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理念があって人が救えるビジネスは特別なのか?

【今週のトピック】理念や思いのあるビジネスは特別なのか?

こんにちは。河野です。
今日も開封していただきありがとうございます。

音声版はボリュームたっぷり。音声版はこちら。

「ある難病を抱える人たちを救えるサービスを展開したい。」

あなたがコンサルタントや友人だとして、
こういう相談を受けたときどんな反応をしますか?

ま。「思いつかないよー」というところかもしれませんね(笑)

じゃ質問を変えてみます。

「宅配クリーニングのサービスを提供したい。」

こういう相談をされたらいかがでしょうか?

明らかに気が楽というか、答えやすい印象を持ったのじゃないでしょうか?

つまりは、”難病”というデリケートなテーマだし、
”人を救う”という厳粛な響きに腰がひけるのじゃないかなと思うわけです。

なんだか特別なことだからおこがましくてコメントできる立場にないと捉える場合もあるだろうし、
お客様にもビジネスオーナーにも軽いことを言うと失礼になってしまうような怖さもあったりとか。

とにかく「特別な人へ」「特別なことを」「特別な思いで」展開する必要があることを前提で考えてしまいます。

先日、僕と同じ集客コンサルティングをしているクライアントさんとこの話になりました。

お互い、こういうご相談は受けることがあるからです。

こういう相談をされることがある人が世の中にどれだけいるかという話ですし、
こういうサービスを展開したい人もどれだけいるかって話なんですが、
”ビジネス”を捉える場合にすごく大事なポイントが含まれているなと思いますので今日は取り上げますね。

雑に言えばソーシャルビジネスということになりますが、
例をあげれば「社会的にたいへんな問題を抱えている人を救えるかもしれないサービス」
こいったものを展開することについてのお話です。

そういうものに理念なき自分を後ろめたく感じたりする人にも伝えてみたいなと思いました。

■ビジネスはビジネス

まず、すっごく無機質な話をします。

基本的にこういうサービスをビジネスにしたいと思っている人は、ビジネスにしたいと思っているということが多いということです。

別に金儲けに使いたいなんてことじゃないです。
僕の知る限り一切そんなことは考えていない人がほとんどです。
なんならお金に興味がない人の方が多いかも。

でもね。助けるということは、活動を持続しなければ果たせないじゃないですか?

人間を含めた有機物って活動を続けるにはエネルギが必要で、
それは物理的には給与であり生活費だったりします。

これを維持しなければ活動て絶対に持続しないし、救うなんてレベルには到達しません。

となると持続可能な金銭を何かの方法で獲得し続けなければならないわけです。

寄付なのか商品やサービスの販売なのかはどっちでもいいのですが、
とにかく連続したお金が必要。

寄付の場合は寄付金から自分たちの給与もいただかなければなりません。

それはつまりビジネスなんですよね。

お金を得るにはマネジメントとマーケティグがいるからです。

一夜、街頭で募金を募るのとは達成すべき額も期間も違うんですね。

実際人を救うサービスを提供したい人がいたとして、
その人がよほどめでたい人でもない限り、継続的にお金が必要であり、そうしないと救えないということはご理解されている場合が多いのじゃないかなと思います。

つまり、マネタイズの方法はさっぱり思いついてないとしても、
持続的にお金を得るビジネスをしなければならないということは知っている人が多いんですね。

その証拠に、だからコンサルタントなんかにご相談されたりするのじゃないかと思うわけです。

つまり、社会貢献であっても、デリケートな課題であっても、
手続きとしてはマーケティングとかマネジメントとか、グロースハックとか、そういうことが必要になるわけです。

■ネズミ小僧はどうやって貧乏人を救ったか?

