今年こそ目標を達成したいなら読んで【第550回】
目次
こんにちは。河野です。
あけましておめでとうございます。
(動画、音声 文章 全形式でお届けします。)
今年も役に立つ話ができるよう精進してまいります。
早速なんですが今日は新年恒例の、
「今年こそは目標達成するためにどうするか?」
って話をします。
でもね、こんなこと言うまでもなく、いわゆる目標達成法なんて、みんなご存知ですよね?
よく成功本とか、インフルエンサーの方が言ってる例のやつですよ。
僕も、もちろん知ってますし、その手の情報は集めまくってたんで、そこそこ詳しいと思います。
そして、先入観なく信じるようにしてましたし、愚直に実践してきた方だと思います。
起業当初なんて、お金がなくて、“食うため”って目的もあったから必死でしたしね。
たとえば、、、
目標を紙に書く?→書いてた。
達成時期は明確に日付にする?→達成日時を決めた。
神社にお参りに行く?→結構行った。
寄付をする?→寄付たくさんした。
自分の現在地を知って逆算して足りないことを明確にする?→いつも数字で出してた。
成功しているイメージを持つ?→通帳を写真撮って、画像編集ソフトで残高を1億円とかに改ざんしてまで徹底した。
毎朝4時に起きる?→真冬でも起きてた。
まわりに感謝する?→今でもしている。
ワクワクすることだけする?→したと思う。
あえてしんどそうな方を選ぶ?→選んだ。
成功している友人を作った。→結構知り合った。
宇宙と繋がった?→もしかしたら繋がってたかも(笑)
最後の宇宙のは冗談ですが、そこそこ信じてやってましたよ。
そりゃ。食うためだし。
おかげで10年前に書いた目標は順番に達成できてる気がします。
目標っていってもささやかなものが多いというのはあるものの、大筋達成していけてて、
ほんと、よくやったなーと感慨深いものもあります。
あ。別に自慢じゃないんです。
「俺は達成したぜ!」ってことを言いたいんじゃないんです。
言いたいのはそこじゃない。
もうちょい辛辣。
僕が目標を達成した理由が、さっき実践したと例に出した目標達成法のおかげでないってことなんです。
ていうか、神社に通ってわかったことは、毎回“商売繁昌”的なお札を買っちゃって散財しちゃうよねってことくらい。
ていうか、朝早く起きたら寝不足で免疫下がって風邪よく引いてました。
最近は、これらの目標達成術を提唱した人もたぶん違う理由で成果が出たんじゃないの?
とすら思います。
そもそも、僕を筆頭に、みんな成功者と呼ばれる人、インフルエンサーと呼ばれる人、
巷に溢れる武勇伝を素直に信じすぎ。
そりゃ信じますよ。だってその人たちは目標達成しまくってるみたいだし。
充実してそうだしね。
そして目標達成しないと、自分は行動が足りないんだとか、そもそも何をしてもダメだとか思って、
嫌になっちゃうわけです。
しかしですよ?これをひっくり返して考えれば、
自分も達成しないし、他のみんなも目標達成してないようであると、
てことは、それらの目標達成法は効果がないって結論つけるほうが自然かなと。
となるとですね、「目標達成の秘訣なんてあるか!」って話になり、
元も子もなくなるんですが、そういうことでもない。
実際、目標そのものは達成はしてるわけだしね。
つまり、なんか違う目標達成の方法論が存在してて、それを僕は実践してたんだろうなとも思うわけです。
先にあげた方法論ではないんだけど、
それとは別の確かな目標を達成した要因や目標を達成させた方法があったなーと思う節もあるわけです。
もちろん、毎年僕自身の人生も変化してますから、「これが目標を達成した方法だ」
という主張も毎年ちょっとずつ変わってはいるんですが、
2021年時点での僕なりの目標達成術についての見解、コツみたいなものはあるなと。
ということで今日は現時点で思う目標達成の方法的な話を話してみたいなって思います。
40代後半から50代以上なら人生も折り返しですしね。
結構大事なことだと思うんですよね。この話。
今日もYouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。
動画で見る|今年こそ目標を達成したいならこれ聞いて
文章で読む|今年こそ目標を達成したいなら読んで
■目標を書くてのは間違ってない。
最初に、一般的な目標達成法は間違ってるって話をぶちあげといてなんなんですが、
全部間違ってるわけでもないと思うんです。
(なんじゃそりゃ。)
少なくても、目標を紙に書くことだけは、理にかなってると思いますから。
PCであろうと、スマホであろうと、紙であろうと目標は紙に書いたほうがいい。
それは間違いない。
だから書いて欲しいんです。
