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好きなことをビジネスにしようとして10年経つ人たち【第742回】

あなたは「好きなことを仕事にしていますか?」

厳密にはどこかに勤めてると物理的に無理でしょうから、
独立していることが前提です。

独立していて、
好きなことを仕事にしていて、
かつ扶養するべき人を含めて生計を立てることができている状態。

実現していなくても、
または好きなことを仕事にしようと努力している現在の状態にとても満足していますか?

もしこれが「Yes」なら今日の話は全然役に立たないと思いますので、
無視してください。

そうじゃなくて、
「好きなことをビジネスしたいけど、そんなもの自分にはない。」
とか、

「好きなことをビジネスにしたいけど、成果が出なくてしんどい。」
とか。

そんな風に思っている人がいたとしたら、
そんな人へお話したいことがあってこれを書いています。

なぜかというと、そんな状態の時って、
ちょっと苦しくないですかね?

しんどいなと思ってるなら尚更なんで、
ちょっと聞いてください。

あ。別にコンサルタントっぽく

「好きなことをビジネスにするのはプロダクトアウトだから
マネタイズは難易度高いよ。売れるものを売る方が良いよ。」

みたいな話をしたいんじゃありません。

すこし角度を変えて、

「好きなことをビジネスにする」ことがそもそも必要なの?という視点で
話してみようと思います。

 

動画で見る|好きなことをビジネスにしようとして10年経つ人たち

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文章バージョン続き|好きなことをビジネスにしようとして10年経つ人たち

「好きなことで生きていく!」

10年ほど前、
日本のGoogleの広告で
YouTuberが出演して話題になりました。

これと同期してこの15年くらい。
「好きなことで生きていく」ということが
人生の最上の目的であるかのような風潮があると思います。

そしてそれを実行して、
本当に好きなことを仕事にして生き生きとしている人も多く目にするようになりました。

だからこそ、
自分に置き換えて
「好きなことをビジネスにしたい。」
そう思う人が増えたと思うんです。

でもビジネスや起業の現場にいて、
その強烈な副作用がめっちゃ起きているとも感じるんですよね。

それは、

「好きなことをビジネスにしなければならない。」

という刷り込み・脅迫観念に近いものが生まれてるってことじゃないかなと。

つまり、

「好きなことはビジネスにしにくいよ?」
「それはプロダクトアウトだから無理ゲーになりがちだよね?」
「好きなことを仕事にする方法がわかんなくて困ってるよね?」

みたいな話じゃなくて、
そもそも好きなことをビジネスにしたいって、なぜ思ったの?
って話からした方がいいのじゃないかと思ったわけです。

このテーマを取り上げようと思ったのは、
最近読んだ『なぜ働いていると本が読めなくなるのか 著:三宅香帆』
この本がきっかけです。

この本は、タイトルと違ってものすごい深いテーマを扱っています。
興味がある人は読んでみて欲しいんですが、
乱暴に解説すれば、現代社会で「好きなことを仕事にしなきゃ!」という考えが、
どう広がったのかを教えてくれます。

勝手に意訳要約すると・・・

ーー

バブル崩壊後、みんなが「キャリアは自分で切り開かなきゃ」と思うようになり、
好きなことを仕事にして自己実現を目指すのが理想とされるようになりました。

この価値観が広がることで、仕事に全力投球するのが当たり前になり、
働き方や生活に大きな影響を与えています。

これは刷り込みとも言えます。

ーー

こういう感じなんですが、
つまり現代は「労働」からは逃れられない世界だから、
その「労働」が自分のほとんどすべてになりつつあって、
その中で自己実現しようと思えば、「働くこと」で「自分を見出さないといけない」
そんな状況になっているという捉え方もできるってことですね。

僕はこんなふうに共感を覚えました。

要するに金を稼ぐ必要がある。
でも個人である自分も豊かな人生を送りたい。
そうなると稼ぐ工程で自己実現しなければならない。

みたいな話になってきただけじゃないかなと。

さらにそういうメッセージが蔓延して、
それを実現した人が自慢げに伝播するもんだから、

「好きなことで稼いでないとイケてない。」

という考え方まで進化したと思うんです。

確かに振り返って考えてみたら、
好きなことを「仕事」にするってことが
人生の至高の目的になってることが変といえば変ですよね?

仕事は労働であるはずで、
本来できればしたくないことの分類じゃないですか?

会社勤めしている人にとっても、
仕事をどう贔屓目に見ても、
週末のイベントや、
スポーツ、
気のあった人とお酒を飲んだり、
旅行したり、
推し活したり、
映画をみたり、
そんなものの方が楽しくて
好きなことじゃないかと思うんです。

別にレジャー的なものでない人もいると思います。

動物の保護活動をすることや、
子供のスポーツなどをサポートすることや、
絵を描くことや音楽を作ることなど
ちょっと「仕事」っぽい活動である場合もあると思います。
家でダラダラすることが好きなことって場合もありますからね。

