突然売上が0になる人の特徴【第555回】
目次
こんにちは。河野です。
今日も開封していただきありがとうございます。
(動画、文章、音声 でお届けします。)
「ある日突然売上がゼロ」
こう書いてるだけで冷や汗出ます(笑)
ビジネス始めたけど全然儲からないで売上ゼロより、
儲かってたのに突然売上ゼロの方が精神的なダメージは大きいかもです。
「もともとは何もないんだから、またゼロからやればいいさ。キラン☆」
なんてかっこいいセリフ、ゼロになった直後に本音で思える人はあんまいない。
みなみに、コロナ禍になってから「突然売上0」って目立つけど、
別に突然売上ゼロって今に始まった問題じゃないんですよね。
いくら安定してると思っていても、0になるってことはありえます。
実際僕も体験したし、クライアントさんも体験済み。
とはいえ、できればゼロは勘弁してほしい。
てことで今日は売上がゼロになるリスクの話と、対処策をいくつか話します。
どうなったって、なる時はなるんだから、強靭で楽観的な精神で越えるのでもいいのだけど、できれば準備はしておきたいですしね。
今日もYouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。
動画で見る|突然売上が0になる人の特徴
文章で読む|突然売上が0になる人の特徴
では早速よくあるリスクをいくつか順に説明しますね。
そもそも、売り上げがゼロになる大きな根本的要因は2つしかありません。
1:アクセスがゼロになる。
2:法律や環境が変わる。
この2つが起こる原因がいろいろあるってことなんですね。
順に見ていきましょう。
■検索から消えてゼロ
10年以上前からあるのがこれ。
検索エンジンから自分の存在が消えてなくなるという状態です。
このリスクを負う人は、自社サイトなり自社メディアへのアクセスのほとんどを、
検索エンジンからの自然流入に頼ってる人。
ちなみに検索エンジンの検索結果はヤフーも今はグーグルの結果を使っていますので、
検索エンジン=グーグルと思ってください。
自然流入アクセスのことをオーガニックアクセスって呼んだりしますが、
このアクセスは自分のサービスや商品に関連するワードをユーザが検索した時に
検索結果の1ページ目ないし2ページ目に表示することで生まれることがほとんどです。
ですが、当然この結果は「保証」されたものではありません。
そして、グーグルはユーザのために日々検索結果のアルゴリズムをアップデートしまくります。
結果、ある日突然自分の検索順位が軒並み落ちるってことが起こるんですよね。
もちろん大量のページを構築していて、
あらゆるキーワードで上位を確保しているメディアを運営してたりすれば
影響は受けにくいんですが、そうじゃない場合は直撃を喰らいます。
といっても、検索結果の順位が下がることをグーグルがペナルティを課してるってことも意外となくて、
単純に「あなたのこのページはユーザの欲しいものではない。」と判断されただけだったりします。
「Googleめ!けしからん!」とか吠えてもなんにも変わりません。
しかも検索からのオーガニックアクセスに頼ってきた人は、
広告やソーシャルメディアからのアクセスをほとんど持ってないことも多いので、
途方に暮れてしまうことも、少なくありません。
■広告メディアから締め出される。
検索エンジンからのオーガニックアクセスがそこまでリスクを負っているものなのであれば、
広告からのアクセスを活用すれば安定するのか?というとこれまたそうでもありません。
広告もある日突然アクセスがゼロになるリスクをはらんでいるのです。
よくあるのが、その広告メディアのポリシー違反による広告の停止やアカウントの停止です。
ポリシー違反にもいろんなものがあって、特に健康、美容、お金にまつわる広告はポリシーが厳し目になっていますので
本当に違反して停止になることもあるんですが、やっかいなのは理由があいまいなままなぜか停止をされてしまうこともあるということなんですね。
そして、その場合たいていは何を言っても、泣こうが喚こうが復活しません。
お金をいくら使っていても。です。(笑)
このへんがGAFAがGANGとも言われるゆえんなのですが、
理由もわからず消されます。
検索エンジンと違って、広告はメディアが複数ありますので
全部が一度に止まることはないのですが、
やっかいなのは、自分の売上に貢献できる広告メディが1個しかないときなんかがあるんです。
たとえば、購入単価1万円のものをFacebook広告で1個売るのには1万5千円使うけど、
Google広告だと四千円で売れるとかってことがあるって意味です。
そうなると、やはりアクセスをゼロにしてしまうという結果になるんですよね。
