コンサルティングサービスについて
お問い合わせ

すぐに役立つコンテンツ

テキスト版【第458回|セクシーな仕事は儲けが少ない?】

セクシーな仕事は儲けが少ない?

こんにちは。河野です。
今日も開封していただきありがとうございます。

ていうか、大変申し訳ありません。
お気付きの人は多いと思うんですが、
ポッドキャストとメルマガ配信が1ケ月止まっていました。

10年間でこんなことは初めてです。
恥ずかしい理由なのですが、理由は編集後記でしています。

ということで、辞めたわけではありません。
またハリキッて再開させていただきます。

早速ですが今日のテーマは”仕事のセクシーさ”について。

僕は会社員を10年前までやっていました。
転職回数は5回。

もちろん、誰かに請われて華麗に転職してたわけではなくて、
転職の都度せっせと転職活動をしていました。

応募書類を出し、面接を何度か行い、採用通知か不採用通知をもらう。
条件がよければ転職する。
そういうことを相当な数したと思います。

その中でも興奮するのが、採用通知をもらった瞬間です。

たいていの会社は最終面接とかに合格すると採用通知とともに、
条件提示が行われます。

条件とはもちろん給与のことです。
年俸で示される場合もあります。

僕は給与を上げて、かつ環境もよくして、スキルもあげたくて転職をしていたので、
給与が下がるという転職はしたことがありません。
条件もたいていはちょっとか大幅に上回ってるものを選んでいました。

でも、中にはびっくりする提示をされる場合があります。
悪い意味でびっくりするという方にです。

例えば、2回目の転職で、僕は比較的有名なITベンチャーを複数受けていました。

僕は当時30歳くらい。
年俸で600万円くらいもらっていたのですが、採用されたあるIT企業の提示はわずか300万円。
もう1社は350万円でした。

結婚もしてないし、扶養家族もいなかったので半分の給与でも生活できないわけではないけれど、
わざわざ年収を大幅に下げてまで行く理由もないわけで、もらったその場で固まったのを思い出します。

ちなみにその2社は両方とも、みながうらやむベンチャー起業でした。

オフィスのあるビルもピカピカ。立地も渋谷とか青山かかにあります。
手がけるサービスは有名だし、メディアでも取り上げられてます。
働く人もキラキラして見えました。

でも採用された会社の中でも群を抜いて低い給与です。

僕はその頃すでにふてぶてしかったので、直球で聞きました。
「採用条件が私の現在の年収より約半分なのですが、参考までに理由を教えてください。」と。

答えはこうでした。

「私たちは給与だけが報酬だとは考えていません。やりがい、新しい時代を作る喜びなども報酬であると考えています」

ここですべてを理解しました。

要するに”やりがい搾取”ですね。

やりがいというか、ブランド企業で働いているというステータスで給与の低さを穴埋めしているのだろうということです。

もちろん当時から僕はステータスやブランドといったものがなんの得にもならないと考えていたので、
失笑とともに丁重に辞退させて頂きました。

でも、この理屈って結構世の中に蔓延っているとは思いませんか?

今いる世界。つまり、起業やビジネスでも同じかなと。

アメリカの書籍でこういった「やりがいの出しやすい耳障りのいい仕事」のことを「セクシーな仕事」と書いている人がいました。

そいうセクシーな仕事は日米ともに、たいてい収入が低いのだということです。

もちろん例外はあるでしょうが、僕もたいていは当てはまるかなと思わないでもありません。

「世界をよりよくする」と”わざわざ”言ったり、
「多くの人を助けたい」と”わざわざ”言ったりする仕事は大抵セクシーです。

ビジネスって、どんなものであれ、多少世界をよりよくしてるだろうし、多くの人を助けてます。

でも、やはりわざわざそれを言ったり、そう評されるわかりやすい仕事の方が、ダントツでセクシーですよね。

不登校で、ハワイやオーストラリアに気軽に転校させることができない
経済的に余裕のないご子息を助ける方が、
金持ちにサクッと正規留学を斡旋するよりセクシーです。

共働きでその日を乗り過ごすがやっとのシングルマザーやファザーの悩みに乗る仕事のほうが、
経済的に裕福で、自己実現をしたい余裕のある主婦の方になんちゃって起業塾を提供するよりも
セクシーです。

