テキスト版【第477回|もううんざり!あなたはこんなメルマガやブログ書いてませんか?】
目次
こんにちは。河野です。
今日も開封していただきありがとうございます。
*今日の話は音声で聞いてもらう方がよりわかりやすいかもしれません。
音声:
あなたはこんなメルマガやブログ書いてませんか?
”へのへのもへじ”からの手紙。
僕がそう呼ぶメルマガやブログがあります。
例えばこんな話。
ダイエットに励む女性が2名いました。
2人ともアメリカ住んでいます。
2人とも現地で素敵な旦那様と国際結婚をしています。
ダイエットのきっかけも同じで、ウェディングドレスを着る為。
2人とも「どうせならダイエット関連のビジネスが自分でやりたい」という野心がありました。
2人ともビジネスにするつもりで、ダイエット記録やコツを教えるブログを書き始めました。
2人とも真面目に毎日アップしました。。
記事の文字数やテーマも同じ。
半年が経ちました。
お互いブログはきちんと続けていましたし、自分自身も理想的なスタイルになっていました。
ただ1点だけ違うところがありました。
それはフォロアー(読者)の数です。
1名はフォロアーが1000名にも到達していません。
もう1名はフォロアーが1万人を超えました。
念願だったダイエットコーチングのプログラムも開始しています。
一体この2人の何が違ったのでしょうか?
一つしかありません。
それは記事の中身の違いでしかありえません。
フォロアーが増えなかった1名の記事はまさに”へのへのもへじさん”からの手紙になっていたのです。
ただ発信している内容は「ダイエットしたい人に必要な情報」という意味では違いはありません。
ダイエットに良い食材、運動法。痩せても綺麗でいるためのコツ。などなど。
パッと見たら同じようなもんです。
だって、正確に伝えようと思えば、ダイエットに必要な情報に差は出なくなってきます。
よほど、オカルトな方法(トマトだけ食べて痩せるとか)そういう眉唾な情報を発信してないとしたら別だけど。
何が違ったか?
唯一の違いは、
「自分を出しているかどうか?」
といっても、ダイエットやら何かの自己改善を教える情報を発信していく場合、
嘘を書くわけにもいきませんから、必要な情報は調べたり、勉強したりして書くことになります。
そうすればするほど、同じ正しい情報にいきつきます。
同じ情報になるじゃないですか?
そんなのに「自分」を存在させようがありません。
だって自分が発明したわけじゃないんですから。
自然と誰が書いても同じように見えるもの(文章)になるんです。
正しい辞書みたいなものになっていきます。
砕けた書き方をしようが、硬い書き方をしようがおんなじ。
真面目な人が真面目に書けば書くほどそうなる傾向にあります。
誰が書いても同じような文章。
えらく苦労した割には、ググれば出てきそうなコンテンツだという印象になるんです。
ダイエットしたい人へダイエットのコツや考え方を伝えたいのに、
それを正しく伝えれば伝えるほど、クソつまらないものになる。
こういうジレンマっていうか、不条理に見える状態になってしまうんですよね。
自分を出してないからだとか言いつつ、そうなるようにできてるんです。
僕はこのようなコンテンツを「”へのへのもへじ”からの手紙」と呼んでいます。
良いことや正しいことを言ってるかもしれないけど、何の個性のないコンテンツという意味です。
コンテンツを定期的に配信している人で、ちゃんとテーマも絞っているのに結果がいまいちな人は、
こういうケースが多いです。
へのへのもへじ化しているケースが多い。
正しいことを言えばいうほど個性が消える。でもだからこそクソつまらないものになる。
こういうことです。
「じゃどうすんだよ!」
ってことなんですが、困っちゃいますよね。
だってダイエットに必要なことを個性を出して話せって言われてもなんともピンとこない。
人と違う極論の意見をわざと言うのか?
自分の経験だけを話す?
