【コンサル・コーチの仕事】ビジネスの始め方 ~実績のない状態で契約を取るには?~ー755回
目次
「実績がない状態で、どうやって仕事を取ればいいんですか?」
これ、めちゃくちゃよく聞かれる質問なんですよね。
特にコーチやコンサル、プログラマーやウェブデザイナーなど。
そこで「実績がないと仕事なんて取れない」と思い込んで、
何とかして実績を作ろうと頑張る人が多いです。
例えば、コーチなら、
知人を相手にコーチングを提供して成果を作ろうとする。
プログラマーやウェブデザイナーなら、
自分でサービスを立ち上げる。
コンサルなら、自分で別のビジネスを立ち上げて売り上げを出し、
それを成果として掲げる。
一見、筋が通っているように見えるじゃないですか。
でも、僕から言わせてもらうと、これ、やらなくていいです。
むしろ、やらない方がいいです。
ということで今日はその理由を深掘りしながら、
実績がない状態でも契約を取る方法について、具体的にお話ししていきます。
動画で見る|実績なしでも契約を取る方法
文章バージョン続き|実績なしでも契約を取る方法
まず、実績作りに集中することがどれだけリスクがあるのかをお話しします。
■知人を相手にサービスを提供するケース
「とりあえず知人にサービスを提供して、そこから実績を作ればいい」
と考える方は多いと思います。
でも、この方法には落とし穴があります。
例えば、知人相手だと無料か、かなり低単価で提供することになるはずです。
高単価で契約が取れるなら、
そもそも実績が必要だなんて悩んでないはずですからね。
でも、無料や低単価で提供した場合、
相手が本気で取り組んでくれることはほとんどありません。
軽い気持ちで受ける人が多いので、成果も出にくいんです。
さらに、コンサル業のように相手のビジネスに深く入り込む必要がある場合、
相手が全権を委任してくれないと意味がないんですよね。
知人相手だと、そこまで信頼してもらえないことも多く、
十分な成果を出すのが難しいんです。
知人を相手にした実績作りは、膨大な労力に対してリターンが少なすぎる。
これでは、肝心のやる気が続かないという結果になりかねません。
■別のビジネスを自分で立ち上げて実績を作るケース
次に、「自分で別のビジネスを立ち上げて実績を作る」という選択肢についてです。
これも、表面上は良さそうに見えるんですが、実際には難しい点が多い。
その分野で既にコミットしてやっている人たちがいる中で、
「片手間で成功させる」というのは、かなりハードルが高いんですよね。
頭の片隅に「本当は別のことがやりたいんだよな」
という気持ちがある状態では、どうしても中途半端になってしまいます。
てか、そこまでビジネスは甘くないです。
特にシステム開発の場合、自社サービスを立ち上げてポートフォリオとして使う人もいますが、
完成度が低いと逆効果になることもあります。
「あ、この人、見かけほど実力ないんだな」と思われるリスクがあるわけです。
■実績があっても、それだけで契約は取れない
そして、もう一つお伝えしたいのは、
「実績があるからといって契約が取れるわけではない」
ということです。
これも、意外と知られていない事実なんですよね。
顧客は、相手の実績そのものよりも、
「自分にとってどう役立つか」
を基準に判断します。
例えば、「本気の人だけを相手にします!」みたいなことを普段から言いってる
実績豊富な著名コーチやコンサルのことを知ったとしても、
自分に自信がなかったり、あまり強気の人が苦手な顧客は依頼しません。
「実績」とか「評判」だけで決めず、
相手の発する言葉、主張を聞いて自分に合うかどうか?で決める成熟した人は非常に多いです。
もちろん実績を重視する人もいます。
でも実績を重視する顧客の中には、「その実績通りにやれ」という態度を取る人もいます。
こういう顧客は他力本願になりがちで、こちらが消耗するケースが多いんですよね。
ぶっちゃけ「わかったけどお前も頑張れよ。」って言いたくなりません?(笑)
■実績がなくても契約を取る方法
では、どうすれば実績がない状態でも契約を取れるのでしょうか?
僕の答えはシンプルです。
「目の前のサービスを広める活動に全力を注ぐ」こと。
これに尽きます。
そもそも実績という定義はもっと広いもの。
「あなたの目の前の活動」はそもそも実績なんです。
伝わりますか?
補足しましょう。
自分のサービスを広める活動そのものは実績になるんです。
毎週毎日何かの配信をしてればそれを継続できる実績のある人ということです。
発信にその見込み客が共感したらだれかを共感させた実績のある人ということです。
一人目の見込み客をその気にさせたなら その気にさせた実績がある人になります。
注文取れれば自分の力でビジネスを生み出せた実績のある人になります。
これは友達とかの実績より10倍は威力があります。
そして、最初の契約が取れれば、それ自体が「ゼロから契約を取った実績」になります。
実績がない状態で何かを始めるのは確かに不安かもしれません。
でも、自分の活動そのものが実績を生むんだということを忘れないで欲しいんです。
なので、気にすることはないです。
まずは直球勝負で、今のビジネスの集客に全力を注いでみてください。
績がなくても仕事は取れます。むしろ、実績作りにエネルギーを注ぐよりも、
目の前のビジネスを広めることに集中する方が、結果的に良い実績が積み上がります。
僕自身もそうしてきましたし、これまでの経験上、
誰かに仕事を頼むときも実績だけを基準にすることはほとんどありません。
てか、実績があっても、実際にはポンコツだったり、
正直言って「嫌なやつ」ってことも意外と多いですからね(笑)。
必ず道は開けます。焦らず、じっくり取り組んでみてくださいね。
それでは、また次回!
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【雑談】たまには絵を描きたくなるよね。
先日、ふと有名な東京芸大のカフェに行ってきました。
仕事の打ち合わせだっんだけど気分を変えようとってことで。
あの場所、なんか独特な空気感がありました。
別に芸術に詳しいとかじゃないんですけど、
ああいうところに行くと妙に「文化的な人」になった気分になります(笑)。
その後、前から気になってた「絵」をテーマにした漫画
『ブルーピリオド』を読んでみたんです。
名前くらいは知ってたけど、しっかり読んだのは初めてです。
でも読んでみたら、、、これ、めちゃくちゃ面白い。
物語は、普通の高校生が美術の魅力に目覚めて、
東京芸大を目指す話なんですけど、
美術そのものというより「誰からも理解されにくいけど何か好きなことに全力で向き合う」ってテーマが強くて、
そこに刺さるものがありました。
芸大目指す人や本気で絵をやってる人からすると、
あれ、しんどい現実も描かれてるらしいですね。
でも、絵に関係ない大人でもハマる人が多いみたいです。
ただ、僕はというと―中学生みたいな感覚もまだあるみたいで、
読み終わったら「俺もちょっと描いてみようかな」とか思っちゃうわけです。
娘が少し絵を描くのスケッチブックを拝借して
家で適当に鉛筆で絵を描いてみました。
そしたらなんと、、、自分でもびっくりしたんですが
予想通りのくそ下手くそな絵が完成して、
自分一人で爆笑して終わるっていうオチです。
でもね、ふと思ったんです。
僕、普段はロジカルに損得を考えてビジネスしてるじゃないですか。
それを良しとしてきたし。
だから、お金とか関係なく「誰からも理解されないけど好きなことに向かう」って話が、
眩しく見えるのかもしれないなーと。
にしても、経営者ならハマると思うんですよね。
興味があれば、ぜひ読んでみてください。
いや、読んだらきっと、ヘッタクソな絵を描きたくなりますよ(笑)。