そして、ここから言い方が難しいんだけど、紙に書く目標や、その後の動きが間違ってると思うんですよね。
■“成功のお化け”に潰される。
問題は目標の書き方。
よくあるケースを書いてみましょう。
(目標)
2025年までに不労所得で年収2千万円を超える。
金融資産を4億円以上にする。
労働は週に3日程度で抑える。
(達成したらやりたいこと)
子供とめいっぱい過ごす。
ハワイと日本のデュアルライフを送る。
冬はカナダへスノーボードへ行く。
年に4回くらい海外を旅する。
行きたい国でサーフィンする。
ガレージ付きの大きな家を建てる。
恵まれない子どもたちの支援活動を寄付を中心に行う。
僕が昔書いてた目標っぽくなってますが、
仮にこんな感じだとしましょう。
でもね、これをやるとすっげーしんどい。
ここを目指す努力がしんどいとか続かないとかではないです。
真剣に努力していれば努力しているほど、
真剣に望んでいれば望んでいるほど、
あきらめずに継続していればいるほど、
精神的に壊れそうになります。
非常に危険。
どういうことか説明します。
この目標の場合、資産が4億になったり、
もしくはあまり労働しなくてよい状態で年収2千万達成できてはじめて、
そのほかの本当の目標が叶えられます。
もちろん達成した時のことを想像すれば、ワクワクはするでしょう。
でもね、そんなすぐに達成しない。
鬼のような労働時間でやっと1千万に届くかもしれない。
けどそれではハワイに年間の半分滞在したりできない。
副業でなんとか収入が年間500万くらいいくかもしれない。
けどそれではガレージ付きの家は買えない。
「自分はまだ“それに”なれてない。」そんな感覚です。
常に。毎日。毎時間。毎晩そう思います。
目標を達成した自分が本来の自分だと思っているので、
そうなれていない今は仮の姿。
今の私はまだ私じゃないみたいな?そんな感じ。
「目標達成するためにどうするか?」
「なぜ自分は目標を達成できてないのだろう?」
こういう考えに日々支配されます。
「なんて私はダメなんだろう。」って感じです。
そうするとですね、、、
今をリアルに感じなくなるんですよね。
バーチャルな感じ。
マトリックスの中にいる感じ?
実態はあくまで未来の目標達成した状態だと考えているから、
今はずっとふわふわしてます。
今の自分が幻みたいな感じ。
これはね、めっちゃ辛い。
しんどいんです。
僕は起業したいと思い始めてから数年と、
起業してから食えるようになった後も数年か、ずっとそうだったかもしれません、
3歳の娘と公園で遊んでいても、その瞬間はその時しか味わえないんだと後で気がつくんだけど、
どこかで上の空。
なんていうのでしょう。
「こんなことしている間にも成功するための行動をしなければ。」みたいな感情が支配するんですよね。
本当は違うじゃないですか?
そんな紙に書いただけの目標なんて、はっきりいってファンタジー。
幻。フィクション。嘘っぱち。
10年以上前のあの時間、公園でボサボサの頭で娘に付き合って、
滑り台をしている時。
家に帰って、たまった大量の顧客からのメール返信を夜中までしている時。
それが僕のリアル。実体なんですよね。
これに気がつかないと、家族とかそれだけじゃなくて、
目の前にいるお客さんとの対話とか、
心配してくれてる友達の声とか、適当な扱いになっちゃうんですよ。
こういう状態はね、まじで辞めたほうがいい。
この状態になるくらいなら、目標なんて達成せずに怠惰に過ごすほうがいいとさえ思います。
■目標は「金儲け」と「やりたいことリスト」だけでいい。
「じゃ、どうするか?」
ってことなんですが、
僕がたどり着いた答えは結構単純でした。
そもそもなんでこんなことが起こるかってことなんだけど、
お金を儲けるってことを“成し遂げたら、●●したい”って決めてるからですよね。
そりゃそうです。
やりたいと思ってることや、なりたいと思ってる姿はお金がないとできないことか、
お金があるとそれほどのリスクを負わなくてもできるから。
お金がない状態で年4回の海外旅行しようと思えば、
数年先の生活の担保を一切捨てて会社辞めたりしないといけませんしね。
でもね、この場合、目標を達成するために、また別の目標を達成しなければなりません。
年4回の海外旅行をするって目標のためには年収2千万の目標を達成するぞってことになっちゃうんですよね。
これだと年収2千万とかって目標が達成しない限り、ほかのことは何にもできません。
つまり何にもなれてない今の不安定な自分しかいないことになります。
しかも長期間。
でもさ、年4回の海外旅行って目標でもなんでもないじゃないですか?
家を建てるってのも目標ではないっていうか、やりたいことじゃないですか?
