ビジネスで背伸びをするか?等身大でやるか?【第708回】
目次
ビジネスをする時、精神的な問題が成果に影響を与えることが意外と多いです。
その中でもよくあるのが、成功率が非常に高いビジネスだけど本人に自信がなくてできないこと。
実際そのビジネスを行うことは十分可能なのですが、
やったことがなくて、かつ難しそうだと感じると「自分には高度なこと」に感じるからです。
「自分にはやる自信がない。」という理由でビジネスを始めることをしないか、はじめても勝手に辞めてしまいます。
もしやるなら、心情的には大なり小なり背伸びしなければなりません。
もしやらないなら等身大の自分らしいビジネスを選び直すことになります。
つまり、背伸びするのか?等身大でいくか?の2者択一を迫られるわけです。
自分らしくやるか?
背伸びをするか?
こう書くと結構深いテーマに見えますよね。
ということで今日は、このあたりの「背伸びをするか?」「等身大でいくか?」の話をしたいと思います。
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文章バージョン続き|ビジネスで背伸びをするか?自分らしく等身大でいるか?
まずちょっとした例を出してみましょう。
たとえばあなたがアロマに興味があるとします。
とはいえ趣味レベル。
そんな中ビジネスを始めようと思いました。
アイデアは2つ。
1、自分も気に入ったアロマ商材を販売するECサイト。
2、アロマを教えるオンラインコンテンツ販売。
でも残念ながら1のECは利益率と額が少なすぎて無理ゲーのビジネスになりがちです。
2のオンラインコンテンツは利益率が高いものの、一般向け講座なので単価を上げられないのでネックです。
そこで3つ目のアイデアが出てきました。
3、アロマ講師を養成するオンラインコンテンツ販売。
これなら単価を上げることができますから利益額が高いので、多少マーケティングが下手でも十分な利益がでます。
第一に大量の新規顧客を獲得しなくていいので、初心者でも利益が出しやすいです。
その代わりプロになるためのコースなので、
講座の内容はしっかりさせなければならないように思えます。
競合になりそうな既存のコースを見ても、有名な先生が監修してしっかり作り込んであります。
でも他社や世界中のコンテンツを調査してAIの力を借りたりすればできないものではありません。
No.1のクオリティにする必要はなくて、顧客の満足があれば合格です。
当然、やったことがありませんので面倒くさくはあります。
手間もかかるでしょう。
でも素人でも十分やれるレベルです。
ここで例の感情が出てきます。
「私にできる自信がない。」
繰り返しますが合理的にビジネスモデルを選ぶなら素人こそ絶対に3のアロマ講師を養成するオンラインコンテンツ販売です。
でも自分らしく楽しくできそうなのは1のECか、2のライトなコンテンツ販売。
背伸びをするか?
等身大でいくか?
あなたならどっちですか?
僕の提案は100%「背伸びする。」です。
資金的にも時間的にも無理な商材でもない限り、合理的に売れるものをやる選択をするのが良いと思うからです。
そして何よりこういうのって「背伸び」っていうことじゃないと思うんですよね。
単純に初めてやることだから大変だってだけの話です。
だってなんの経験も資金もない人が、いきなり収入を何千万円とか得ようとするチャレンジなんですから、
多少は面倒くさいに決まってますし、初めてのことになるに決まってます。
だから必要なのは「背伸び」じゃなくて「覚悟」
価値をちゃんと提供しようという覚悟。
初めてのことをやりきる覚悟。
「自分に自信がない。」はそれが「面倒くさい。」って言い換えてることも多いと思うんです。
意地悪な言い方をすれば、自分らしく=努力もしたくないし、覚悟ももちたくないとも捉えられます。
もちろん「でも私は私らしくいきたい。等身大じゃダメなの?」って話にもなると思うんですが、そもそも等身大と背伸びって反対語じゃないと思うんです。
等身大でそれをやればいいじゃんって思うんですよね。
あなららしく覚悟をもって、あなたらしいアプローチで初めてのことをやり遂げればいいだけの話じゃないかと。
たぶんこれって「虚勢を張る」ことと混同している気もします。
虚勢をはるというのは、言葉の通り「見せかけだけで嘘の主張をする」こんな感じ。
つまり商材を売るときに、嘘の実績を述べてみたり、提供できもしない価値を主張するようなことです。
SNSで成功しているように見せかけるってのもその一つですね。
これはしなくていいと思いますし、するべきじゃないと思います。
そんなことをせずに自分らしく背伸びをする
誇張をせず。嘘をつかず。粛々と講座の価値を述べるセールスコピーを書き、内容にするってことです。
それには覚悟と面倒な作業をする時間なんかは必要ですが虚勢を張る必要はないってだけの話。
そもそもビジネスをこれからやろうって人が自信がないのは当たり前だし、初めてなのも当たり前。
なにより面倒くさいことを最初はやらなければならないのは全員同じ。
その当たり前の作業を「自分らしく等身大で」という言葉で都合よく置き換えない癖をつけたほうがいいと思うんですよね。
てことでもし「背伸びするのは自信がない」と思ってる人がいたとしたら、安心してください。
背伸びしないとビジネスなんて立ち上がりませんし、単に面倒くさい作業をするだけなのであなたなら十分できると思います。
では。
【雑談】新年早々に重い話
新年早々ちょっとびっくりした話。
数年前からフォローしていたブロガーさんがいました。
20代くらいの女性だったんですが、とても物事をご存知で、読書家で物事を深く考える方だと感じていたので
記事も読み応えがあったんですよね。
実際人気もありました。数万以上のフォロワーだった気がします。
もちろんビジネス的にも成果を出されていました。
ただ、ここ2年くらい発信が途絶えているなと気がつきました。
そんな中先日数年ぶりに投稿があったんです。
読むと過去とニュアンスが全然違う精神世界のテーマの記事でした。
そんなネタを書く場合も相当ロジカルなアプローチをする人だったのに「あれ?」と思いまして。
あ。別にいいんです。その方はそれが今ベストな環境だと思うんです。
僕が好きだった文章が読めなくなっただけの話。
でもねこうも思いました。
光が強いと影も濃くなるんだなと。
なにより目の前の物理的な課題がないと、精神世界にのめり込みやすくはなるんだなと。
てことで正月からいろいろ考えさせられましたが、
・このセールス失敗したー!
・子供の学費が大変だー!
・腰が痛い!
・歯が痛い!
・明日放送される葬送のフリーレンの最新話楽しみ!
そういう雑事や煩悩に悩まされてるくらいがちょうどいいのかもしれませんね。
しょうもない悩みや愚痴も、きっと必要なパーツなんですよね。
ニーチェでいう「超人」なんて目指しちゃうと際限がなくなりますしね。
てことを考えた新年でした。
てことで今年も雑事を粛々とこなして楽しくいきましょう。