たとえば、不登校のお子さんを持っている親御さんを心と教育というツール両面で支援したいとします。
それが何かの学校を作ることだったり、海外への転校の資金援助だったりするとしましょう。

そのお金を家族からもらえないと、もうマネタイズの手段は寄付しかないように思えます。

でも、たとえば一般的な金持ちのお子さんへ高額なサッカースクールを経営したり、
英会話のプログラムの提供してその収益を支援に回すってことでも持続可能な仕組みになると思うんですね。

ネズミ小僧は、金持ちで悪者(と描写される)商人から金貨を盗んで、貧乏人へ配って回る正義の?泥棒っですが、
それとマネタイズのモデルは同じですね。

多くの社会貢献のビジネスは、救いたい人が金銭的に豊かでない場合も多く、
マネタイズを考えるとその時点で破綻します。

その発想をとにかくキャッシュを得られれば持続できると考えれば、
カフェやネットショップをして資金を集めてもいいのです。

そう考えると、

どうやって金を稼ぐか?
稼ぎつづけるか?

の2点に論点は集客されるので、
なんの理念もない、ただただ自由になりたい起業家や
ただ金持ちになりたい野心家と、動きは同じになっていくんですね。

■金儲けと一緒にするな!?

 

くどいですが、感情的にどういう思いをもって取り組んでいるかということや、
そのサービスの社会的な重要度とかを無視しているわけじゃないのです。

なかなかできることじゃないし、
そういうものが増えると社会はもっとよくなると思います。

チャレンジするべきだし、応援するべきものです。

でもね。果たさなければならない仕事というか目標はおんなじなんですね。

「いかにお金を継続的にもらえるようには何をするか?」

ここにフォーカスするしかないんですよね。

「人の役にたつ、人から尊敬される、人に応援される。自分もワクワクする。
そしたらあとでお金は付いて来るよ?」

なんてことも相関はあるのかもしれませんが、継続可能なマネタイズとの因果関係はありません。
それだけでお金がついてくるなら日本のNPO法人はもっと金周りがいいはずです。

ビジネスである以上、
見込み客の数 と 成約率 と リピート回数
こういったものをどう増やすかというのはおんなじですよね?

そしてお客さんのことを考えてないと達成できないのも同じ。

社会貢献ができる。ということはすごく大事な要素です。
でもビジネスにおいてはそれが特別なことではないだろうし、
社会貢献を直接的に目的にしていないからといって区別されるものでもないのだろうなと。

貴賎はなくて、やりたいことをやりたいようにするためには
エネルギーである金儲けもセットだよね、って当たり前の話をしているだけなんです。

僕は冒頭の質問をたまにいただきますし、コンサルティングもさせていただいています。

その時は、肩の力を抜いて、「さて、この有意義な活動を持続可能にするにはどうマネタイズするべきか?」
と、他のビジネス同様でシンプルに考えるようにしていいます。

もちろん100%共感するし、そのような活動に出会えた方をうらやましくも思うんですが、
だからこそ、持続可能な方法を考えるのが僕へのオーダーだって理解するようにしているんですよね。

 

【編集後記】

信頼される人になるには?

というテーマのことはずっと考えてきたかもしれません。

のべ1万時間以上電話で通話をしてそれだけで信頼してもらうという
仕事をしてきたのもありますが、
僕はだれかを信頼したいし。
だれかに信頼されたいからです(笑)

まこのテーマは深いので今日は割愛しますが、
それとは別に、
逆のことなら結構シンプルかもしれないなと思っています。

てことで、
信頼されない人とは?あるあるを書いてみますw

・話すたびに仕事やビジネスやプランが変わっている人

・金持ちや有名人(または”すごい人”)と知り合ったとよく言っている人

・富豪と知り合いと言う人

・「なんか面白いことやりましょう!」が多い人

結構あるあるじゃないですかねw

編集後記に書いたくらいなんでこれはお遊び。雑談ですよ。
もし当てはまる人がいれば気を悪くなさら合いようにw

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今年最後の海外セミナーはオーストラリアのゴールドコーストで決めました。
12月9日の土曜です。
近い方も近くない方もご予定くださいね。楽しみ学びましょう。

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