でもやはりそこには「仕事」とイコールにする必然性はあまりありません。

本当に素直に考えれば、

「好きなことを好きなことをするために、
必要な時間とお金を確保したい。」

というのが至高の目的になるのではないかと。

だけど、どう変換されたのか、
好きなことを「仕事にする。」なってしまっています。

たぶんここでいう「仕事にする」というのは、
「生活を維持するための収入を得る。」と同義だと思います。

なんでこうなるかを考えてみたんですが、
きっとこうなんです。

生きていくために収入は必要である。
収入は労働でえなければならない。
労働は人生の時間を多く使う。
そうなると好きなことは労働で叶える必要がある。

こういう思い込みとか、

好きなことを仕事にして収入を得ていないとイケてない。

こういう刷り込みというか固定的な価値観に縛られてるのではないかなと。

くどいですが、
本当に好きなことを仕事にしたいと思ってる人もいるんです。

そういう人は好きなことをしてるなら収入に直結しなくても
それをやってます。

だから過程にも満足感があるんですよね。

僕がコンサルで「好きなことをビジネスにする」手伝いをする場合、
クライアントさんは十分なマネタイズができるまでの過程にも
納得されているし、止めてもそれをなさいます。

でももし、

「好きなことをビジネスにしたいけど、見つけられない。」

とか、

「好きなことをビジネスにしたいけど、マネタイズできないのでしんどい。」

とか思ってるとしたら、
一度客観視してみて欲しいんです。

本当に「好きなことを仕事にしたい。」と思ってるのか?
それって本当に好きなことなのか?
金にならなくても勝手にやってることなのか?
ていうか好きなことがあるのか?
好きなことなんてなくてもよいのでは?
好きなことをしたいだけで、仕事じゃなくて良いのでは?

こういうことですね。

そうじゃないなら、
別に好きなことをビジネスする必要がそもそもないのじゃないかなと。

そして「労働」しなくても、
収入をビジネスで生み出すことは可能だって事実も認識できるといいかなと。

最初は「労働」しなければなりませんが、
自分のビジネスであるかぎり、人を使うことで「労働」からはある程度解放されます。

つまり収益と時間が手に入るわけです。

なにより好きなことすらなくたって生きていけるし、
ステレオタイプな好きなことなんてくそくらえってことなんです。

あと、
これいうと怒られるけど、
好きなことを仕事にすることって別に人から賞賛されたりしませんしね。

別に褒められたり、尊敬されたりしません。
あくまで本人の問題。

イケてるとかダサいもありません。
所詮人ごとです。

いかがですかね?

我ながら回りくどいことを言ってるんですが、
「好きなこと」って幻想から離れると楽になる人多いんじゃないかなって思ってまして、

売れるものを売ってビジネスを効率化すれば
時間が手に入るじゃないですか?

で、暇を持て余してるなかで、
自分の時間の使い方として気に言ってることが見るかるってパターンもめっちゃあります。

なんですべて考えるのをやめて、
シンプルに「売れるものをビジネスにする」って考えになるのも
一つの解放ですよ?って伝えたいなと。

もちろんすでに好きなことがあって、
それをビジネスにするプロセスも満足感がある人は
本当に好きなことを仕事にしたい人ですから、
そのまま続けましょうね。

僕らもぜひお手伝いしたいです。

今日はそうじゃない人へのお話しでした。

では。

【雑談】トイストーリー5

誰もが知ってるピクサーのアニメ
『トイストーリー』はお好きですか?
僕は大好きです。

シリーズで1、2、3、4とあります。

見たことない人は、
まー「とりあえず見ろ」って感じなんですが、

超簡単に言えば、
アンディーという名の子供のおもちゃ達が、
いろんな冒険をする話です。

アクション、友情、コメディーなど詰め込まれてて、
最高のエンタメ作品です。

シリーズ3作目ではアンディーが大学生になり、
おもちゃが必要なくなったから、
近所の子供におもちゃをあげることで
お別れするって感動のエンディングでした。

ここまでのストーリーは完璧。
最高の映画になってると思うんですよね。

僕は3なんて何度みても泣いちゃいます。

ただね。その後のシリーズ4作目がなんか違うんです。

ディズニーってポリコレに配慮しすぎで映画が瞑想したって有名な話なんですが
トイストーリー4でもそれが出てました。

なぜか、おもちゃだけど子供に依存せず自由に生きる女性のおもちゃが出てきたりします。

しかもこれまで一貫したテーマだった
「おもちゃは子供にあそんでもらってこそ価値がある。」ということを覆して
最後に主人公のウッディーが持ち主の子供から離れて旅に出てしまうってラストだったりします。

1-2-3は一貫して「おもちゃは子供に遊んでもらうことに価値がある。」
「俺たちはアンディーのものだ」って主張してたのです。

それでも5を高評価している人も多いんですが、
僕はおもちゃと子供の信頼関係とか、おもちゃ同士の変わらぬ友情とか、
そういうほっこり感が好きだったので4だけはあまり好きになれませんでした。

3までで終わればよかったのに、とすら思ってたんですよね。

で、そのトイストーリー。
シリーズ5作目が出るそうです。

まだ映像は公開されてませんが、
どうやらおもちゃと、スマホやゲームの話みたい。

「ディズニーはポリコレに偏りすぎたから、これからはエンタメに原点回帰する。」って
談話をこの前発表してましたので、5はちょっと期待してます。

僕の好きなトイストーリーになってるのか、
やはり多様性とかそういうめんどくさいテーマの映画なのか?

と、まー関係ないくせに
いろいろ心配してるって話でした。

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