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「ビジネスに活かせる強みなんてない」と思ってる人の勘違い【第745回】

最近の説明会で、こんな質問をいただきました。
『長年、研究職をしてきましたが、ビジネスに活かせる強みなんてないと思っています』。

このように自分の生きてきた世界がビジネスとはかけ離れている場合、
自分が起業やビジネスをすることに不利だと考えていらっしゃる人が多いです。

他にもよくあるのが、このような人達。

飲食店で料理をしてきただけなのでビジネスなんてわからない。

20年以上主婦だけしてきて、やったのはパート程度なのでビジネスなんてまったく知らない。

勤めてきた会社がITは関係ないBtoBの建築関係なので起業のネタにならない。

でもこれは大きな勘違いだと思います。
逆でビジネスに使える強みをめちゃ持ってる人だったりすることがあるんですね。

なぜこんなもったいないことが起こるかと言うと、
おそらくビジネスや起業に自分の強みを活かす場合の
視点が狭いからこそ起こる思い込みではないかと思います。

僕のクライアントさんに、
強みを発見して活かすことに特化したコーチの方がいらっしゃいますが
同じようなことをおっしゃっていたので、
やはり勘違いしている人も多いと思うんですよね。

ということで今日は、
一見使えないと思ってる自分の経験を強みに変換して、
活かす場合の視点の持ち方についてお話しします。

 

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文章バージョン続き|「ビジネスに活かせる強みなんてない」と思ってる人の勘違い

ちなみに僕はビジネスや起業するにあたって、
強みがなければいけないとか、
強みを活かさなければならないとは1ミリも思っていません。

結果として強みが活かせればプラスに働きますが、
必修だとは全然思わないんですよね。

なので、そもそも論として
「強みを見つけろ。」という趣旨でこの話をしてません。
そこだけ勘違いしないでくださいね。

その人がどんな人であれば、
売れるものを売れる方法で売れば収益は増大します。

実際クライアントさんで大成功している人が、
強みを使ってるかというと、
後付け感も結構ありますし(笑)、

ゼロからサポートする人に強みを活かそうって
誘導をすることはありません。

でも使える強みが明確なのに、
使わないのもったいないとも思いますし、
使おうと思えば使える良い強みをもってるのに、
「自分は何も持たない。」と思い込んでるのも
もったいないというか、そのままにできないので解説しますね、

基本的にビジネスとか起業における文脈で
強みと言われるのは主に経験です。

ずっと医学の研究者だった。分野は基礎研究してきただけ。

ずっと子供4名の母親をしながら外国人の旦那がいてパートをして忙しい15年だっただけ。

ずっと建築関係の日系企業で働いてきただけ。

だからこんなふうに思うんですよね。

確かにスモールビジネスを立ち上げる時に、
医学の基礎研究の知識を売るとかは売れるマーケットではありません。

子供4名のお母さんとして主婦をしてきた人だと
そもそもネタが全然ないと思うかもしれません。

建築の大きな仕事を営業してとってくるってビジネスもやりたくはないはずです。

だからビジネスに活かせないと思うのですが、
強みって「職種」とか「業種」じゃないんですよね。

そうなると、健康食品のマーケティング責任者でした。とか、
広告代理店でクリエイティブ担当でした、
学習塾でカリスマ講師でした。
スポーツクラブで1000名以上のダイエットをサポートしてきました。
みたいな人しか活かせないってことになると思うんです。

逆にいやらしいことを言えば、
大きな起業でキャリアを積み上げてきた人が
「私の強みはこれまでのキャリア」だと思ってるとしたら
ただの素人だってこともとても多いです。

30年主婦をしてきた人と同じ「ただの素人」ってこともとても多いんですね。
この逆の勘違いで起業しても全然うまくいかない人も多いです。

スモールビジネスで使える強みって、
そういうことではありません。

もっと視点をずらしてみて欲しいんですよね。

わかりやすく代表的なものを挙げるとこの2つ。

1つ目はその仕事(業務)で工夫をしてきたことがあるかどうか?

2つ目は人からみた時に自分の立場が権威になりえるポイントはどこか?