■モールでアカウントBANされる
ここまでの2つは広告やオーガニックといった自社サイトへのアクセスが0になる話をしました。
では、ECモールなどであれば大丈夫かというとそれはそれでアクセスが0になることがあります。
アカウントが閉鎖されるんです。
アマゾンでも、楽天でも、バイマでも、イーベイでも、同じ。
これまた理由はいろいろだけど、泣こうが喚こうが復活しないこともよくあります。
そうなると、やはりアクセスをゼロにしてしまうという結果になるんですよね。
しかも、モールを主にビジネスをしている場合は自社サイトも持ってないこともありますから、
そのあとに別でアクセスを集めるって手段を打てずに、
まさに途方にくれるってこともあるんですよね。
■法律が変わる。
ここまでは「アクセスが0」の話だったんですが、
最後は法律や制度の話。
法律や制度が変わるってことはアクセスが0になるってことだけではなくて、
売ると捕まるとか、売ると罰則を受けるってことになるから売上が0になるってことも含みます。
コロナで売上0ってのも、ウィルスのせいって解釈もあるけど、
物理的には法律の影響ですよね。
渡航制限って制度のせいで売れないわけですから。
話を戻しますね、制度で売上0のケースって意外と
急激に儲かったものとかに多いです。
たとえば、口臭予防のサプリメントを販売しているとしましょう。
そこにはある●●が入っていたとしましょう。
同じような商品も多いけど、みな同様に売上好調になって流行っています。
わずか数ヶ月で売上が順調に推移して月商500万くらいになりました。
ある朝目覚めるとネットニュースに見覚えのある名前が。
「口臭予防の●●、効果がないと発表」
ある公的機関が効果がないと発表してしまいました。
これと同時に官庁からも効果を謳うなと注意喚起が出ます。
どこかの会社なんて「景品表示法違反」とかで誇大広告だと行政指導受けたとのこと。
もちろん、効果がないだけでその成分は禁止されてません。
これからサイトの記載を変えて、効果をアピールしなければいいんです。
でもね、この場合はやはりもう売れなくなります。
成分が効果がないからじゃなくて、
「ニュースになったか」なんですよね。
これは間接的には法令や制度が変わったことによる影響です。
なぜこんなことになるかというと、やはり売れ行きが激しいものは目立つからなんですね。
いろんな人が注目して揚げ足を取ろうとしたり、
悪いことに利用したりして規制に動くことも少なくないんです。
なにが言いたいかっていうと、
たいてい法令や制度が変わって売上0になるときは、その商材はめっちゃ儲かってる時が多いってことなんですよね。
そして途方にくれるわけです。
■規則正しさは不要。いけるときにいく。
ここまでは、
「売上ゼロになるんだぜ。怖いだろ〜。」
って脅すだけにみたいになってますので、
最後にそれに備えるっていうか抗う方法を話しますね。
まずはゼロになることもありえると許容する場合の話から。
売上ゼロになった時に心を救うのはキャッシュです。
その後のビジネス立ち上げをちょー早く行えるのもキャッシュだったりします。
つまり、留保金を増やしておけってことです。
さらに、お客様リストもお金そのもの。
お金を生み出せるからキャッシュと言ってもいい。
てことはどういうことかというと・・・
売上を上げられる時にあげとけって話。
僕はそうなんだけど、特に会社員上がりとか、
臆病者な感じの人は、コツコツやりがちです。
別に悪いことじゃないんだけど、
売上とか、広告費とか、アクセスとかって別に毎月規則正しくバランスよくあげる必要はない。
だってたいていの決算は1年で行うわけで、
今月1億売上げて、あとの11ヶ月は0でも、
毎月一千万売上げても結果は同じです。
つまり、増やそうと思えば増やせる売上をいちいちまたずに
いつもいけるところまでいっておくことが大事なんですよね。
余談ですが広告費も同じ。
毎月10万円広告費を使うとお客さんが10名手に入るとしても、
12ヶ月後には10万使っても5名しかお客さんが取れないこともありえます。
じゃ今月100万使って100名獲得しておくほうがいいんじゃない?って話になるわけです。
ここまで極端じゃなくてもいいけど、
徐々にとか、ゆっくりって考えることもないよってことですね。
■1は最悪の数字
ビジネスって1勝10負っていうくらい勝率は低い。
なので広告にせよオーガニックにせよ、SNSにせよ
自分がアクセスを集める方法として成功したものは1個しかないってことは
よくある話です。
でもね、やはり1つというのはビジネスで最悪の数字です。
マーケティングのグルと呼ばれるダンケネディも言ってます。