ハワイと2重生活もどっちかといえば目標じゃない。やりたいこと。
そこで僕がやったことは、
目標のための目標って意味でお金のことを位置付けるのを辞めました。
目標を並列に並べたんです。
たとえばこう。
(目標)
・お金をもっと儲ける。
・子供とめいっぱい過ごす。
・ハワイと日本のデュアルライフを送る。
・冬はカナダへスノーボードへ行く。
・年に4回くらい海外を旅する。
・行きたい国でサーフィンする。
・ガレージ付きの大きな家を建てる。
・恵まれない子どもたちの支援活動を行う。
・週に4日は仕事しない。
僕のとはちょっと違うけどノリはこんな感じ。
こうすることで、並列になります。
要するに資産何億とか、年収何千万とか達成してもしなくても
目標の中でできることがあれば先にできるようになるんですよね。
たとえば僕は仕事が好きってのもあるけど、
しなければならない仕事をするためには、毎週3日しか働かないってことはできない。
でもね。
今では週3日しか働いていない週ってあったりします。
まー偶然子供の用事や、サーフィンとかが重なった週ってことなんだけど、
そういう週は週3日しか働いていない。
ハワイもいわゆるデュアルライフじゃないけど、
年に1回か2回、1ヶ月くらいここ数年は滞在してました。
年4回の海外旅行もできてた。
行きたい国でもサーフィンしてた。
これね、書くとなんのことはない。
ただ僕の日常を説明しているだけに聞こえると思うんですが、
目標のために資産何億とか考えていた頃は、到底無理なものばかりでした。
お金がなかったからってのも一部あるけど
それだけじゃない。
「やれるものなら、やっていいんだ。」って発想にならないんですよね。
「今の状態でできることないかな?」とか考えることができなかったんです。
だってさ、やりたいことって1か0の話じゃないじゃないですか?
ハワイに滞在したい場合、半年滞在するか?それとも絶対行かないか?
とかってチョイスにならないでしょ?
海外にいきたいとき、年4回行けないなら、1回も行かないとかないし。
週に3日だけ働くのも、永久に週休4日にできないなら、
絶対に休まないとかないじゃないですか?
やりたいことって、ちょっとだけでもやっていけるし、
やりたくなるもんじゃないですか?
何度も言いますが、めっちゃ単純なことなんだけど、
成功ってお化けに潰されたり、
目標達成って幻を追いかけてると、これになかなか気がつかない。
「欲しがりません。勝つまでは。」
ってなっちゃう。
やりたいことの中にお金のことを並列にほかのやりたいことを書くと、
驚くほど短期間でできていくことに気がつくはずなんです。
きっとポルシェにも乗れるし、
ハワイにだって住めるし、
海外を旅しまくるようになるはず。
であればそこそこ楽しいことが身近にできますから、
今の自分が透明になることは少なくてもないんじゃないかと。
■お金の目標が複雑すぎる件
この当たり前に気がつくためにもっとも重要なことがもう1個。
お金についての目標を複雑にしないこと。
シンプルにすることなんです。
資産を増やして投資家になりたいのか?
ビジネスオーナーとして複数の会社を経営したいのか?
一人ビジネスだけど労働は自動化したいのか?
資産を1億でいいのか、5億欲しいのか?
何か思いを実現するために会社を大きくしたいのか?
今のうちから、こんなことを考えるなってこと。
なんでいかというと、僕らは今そこまでを語るステージにないから。
だって資産を作るにももっとお金を稼がないと預金が増えないし、
ビジネスオーナーになるには社長になる人の高額な給与くらいが出るほどもっとお金を儲けないといけないし、
海外売却するにしても、年間数千万まで利益を増やさないといけません。
つまり目指すのはとにかく収入を増やすこと。
この1点にいきつきます。
・もっと収入を増やす。
これしか存在しないはず。
しかも、やりたいことリストも、多くは稼ぐ額が増えれば増えるほど
何回もできたり、リスクとか勇気とか工夫いらずに実現できることなはず。
お金の目標って、資産●億円とか書くんじゃなくて、
今月より来月、去年より今年の収益を一円でも多くすることだけだったりするんですよね。
実際そうでしょ?
