自分がいなくても回る仕組みを作り自由になろう?
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【今週のトピック】自分がいなくても回る仕組みを作り自由になろう?こんにちは。河野です。
今日も開封していただきありがとうございます。
音声版はボリュームたっぷり。音声版はこちら。
僕は最大で年間100日くらい海外に渡航しています。
日本にいなくてもできることを仕事しているのと、
信頼できるチームのみんなにお任せしていることも多いからです。
話は変わりますが、今回の渡航で僕は声を潰してしまいました。
数日間、声が出ず人と話もできませんでした。
乾燥のせいか、喉が調子が悪かったのにセミナーで5時間くらい話したせいで
一切声がでなくなってしまったようです。
話すということを仕事にしているし、声が武器でもある僕は
その間、戦闘力が0になりました。
そんな時にはこう思います。
「今以上にもっともっと仕組み化して、チームに任せて時間の自由度を上げておかなければ。。。」
同じくアメリカで旅に同行してくれたアパレル会社の社長と最終日に食事をしていた時、
トラブルの電話が会社のスタッフさんから彼に入りました。
その後彼はこう言いました。
「こうやって海外を渡航してる10日くらいの間、ビジネスが何の問題もなくまわるように
今後はスタッフの○◯さん、もっとこういう風に成長してほしいのだけどどうすればいいかな?」
もちろんある程度仕組み化しているからこそ10-20日くらいなら
海外を飛び回っていても大丈夫な人なのですが、
何もしなくてよければもっと会社を離れられるわけで、
「もっと仕組みかしなければ」という風に思うわけです。
そして今日、
アメリカで留学エージェント会社をしているクライアントさんと、コンサルティグの定期ミーティングの時、こういう会話になりました。
「年もとってくるし、時間を確保したい。そのためにも事業をスタッフの○◯さんにもっとやてもらいたいと思ってます
何から始めればいいかな?」
前置きが長くなりましたが、
仕組み化、組織化というのは、ビジネスをしている限り避けられないテーマであることは間違いなさそうです。
でも、僕は年に100日旅をしていれられるようになるまでだでも紆余曲折ありました。
そして、これからも年間200日旅したりできるようになるために紆余曲折あると思うんですね。
それだけ仕組み化って曲者です。
でも、自由になりたい人には避けて通れないこと。
ということで今日は、
自由になるために組織化仕組み化を目指す方へ、これだけは抑えておくといいかなって
僕なりに思うことをお話しますね。
■10のうちの1をなくそうとしない。
すでにある程度の運用を人にやってもらっている場合に
起こしがちな間違いが10のなかの1に注目するってことです。
例えば。。。
留学エージェント業をしているとします。
人に頼むときに、まずはご依頼をいただいた方の留学手続きや、
滞在先の選定、入国時のケアなんかを人に任せることから始めることが多いです。
日本での面談の仕事を外注化することもよくあります。
この業務って10のうちの9の業務です。
とってもとっても大切だし、人に任せることで自分の時間が空くので絶対に必要なこと。
でも1の業務は残ります。
たとえば、生徒さんの親御さんが無理難題なクレームをおっしゃるとか、
本当にトラブルが発生したときのイレギュラーな対応なんかがそれにあたります。
そして、たいてい「もっとスタッフが育ってくれなければ」と考える時は
自分が忙しかったり、バカンスをしている時、海外をふらふらしているときに
この1が起こった時なんですね。
「なぜあの人はこれができないのだろう?
なぜあの人はこれをやれるようにならないのだろう?」
こう考えて、本人ともこの1ができないことばかりをフォーカスして話してしまいます。
はっきり言えばこの類の会話は小言に近い。
だってイレギュラーな10分の1を研ぎ澄ますより、
残りの9をもっと完全に早くできるようになるほうがビジネスとしての効率はよくなるんですよね。
そして10名とか20名くらいまでの組織なら、
1はやっぱり「代表であるお前がやれよ」ってことで落ち着かせるべきなんですね。
なんども言いますが、謙虚になれとか精神論ではなくて
組織化とか仕組みとしての効率はぜったいに1を問題にするより
レギュラーな9を研ぎ澄ますほうがいいからってことです。
ビジネスを拡張する、つまりお客さんを増やすとそのイレギュラーが1が増えるから困るというのじゃなくて、
それは1を2回お前がやっとけって話で、それよりも2倍になった10分の9を滞りなく行うほうが
絶対に効率がいいわけです。
「10分の1は、そのときでいいんじゃね?」
この考えがとっても重要な気がしますね。
■自分にしかできないことをやらそうとしない。
もう1個よくある無理が、自分にしないできないことを、
できるようになってもらおうと必死になるというケース。
先ほどの留学エージェントであれば、
マーケティングやセールスの部分です。
留学を検討している人、エージェントを選定中の人へ露出して、問い合わせをもらえる仕掛け。
問い合わせがあったら、信頼してもらい高い確率で成約するセールススキル。
よほどブランディングがしっかりしているビジネスでもない限り、
この作業は代表者本人が10倍はスタッフより上手です。
なのですが、仕組み化しなければと思うと、当然このセールスのところも任せていきます。
でも、代表者が10倍上手てことは、成約の率は10分の1くらいになるわけですよね。
そこでなんとか自分と同じようにしようと躍起になります。
で、文句を言ったりもします。
「なぜ決まらないんだ!」
これは間違いですね。
仕組み化とは誰でもできる器を作る作業ですから、
何か飛躍的に個々の人間の能力が上がらないと実行できないことは仕組み化とは言わないのじゃないかと。
もちろん育成、教育といえばそうなのだけど、
たいていの事業者は育成をしているほど呑気でいられません。
となると、ある程度は誰でもできる業務にはめていくことが仕組み化なのであって、
自分の能力なみに人の成長に期待するのはちょと趣旨が違うんですよね。
この場合は自分の能力に依存するルーティングワークが存在することを問題にするべきなんですね。
ブランディングをもっとして、誰でもセールスとマーケティグができるようにできないか?