その仕事(業務)で工夫をしてきたことがあるかどうか?というのは、
たとえば研究職のリーダとしていろんな研究室を渡り歩いてきたとします。
そこで10名以上のチームをまとめて目標を達成してきたんだとします。

そこで経験して工夫してきたこと努力してきたことを
売れる分野と被せてみるんです。

そうするとチームで目標を達成する秘訣というノウハウを得ることができると思います。
または、チームビルディングかもしれませんね。または問題解決メソッドでもいいですね。

主婦の人にしてもそうです。
子供が4名いて、仕事も、家族のケアもしてきたなら、
タイムマネジメントについて、
コーチングについてのサービスにつながるかもしれません。

もちろん「いやそんなスキルなんてない。」ということもあるでしょう。

その場合は2つ目の「人からみた時に自分の立場が権威になりえるポイントはどこか?」
が強みにできます。

たとえば研究職として多くの問題解決をしてきた人で、
しかも海外で長年仕事してきたとします。

もうそれだけで、日本人向けには権威になりえるんですよね。

問題解決のプロ
チームビルディングのプロ

こういう権威づけがすごくしやすいんですよね。

その中で中身は後でなんとかするとして、
セールスページにはものすごい説得力が生まれます。

つまりコンバージョン率で有利になったりします。

主婦の人もそうですよね。

たとえばマッチメーカーとして活動するとしたら、
国際結婚・子供4名・仕事もしてた。
これだけで十分に権威があります。

この方がタイムマネジメントのノウハウを売るにしても、
子供のコーチングのノウハウを売るにしても、
実際その人にそのスキルがないとしても、それは後で作れば良い話なんです。

ポイントはあなたの立場やこれまでの経験を示すだけで、売りやすくなるものがある。

ということなんです。

僕らの古いクライアントさんでも、
建築士の仕事をしている人が、
建築のプロという権威を武器に
建築パースの請負サービスを長年運営されています。

業績は継続して好調ですが、
ご本人にこのサービスの経験はありませんした。

立場やこれまでの経験をそのサービスの強みになるところにはめ込んだだけなんです。

伝わりますかね?

くどいですが、別に強みを意図して見つけて、
ビジネスに使わなくても、ビジネスはうまくいきます。

いや厳密には強みを全く使わずにうまくいくというより、
強みを意識せずに売れるものを選んでうまくいった場合でも、
後で考えてみると、うまくいったビジネスは結果としてあなたの強みを何か使ってたことに気が付くことは多いです。

僕はまったく意識してませんでしたが、
過去に電話だけでクレーム対応やコールセンターを数多く運営した時のスキルが
電話でのコンサルティングでクライアントさんとの信頼関係を構築することにつながっています。

このように結果としては、強みを活かしてるものなんですが、
逆に言えばあえて使わなければと焦ることはないんですよってことです。

でもそれでも強みがないとか、
活かしたいと思ってる人がいるとしたら
「ない」と思い込んでるのはもったいないのでこのお話をさせていただきました。

これまでの自分の人生の時間を
そんなに軽んじないでくださいね。

あなたがこれまで積み上げてきた経験は、
必ずビジネスに活かせる強みです。
それを軽視しないでください。
あなたはすでに十分強みを持っています。
それに気づいて、一歩踏み出してみましょう。

では。

【雑談】波平さんと同じ歳

この前息子と公園に行ったとき、
懸垂できる鉄棒が置いてありました。

で、やってみようってことになったんですが、
懸垂は広背筋を使うからか、
僕はまだ結構な回数できるんです。

ただ、やる前に息子がめっち心配そうに
「無理しないで!本当に大丈夫?」って聞いてきやがるわけです。

少し前、彼が小学生くらいまでは、

「よーしパパには負けないぞ!」

みたいなチャレンジャー目線だったのに、
今では「労りモード」になってました。

大人気ないとは思いつつ、
気合い入れて息子より回数こなして
まだまだいけるぞと示しておきました(笑)

最近こういうシーンが多いですよねー。

で、話かわりますが、
『サザエさん』は知っていますか?

海外にいる人でも子供の頃の記憶にありますよね?

そんなサザエさんですが、
家族構成は覚えてますよね?

(親)波平、フネ
(子供)サザエ、カツオ、ワカメ

サザエの旦那がマスオ。子供がタラちゃんです。

つまり、タラちゃんは波平の孫だけど、
カツオは波平の息子です。

で、その波平さんの歳は知ってます?

いつも着物を着ていて、髪の毛は1本。
65歳くらいのイメージないですか?

実は設定上、54歳なのだそうです。

54ですよ?
あの時代の54歳はあんな感じだったのかなと思うと時代は変わりましたよね。

でそんな波平さんですが、
僕は同じ年になりました。

そう考えると、
子供がいたわり始めるのもわかるなーと。
妙に納得しましたって話でした。

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