ナメられる人の特徴と残酷な人間心理の雑学(ビジネス編)ー752回
目次
皆さんは「舐められる」ってこと、気にしてますか?
「いや、別に…」と思う方も多いかもしれませんが、これが意外と侮れない。
起業したりビジネスを進めていくと、
周りの人間関係の中で「ナメられる」ことで実害が出ることも意外とあるんですよね。
たとえば、こんな経験ないですか?
・取引先や知人から、サービスや商品の紹介ばかり頼まれる
・顧客からの要求がどんどんエスカレートする
・支払いがなぜかいつも最後になる
・スタッフがわがままを言い出す
・提案をまともに聞いてもらえない
プライベートでは「優しすぎる人」としてむしろ信頼されている場合もありますが、
ビジネスで「舐められる」と実害が出ることが多いです
今日は、この「ナメられる理由」とその対策についてお話ししていきます。
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では早速、舐められる人の特徴とその対策を話していきます。
1. 謙遜しすぎる人
「謙遜すること」は美徳だとされていますし、
自慢しろというわけではありません。
でも、「こんなビジネスしていてすごいですね」と言われたときに、
反射的に「そんなことないですよ、私なんて…」と返してしまっていませんか?
僕もこのタイプです。
自分に自信がないわけではなく、
相手の嫉妬や争いを避けたい人もいるでしょう。
特に事実認識ができる人は、世の中にはもっとすごい人がいることをよく知っているので、
自然と控えめに答えるものです。
でも、全ての人が読解力を持っているわけではないということを覚えておいてください。
驚くかもしれませんが、「言葉の通りに理解する人」が世の中にはいます。
たとえば、謙遜したつもりで「そんな大したことはしてないんです」と言うと、
「あ、この人は大したことないんだ」とそのまま捉えてしまうんですね。
僕もかつて10年来の知人に久しぶりに会った時、
「まだコンサルやってるんだ?」と言われ、
「そうなんですよー、今でも必死です」と返したら、
「へー、もっとこうしたら?投資話もあるけど聞く?」と、
余計なお世話をされました(笑)。
こういう人には、謙遜せず事実をそのまま伝えたほうが賢明です。
「ありがとう、おかげさまで上手くいってます。好調です。」
と答えれば十分です。
自分の実績や状況を過度に低く言い過ぎると、
「本当に大したことがない人なんだ」と誤解されるので気をつけましょう。
謙遜は悪いことではありませんが、場面や相手を見極めることも大事なんです。
本当そういう理解力のない人多いので(笑)
2. 断らない人
次に、舐められやすい特徴として挙げられるのが
「断らない人」です。
もちろん相手の役にたつことは良いことです。
感謝もされるし、自分も心地よいし、自身もつきます。
時には無理してでも誰かのお願いを聞くことも大事です。
でも、テイカー気質の人が相手の場合は最悪。
こちらが断らなければ「あ。頼み放題だと」思って要求が増える一方になります。
普通に考えて、
数多くの要求を飲むことで
大変な苦労があることは想像できるはずなのに、
要求をやめないのは「舐めてる」以外の何ものでもありません。
もしかしたら本人はテイクしているとか舐めてる自覚はないかもしれません。
「だってOKするから=断らないから頼んでるだけ。」って本気で思ってる人もいます。
そう言う人は感性が鈍いだけなんですが、総じてこれも「舐めてる」って言うんですよね。
おそらく、過大なことをしてもらってる自覚もないし、
感謝もあまりしてないはずです。
ただ便利な人だと思ってることが多いです。
くどいですが、役に立っていること自体は悪くないですし、
実際に「断らずに引き受けることで自信がつく」こともありますし
なにより相手から信頼されます。
役にたてて、相手からも信頼され感謝されれば納得感もありますよね。
ただ、無理をする必要があるものは断らなければいけません。
なぜかというと、こちらからは相手がテイカーかどうか
短期的には判断できないからなんです。
自分が消耗しない範囲で人のお願いを聞いていれば、
相手がどうであれ問題はありません。
テイカーじゃない人からは感謝されるだろうし、断っても関係が変わったりはしません。
良好な関係が構築できるはず。
テイカーな人からは、便利につかえる人と舐められなくて済みます。
そしておそらく縁が切れて助かります。