そうすると、やりたいことの他の項目は連動しないんで都合がいいんです。
しかも、お金をもっと稼ぐってだけの目標を目指しているから、
ちょっとは増えていくはず。
そうすると、その瞬間に小銭が残る状態であればやれることはどんどんやれていくから一石二鳥程度の話。
■毎日がリアルになるという意味
これは、僕にとっても効果てきめんでした。
金儲けに毎日励み、すこしでも増えれば楽しい。
平行してできそうなことはすぐにやってしまう。
こういう毎日って意外と充実していると思うんですよね。
そうするとね、ここからは目標を紙に書く効果だけど、
お金儲けが完了してなくても、やりたいことを今やる方法が意外と浮かぶんです。
しかも、これは工夫は必要だけど、苦労とか日々の努力ってほどでもない。
ただただやりたいことをやるってだけ。楽しいこと。
となると毎日努力ってか、多少無理することとか、集中するべきこととか、
意識を集中させることって、昨日より稼ぐには?ってテーマだけに絞り込めます。
当たり前ですが、
目標のための目標とか変なことに絶望しないで、
純粋にもっと儲けるには?と意識を集中させると、
結構もっと稼げたりします。
だって、それしかやってないんだから当たり前。
■理想の毎日
伝わりますか?
毎日もっとお金を稼ぐためのことを努力する日々と、
それとは別にやりたいことをただただやっていく日々。
これが僕らの”今”なんであれば、そもそも楽しくないですかね?
昨日よりいろんなこと試して稼ごうとしている自分。
明日からどのやりたいことができるかなと暮らしている自分。
こういう今を受け入れるってことかもしれないんですが、
そうなると行動しないとかって話になかなかなりにくいんじゃないかと思うんです。
だって、もっと稼ごうとしている毎日を暮らしているってことだから
それ以上でも以下でもないじゃないですか?
これが、
年収2千万を週3日労働で達成する方法はないのかな?
これだとなれないかも?
とかって考えている毎日だとさ、、、
成果が保証されないと言い訳ばかりして行動もしないだろうし、
理想とのギャップに潰されてしまうと思うんですよね。
■ワクワクが先で金は後?
こういう話をすると、今どきは恥ずかしいって風潮もありますよね。
「え?君お金なんかのために何かをするの?
私はやりたいことがあるだけだからお金のために何かをしようとは思わないな。」
みたいな感じで「ダサい」ってディスられたりします。
これも気にしすぎ。
そんなこと言ってないじゃないですかって話。
やりたいことはやるさ、そりゃ。
でもお金を稼ぐと、たくさんできることや、楽にできることが多いから
稼ぐことも全力でやるんじゃないかよって話。
やりたいことをするためにお金をツールとして使います。
って非凡ぶって話してても、
お金がたくさんあるとやりたいことたくさんできるからお金儲けを頑張ります。
って凡人っぽく話してても、
やることはおんなじですからね(笑)
てことで、
目標達成のコツは多くあれど、
目標設定の方法のほうが大事じゃね?という話を今日はしてみました。
今年はじゃんじゃんやりたいことやっちゃってください。
そして先月より多く稼いじゃってくださいね。
ーー動画だともうちょいくどくど例を出してますので
もっと理解したいとか、続きが気になる人はそっちもご覧ください。
ではでは。
【雑談】指導者が勝手に才能を摘まないで
「お父さんお母さん、指導者のみなさん。先生。
背が低いとか、足が遅いとか、下手だとか、そんな理由で
お前はプロになれないとか、サッカーは向いてないなんて言わないでください。
そんなの嘘なのは僕が証明しました。」
サッカー選手 中村憲剛選手の引退セレモニーの言葉。
一語一句同じではないですが、論旨はこんな感じ。
ニュースにもなったんで知ってる人も多いと思いますが、
川崎フロンターレってチームで18年プレーした中村憲剛選手が40歳の節目に引退しました。
日本代表にも選ばれてますが、海外で活躍したわけじゃありません。
でもサッカーファンじゃなくても名前知ってたりする
イニエスタからも彼はすごいと言われたレジェンドです。
しかもまだ現役でバリバリできるのにです。
僕はサポーターなので引退式にも行き、リアルで見てきましたが
本当すごい人です。
あんなに周りから尊敬されてる人ってちょっといない気がしますね。
で、サッカー選手としてのすごさの講釈やそのへんの話は一般の記事にゆずるとして、
冒頭の言葉は僕には刺さりました。
ご本人も高校入学時は150CMちょっとでチビだったそうです。
そして高校で背は伸びたけど大学まで、無名の選手だったそうです。
もっとも、才能ゼロで努力だけであんなレジェドになれるなら、
世の中にはもっとスターがいるはずですから、
性能がないわけないんですが、
それでも重みがあるなーって思いました。
そして、ちょっと反省。
もちろん、相手の熱量を見てみないとわかんないけど
大人でも子供ならなおさら「お前はなんにでもなれるぞ」なんて軽口を言ってあげるのって、結構大事かもしれませんね。
もちろん、毎日怠惰に過ごして、配偶者に食わせてもらってる自称起業家に「お前はなんにでもなれるぞ」というのは
無責任だなとは思いますけどね(笑)