「成果が出ない…」と悩んだら見る動画|ビジネス課題と自分の課題を分けろ

目次
「このビジネスではダメなんじゃないだろうか?」
うまくいってないなって時期、
誰にでもあると思うんです。
頑張ってるけど業績や収入が伸びない。
忙しいのに、売上がなかなか上がらない。
ものすごく疲れてるけど売上が伸びてるわけじゃない。
そんな時、ふと他人の投稿を見たり、
知り合いの成果を聞いたりして、
「このビジネスじゃダメなのかな」って
考えてしまうことってないですか?
それに比べて自分のビジネスは、
非効率で、古臭くて、しんどいだけに感じてしまいます。
「今の”これ”はにそもそも可能性がないのでは?」
って不安になる感じです。
だって、他のビジネスをしてる人は、
もっと効率的に、もっと楽しそうで、
もっと金を得てるんですから。
僕にも何度もありました。
クライアントさんもありました。
で、いろいろ方向転換しようとしました。
つまり新しい別のビジネスを始めようとするってことです。
でも、きっとうまくいきません。
判断を誤っているからです。
というより事実誤認しているからです。
「そのビジネスがダメ」ではないんです。
問題は全然別のことにあります。
その焦りも、不安も、絶望も、愚痴も、
恨めしい気持ちの原因は「そのビジネスのせい」ではないんです。
ということで今日は、
「成果が出ないとき、何を“本当の課題”として扱うべきか?」
という話を、僕自身の体験も含めてしてみようと思います。
動画で見る|混ぜると危険-ビジネスの課題と自分の課題を混ぜるな。
文章バージョン続き|混ぜると危険-ビジネスの課題と自分の課題を混ぜるな。
そもそもの発端はこんな状態から始まります。
「売上はあるけど伸びてる気がしない。」
「忙しさは増えてるのに利益は変わらない。」
ビジネスなんてこんなもの。
まだまだこれから。
などと楽観的に思えれば良いのですが、
周りを見てみると、愕然とします。
もっと短い時間で、
もっと多くのお金を、
稼いでる人がいたり、
自分より遅くにスタートした人が、
自分の何倍の規模に成長させてたりするのを見たら、
平静ではいられません。
そして、こうなります。
「こんなビジネスやってるからダメなんだ」
「こんな働き方してる時点でセンスないのかも」
という思考に入る人がいます。
実際、僕のところにもそういった相談というか
もはや悲鳴、怒りの主張がよく来ます。
でもね。
その話をよくよく掘っていくと、
問題の“根っこ”がそもそも違うことがよくあります。
たとえば、そういう思考の陥ってる人は
こんな状況になってることが多いです。
・クライアント問題への対応がパンパンで、毎日があっという間に過ぎていく。
・ご主人やパートナーがクズかわがままで手間がかかる。
・信頼できない外注に振り回されて、時間も確保できないしお金も残らない。
・子供のケアや親の介護でどうしても時間が裂けない
・スタッフが自走せず、結局自分が全部やってる
・個人的トラブルや訴訟問題で時間が取られている。
・体調やメンタルがすぐれない。
・借金を返すために別の日銭稼ぎもしててクタクタ。
列記していることを見てもらえばわかりますが、
めっちゃがんばってます。いや、がんばりすぎてます。
時間とエネルギーはたぶん100%以上使ってるはずです。
おそらくキャパオーバー。
行動力のない人とかそんな軽い話じゃないんです。
環境的に、構造的にもう無理だったりすることもあります。
なのに、一番成果が出て欲しいビジネスで成果がでないんだから、
そういう思考にもなるってものです。
でもね、ビジネスだけの括りで見れば、
実態としては望む形に成長させるための、
アクションはほとんど起こせてないはずです。
やることとは、
時間を確保するために人を使ったりシステム化することであり、
そのコストを払ってもお金が余るように、
価格を上げたり、
マーケティングテストを強化することだったりです。
だって、時間もエネルギーも削られてるから、
そんなことやれてるはずがありません。
だから、成長とか拡大はしないだろうし、
拡大してたとしてももうキャパは限界をとっくに超えてると思います。
つまり、拡大しない理由は、
ビジネスにはなくて、
自分の個人的な環境の問題なんです。
もちろん突き詰めていけば、
そのビジネスには年収を10倍にするポテンシャルはないかもしれない。
でもそれを判断するまでも、
全然まったく至っていません。
要するに、
その不安、
イライラ、
絶望の元は、
自分の環境です。
ですが、起業家って悲しいかな、
自分のことより、ビジネスの結果だけに目が行きがちなので、
最終結果としての
自分が働いた時間と抱えるストレスの総量と、
手元に残るお金の総額だけで見てしまうものなんですよね。
毎日5時間しか寝ていないのに、
収入は月50万を超えない。
という結果をだけをみて、
「このビジネスに限界があるのかも」って
結論にいきつきがちなんです。
そして、多くの場合、
別の何かが気になってしょうがなくなります。
新しいビジネスを始めたくなるんです。
実はこれ、かなり危険な思考ループです。
もし新しいことを始めたとしますよね?
