動画で売上を爆発させるために必要なこと【第588回】
目次
こんにちは。河野です。
今日も開封していただきありがとうございます。
(動画、文章、音声 でお届けします。)
「今は、とにかく動画やっとけ。」
ネット的なビジネスをしている人にとっては共通の理解だと思います。
使い方はいろいろ。
・商品説明やサービス説明を動画にすることでコンバージョン率や滞在率を上げる。
・レシピアプリの動画コンテンツが王者クックパッドを追撃したようにコンテンツを動画にする。
・SNSもストーリーズ、リード、TikTokなんかの動画コンテンツで人気を出す。
ただ、一番如実に効果が体感できるのは広告動画です。
広告のクリエイティブに動画を使うって意味です。
インスタのフィードや無料アプリに挟まってる動画、
一番有名なのがユーチューブの再生前に出る動画。
よく見ますよね?あれ全部広告です。
動画広告は動画の威力を一番感じやすい施策だと思います。
今までは、動画よりインパクトのある写真を使うほうが反応取れていたりしました。
ていうか、これまでは動画や画像を表示させるターゲッティング広告やディスプレイ広告より、
キーワード連動型広告で表示するテキスト広告の成果が圧倒的に高かったんです。
売れる確率を上げるって意味で言えば、動画の出番は、そもそもありませんでした。
それがAI(機械学習)の性能アップと、SNSユーザの増大で、ターゲッティングの精度が上がったことと、
動画の威力が増したことで、検索広告よりもターゲッティング広告、ターゲッティング広告で画像を使うより動画を使う方が
売れるっていう、逆転現象も起こってたりもします。
つまり、動画を活用して成果を出すってことを、わかりやすく体験したければ
今は動画広告をやるのが早いってことなんです。
とはいえ、「どんな動画が成果が上がりやすいか?」ってことで手が止まりますよね。
しかも自分で作れないし、作り方を覚える気もない社長にとっては、
外注することになるんだけど、それだってタダじゃないし、
どんなふうに依頼していいかもわからない。
動画って文字だけのテキスト広告と違って、
映像、音声、長さって要素も加わるから、何が正解か?の答えがわからず、めちゃ悩みます。
「誰か教えてくんねーかな?」
「誰かいい感じの動画作ってくれねーかな?」
と思うのも道理です。
誰かに最高の成果が出る動画を作って欲しくなるわけです。
前置きが長くなりました。
実はそんな希望を叶えることができるのか検証するために、僕も最高のプロと呼ばれる集団に、広告動画を依頼してみることにしたんです。
予算は100万円。
もちろん、僕も広告動画くらい作れますよ?
自分もプロだと思ってますんで。(笑)
編集は外注さんに依頼するとしても、構成、言葉、映像のチョイスなんかを作れるし、
そうしてきました。成果も出てました。
でも「なにかもっと他に自分では到達できていない正解があるのではないか?」とも思ってたわけです。
ということで今日は、100万円ほど使って、
動画広告をその分野で有名な企業へ依頼した結果と考察をお話ししますね。
今日もYouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。
動画で見る|動画で売上を爆発させるために必要なこと
文章バージョン続き|広告動画作成に100万使った結果・・・
依頼したのは、GoogleからもFaceBookからも
グローバルに認定されている動画制作会社。
もちろん広告動画のクリエイティブ専門会社です。
コピーライター、ナレーター、デザイナー、
プロジェクトマネージャーなんかを全部抱えています。
事例も満載。
丸投げで受託してもらいました。
価格は1本25万くらいです。
予算100万なので依頼は合計4本。
ちなみに、このお金は“プロのノウハウに期待するお金”として支払いました。
