儲けてる人の秘密の情報源【第567回】
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こんにちは。河野です。
今日も開封していただきありがとうございます。
(動画、文章、音声 でお届けします。)
「これは“儲かりそうじゃないから”やめとこう。」
こうやって、ビジネスにいつまでたっても没頭しない人が、
世界中に2億人くらいいる気がします。
確かに選ぶビジネスや商材次第で、
すごい楽に立ち上がるものもあれば、苦労を重ねるはめになるものもあります。
このネタは儲かるか?儲からないか?ってことを死ぬほど気にするのも自然な話。
じゃ、儲かるネタはどこにあるんだろ?って話になるんですが、
それは「今まさに誰かが儲かってるもの」ということになります。
誰もやってないけど儲かりそうなものじゃなくて、
儲かるものを選ぶのが一番。
13年コンサルをやってきて、辿り着いた正解だと思ってます。
「儲かってるものをやりましょう。」
一貫してそう主張してきました。
とはえ、「儲かってるものは何か?」って意外とわからない。
アマゾンとか、モールなどで売れてるものを調べるのはたやすいけど、
すべてのビジネスからって考えると案外調べるすべってないんですよね。
そこで目立つのはSNSとかで発信されている情報になります。
「●●で儲けていまして、楽しく暮らしてます。」みたいな情報とか、
「会社成長させてます!世界をよりよくしたいです!」みたいな情報とか。
でもね、そこにはいわゆる凡人で普通の人がやる儲かるビジネスはなかったりします。
SNSでわかる「儲かるネタ」がダメだとまでは言いませんが、
たいていは「発信することで儲けようと頑張ってる途中」だったり、
本当はあまり儲かっていなかったりするからです。
実際儲かってるネタってSNSではまずわかりません。判断できないのです。
なぜなら、ビジネスをやって成果を出している人はSNSで「儲かってる」なんて発信なんてしないから。
そもそもSNSすらやってないことも多い。
だって、儲かってるってことはそこそこ忙しいから、そんな暇もないし、
忙しくない場合はSNSしなくても儲かってるんだから余計やる必要を感じてない。
つまり、元も子もない話をすると「儲かってるって言ってる情報」をネットでささーっとリサーチしても見つかんないもんなんですよね。
とはえ「儲かるネタ」は複数存在するし、見つけるコツもあったりします。
僕が実際コンサルする時にも使ってる方法の一つです。
ということで今日は、儲かるネタの探し方を事例とともに一つお話します。
話すのは“ブラックボックスパターン”と呼んでいるネタです。
今日もYouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。
動画で見る|儲けてる人の秘密の情報源
文章バージョン続き|儲けてる人の秘密の情報源
僕の古いクライアントさんで、南米にいらっしゃる方がいます。
やってるビジネスは建築3Dパース作成業。
パースってわかりますかね?
簡単にいうとリアルに再現した店舗とか住宅とかの完成予想図です。
注文住宅を作る時にお客さんに完成イメージを示したり、
店舗デザインをする時にイメージを示したりするのに使います。
とはいっても、お客さんは注文住宅を注文する人じゃありません。
販売業者や建築事務所から受託します。
つまりBtoB。
このビジネス、かれこれ始めてから10年近くたちました。
実はこのビジネス、ほぼ何もしていないのですが、お客さんが途絶えることはありません。
それどころか成長してます。
何もしないって言っても、サービス提供はしなければなりませんから、
見積とか請求、制作、納品はやりますよ?
マーケティングと呼ばれる行為をほとんどしなくても良いって意味です。
業務用ですからリピート注文も多いですが、
新規が減ってるわけでもないんです。
こういったビジネスを儲かるネタと呼ばずなんと呼ぶんだろうって思うんですよね。
実はこのビジネスには、今日お話しようと思った1つの儲かるネタの探し方の
要素が全部含まれています。
■儲かるネタ“ブラックボックスパターン”
この儲かるネタに含まれる要素はこの3つ。
1、スキルやノウハウがブラックボックスにあるもの。
3Dのパース作成って、簡単にいえば平面に展開されてるCAD図面を
立体に起こして、写真のようにリアルにする技術です。
専用のソフトウェアがあるから、覚えれば誰でもできるといえばできる。
でもね、そもそもソフトウェアの使い方も結構難しいし、
リアルに見せる細かいノウハウがすごくたくさんあるんです。
つまり、「スキル」と呼んでもいいものなんです。
なのに、世の中にこのスキルってあまり出回ってないんですよね。
素人からしたらブラックボックスに見えるんです。
2、需要も供給も増えすぎないもの。
スキルがブラックボックスってだけなら、
一昔前のアプリ作成や、webプログラムも同じです。
ただ、儲かるネタにはすでになっていません。
なぜかというと、2番目の要素がからむんですが、需要が多くなったらからです。
欲しい人が増えると、そのスキルを習得する人も必然的に増えます。
スキルを持ってる人が増えれば確率的に、それを無料で公開する人が登場しはじめます。
動画やブログなんかでマニュアルやノウハウを公開し始めるわけです。
安価なスクールも増えるでしょう。
それによってブラックボックスなんだけど中身が筒抜けになっていくわけです。
一方パースなんかの場合、いくら建築ラッシュっていっても、
ものを立てるのには土地の制限があります。
アプリほど無尽蔵に増えません。
結果需要が一般的サービスよりも飽和しにくいんですよね。
そうなると需要が急激に増えないから、習得する人も増えません。
習得する人が増えないってことは、ノウハウを発信する人も増えません。
てかいないことすらあります。
