すぐに収益を出さないといけない時の飛び道具【第701回】
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「このままだとお金がやばい。」
独立起業した直後って、アイデアをどうやって実現しようか?とか、忙しくなったらどうしようか?なんてことを考えたりするものですが、
多くの人が比較的すぐにもっと現実的な問題にぶつかります。
それはお金が思ったより早く減ってしまうこと。
なぜなら思う通りに売上が上がらないことが多いにありえるからです。
これは収入を絶って起業した人あるあるかもしれません。
しかも収入がない時に限って冷蔵庫が壊れたり、車が壊れたりします。(笑)
僕ももちろん経験者です。
そんな時は、とにかくビジネスプランとか、矜持とかどうでもよくなります。
「なんでもいいから収益を得たい。」という感じです。
もちろん「それならしばらくアルバイトでもしろ。」って話なんですが、
なかなかこれも諦めがつかないものです。
なんとか自分のビジネスでお金を短期的に得ることにこだわってしまいます。
今日はそんな緊急事態をどうするか?という話をします。
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答えは「お客さんとの距離を可能な限り詰める。」です。
とても単純で退屈な答えかもしれませんが、僕が15年以上人を手伝ってきた中で誰でもできそうな答えなんです。
補足が必要ですよね。
お客さんとの距離と詰めるというのはどういうことかというと、
わかりやすく言えば直接会える状態にするということです。
そして、当然直接会った時に1回で受注や購入につながる話ができる状態を作ることを指しています。
具体的な例を出しますね。
ホームページ制作業をしているなら、オンラインですこしの広告を出して無料相談を集めます。
その後対面で会うか、オンラインで顔を出して話をしてください。
そこで問題点を聞き出して、解決策としてのサービスを提案します。
留学斡旋、ブライダル、結婚紹介、システム開発、動画編集、語学レッスン、ヨガレッスン、コンサル、コーチ、不動産売買、会計士、全部同じです。
たとえばオンラインコンテンツ販売などの場合は、そもそも顧客と距離を近づけずに売ることを目的にしている人も多いと思うんですが、
これも同じく顧客との距離を目の前にしてください。
対面またはオンラインでの相談会や無料カウンセリングや説明会を開催してほしいのです。
しかも複数回です。たった1人とでもやります。
かつ、一般的に効率的だと言われているSNSでフォロワー増やすとか、メールリストなどをとって見込み客を増やすとかしなくて良いです。
長期的に効果的なことと、あなたに今必要なことは違うからです。
とにかくショートカットしなければなりません。
そしてネットの集客って意外とセオリーになればなるほど顧客との距離が遠い設計になってるんですね。
効率化するためです。
くどいですが、これだと明日のキャッシュは手に入らないのです。
ちなみに、この方法は物販では通用しないと思うかもしれませんが、物販でもお客さんとの距離を詰められるものはあると思います。
たとえば海外の人はアカウントを誰かに借りないといけませんがメルカリなどのフリマは比較的お客さんとの距離が近いですよね。
では、そういうことができないビジネスをしている場合はどうするか?
たとえば、移住サポートとかって移住の可能性を模索している人と長い間相談にのって、やっと1年後に課金できるとかもあると思います。
またはあまり広く知られていないサービスを広めようと思ってるかもしれません。
D2Cの結構食品を作っていて、リピートでは収益がでるけど新規客獲得にはまずは1万円ほど赤字を出す必要があるケースかもしれません。
こういう時は何かきっかけを探しがちですが、問題の認識がずれています。
そのビジネスは今のあなたの資金力では無理。
ということに気がつくべきなんです。
今日にでも「顧客との距離を最初からゼロにできるサービス」に切り替えるべきなんですよね。
僕は起業当初お金がどんどん減っていてピンチだった時、これに気がつけて救われました。
もちろん面倒くさいです(笑)
めっちゃ仕事しなければなりません。
来る人も来る人も人と話すことになります。
でもこれが一番早いんですよね。
そこでまずは業績を安定させてからでも、効率的なマーケティングはいくらでも実行できます。
大事なのは、
・毎日労働するステージだと腹を括ること。
・金に困っているという事実を受け入れること。
・一発逆転なんて甘いこと考えないこと。
ですね。
もし、本当に今そういう状態なら。
今から早速取り掛かってください。
本当にピンチなら働きましょう。
時給仕事しながらでもビジネスはできますからね。
【雑談】フランスの大学からGAFAMに
先日Googleの新卒社員の方とお話しする機会があって、
アメリカの大学に進学してたのか?というしょうもない質問をしてみました。
そしたら予想に反してフランスの大学だったそうです。
僕はクライアントさんにフランスで総合留学斡旋会社を経営している方もいますので、
フランスの大学では授業も英語だし授業料も格段に安いので、コスパがいいという話は聞いてたんですが、
その英語力も使いつつ米系の企業に進んでいる人を初めて目の前にしたんですよね。
滞在費を合わせても日本の私立大学程度なんだそうです。
しかもフランス語も同時に覚えなくてはならないので自動的に3カ国を使うことになるんだそうで。
コスト、リターン、楽しさ、などなど全部を鑑みて、
たくさんの選択肢があるってのは良いことですね。