編集のお金やナレーターのお金、プロジェクトマネジメントの単なる手間賃、人件費に払う気持ちじゃないってことです。
なので、依頼するにあたっては、相手の良いと思うものを、思う通りに作ってもらうことにしました。
100%お任せです。
自分の意見を言わない。
作られたものに口を絶対に出さない。
主観で良い悪いについて論じないってことです。
セールの期間が違うとか、そういうことはチェックしますし、
先方からのビジネスやサービスのヒアリングやご要望には全力で協力するのですが、
「こんな動画がいい」というのは1ミリも述べないことにしました。
そうじゃないと「プロがやると成果がどうなるか?」が正しく検証できませんしね。
そして、2ヶ月くらいで4本の動画ができあがってきました。
細かくは記載しませんが、
・ナレーションで全体のサービス説明をしていているもの。
・ナレーションでお客さんの悩みが解決することを訴求してるもの。
それぞれ2本ずつ別パターンで合計4本出来上がってきました。
長さは全部きっかり15秒。
YouTube広告に合わせて、最初の5秒がキャッチーな出だしになってます。
(YouTube広告のために作ったからです)
ナレーションもさすがプロって感じ。
映像も、映像内のイラストやアニメも綺麗に作り込んでありました。
とにかく、成果物に対して「え?あれだけ払ってこれ?」ということはありません。
実にプロっぽい仕上がりでした。
金額相当で綺麗?とか、かっこいい?とか、素敵?とか、そんな印象。
期待を胸に、早速広告を流してABCDテストをしました。
2週間、そこそこの予算を消費して4つの動画広告にアクセスを流しました。
結果・・・
あれ?もう想像ついてます?
反応は、劇的に悪かったです。
ABCDともに、それまで自作で作っていた動画広告より劣るか、大幅に悪いかのどっちかでした。
もう一度説明しておきますが、動画のクオリティは20万以上かかると言われればそうだろうなというレベルです。
つまり、ちゃんとしてます。
自社がなんだか大きい会社になった気になるくらいには高品質でしたよ?
コピーも「わかってねーなー!」ってレベルではありません。
“ちゃんとしたもの”でした。
だけど結果は結果。
そのまま広告費を垂れ流すわけにはいきませんので、100万は忘れることにしました。
話は変わって、、、
同じ時期、コンテンツラボ(僕のコンサル事業の方ね。)でも動画広告の改善がもっかの課題になっていました。
つまり動画広告の反応が落ちてたんですね。
かといって、100万円また使う気にはなりません。
今度は、というか今度も、自作で動画を作ってみました。
今までと違ったのは、ものすごいたくさんのパターンを作ってみたってことです。
訴求ポイントA
訴求ポイントB
男性のナレーション
女性のナレーション
河野が大きく顔だしているもの
河野が小さく顔だしているもの
ETC
これらの組み合わせを考えられる限り作ってみました。
お金はかかってません。
ナレーションで数千円とかは使いましたし、
純粋な動画編集作業費はわずかにかかりますが、
ほぼ使ってないと言ってもいいかもしれません。
そして広告のテストをしました。
作った数が多いんで、
ABCDEFGHくらいはパターンがあったかもしれませんw
結果、女性のナレーション+訴求ポイントAが勝利。
この組み合わせの反応が突出してよいことがわかりました。
もちろん前のものに比べても。です。
圧倒的だったかも。
ここまでで、わかったことがあります。
動画といえど、
・プロが作ると反応がバチっとよくなることはない。
・動画のクオリティによって反応が劇的に変わることはない。
まずこの2つ。
次に、
動画といえど、
・何が当たるかはテストしないとわからない。しかも複数。
これ。
つまり、サイトやサービス、LPなどと同じで、
すべてはテストによって導かれるってオチです。
誰かに委ねると最高になるわけではないって、クソつまらない答えでした。
ってことはですよ?