結果、このブラックボックスは黒いままでいれるわけです。
3、人件費でアービトラージが出せればなお最高
ひと昔前。インターネット黎明期。
まだ誰もホームページなんて持ってなかった時代。
ホームページ作成って1件500万とかの見積が平気で行われてました。
機能やビジュアルなんて今と比較にならないくらいへぼいのにです(笑)
それはまさにスキルが完全にブラックボックスだったから。
つまりスキルがブラックボックスのものは、価格が高いままになりがちなんですよね。
価格が高いってことは利益額が大きくなるわけです。
かといって、スキルを習得している人の人件費が医者のように高いわけではありません。
だから普通にやってても収益が出やすい。
でも、それならこの制作原価である人件費をもっと安くできるともっと収益が出やすくなります。
つまり、海外の人件費の安いエリアで外注したり採用すれば、もっと利幅が出ます。
まさに例に出したビジネスの場合は、南米の人に外注しているので
利幅が大きいのです。
相場より価格を下げても利幅は大きくなります。
ちなみに、これは日本向けのビジネスであればあるほど有利です。
なぜなら、英語圏へ同じサービスを販売するとした場合、人件費の安いエリアの人も
英語ではコニュニケーショできる場合が多いからです。
つまり英語圏へは直接本人がサービス提供していることも多く、
結果として提供者が増えていて、価格が下がり切ってることも多いからです。
まさにホームページ制作業のように、需要も供給も増えてしまってるので、
英語圏では「儲かるネタ」ではなくなってるわけです。
このブラックボックスパターンは他にも当てはまるものが多いです。
例えば、IOT関連の受託開発業をしているとします。
そもそも導入する企業はまだ少ないです。
そして、IOTって、センサーなどの物理的な仕組みと、
電子回路、そしてプログラミング、業務解決のスキルを全部網羅してはじめて提供できます。
需要も少ない、スキルも結構ブラックボックス。
となると同じ条件を満たしているといえます。
もっと一般的なものにもネタは要件を満たすものがあります。
ネット広告代理店とかもそうです。
今のネット広告ってGoogleやフェースブックはじめ、
ほとんどの最適化は機械学習で行います。
成果の最大化は機械に委ねるところが多いので、
実際代理店は必殺の技なんて使うことはないんです。
セッティングや、機械学習のさせ方は詳しくないとできませんが、
“やること”がそんな多いわけでもありません。
でも、運用報酬は全広告費の20%を取る会社が多いわけです。
100万の広告費なら月に20万。
ブラックボックスだからこそだなって思うんですよね。
(あ、中にはその代理店だからこそ成果をバリバリ向上させてくれる代理店もありますが、一般論としてはそうじゃない代理店が多いんです)
■ブラックボックスパターンの儲かるネタに乗っかるには?
では、これらのネタを見つけた場合どうすればいいか?なんですが、
単純です。
スキルのブラックボックス部分を自分で紐解いて、習得して提供すればいいのです。
それが嫌とか、無理とか、そんな時間使いたくなくても大丈夫です。
人件費のアービトラージ使えばいいと思います。
そのスキルを習得していて人件費の安いエリアで外注を見つけてください。
特に日本へのサービスの場合は、このブラックボックスパターンが見つかりやすいです。
英語圏は、途上国でも使えることの多い英語だから、ブラックボックスが透明化したり、
価格が破壊された後の場合もあるからです。
デフレが起こっていない専門技能に注目してみてください。
そうですね。Ai関係とかね。
海外在住者にもすごいあってると思います。
みなさんたいていは、スペイン語か英語か中国語とか話せますよね?
となると人件費のアービトラージが見つけやすいので有利だと思うんです。
住んでる国じゃないですよ?どこでもいいんです。コミュニケーションできるなら。
実際僕のクライアントさんも、海外にいるからこそのメリットが人件費のアービトラージで得られてる人も多くいます。
いかがですか?
儲かるネタ。ぜひ探してみてくださいね。
じゃないとどんどん僕らがクライアントさんと見つけちゃいますよ(笑)
ーー動画だともうちょいくどくど例を出してますので
もっと理解したいとか、続きが気になる人はそっちもご覧ください。
ではでは。
【雑談】10円のあたり付きガム
フィリックスの十円ガム。
日本にいた幼少期。
駄菓子屋で買ったことありますよね?
いちご味のフーセンガムです。
今でも売ってます。
そしていまだに10円。
これを息子が好きで、僕が習い事やら塾やらに迎えにいくと、
こっそり買います。
で、このガムの醍醐味はなんといってもあたりくじ。
あたるともう1個もらえるんです。
昔駄菓子屋で食べてはあたりをおばちゃんに交換してもらってたの思い出します。
でもね。買うのはたいていコンビニなんですよ。
コンビニって在庫管理もしっかりしてるし、
業務も煩雑だからあたりくじ交換してくれないと思ってました。
少なくても僕は思い込んでた。
でも息子曰く「あたりなんだからできるにきまってんじゃん!」
といって、当たりがでたときに張り切って交換しに行ってました。
「ま。断られるのも経験だ」とか偉そうに思ってたんですが
普通に交換してきました。
しかもまた当たりが出て、さらに交換してきてたりして。
知ってました?
「10円のあたりガムも交換してくれる。しかも何度でも。」
コンビニの万能性。もはやおそるべしですね。
でも自称子供を守りたい大人が、
「あたりくじは射幸心を煽るからダメ」とか言い出さないといいなって思います。
あのドキドキが楽しいのにね。
(ちなみに某コンビニチェーンの社員に聞いたら、
コンビニ業務って頭よくないと覚えられないくらい複雑なんだそうで、
それなのに時給が安いんで、日本人は募集しても来ないそうです。)