから
余計「やりたいことのやれる方法を考えている時間」は
無駄かもしれないとわかると思うんです。
”削る”のではなく”急ぐ。”
「やらないことを決めなさい」
ドラッガー先生も説いているように、
やることを重要なものに減らすということも
非常に大切だとは思います。
つまり、
やりたいことリストから重要なものだけにする。とか
今やっていることを辞めてその代わりに
やりたいことリストを入れるということです。
ただ、僕はやりたいことが本当に継続可能でやりたいことかどうかも
重要かどうかも「やってみないと」わからないと思うんです。
であれば、やりたいことはやはり全部やってみるほうがいいのじゃないかなと。
そうなると、「やりたことを全部やる」ために
必要な「やれることをやる」には条件があって、
速度を出すということになります。
だから「すぐにやれることをすぐにやる」というのが正解じゃないかと。
僕がクレジット決済サービスを立ち上げたときも、
手数料をどうするか?
規約をどうするか?
お客様をどうするか?
システムをどうするか?
やれる方法を考えるフェーズってたくさんあったんですが
無理やり「やれること」に落としこんでみました。
それはカード会社へ契約可能か交渉開始すること。
だったんですね。
その日にメールを4社に送って、
3社と翌週面談して打ち合わせしました。
これで初めて、
手数料をどうするか?を決めるということが
翌週に「やれること」に昇格したわけです。
伝わりますかね?
「やれることが多すぎる」のは
僕ら起業家の持病なのでしょうがないと思います。
溢れさせておけばいいかなと。
でも「やれることを今やっていく」のがセットじゃないと
起業家じゃなくて妄想家になってしまうので
注意したほうがいいかなって思います。
ま、なにはともあれ
人生でやりたいことがたくさんあるのは
喜ばしいのじゃないかなって思います。
雑談
ドラえもんの翻訳コンニャク誕生。
語学学習サービスは消滅するのか?
最近のIT情報からひとつ選びました。
イヤホンをつけると、
スマホと通信して瞬時にお互いの会話を翻訳するデバイスが
発表されました。
なんとクラウドファンディングでも
出資2億円集めています。
ただしくは先行販売です。
https://www.indiegogo.com/projects/meet-the-pilot-smart-earpiece-language-translator–2#/
もちろんすっごくワクワクする
サービスなわけですが、
これで思うのは、
冷蔵庫の発売で氷屋の仕事が一瞬でなくなったように、
翻訳や通訳、言語格差を利用したビジネスは
全部消滅するのかもなってことですね。
この機器の専門用語のチューニングとか
使い方を提案アドバイスする仕事は残ったりするのかもしれません。
ただ、言語は文化や情報壁は越えそうで超えないと思うんですね。
ということは
英語や中国語そのものを学ぶよりも、
そういう言語というか文化間の情報格差や
非対称性を言語差や、その国の習慣や文化を知る力を使って
見つける訓練をしておくほうがいいのかもしれません。
英語ができても
英語を使ったコンテンツで
どこを探すと日本と儲かる差分(物だけでなくて)があるのか
とかそういうことですね。
近い未来に、言語を使った裁定取引の方法が
単に話せる話せないというより
文化間の規制間などの差異をみつけていく
より本質的なものになっていくのかもしれませんね。
僕は個人的に
眼圧が高いても近視を矯正してくれるテクノロジーを期待しています。
あと長生きしたいかな(笑)
編集後記
先週の配信は、
バルセロナから帰国する飛行機で書いていたのですが、
実はあの後に事件がありました。
今回飛行機の予約変更を直前にしたため
ぜんぜん開いていなくて
やむなく
バルセロナー北京ー羽田
というアクロバティックな乗り継ぎをしました。
嫌は嫌だったんですよね。
なぜなら僕は中国本土の乗り換えって
大嫌いなんです(笑)
なぜなら中国の空港は特殊なことが多いから。
春にシンガポールに行った時も、
空きの関係で杭州乗り継ぎでした。
杭州は同じ航空会社でも
荷物がスルーできません。
人もスルーできません。
つまり、いちいち中国に一回入国して、
一度荷物を受け取って、
また荷物をあずけて出国するですね。
めんどくせー!ってことで
結構懲りていたんですが
今回も学びがなく北京です。
でも北京は人も荷物も
乗り継ぎできました。
あ。ただしくは乗り継ぎ専用の
出国のイミグレを通りますw
でも落とし穴があって、
セキュリティチェックが以上に厳しいです。
アメリカより厳しいのじゃないかなと思いました。
実際僕も手荷物に
モバイルバッテリーを入れていたのですが
「これはなんだとしつこく聴かれて足止めされました」
しかも乗り継ぎ前に北京に着く飛行機が1時間くらい
遅れたんですね。
結果乗り継ぎ時間が1時間半くらいになってしまって
僕も結構ぎりぎりでした。
で無事北京から羽田へ
やさしいCAさんに囲まれて?飛び立ったわけです。
そして最後に事件。
荷物が待てども待てども出てきません。
やられました。
ロスです(笑)
後でわかったんですが、
北京のセキュリティの厳しさは
人だけじゃないのですねー。
荷物厳重にやるので、
乗り継ぎに人が間に合っても
荷物が間に合わないことが結構あるそうです。
結果無事翌日宅配便で
自宅に届けていただけました。
大切なセミナーのアンケート用紙とか
子供たちへの土産とかなくなってなくてよかったです。
あ。でも、見事にアルミのスーツケースは
ベッコり凹んでました(笑)
ということで、
乗り継ぎをする人は
北京を筆頭に中国本土ははあまり使わないほうがいいしょうね。
インチョン、香港、シンガポールなどが無難かもです。
しかし・・・
連絡なく手違いでもなく、
なぜ荷物が普通に置いていかれるか不思議です(^_^)
(ポッドキャストサーバ変更に伴う遅延のお詫び)
先週からポッドキャストの配信サーバとして利用している
ケロログブログサービスが不具合をかかえ動作しないままになってしまっております。
この影響で配信が2週にわたり遅れてしまい申し訳ございません、。
収録や音声は完成しておりますので自社ブログには
音声もアップしてこのメルマガでもご案内させていただいています。
取り急ぎこちらのポッドキャスト音声をお聞きくださいますようお願いします。
こちらに最新をアップしております。
このままではスマホなどでお聞きの方にお届けできないため
急ぎ配信サーバの変更手続きを進めております。
しばらく自動配信が停止している状態が続くと思われますため
ご不便をおかけしますがよろしくお願いします。
こちらに最新をアップしております。