これを考えるほうが建設的です。
それまでは「お前がやっとけ」という話になるんじゃないかなと。
■成長に期待する
といっても、スタッフを冷酷に機械のように扱えといいたいわけでもないのです。
10のうちコミットしてほしい9の業務はちゃんとやってくれないと困るし、
やってくれたら大いに報いることも必要です。
そして1のイレギュラーができるように自ら成長してくれる人がいれば最高にラッキーだくらいに期待はしてみたいわけで、
その1がその人の9に含まれるようになればまたさらに1のイレギュラー 。たとえばセールスかもしれませんがを期待してみるわけです。
これは時間と量的にスタッフが入れ替わるこの両面かどちからかで起こり得ますので、
焦らず待つということになるのですね。
伝わりますかね?
まずはレギュラーを全うすべく組織化して、
そこで開いた時間で100日なり自由にしてみてほしいんです。
次にイレギュラーな1を、レギュラーにしてしまえる人材になるかもしれないことを期待しつつ、
自分しかできなさそうなマーケティングやセールスをしてもらえるような人材になるかもしれないことを期待しつつ、
時間の経過か、量的なスタッフの増加や入れ替えによって実現したころに200日でも300日でも自由にすればいいのかなと。
さて、この永遠のテーマは僕含めまだまだ続きますが
あなたは年間何日旅行していられますか?
【アメリカ渡航記】LAセミナー報告・ザッポスへ行ってみた。
いつもの雑談に変わって、今週から数週間は、今回のアメリカ渡航レポートをお送りしたいと思います。
セミナーから始まりましたがラスベガスへも行ってきました。
いろんな人に出会いました。
そのへんを順番にお話していきますね。
まずはセミナーのお話。
おかげさまで大盛況でセミナー無事終わりました。
ぎりぎりまで会場のキャパ限界でご予約を受けたため、83名の方のご参加になりました。
もちろんMAX50名の予定でやろうとしていた会場ですから、きちきち。
でもその距離感のおかげて、熱気むんむんなセミナーになりました。
積極的にご質問もいただけたことから時間も大きくオーバーして5時間近く話通しでした。
終了後も熱心に質問にいらっしゃって、
最後の方は1時間くらい待ってもらったかもしれません。
とまあ、それだけロスの方は熱かったということですね。
女性が7割。
何かで起業したい、ビジネスを始めたい人が6割。
うまくネットを使ってビジネスを拡張したい人が4割。
コンテンツもそれにそった内容にしましたが、
海外の方は本当にノリがよくて話していても心地よく話をさせていただけます。
これをきっかけに一人でも多くの人が何か成果を得られるきかっけになればいいなーって思います。
特典に僕への直接の無料相談もおつけしたんですが
これまた連日お申し込みが殺到していてありがたい限りです。
個別にお話すると、みなさんそれぞれの人生それぞれの目的、
ご本人が気がついてないスキルや強みなんかも発見できて、これまたセミナと同じくらい楽しい時間なんですよね。
セミナ〜後は、コンサルティグのメンバーさんと、
そのお仲間やパートナーさんなど近しい方だけを集めた懇親会をやりました。
僕は声がでなくてほぼ筆談でしたがW
久しぶりにお会いするメンバーさんや、初めてお会いする方、
そいてメンバーさん同士が繋がる様をみているだけでも
心地よいお酒を飲むことができました。
とまあ、
本番といってもいい日は大成功だったわけですが
僕のアメリカ渡航はあと8日間続きます。
ラスベガスへ行ってあの有名なZAPPOSのオフィスツアーへ参加したり、
カジノへいったり、
もう一回ロスへ戻ってチョメチョメしたりといろんなことがありました。
そのへんはまた来週お話しますね。
来週は「ザッポスへ行ってみた。」 です。
他アメリカ渡航の写真はこちらでご覧いただけます。
【編集後記】海外からの飛行機でランドセルを背負った子供たち
ロスから帰国した日、やたらとランドセルを背負った子供を見ました。
日本人の子供も、ダブル(ハーフ)ぽい子供も。
たぶんお母さんについてアメリカの夏休みに帰省したとき、経験のために日本の小学校に通うんですよね。
それで納得しました。
空港には珍しく家族が迎えにきてくれていて、久しぶりにあうと10日でも子供が大きくなった気がして
不思議なものですね。