「ビジネスで最悪の数字は 1 である。」ってね。
最良でないとしても、2個3個の方法論は持っておく方がいいんです。
たとえGoogle広告の広告効果の1.5倍Facebookでかかるとしても平均してペイするなら
両方やるべき。
たとえSNSでフォロー爆発しているとしても、広告やオーガニックは仕掛けておくべきなんです。
■小狡くなる。
いろいろ売上0になる話を聞いていると、
原因は同業者でもなく、流行の変化でもないことに気がつきましたよね。
ほとんどが全部、神、お上の仕業です。
つまりITのプラットフォーマーと呼ばれる強者。GAFAとか楽天とかエニグモとかあのへんです。
GoogleとFACEBOOKとアマゾンから消されることは
ネットから抹殺されるのと等しいのです。
でもね、とはいえ民間企業。
「ははー!!」ってひれ伏すだけでももったいない。
かといってぶつかると捻り潰されます。
つまり、小賢しく、小狡く振る舞おうってこと。
アカウント止まったなら、
別人で新規アカウント取ればいい。
文章にするのもなんなので動画では解説してますが
そういう振る舞いはたくさんあるってことです(笑)
もちろん法令違反や倫理的に問題があることはダメですが
そうじゃない真面目な事業者の方が多いんですから。
モールで生計を立てている起業家さんなんかは
アカウント停止は何度か食らってるはずなんですが
未だビジネスは絶好調だったりします。
それはなぜか?って考えるとわかると思うんですよね。
このへんはベテランです。
■コバンザメ
転売コンサル
アカウント復活サポート
中国出品サポート
全部大手に振り回されてしんどい人を手伝う仕事。
発想を変えるんです。
売上ゼロになるリスクを負うんじゃなくて、
リスクを負ってる人を手伝う仕事。
僕はコバンザメ商法と呼んでいますが、
これもとっても有効ですね。
■リストを確保せよ。
最後が一番骨太な対策。
お客様リストをとにかく増やすことです。
メールアドレス、名前、最低この2つですね。
アクションの履歴がタグ付けされていれば最高です。
唯一GAFAや大手モールなんかの巨人に支配されない(されにくいのが)
自社リスト。
資産そのものと言ってもいいんです。
今日説明した事故。
僕は結構体験してますが、倒産したり、途方にくれるほどにならなかったのは
リストのおかげだと思います。
ちなみに・・・コロナで売上が0になった飲食や旅行系のビジネスでも、
僕のクライアントさんはリストをもっていたので
そこでオンラインのサービスを知らせることで立ち上がりがものすごく早かったです。
とにかく細かいことはめんどうだし、
小狡いこともしたくない人は、リストを増やすこととケアすることを第一に考えておけば
今日話したようなリスクは実質追わないと思います。
だから・・・・今日のテーマとは違うけどメルマガ送りたくないとか、
私は読まないとかって人・・・・大丈夫ですか?って心配になるわけです。
■生き残ったら勝ち
最後に、究極的なことをいいます。
ビジネスを10年以上やって、何人も手伝ってわかったことなんですが、
ビジネスは勝つっていうより、生き残るって表現が正しいように思います。
だって、みんな大小の困難に遭ったときに、
勝手にいなくなることの方が多いんですよね。
なので売上0になったとしても
なんとしても生き残る。つまりビジネスを小さくてもいいから続けるてことをすれば
勝手に周りが消えてて勝てるってか、うまくいってるってこと多いんです。
なので、今日の話もぜひ参考にしていただきたいのですが、
なんでもいいから、とにかく生き残りましょうねって話で締めたいと思います。
ーー動画だともうちょいくどくど例を出してますので
もっと理解したいとか、続きが気になる人はそっちもご覧ください。
ではでは。
【雑談】ふぐ料理
江戸時代はフグって死ぬかもしれない食べ物として禁止されてたんですってね。
それでも、食べさせる店があって、運試しに食べる人もたくさんいたんだとか。
やっぱり美味しいからでしょうね。
そんなフグなんですが近所にめちゃうまくて安い店があります。
刺身も唐揚げも鍋も雑炊もセットでわずか3500円。
なかなか予約が取れないんですが、
偶然とれたんで久しぶりに家族で行ってきました。
日本は今飲食店は8時までってなってるから
めっちゃ早く行って食べたんですが満席。
でもまー、フグ最初に食べた人ってすごい勇気ですよね。
トラフグなんて結構えぐい姿だし。
そして不謹慎だけど幾人かは死ぬことで毒の存在を知ったんだと思います。
ほんと先人ってすごいですよね。
未来には宇宙旅行も、そんなふうに言われる日がくるのかもしれませんね。
「帰ってこれないかもしれないのにロケットに乗って行ってたらしいよ?」
みたいな?