するとこんな手順が必要です。
1、まず企画して売り出しても売れない場合もありますので、
何種類かのサービスやビジネスをテストしていく必要があります。
そもそも、このようなことが細かくできる環境にいる人は、
時間を捻出できる人なんですよね。
だから、ほぼこの作業が完了できません。
2、で、途中で頓挫したときにまた「このビジネスはダメだ」という結論を出しますので、
次のなにかを企画します。
3、そしてまた時間がなくて1に戻ります。
この間は元のビジネスの収入は減りますので、
ストレスは変わりません。
このループに入ります。
で、仮に最初のビジネスを立ち上げる時間を捻出して、
売上がたつようになっても、
また“同じ課題”が時間差で顔を出します。
なぜなら、問題は「ビジネス」じゃなくて「自分の制限」だから。
■不毛なループに入らないために【分離】する。
ここで必要なのが「課題の分離」です。
つまり、
ビジネスモデルの課題(PMFしてない/単価が合わない/再現性がない)
と、
自分の状況による課題(環境/人間関係/健康/タイミング)
これを一緒くたにしてはいけません。
結果は「売上が伸びない」と同じだとしてもです。
たとえば、
・売上は立っている。
・継続して注文はとれている。
・でもその処理に追われて新規施策や組織化などが何もできてない。
・ビジネスより個人的な問題で時間を取られる。
このときに「ビジネスが限界だ」と決めるのは、
判断としては早すぎるわけです。
事実はビジネスにポテンシャルがあるのに、
またはあるかもしれないのに、
“今のあなたの問題”で”動けてないだけ”ってことなんです。
あなたが、
悩んだり、
愚痴をいったり、
イライラしたりするべきなのは、
ビジネスではなくて、
あなたの環境や邪魔する人に対してです。
こんな風に考えられないと、
永遠の不毛なループにハマってしまうんですよね。
■別に解決しなくても良い。
では、どうするか?
別に、全部解決しようと言ってるわけじゃありません。
だって、家族のこと、
トラブルのことってすぐに解決できるなら
当人がとっくに解決してますよね?
家族だって減らすわけにはいきません。
人材がいなくて、自分で作業にハマっているのだって、
この勇気というか切り替えって、
顧客との距離が近いビジネスだと、
なかなかできないこともあるんです。
でも、せめて認識だけは分けて考えてほしいんですよね。
そうしないと、やるべき判断を誤ってしまうし、
余計なことをしないほうが10倍マシだったみたいなことにもなりかねません。
「私は問題を抱えているから成長しきれず焦る。」
と考えるのと、
「このビジネスには問題があるから焦る。」
のは、結果もリスクも全然違います。
そのあたりの見極めがズレてる人は意外と多いですよね。
やはり人間は感情の生き物だからだと思います。
もちろん、
「あなたの環境のせいにするな!」
みたいな鼻息が荒い意見もありますが、
僕は逆だと思っています。
環境要因で制限されてるなら、
まずそれを認めることの方が先です。
それができて初めて、
「じゃあ今の自分が取れる選択肢は何か?」
「どうすれば今のビジネスを維持・成長できるか?」
が見えてくるはずです。
もちろん課題の分離ができたからといって、
売上は上がらないし、焦りは消えないと思うんですが、
気は楽になると思うんですよ。
いかがですか?
当てはまる人多いと思うんですよね。
ではまた。
もし今まさにこの手のことで悩んでるなら
相談にのりますので連絡くださいね。
お待ちしています。
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【雑談】香港より中国本土の方がサービスが良い?
先日、香港に住むクライアントさんから
面白い話を聞きました。
その方、香港に住んでるんですが、
最近深圳(中国本土)にも部屋を借りて、
半分くらいこっちでも生活してるそうなんです。
で、てっきり仕事の都合かと思いきや、
理由は「サービスの質が圧倒的に良いから」だそうです。
え?逆じゃなくて?と意外でしたが、
お聞きしたら、
実は最近、「北上(ほくじょう)」「北上消費」って言葉があるらしくて、
これは、香港の人が質のよい生サービスや安い商品を求めて、
中国本土に“北上”することを指すみたいです。
コロナで観光客が激減して、
競争も厳しくなった中国本土の都市部では、
「どうやったら顧客が喜ぶか?」をちゃんとリサーチして実践してる店が多いと。
深圳のカフェやレストランでも
「笑顔で対応されることが増えた」とも聞きました。
この「北上消費」って、
シンガポールから地続きの、
マレーシアのジョホールバルへ週末シンガポール人が
大挙して買い物に行くのと似てるのかもとも思ったんですが
あっちは価格の面が大きいそうなので、
サービスが良いからってのは本当に意外です。
僕は香港にも中国本土にも、
コロナ前は何度か行ってましたが、
コロナ前は完全に逆のイメージだったので
ちょっとした衝撃です。
でも確かに過去でも
上海の中心部のカフェなんていくと、
店員さんもみんな洗練されてる印象だったので、
それが時間を経過して広がっただけなのかもしれませんね。
ということで、
また近々、久しぶりに香港あたり、
足を運んでみたくなりました。