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「どこで売るか?」が「何を売るか?」より10倍重要な理由【第573回】

こんにちは。河野です。
今日も開封していただきありがとうございます。
(動画、文章、音声 でお届けします。)

「いったい何を売ればいいのか?」

起業前の人からの相談では、この手のものがダントツで多いです。

当然ですよね。
起業するときには、これが一番悩むことだろうし、実際すごく大事。

なぜなら、「何を売るか?」で商売はほぼ決まると言ってもいいから。

毎日10時間働いていても1万円しか売れないか、
毎日10時間働くと1000万円売れたりするくらい結果に差がでます。

たとえば着物を海外に売るとしましょう。

1着20万円以上するブランド着物を販売するのと、
1着数千円の着物を海外に販売するパターンって両方存在しますが、後者のほうが100倍近い結果を出してます。

このように、ビジネスが成功やすいかどうかは、ほぼ商材を選択した時点で決まると言ってもいいです。

でもね、もう1つ売れやすくするために必要な要素が存在します。

それは「どこで売るか?」ということです。

なぜなら、売れる商材の中でも、この場所なら売れるけど、この場所だと売れないって特性があったりするからです。

つまり、成功率をあげるには、

売れる商材+売れやすい場所

の組み合わせが達成できないとダメなんですよね。

なので失敗する理由の中には商材は問題なかったのに、「売れやすい場所」で売ることができなかったからってことも結構多いです。

売れる場所で「売らなかった。」を言い間違えたのではないですよ?

売れる場所で「売れなかったんです。」

そこで売れば売れるんだけど、あなたにはそこで売ることができなかったってことです。

売れる場所が存在するけど、”そこにはあなたはリーチできない”ことがあるからなんです。

この場合は、いくら売れる商品を持っていても、苦戦することになります。

なんでこんなことが起こるかというと、
まず売れる商材を決めて、次にそれが売れる場所を見つけて売ろうとするんだけど、
そこでは売ることができないって条件が自分にあることに気がついてしまうって順序になっているからです。

すっごい簡単に言いますよ?

ディズニーランドの中で、ミッキーのボトルに入ったオレンジジュースを売れば絶対に売れることを知ったけど、
あなたはディズニーランドでビジネスはできませんよね?

極端に言えばこういうことが起こって失敗しているということなんです。

逆に言えば、比較的楽に成果を出していくためには、売れてる商品を見つける前に、
自分が条件面を楽にクリアできて「売ることができる場所」を見つけて、その場所で売れてる商品を見つけるって手順を踏むほうが失敗率が低いとも言えるわけです。

意味伝わります?

「売れる商品はなんだろう?」

ばかりに気をとられるんじゃなくて、

「売れてる場所はどこで、その場所で売りやすいものはなんだろう?」

という順番の方が確実だって話です。

とはいえ、例を出さないとわからないですよね。

ということで今日はどこで売るか?がいかに大事なのかを例とともにお話しますね。

あなたがもし今何かで苦戦しているなら、売る場所の問題を抱えてるかもしれないので、読んでみてください。

今日もYouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。

動画で見る|「どこで売るか?」が「何を売るか?」より10倍重要な理由

文章バージョン続き|「何を売るか?」より「どこで売るか?」が10倍大事。

早速ですが、売れる場所を見つけて、そこで売れるものを売るっていう順番についていろんなケースをご紹介していきますね。

たとえば・・・
コバタしんで(←言葉をサイトに使いたくないので逆に読んでください。使いたくない理由はあとでわかります。)を売りたいとします。

この商材はめっちゃ売れるたぐいの商材です。

一般的なネット広告でちょちょっとアクセスを集めるだけで初月から一定額の売上はたっちゃうと思うんですね。

でもですね、実は結構苦戦します。

SNSで露出しようとFaceBook広告を使いたいと思っても広告ポリシーでNG.