ちょっと「舐められる」とは話がそれますが、
断りれない人の中には相手の苦悩と自分の苦悩をリンクさせてしまうって特徴もあったりします。
自分が解決してあげなければいけないと思ってしまうんですよね。
僕もこれに心当たりがありまして、
相手の苦悩と自分の苦悩をリンクさせてしまうことがあります。
たとえば、かつて詐欺被害にあって生活が苦しいというシングルマザーから
「助けてほしい」と頼まれたことがありました。
小さなお子さんもいるという話を聞いてしまうと、
もう無視できませんでした。
僕もその時は、クライアント対応や集客で日々必死でしたが、
無料で支援することに決めました。
しかし、後でその方が謎の高額セミナーにお金を払っていたことを知ったときや、
連絡が取れなくなったとき、虚しさを感じました。
無理をして引き受けてしまうと、後から感情が複雑に絡み合い、
ストレスにつながりやすいんですね。
この話は舐められるって話とは違いますが、
無理なことを断らないことで起こる実害って意味では同じですよね。
とにかく、
「自分の余力があるときにサポートする」という線引きがとても大切です。
引き受けるのは良いことですが、無理してまで応じる必要はありません。
余裕がある時に対応することがすごく重要です。
3. 自信がない人
これも少し別の切り口ですが、
自分に自信がない人も舐められやすいです。
「断ると価値がなくなるのではないか」
「相手が困るのではないか」
という不安から、
言われるがままに応じてしまうんです。
僕もそういうところがあるのでよくわかります。
でも、これは思い込みに過ぎません。
実際、できないことはできないし、
相手もそこまでこちらに期待していないことが多いです。
もしそれで本当に関係が途切れるなら、
最初からその相手は僕を「便利な道具」としてしか見ていなかったのでしょう。
そんな人しか周りにいないなら、
堂々と一人でいる方が健全です。
孤独上等です。
真剣にビジネスを進めていれば、
対等に付き合える取引先や、信頼できる友人、
リスペクトし合えるスタッフは自然に現れてきます。
そして、その人がいなくてもビジネスは進められるし、
もっと楽しい新しい人間関係もきっと見つかりますよ。
■最後に:モンスターテイカーを作ってるのはあなた
最後に一番大事なことをお伝えします。
こうした特徴によって「舐められやすい自分」
を作り出しているのは、
実は自分の行動かもしれないということです。
断らない、謙遜しすぎる、自信がないといった行動を繰り返すことで、
相手は「要求してもいい人」と見なしてしまい、
気がつけばモンスターテイカー化してしまうんですね。
他の人にはテイカーじゃないのに、
僕らにはテイカー気質になるってことです。
自分を大切にし、しっかりと線引きを持つことで、
相手との関係も健全に保てるようになります。
自分を守りながら、相手にリスペクトを持って対応していきましょうね。
では、また。
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【雑談】しんどくて、面白い。そして感謝。
この間、友人に「絶対に観て」とすすめられた映画があります。
題名は「あんのこと」
みました。
いや、重いんですよ。
話の筋としては、親の影響で薬物依存に陥ってしまった少女が、
周りの支えを受けながら何とか自立しようとする、というもの。
実話だそうです。
このあんという少女は、親から売春までさせられちゃうという過酷な状況にいるんですが
それでも自分の人生をどうにかしようと奮闘していきます。
ちなみに母親が最高にクズ中のクズです。
ストーリーの中ではいろんな人が支援者として現れるんだけど、
その人たちも決して完璧じゃない。
「善人」として一面的に描かれてるわけじゃなく、
むしろ人間的な弱さや欠点がしっかり映し出されているんです。
善と悪がシンプルに分かれているわけじゃない、
この「人間の多面性」がじわじわきますね。
戦争のような遠い話ではなくて、
意外と「こんな現実もすぐそばにあるかも」と思わせるものがあって、
観た後に不思議と心に残る作品です。
しんどい話ではあるんですが、
こういう現実をちょっと覗いてみることで、
今の生活にも少し感謝したくなる。
ちょっと久々に、自分の身の回りが恵まれているなぁ…なんて、ありきたりですが鮮明に感謝できました。
Amazon primeで見れますのでぜひ見てみてください。