動画広告で最高の結果を出したいなら、自ずと正解が見出せます。
どこでどう評価されていようが、実績が複数あろうが、
誰かに究極の1本なり2本を作ってもらうとか、
何週間もアイデアをだして究極の1本を作ろうとしたりとかじゃなくて、
パターンをできるだけ多く作り、それを全部試すのが正解です。
予算が1万しかないなら、動画編集にお金はほぼ使えませんから
数千円のナレーションをココナラで探して自作でたくさん作るべきってことになります。
予算が10万あるなら、10万で10パターンくらい作れるような外注さんを探すとか、
ある部分は自分でやるとか、編集ソフトを買うとかのほうがいいですね。
つまり、自分のリソースで最大数の動画が作れるようにするのが大事なのであって、
プロっぽいナレーションに金をかけるとか、
映画みたいにちゃんと撮影したり、ホワイトボードアニメとかにお金をかけて
起死回生を狙うってことじゃないんですよね。
なので、勘違いしてはいけないのは、
なんちゃって動画を作成して、反応がないときに
「やはり素人くさいからだ。」という判断をすることです。
ただしくは、「複数パターンを試してないからだ。」ではないかと。
ということで、、、
動画だからといって、くれぐれも金もないのに高額な費用が必要ないい感じの会社に丸投げしないようにしてみてくださいね。
もしアイデア浮かばないなら、僕らに相談してみてください。
いやになるくらいアイデアを教えて差し上げますw
ーー動画だと、もうちょいくどくど例を出してますので
もっと理解したいとか、続きが気になる人はそっちもご覧ください。
ではでは。
【雑談】ヨットは風上に進むんやで。
先日、息子と葉山でヨットのセーリング体験に行ってきました。
“子供のことを第一に考える素敵な親である僕は、「子供といろんな体験をしようぜ」の一環としてセーリングをしました。”
といえば格好がつくのでしょうが、ちょと違います。
いや全然違います(笑)
息子はサーフィンはしてくれないみたいなんですが、
なんとか無理やり海の遊びをさせようという策謀と、
僕自身が船の免許を持ってるわりに、ヨットは乗ったことがないんです。
そして、辛抱治郎さんの太平洋往復航海の冒険の話を聞いたり、
帆船の話が満載の人気漫画「海皇紀」をちょっと読み直す機会があったりした結果、
帆船熱が高まってました。
つまり、僕がやりたかっただけってこと。
息子は息子で漫画の「ワンピース」に今ハマってるので、
船には興味があったらしく、誘うと二つ返事で「やる!」ってことでした。
本当はディンギーっていうひとり乗りのヨットの操船体験とかしたかったんですが、(僕がですよ?)
子供と二人ってことでもうちょい大きなヨットに乗せてもらって、
帆はインストラクターさんが触って、
舵を僕らが触るって体験でした。
それはそれで残念でしたが、乗ってみて納得、
1日であんな難しことができるもんじゃないですね。
その次のステップとしてちゃんとしたスクールに進むべきなんだそうです。
で、そのへんはさすが葉山。
おぼっちゃま、お嬢様たちが、習い事としてヨットをやってるそうです。
その日もレッスン日だったみたいで、多くの子供たちがみんな器用に帆と舵を操作していました。
にしてもです。
ヨットってすごいですね。
オリンピックとかで見てたり、教養ある人なら常識かもしれないけど
ヨットって風上にも走れるんですよね。
“切り上がる”と言うのですが、
帆が飛行機の羽みたいに片側が曲線になってるので、
揚力を使って切り上がるんです。
乗ってみると分かりますが、すっごいスピードでます。
僕の乗ったのは大きめの帆だったので体感は時速4、50kmくらい?出てたと思います。
サーフィンも最高に好きですが、
ヨットもあれは興奮材料が満載な気がしました。
やはり、風、波、など自然を使う遊びは興奮します。
おっさんになってもやれそうですしね。(もうすでにおっさんだけど)
でも結局はハードなアクティビティとしてのヨットを楽しむっていうより、
金かけて、船室やエンジンもついているいいヨット買って、
沖で酒飲むだけとかになっちゃうんですかねー(笑)