検索広告で露出しようとGoogle広告を出したくても、広告ポリシーでNGなんです。
つまり、速攻で確実にアクセスを集めるためのネット広告がほぼ使えないんですね。

そうなると、誰か実力のあるブロガーや、インフルエンサーに紹介してもらうとか、
自分のメディアを作るとかしかやれることがないってことになるんです。

「え?てことは売る方法あるんでしょ?」と思うかもしれませんが、
メディアを作るってのは一番効果が遅いし、時間が膨大にかかります。

紹介してもらうったって、実力ある人にOKもらうのも簡単ではありません。

つまり、売れる場所を考えた時に、この商材はもはや売れる商材ではないということになるんです。

50%くらい売れにくい商品でもネット広告を出せる商材のほうが売れるってことすらありえます。

この商品の場合は、都内で人通りのそこそこある路面に一坪のスペースを持っていて、何か店をやってみようかなと思ってるとします。
ここで小さい販売店を開始するなら、じゅうぶん売れる商材の威力を発揮すると思うんですよね。

つまり、都内で人通りがある路面のスペースで売れやすいものは何か?と考えるとこの商品はチョイスに入るってことです。

別のケースも見ていきましょう。

たとえば、、、
アメリカのアマゾンで日本で売ってるものを転売することを思いついたとします。
(今さら思いつくほど変わったビジネスでもないですが)

そして、アメリカのアマゾンではキャラもののフィギュアが売れてると知りました。

アメリカのアマゾンという売れる場所で、フィギュアを売るってことでいえば、
売れるもの+売れる場所って条件は揃っているので問題ないように見えます。

でもね、アマゾンで販売するなら、どうしてもFBAといって在現物をアメリカの倉庫に入れておく必要があります。

この時、もしあなたに万一売れなくてもその買い取ったお金は戻ってこなくても大丈夫と思える手持ち資金がない場合、
この手が打てませんよね。

もちろん、売れたら買い付けるって“ずる”をすることもできますが、この場合は競争力をすこし削がれてしまい「売れやすい商品」ではなくなることも多いので、
売れやすいものを売るって選択をしていることにはなりません。

つまり売れる場所であなたが売れないから、その売れる商品が売れやすい商品にはなりえないってことです。

ここまでは本来売れる商品なのにその場所で売れないから売れない商品になってしまうって話をしました。
逆もあります。

本来は売れない商品なんだけど、その場所で売ることで売れる商品になり得るってケースです。

今度はその例を出してみましょう。
例えば、、、人が集まることでビジネス上のメリットを享受しようとする起業家ネットワークや、コミュニティってよくあると思うんです。

20名とか100名とか1000名とか規模は様々だけど、その中にリファーラルをしあうことで顧客獲得につなげましょうというものもあります。

Aさんが健康食品を販売していて、Bさんはデザイン事務所をしているとしたら、Aさんが知り合った人をBさんに紹介してデザインの仕事を獲得するとかその逆とかを目指しています。
でも、ちょっと辛辣なことを言いますが、たいていリファーラルネットワークに属する場合、自分で集客する力が強いわけでもない人が多くて、それがかないません。

結果どうなるかというと、Aさん自身がBさんに自社のデザインを依頼し、Bさん自身がAさんの健康食品を定期購入するという形になっていきます。
つまり、そのネットワークやコミュニティーに所属する人の中だけで仕事を回すわけです。

あ。別にこれを何も悪いことだとは思いません。
単にそのコミュ二ティに依存することで多少嫌なことがあっても怖くて抜け出せないってデメリットがあるくらいだし、
所属人数が多ければ多いほどそこそこの額の売上が出ます。

じゃ、こういう場所が売れる場所と定義した場合、なにを売ればいいでしょうか?

答えは簡単で、所属する人が誰でも定期的に買わなければならないものを売ればいいのです。

ビジネスネットワークなら、Webデザイン、税理士、オンライン秘書、行政書士とかですね。

そして何もビジネス目的じゃなくても人が生きている限り必要なものでもいいです。
整体、美容院、小さい飲食店などです。

これだけで、みなさんが定期的に義務として依頼してくれますので、一人勝ちってこともあります。

話せばきりがないですが、
あいまいな欲求を扱うライフコーチも、あいまいな欲求にリーチできるディスプレイネットワークの効果を最大限発揮できる
フェースブック広告が広まることでずいぶん売りやすい商材になりました。

この前はすごい広告ではリーチしにくかったんです。

高額なピアノ教室を行いたい場合も、たとえば日本の神奈川県川崎市の海側ではなかなか難しいですが(すいません。僕が昔住んでいたんでゆるして)
恵比寿でやるのでは売れる商品になるかならないか180度違います。

アメリカのクライアントさんも、トリマーの仕事をなさっていますが、
お金持ちが住むエリアかそうでないかで全然価格単価も受注の数も変わってきます。

いかがですか?