カンボジアに小学校を作る方が、
稼いだお金で世界中を旅してシャンパンで乾杯しているよりもセクシーです。

でも、たいていセクシーな仕事ってお金になりにくい。

言い方を変えます。

お金にするのが結構しんどいです。

時間と努力(または資金や多くの人員)が必要ってことですね。

あ。もちろんそのセクシーな仕事を本当にしたくて、
それに必要な時間も努力もなさる人が一定の数います。

本当に情熱をもって、時に楽しみながらされてます。

結果、多くの人が共感してほぼ無収入でがむしゃらに協力してくれたりします。

すごいパワーが生まれます。

そして、セクシーじゃないお金儲けがしやすいビジネスをしている人の
収益も軽々超えたりします。

そして言うんですね。

「好きなこと、情熱のあることをがむしゃらにやってきただけです。
多くの人に助けられてきました。」と。

こういう方は、まじでセクシーです。

でも、やっぱりたいていの「セクシーなビジネス」を目指す人は金になっていません。

この差ってなんですかね。

理由は単純に2つだけ。

1つめ。
比較的お金が儲かりやすい一般的なビジネス程度にしか時間と資金をかけていないから。

難易度が高いビジネスなんだけど、たいして体動かしてないってことですね。

2つめ。
比較的お金が儲かりやすい一般的なビジネスよりも、劣るくらいしか時間と資金をかけていない。

この「うまくいかない理由」は一般的なビジネスでも言えることですが、
セクシーなビジネスをする人でこういう感じの人が多い気がするんです。
河野調べです。

ここで、そこまで「こだわりをもって」「セクシーなこと」をしたい人が、

「なぜ一般的なビジネスを手がける人よりも仕事をしないのか?」

という疑問が出ます。

僕も昔は不思議でした。

だって、金のためだけよりも、情熱があるほうが頑張るはずじゃないですか?

で、わかったことがあるんです。

セクシーなビジネスをしたいのに、ちゃんとやらない人は、
セクシーなビジネスがしたいわけじゃなくて、
セクシーに見られたいということだけなのかもしれないなということです。

伝わりますかね?

一般的なビジネスを手がける人は、
まさか嫌いなことまではしないでしょうが、そんなにビジネスにセクシーさを求めたりはしていません。

その代わり、ビジネスを成功させたり、成長させたりすることで
「セクシーな人」になりたいのだろうし、実際なったりするんですよね。

それは人から賞賛されたいという人もいるだろうし、
賞賛されたときに気がつくこともあります。

自由に生きている自分を自分でセクシーと感じたいのかもしれませんし、
好きな人生を結果的に生きていることで、ああそうなれたんだなーと自分なりのセクシーさに辿り着いたりします。

だから、そうなるための努力にコミットできるんです。

でも最初からセクシーなビジネスをすることでセクシーに見られたいという順番だとすると、
手がけているだけでセクシーに見えたり見せることができるので
成功させるというモチベーションというかインセンティブが得難いところがあるのかなと。

「頑張って成長したい」わけじゃないのかもしれません。

本来の意味での「セクシーさ」って、手がけている事柄で発生するわけじゃなくて、
成し遂げたかどうかって結果論でもなく、その努力や決断力、ブレない心とかいったものに備わる魅了じゃないかなって思うわけです。

僕からみてセクシーな起業家がいます。

彼は毎日毎日メルマガを10年以上書き続け、
カウンセラーとして悩める人の人生についての相談を受け続け、
大手起業からも研修のオファーを受け愚直に1個1個実行する。
そんな日々を過ごされています。

ビジネスそのものは、人から見たらセクシーじゃないかもしれません。
でも(もうおじさんですが)すこぶるセクシーです。

背中で語る感じ。

「私はやりたいことしかやりません。」とうそぶき、
会うたびに「これに人生をかけようと思う」と言うプランが変わる起業家や、
1、2年の成果だけで豪遊し、会社員とかをバカにしている起業家の100倍はかっこいいし憧れます。