ということで今日は、僕なりに考える、あなたのコンテンツが”へのへのもへじ”からの手紙にならないコツ
をお話ししてみたいと思います。
■具体的にする。
”へのへのもへじ”になる文章の代表的な特徴は、「具体的でない」ことです。
具体的ってどういうことかと言うと、
リアルな出来事として書かれてるかどうか?なんですよね。
いささか極端ですが例を出してみます。
まずこういう文章。
ーー
お金持ちと知り合いになることは重要じゃありません。
なぜならお金持ちはあなたを助けたりしないからです。
一般的にお金もちが仕事で協力をするのは自分のプラスになる人となので、
実力がない人がお金持ちと友達になってもそれは友達がお金持ちなだけで
ビジネスが成長することと相関はないのです。
多くの人が実際お金持ちと付き合って気がつくのです。
ーー
次にこんな文章。
ーー
友達の拓哉くんがお金持ちと知り合いになりました。
1名は不動産販売で財をなした鈴木さん。1名は書籍を何冊も出している著名なコーチの佐藤さん。
彼は飲み会に呼ばれたらすぐに飛んでいき、ゴルフに誘われたら車を出して運転までしてました。
いつも声をかけてもらっていましたし、とても気に入られていたと思います。
そんな中、拓哉くんのビジネスの売り上げが低迷しました。
今の状況や、新しいアイデアもそのお金持ち鈴木さんと佐藤さんには話していました。
でも、誰も紹介はしてくれたりしないし、仕事もくれたりはしません。
アドバイスらしきことはしてくれますが、画期的ってわけでもありません。
ーー
同じこと言ってます。
それぞれの違いは具体的な事柄を話しているかどうか?ってだけですよね。
これが自分ごとであれば最高ですが、人の話でもいいのです。
そのせいで論点が狭くなっても、具体的な出来事を例示しているほうが、刺さる文章になります。
刺さるってのを別の言い方をすれば、コンテンツによって物を買ってくれる読者へ育つというか、
物を買ってくれるような影響力を発揮できるようになるってことです。
■自分の強みに寄せる
といっても、自分が体験してきてない分野でコンテンツ配信をしている場合もあると思うんです。
やってるビジネスが自分の専門外である場合ですね。
マーケットありきで始めれていれば当然あり得る話です。
僕のメンバーさんに(テーマはぼかします。)ヨガのインストラクター向け講座を販売している人がいます。
本人はヨガのインストラクターではありません。
ビジネスをしているだけで、ヨガは専門じゃないんですよね。
たぶんヨガもしてないはず。
もちろん知識は豊富です。勉強していますから。
その人のメルマガはインストラクター向けのメルマガなので、ヨガのメソッドについてが中心になります。
だって、インストラクターの技術力アップについての講座を販売してるのですから、もちろんそうすべきです。
でも、体験したことととしては配信できませんよね。
くどいですがヨガインストラクターではないので。
他のインストラクターさんの話を例示しながら書くことはできますが、他にもっといい方法もあります。
それは、自分の強みに寄せるってことです。
「だからヨガは素人だって言ってんじゃん! 」
と突っ込まれると思うんですが、まー聞いてください。
ヨガのインストラクターの人の問題や課題、悩み、目標を達成するためのハードルって技術論だけじゃありません。
だって、ビジネスだってここまで良質な情報がたくさん出回ってるのに、95%の人はそれを知っていてもうまくいきませんよね?