これって、ことさら偉そうに解説されなくても、みなさん知ってますよね?

でもね、たいていは売れる商品を見つけた興奮で忘れてしまっています。
そして、実際売ってみたら売れる場所に自分がリーチできないことに、後になって気がつきます。

でも売れる商材の魅力に引っ張られて、無理やりそれが売れにくい場所で売ろうと努力するんですね、

結果、何の変哲も無いそこそこの努力でそこそこの成果が出る平均的なビジネスになるか、
めっちゃ努力しているけどわずかしか結果の出ないビジネスになってしまっていたりするんですよね。

ぜひ客観的に「これは売れる商品か?」と合わせて「これが売れる場所はどこか?」または、「この場所で売れているものは何か?」
を考えてみてください。

ある程度楽したいなら、
「ネット広告で素直に売れやすいものは何か?」から始めると結構外さないと思います。

ーー動画だともうちょいくどくど例を出してますので
もっと理解したいとか、続きが気になる人はそっちもご覧ください。

ではでは。

【雑談】ローマに学ぶ?

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

とは有名な格言。

そんな高尚な理由は何もないけど、僕は歴史が結構好きです。
ほんまもんの歴史好きには到底かないませんが、
歴史小説や歴史を扱った映画は大好物です。

英雄が出てくる戦記物とかね。

でも最近気がついたんですが、ローマ時代の話ってあんま知らないなと。

知ってても、娯楽映画のテルマエ・ロマエとか、
史実が変わってるグラデュエーターとかその程度。

そんな時、ある空想歴史小説の中のモデルになってる人物が
古代ローマの将軍だということを知ったんです。

名前が ユリウス・カエサル。さん。

調べてみてわかったんですが、カエサルってスーパー有名人でした。
日本でいえば織田信長とか秀吉なみの有名人。

中国でいえば諸葛孔明とか始皇帝くらい。

世界でいえばそれより10倍くらい有名なんだそうです。

しかもドイツで皇帝をあらわすカイザーって響きはカエサルからきてるっていうじゃないですか。

僕世界史の教科書まで買うくらいは好きなんですけどねー
「俺なんで知らなかったんだろ・・・」と恥じててもしょうがないので、いろいろ調べてみました。

そしたら、本人が直接書いた戦記ものまである始末。

「ガリア戦記」

っていうんですよね。

当時のフランス領あたりをガリアと呼んでいたそうで、そこを征服してる最中の話です。
で、読んだんですが、そのへんのアニメよりよほど面白いんですよねこれが。

しかもネットフリックスにまで、このカエサルさんの話があるじゃないですかってことで見ました。

「ルビコン川を渡る」

って有名な言葉あるじゃないですか?

あれってカエサルさんがクーデーターを起こすときに、
ローマ国境にあたるルビコン川を渡るともう後へは引けない決断って意味で使われてるそうです。

知ってました?
歴史好きとかいって、僕知らなかったんですよねー。

もちろんカエサルさんの話はローマ1000年以上の歴史の中でほんの一部紀元前50年くらいの話なんですが、
掘っていくと、ものすごいドロドロしたドラマがそこら中に埋まってるみたいです。

で、ローマのことを知りたければ『ローマ人の物語』全15巻という教科書的なものが日本語で書かれているらしく
(これも歴史好きでは常識みたいです。ガンダム好きな人がファーストを見てるか見てないかくらい常識みたい)
時間がなくてちょっと自信がないけど 手を出してみようかなって思ってます。

歴史もの好きな人に質問。
ローマってやっぱ常識?勉強しますw

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