お金を計画的に使うと倒産する理由【第565回】
現金が一番大事です。
「ビジネスにとって一番大切なものはなんですか?」
油断しているときに、こんな風に質問されたら、反射的にこう答えてしまいます。
かっこつける準備ができていれば、
「情熱です」とか、「セルフイメージです」とか、「トレンドを見逃さないことです。」とか
いろいろ思いつくんですけどね。
ビジネスの失敗を倒産とか、会社員として働き始めることを指すのだとしたら、
なんやかんやで、現金を持ってれば絶対にそうはなりません。
借金でもいいんです。
銀行口座か金庫に現金があれば失敗しない。
情熱があっても、好きなことをしていても、
人のために尽くしていても、現金がないと失敗するし、
人を足蹴にしていても、傲慢でクズな奴でも、
現金があれば失敗しない。
腹がたつけど、それが現実。
だからこそ、決算書よりも、現金の出入りを把握しておくこと、予測しておくことのほうが大事だと言われているし、
できるだけ現金が残る経営をしていこうってことになると思うんです。
つまり、出る金を減らし、入る金を増やす。
出る金はちゃんと管理して、減らす努力をすることが大事だし、
みんなそうしてるとは思います。
でもね、この常識の中でビジネスをしていたことで、倒産することも実はあったりします。
言い間違いじゃありません。
出るお金を絞って現金を残そうとしてしまったことで倒産することもあるんです。
倒産しないまでも、全く成長せず、長いあいだ停滞する事業になりがちになります。
記憶にありません?
10年やってるけど事業規模全然変わんない。って状態。
この理由の一つになるんです。
理由は単純。
お金を残すことに気をとられすぎて、
“ある変数”のことを考えていないからです。
僕も現金を最重要にするあまり、同じ理由で何年もビジネスを停滞させてたし、
同じ理由で知人の倒産を目の当たりにしてきました。
ということで今日は、その例を交えつつ現金を大切にしすぎるリスクについて説明していきますね。
今日もYouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。
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