売れない人の質問・売れる人の質問。その違いとは?
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こんにちは。河野です。
今日も開封していただきありがとうございます。
仕事柄、ものすごくたくさんの質問をもらいます。
今日のトピック:売れない人の質問・売れる人の質問。その違いとは?
仕事柄、コンサルタントやコーチがお客様からどんな質問を普段受けているのかよく聞きま
す。
あ。今から「質問」について話していますが、
人に聞くということじゃなくて、
自分が気にしているという意味で理解してみてください。
今からビジネスをはじめようとする人に多いのはこういう質問。
「税金をどうすればいいのでしょうか?」
「会社を作るべきでしょうか?」
「許可はいるのでしょうか?」
つまり制度面についての質問です。
はじめる前なら当たり前に気になる質問ではありますよね。
こういう方にとってはたいてい
売る物や、ビジネスは決まっていることが多いです。
次に多いのが、
「何を売ればいいのでしょうか?」
「これは売れるでしょうか?」
先ほどの、売るものが決まった人よりすこし手前にいる人です。
これも、はじめる前なら当たり前に気になる質問ではありますよね。
もちろん、全部が「必要な」質問です。
商材によってはしっかりと理解していなければならない場合も多いです。
だから、僕も聞かれたら一生懸命説明します。
「必要な」質問だからです。
でも、「重要な」質問ではありません。
初期のビジネスにとって「重要な」質問は、
「儲かる」に直接つながる質問です。
「儲かる」ということは、
どう考えても一番重要だと思うからです。
「儲かる」という中には、
・お客様に喜んでもらえるか?
・社会に貢献するかどうか?
・自分や周りが幸せになれるか?
・継続性があるかどうか?
そういうことが全部含まれています。
「儲かる」に直接つながる質問というのは、
「儲かる」にインパクトを与えるものです。
儲かるにインパクトを与えるものだけが
重要な質問と呼べるんですね。
たとえば、
「何をすれば”売れる”かどうか判断できるのか?」
「何をすれば”もっと”売れるのか?」
これは「重要な」質問といってもいいと思います。
さらに具体的に、
「売れるかどうか試すために、
多くの人に短期間に見てもらう必要がある。
お金と時間はどこにかけるべきか?」
「もっと売るために
広告とSNSにはお金と時間はどうかけるべきか?」
これは「もっと重要な」質問といってもいいと思います。
「税金をどのように払うか?」という質問は
必要なのですが、これを正しく理解して、
優秀な会計士と契約したって儲かるにはあまりインパクトはありません。
何も変化しないんですね。
もちろん節税のスキームを組むとかなら別ですが、
この質問をしているときに納税する売上げは上がってないはずですよね。
「許認可を取らなければならないのか?」という質問も、
必要な質問なのですが、これを正しく理解しても「儲かる」にインパクトはありません。
例外は、
「自分の住むエリアだけがその認可が取れるとしたら、
ビジネス上需要と供給のバランスで売れやすい」
ということならインパクトがある質問になります。
そうではない「確認なのだとしたら」何も変化しないんですね。
僕ら弱者は金も、時間も、あまり持っていません。
その最小の資源を有効につかって儲けようと思ったら
インパクトが大きいことだけに時間とお金を使うくらいじゃないと
「儲かる」までいけないんですよね。
これがわかっているかどうかで
売れる人になるかならないかが相当分かれていく気がします。
ということで、ビジネス初期に重要な質問をするコツを、ちょっと書いてみましょう。
■構え・撃て・狙え
「構え・撃て・狙え」
とは、アメリカ発で有名になったビジネスのコツです。
つまりビジネスで成果に集中することは、
まず撃つことであると。
「準備して、吟味して、売る。」こういう手順ではなくて、
まず売ってみて反応を見ましょうということです。
重要なことは、
撃つこと、売ることから始まるべきなのです。
たとえば・・・
ビジネスをするつもりがあったかなかったかは別として、
趣味でやっているインスタグラムのフォロアーが100名くらいいたり、
Facebookの友達が100名くらいいたりしたとします。
自分が海外で見つけたいい感じの服を日本に売りたいなと思っています。
アパレルのビジネスをしたいわけです。
お金もないから
どうやってビジネスをしようか考え中。
ネットショップはどうすれば安く、
素敵なサイトが作れるかも調査中。
税金はどこで払うのか調査中。
これは全部まったく重要ではありません。
やることは1個「撃て!」です。
「これどう思う?ほしい?」
「これすごく素敵じゃない?」
と、インスタグラムに投稿することですね。
何もソーシャルメディアをしたことがないなら、
名刺はないでしょうか。
ビジネスをするつもりがあったかなかったかは別として、
