マーケテイング力が先。品質より独自性なんて後。【第712回】
目次
あの時。僕はめちゃくちゃ悔しかったです。
何年も怒りが収まりませんでした。
今日の話に関連するこの話は後でするとして、
話は変わりますが
良いものを生み出しているのに全然注目されない人がたくさんいます。
よい動画をアップしているけど再生が伸びてなかったり、
よい記事を書いてるけど紹介されない。
よいテーマなのに出版社が注目しない。
こうやって悶々としている人って多いです。
良いサービスを売ってるけど注目されないというのも同じ。
実際生み出しているものは本当に良いものだったりします。
ただこれって致命的な勘違いがあると思うんですよね。
今日は良いサービスやコンテンツに注目してもらう方法についての勘違いについてお話しします。
YouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。
*メール下部に文章バージョンもおつけしています。*
動画で見る|集客力が先。品質より独自性なんて後。
文章バージョン続き|集客力が先。品質より独自性なんて後。
もう10年以上前。僕は商業出版がしたくて、
あるコーディネーターさんに出版社への営業と企画の支援をお願いしたことがあります。
結果2社ほど興味を持ってもらって打ち合わせまでは進んだのですが最終的には出版が通りませんでした。
出版ができなかったのはその時もしょうがないと思っていましたし、今でもどうでもいいと思っているのですが、
そのときにそのコーディネーターさんが言った一言がすごかったです。
「あなたの会社の規模で、平凡なひととなりでは本なんて出ません。一度ホームレスにでもなった経験でもあれば違いますけどね。」
仕事を受ける時は「絶対出ますよ!」と言ってたのに手のひら返しに「このやろー!」って怒りが湧いたのを思い出します。
でも、ビジネスの経験も積んだ今ではこの出来事を別の角度で捉えています。
(その人のことは今でも大嫌いですけどね:笑)
多くの人はたいてい自分の生み出すものにある程度自信があるから、
出版社が興味をもってくれると考えるだろし、
誰かの目にとまって広めてくれるかもしれないと思っている節もあると思います。
でも注目される順序って完全に逆であることが多いんですよね。
第一に人気があること。
動画やブログなら大量の視聴者を抱えていたり、
サービスなら爆発的に利用者が伸びている状態。
会社なら売上が急増しているかどうか。
つまりは集客力が備わってるからこそ注目されます。
出版なんてまさにそうですよね。
本は売れなければなりませんので、すでに購入者が予測できる方が良いに決まってます。
だからこそ、広告宣伝含めて1000万以上出せる経営者の本はすぐ出たりします。
注目される理由は売れてるから。
売れるからこそ注目されて何か他人の力が働いて加速することはあっても、
売れてる状態なくしては何も始まらないのじゃないかと思うんです。
もちろん特殊な例は違うんだろうけど、それはやはり特殊なケース。
ということは、お金が欲しいのだとしても、名声が欲しいのだとしても、
人気が欲しいのだとしても、注目されたいのだとしても、
やはり優先される唯一のことって集客になります。
マーケティングを愚直にやることでしか、何も始まらないってことになります。
原文はまだ読んでいませんが、
大人気の語学学習アプリの「Duolingo」のCEOがこのように言っていたそうです。
「ほとんどの教育ビジネスは最終的にマーケティング会社になる。」
つまり教育コンテンツの優劣よりも、マーケテイング力を競うようになるって意味ですね。
本当はどうかは別として本質をついていると僕も思いました。
たしかに注目される会社や人物、視聴者の多い人物や団体は、
例外なくこの集客力なり動員力の強化にしっかりリソースを割いています。
ということで今、
「良いものなのに誰もみてくれない。」
と愚痴っている人は、
マーケテイング=顧客数や視聴者の増加という一番面倒だけど大事なところを避けて通ろうとしているのかなって思うんです。
【雑談】ゴルフ ハラスメント?
最近、仲の良いクライアントさんの男性陣の間でゴルフブームがじわじわきてるみたいです。
僕は周りにゴルフをする人があんまりいないのですが、
ゴルフをする人の情熱は本当にすごいものがあります。
サーファーもライフスタイルにまでなるくらい夢中になる趣味だと思うのですが、
人に猛烈に勧めたりはしない傾向があります。
ゴルフする人は、人へも勧めるんですよね。
「絶対やったほうがいい!やろうよ!」て感じで本当無邪気に少年のように誘われます(笑)
これを僕たちは愛情をもって「ゴルフハラスメント」と呼ぶことにしました。
全然悪い意味じゃないですよ。
だって実際とても楽しそうだし。
僕もサーフィンやら他の趣味がないとか、時間的な余裕があればやってる気がします。
趣味がなくて困ってる人がいるなか、
情熱を持てる趣味があるのはめっちゃいいことだと思うんです。
さすが世界中で愛されてる遊びですね。
ゴルフの魅力を語りたい人はぜひ僕にハラスメントメール送って下さい。
拝見してクライアントさんのゴルフ人にシェアしますね。(笑)