ビジネスのセクシーさってなんなんでしょうね。

たぶん商材でも、世界を変えることでもなくって、
そのために楽しんで?試行錯誤し、時間やお金を使っている時間そのもののことなんだろうなという結論に至りました。

何かに没頭したり集中したり、努力する人はたいていセクシーなものです。

起業にはマトリクスがあって

1、一般的で儲かってない状態
2、セクシーで儲かってない状態
3、一般的で儲かってる状態
4、セクシーで儲かってる状態

この4つだと言われています。

まず1から3へ行って、それからセクシーなことにいかないと2から4は、難しいよとも言われています。

 

でもセクシーなことを諦めろってことではなくて、
2から4へのプロセスを頑張れる人それが楽しい人は絶対やるほうがいいですよね。
ダブルでセクシーです。

そうじゃない場合は、3にいって維持拡張するってそのプロセスそのものがセクシーだよってことなんです。
物足りない場合はそのお金と余った時間で2から4を目指してもいいですしね。

さて、あなたはセクシーな仕事してますか?

【編集後記】ぎっくり首で悶絶

 

えと、今日の編集後記はポッドキャストやメルマガが突然休みになった理由でした。

ま。正しくは無理すればできたのかもしれませんが、
そういう気力を根こそぎ奪われてサボった理由ってことですねね(笑)

今年もハワイに34日間滞在し、ほぼ毎日サーフィンし、
子供とプールや海で遊び、その後仕事を何時間もする。

そういう生活で体は引き締まり、筋力もつきました。
会社の業績もハードワークのかいあってか絶好調。

と思っていました。
特に健康面では。

ただ、帰国後2週間たったある朝起きてびっくり。

首から肩にかけてに激痛が走っていました。

しかも寝違いのように動かしたら痛いとかじゃなくて
じっとしてても痛いんです。

まさに悶絶するくらい。
最初折れたのかと思うくらいでした笑

でどうしようもなくて仕事も全部キャンセルし、
なんとかタクシーで苦悶の表情のまま病院へ。

診断は「骨に異常なし。」

つまりは、
筋とか、筋肉とか、そういう類の症状ってことです。

膝、腰とかでみんながジプシーになる「あれ」ということです。

その日から数件近所で評判と呼ばれる
整骨、整体、鍼灸へ通ってみました。

結果全先生が言ったのが、「ぎっくり首です。」

初めて聞きましたが、要は筋肉やら筋が異常に収縮して
炎症も起こしている状態なんだそうです。

僕の場合はいつも以上に一部の肩周りの筋肉だけ鍛えて、
ストレッチをせず、その後姿勢の悪いまたパソコン作業を何時間も行なった結果だそうです。

たしかに、いつもより肩周りはバキバキになってたし、
パソコンもずっとノートパソコンで書斎ではない机で仕事をしていました。

結局一番理屈が腹に落ちた整骨の先生のところへ通うようにしてストレッチを行い、
治るまで強烈な痛み止めを飲んで2週間ちょっとで痛みはなくなりました。

いやー、これより辛い疾患を持ってるひとはたくさんいると思うんですが、
予想外の痛みだったので本当辛かったですねー。

やはり極端に強くするだけじゃ体ってダメなんですね。

先生にはとにかく筋力をつけたらそのぶんストレッチも同じくらいしてください。
パソコン前の姿勢も十分気をつけるようにとのこと。

そしてしばらくほぼ毎日通うようにと。

不思議なもんで、人間辛い時に明かりを照らしてくれた人には
盲従するもんですねw

あれだけ理屈っぽい僕が言いなりです。

オリンピックスキージャンプ選手のレジェント葛西さんの本にも、
歳をとったら、筋力アップよりストレッチと軽いランニングをしたほうがいいって書いてありました。

それくらいしなやかさは若さと健康の秘訣らしいですよ。

と、そんな本1年前にすすめてもらって読んでいたんですが、
なってみないとわからないものですね。

・・・・と書いていて思いましたが人間40を超えると会話の中の健康に関するボリュームが極端に増えるそうです。

その通りですね。

だって若い人は、
これからは健康をマネジメントする時代だ。とかいって極端なケアとかしませんもんね。

ということで、
健康が本当にありがたいと久しぶりにまた思った今日この頃でした。

最新の記事はこちら
メルマガに登録する
ここでしか知れない海外在住者のための
ネットビジネス/起業ノウハウ配信中

    お名前

    メールアドレス