それと同じ。
情報だけではない別のハードルが存在するはずなんですよね。
たとえば、インストラクターはお客様商売なので、いくら技術がすごくても、お客様満足度ってあがりません。
そこに悩んでいる人も多いわけです。
ヨガインストラクター向け教育のビジネスをしているクライアントさんは、新規で顧客を獲得するのが仕事の営業マンでした。
ご本人が優秀な営業だったのだとしたら、コミュニケーション力で仕事をとり、
良好な関係と信頼を得てリピート契約を安定して獲得していたのだと思うんです。
そしたら、顧客満足度を上げる方法や考え方い到るまでインストラクターに伝えられることってめっちゃ多いと思うんですね。
たとえば、インストラクターは本当は別の仕事をしたいと思っているとします。
でも収入の不安からビジネスアイデアの是非など、悩んでいることはたくさんあると思います。
ちなみにヨガインストラクター向け教育のビジネスをしているクライアントさんは、本人もビジネスを一から立ち上げた経験があります。
なんなら、その時に気をつけるほうがいいこととか、心の葛藤とかもわかると思うんです。
経験してきてますから。
話せることは無尽蔵にありますよね。
技術習得が重要だと思ってるけど、時間がない人には時間管理術が話せるし、
お金がもったいないと思ってる人には自己投資の重要性が話せるだろうし、
お金がない人には新規客の獲得方法ななかが話せます。
意味伝わりますかね?
インストラクターの人が目指す共通のゴールへ導けるコンテンツはずらせませんが、
そこに至るために”必要なこと”を自分の得意なことへ寄せるって意味です。
そうすると深く考えてきたからこそ得意になっているはずだし、
得意な事なので考えていることはたくさんあるはずなんですね。
それは”へのへのもへじ”には書けない個性があるので、いっきに影響力が増します。
■「わかります!」と言われたら要注意
最後はやってはいけないこと。
自分を出せって言われると、安易になってしまうのが日常を綴ってしまうことです。
例えば、ある人がハワイに住んでいます。
そこで、子供の成長を助ける食事法を教えるようなビジネスをしているとします。
でもあまり書くことがないとか、書いてもうまく影響力を発揮できない場合、ウケを狙ってハワイネタを書いてしまうことがあります。
といっても、もちろんイルカはどこで見れるかとかまで吹っ切ったりはしませんが、こんな感じの内容。
ーー
ハワイの●●という店にはこういうメニューがあって、これは子供も喜ぶしめっちゃ体にいいのです。
日本でこういう意識が低いのでまず見かけませんが、アメリカってすごい進んでます。
ーー
読んでいる分には面白いし、何も問題ないです。
じゃ何がダメか?ってことなんですが、これもへのへのもへじなんです。
事実を伝えてるだけということではへのへのもへじ。
私の身の回りのことなんだけど、別の人の記事に同じものをコピペで載せても誰も気がつかないかもしれません。
そして致命的なのは「共感されまくること」
この説明は難しいんですが、マネタイズをするための情報発信というのは共感されすぎるとダメなんですね。
「わかるわかる!私もハワイに行くと必ず行きます!」
とか
「知りませんでした!今度行ってみます!」
こう言われたりするんで嬉しいしありがたい話ではあるんですが、
この現象は共感してくれている仲間が多いのであって、あなたをお金を払ってもいいリーダーとして認めてくれているわけではないのです。
その証拠にあるときセールスすると参加したいとは言わず「頑張ってね!」みたいなコメントがついたりします(笑)
反応としては、
「あー痛いこと疲れたけど本当のこと言ってるんだろうなー」
「あ!そうだったのか!そうかもしれない!」
できればこんな感想が望ましいのです。
話を戻します。
自分を出そうとしていても、具体的な事象におきかえられなかったり、
そもそもコンテンツを生み出すのがしんどいと思っていたり、
自分の得意に引き込めてない場合は、書くのが苦しくなるんで、「あるあるネタ」に逃げちゃいがちなんですよね。
先ほども言いましたが、この手のコンテンツの悩ましいところは「いいね」や「コメント」が集まりやすいことなんです。
でも、影響力のある記事っていうのはコメントは意外とつかないものです。
(それについて造詣が深くないとつけられないからです。)
・・・と、まーここまでいろいろ「書き方論」を話していてなんですが、
といっても「書いているだけ」で「書いてない」よりは100倍ましですよ?