これまでの人生で交換した名刺が100枚ほどあるとします。
その人をMailchimpなんかの無料のメール配信システムに登録して
「こんにちは、最近アパレル商品の販売を始めようと思っています。これどう思う?ほしい
?」
と女性の方だけに送ってみることですね。
それを「撃つ。」というんですね。
名刺もソーシャルもないなら、
1枚ペラの商品ページを、これまた超簡単なペライチや
ストライクリーなんかで作ってみます。
そして簡単なFacebook広告なんかで5000円くらい広告を出してみることですね。
それを「撃つ。」というんですね。
「ダメだったら?」
ものすごく準備をして、
素敵なサイトを何ケ月もかけて作って、
発生してもいない税金のことを税理士に相談して、
売れるのかしらという見えないお化けと戦い、
やっと売り出したとたんアクセスがないと嘆き、
1年後に売れないと気がつく。
それが数日でわかるので人生100倍得をしたと思うんです。
数日後、同じ要領で別の商材をまた「売ってみる」といいと思うんですよね。
靴の通販で超有名なZAPPOSのトニーシェイさんは、
スタート時、まったく在庫もないのに靴をサイトへ掲載して
売れたものだけ街へ買いにでかけたそうです。
どうしても手に入らないものは
お客さんへ待ってもらうかキャンセルしてもらい、
その商品だけ仕入れるようにしていったそうです。
まず「撃つ」ということをしたんですよね。
先ほど出ていた「必要な」質問は、
売れてしまうと嫌でも知らなければなりませんし、
たいていはすぐに解決することばかりです。
お客さんからお金をもらわなければならないときに
どうやってもらうかをリアルタイムで考えても
たいていは数時間で答えは見つかります。
ビジネスは失敗の方が多いというのは、
儒教的なことじゃなくて「売る」からはじめるから
失敗カウントが多くなるって意味なんです。
失敗しないと成功しないのじゃなくて、
売ることからはじめるわけだから理屈で失敗するように出来ているってことですね。
成果を出す人は、
10戦1勝9敗だとしたら、
成果が出せない人は、
1戦0勝1敗とか、
0戦現在対戦相手交渉中みたいな感じなのだろうなって思います。
そろそろ、まとめましょう。
インパクトが出るのは「売る行為」です。
この「売る」という回数をどれだけたくさんこなせるかが勝負です。
自分または他人に質問するなら、
「”売る”ために最短でできることは何か?」
ということになりますね。
【雑談】
大切なクライアントさんとお話をしているときの話です。
河野さんの周りにはお金儲けを優先する人は集まってこないのではないか?
いい人ばかりだから。
という話になたんですが、
いやそんなことはないかもねーという話で終わりました。
これって言葉遊びの問題なんですが、
お金儲けに興味がなくてビジネスする人はいないのじゃないかということと、
お金儲けが目的か手段かという違いじゃないかなと思うんですね。
自分で言うのもなんですがメンバーさんはより良い生き方をしたいと思っているし、
よりよい生き方を実践している素敵な人が多いです。
でも、金儲けによってその助けになっているのも確かだろうなと。
そして大事なのは儲けるためのビジネスじゃないところなんだろうなって思います。
面白いもので、
このお金儲けの捕らえ方が極端なら極端なほと人は息苦しくなるようです。
「お金儲けが目的でも手段でもない」
「お金は結果としてついてくるもの」
みたいな空気がコミュニティに出すぎると、
異質な自分の本音を隠して人は息苦しくなるのかもしれませんね。
同じように、
「お金儲けて何ぼでしょ!」
みたいな空気が出ても、
自分もお金儲けに使われている気分になったり、
同じように見られたくないという気分になったりして息苦しくなるのかもしれません。
日本人はお金に罪悪感が教育で植えつけられている。
みたいな単純な話でもないと思うんですよね。
日本にはお金についての議論に極論が多いからじゃないかなと(笑)
教育とか国民性のせいにするのもちょっと乱暴だなって感じたりします。
何かのいい感じの人生の手段としてお金儲けは必要だろうし、実際必要。
でも、まそうじゃなくても死ぬわけでもなくそこそこ幸せ。
生きてるだけで丸儲け。
みたいなバランスって大事なのでしょうね。
って話をずっとしていました。
【お知らせ】
海外在住ネット起業セミナーinロサンゼルス2017/6/17
申込30名満席になりました。増席していますのでお申込みはお急ぎを。
ロサンゼルスの方へセミナー6月17日土曜日で
人数限定です。お早めにお申し込みを。
【■編集後記】
友人の結婚式にいってきました。
帝国ホテル。
何がすごいって料理がめちゃくちゃおいしかったです。
わざわざシェフ長の方が
ご説明にこられていました。
高級ホテルだからっていうより、
新郎新婦のもてなしの結果なのだろうなって思います。
(つまりグレード)
いい式でした。おめでたいです。