ちゃんと書いて発信してるなら1円にもならないことはありえません。
なので今日言ったことができるまでは配信しない人よりも、
「なんか私のしてることは違うっていうわけ?」と思いつつも、定期的に発信している人のほうが100倍儲かると思います。
まずは数稽古なところがあることは忘れないでくださいね。
【海外渡航記】シンガポールのマーケティング
先週まで家族を連れてシンガポールとバンコクを回ってきました。
僕自身はシンガポールも、タイも何度か行っていますが家族は初めて。
といっても僕にとっては珍しくない旅になるはずだったんです。
ただ観光ってのをしたことがないことを忘れていました。
いつもはイベントしたり、人とひたすら会って話しているだけでした。
てことで今回は観光したんですよね。つめつめで。
まずはシンガポール。
ナイトサファリ。
ユニバーサルスタジオ。
植物園のスーパーツリー。
楽しいプールのアドベンチャーコーブ。
カジノーーは子供連れなんで行ってません。
そんな人工的なものなんてケ!くらいに思ってたかもしれません。
が予想に反して結構面白かったです。
いや、かなり面白かったです。
子供も大喜び。
昔からシンガポールに観光旅行とか来る人って何しにくんだろ?
くらいに思っていたんですが、なんていうか反省(笑)
そりゃ何回も来ると飽きるんでしょうが、
めちゃ面白くしてありますね。
しかもすべての観光資源が人工的だってのだからすごくないですかね?
富士山とか、仏像とかじゃないんです。
わざと人を呼ぶために作ってる。
これを極端にやってるのが尊敬します。
もちろん政治的に独裁だからできるってのもあるでしょうが、
僕はあの極端さが好きですね。
息子が現地のサッカーチームの練習にウォークインで参加したんですが、その時に仲良くなったお父さんも言ってました。
年間パスを購入してプールやユニバーサルスタジオとかにちょろっといったりするそうです。
第一狭い国なのでそういう施設にグラブ(Uberのアジア版)を使えば20分以内なんです。
ずっといると飽きると思いますが、安全とか便利さを考えると家族はシンガポールへ住ませて、
アジア中を飛び回るビジネスパーソンが多いのも頷けますね。
個別の施設で思ったこともたくさんあるんですが、
それはまた次回以降で。
【編集後記】男の自己肯定感は簡単に上がる?
息子が成長してました。
何がってサッカーチームの練習に参加したときのこと。
これまでの印象だと、始めての場所で知らない人ばかりだともじもじしたり、
周りが自分よりサッカーが上手な子ばっかりだとビビってしまったりという感じでした。
が、今回はすぐに中に入っていって、友達?(お互い名前を覚えていて、また会おうと約束とかしちゃうくらいの関係性)
も作ってました。
偶然僕が話し込んでたお父さんの息子さんと自分の息子も気があったみたいで、その偶然に笑いましたが、
とにかくまた一つ自信をつけたみたいです。
で、思うに、いわゆるステレオタイプな男って、仲間で認め合う時に「実力」を測るてのがあると思うんですよ。
小学生であれば、ゲームが強いとか、サッカーがうまいとか、足が早いとか。
高校生くらいだと頭がいいとか、女にモテるとか?
大人になると仕事ぶりだったりかもしれませんし、共通の趣味だったり。
で、自己肯定感て何かで認められたり、人より自分は上手であると認識した時がわかりやすく上がるとおもんですが、
男はそういう比較をしやすい土壌で生きているので、自己肯定感って比較的あげやすいのかなって思ったんですよね。
あ。別にスポーツや仕事だけじゃなくてもいいと思うんです。
対比として女性はコミュニケーションの中で関係を構築するので、
自己肯定感をあげる方法が複雑っていうか、どういうコミュニティに所属しているかでも難しくなると思うんですよね。
ま。たまたまサッカーに熱中してる息子の自信のつけ方をみていて思っただけなんですけどね。
もし男性で、自己肯定感を自分の内面だけであげられない場合は、
やはり得意か好きな分野で牙を研ぐのは男性としてはわかりやすい生き方かもしれませんね。