業績が悪くて不安でやる気もなくした時どうするか?【第572回】
目次
こんにちは。河野です。
今日も開封していただきありがとうございます。
(動画、文章、音声 でお届けします。)
「なんだか何もやる気が起きません。」
コロナのご時世になってから、こういうたぐいの相談を幾度となく受けてきました。
もちろんビジネスのお手伝いしている中で出てくる話ですから、
原因はビジネスに起因することが多いです。
・業績が悪くなってしまった。
・何かの事件やトラブルが発生した。
こういうとき。
そして、何もやる気が出なくなるわけです。
もちろん、たいていは、ほっといても、業績が元に戻ったり、
逆に苦境にやる気が湧いてきて業績をまた伸ばすなんてことも起ることの方が多いんです。
深刻そうに言ってた方も、聞いてた方にとっても「あれは、なんだったんだ?」こんな風に解決します。
でも、ズルズルと引っ張ることもたまにはあると思うんです。
不安が恐怖に変わり、そして手も足も動かなくなり、
手も足も動かないんだから業績はもっと悪くなっていきます。
もちろん僕はカウンセラーではないし、人生の機微をわかってる人間でもありませんから、
大したことは言えないのですが、
数多く人様の「やる気のなさ」を一緒に乗り越えてきた経験から、
最大公約数的な解決策は持ち合わせているつもりです。
ということで、今日は特にビジネスの「何か」が原因でやる気が出ないときの
解決策的なものをいくつかお話してみますね。
今日もYouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。
動画で見る|業績が悪くて不安でやる気もなくした時どうするか?
文章バージョン続き|業績が悪くて不安でやる気もなくした時どうするか?
さて、さっそく、ビジネスが原因で不安を抱えて、何もやる気がでなくなったときの対処法です。
何点か、気がラクになるかもしれない方法がありますので、
1個1個説明していきますね。
■冷静になる。
とにかく一番大事なのは冷静になること。
もちろん、業績が悪い、売上が減った。回復の見込みもない。
スタッフが何か「裏切り」のような感じで去った。
世界情勢や震災など不可抗力でどうしようもない状態になってる。
こんな時に「冷静になろう。」って言われて、「そうですね。」なんて冷静になれる人なんていません。
みんないっぱしの起業家。
「冷静になれ」って言われてなれるくらいならとっくになってるって話。
ここでいう冷静にっていうのは、気持ちの上でじゃなくて、定量的に状況を客観視してみようって意味です。
“数字”をとにかく見るようにして欲しいのです。
数字化してみたら、今何が起こってるか?がたいていは把握できます。
売上が落ちてるから悩んでるわけで、売上額や利益くらいは把握してるかもですが、
もっと多くの数字を出してみるんです。(というか見てみる。)
できれば調子悪くなってからと、良かったときの、月ごとに見られるといいです。
・売上額
・売上件数
・支出した額と明細
・新規客の注文数
・リピート客の注文数
・新規会員数
・アクセス数(セッション数と呼ばれてるかも)
・アクセスに対する購入率
・購入単位の注文額平均
こういう普通の経営データはあたり前として、
活動の量も見て欲しいです。
・メルマガ配信数
・キャンペーン回数
・新商品登録数
・問合せ対応件数
・問合せから回答までの平均的な時間
・見積依頼件数
・SNS投稿数
・ブログ投稿数
出すの面倒くさいとはおもうんです。
でもできるかぎり出してみて欲しい。
眺めてみたからといって売上が上がるわけではないのですが、
すくなくともわかることがあります。
それは“何が起こっているか?”の正しい情報です。
コロナだから。
とか、
あいつが裏切ったから。
とか、
ライバルが増えたから。
とか、
そんな抽象的でほぼ間違ってる情報じゃありません。
業績が落ちてることか、
落ちそうに不安に思うこととかが原因なのだから、
明確に、何が起こってるかだけは理解しないと話が進まないんですよね。
そうすると、
「あ、売上は減ってるけど、他は商品登録数が減ってるんだな。」
とかってことがわかったり、
「あれ?新規売上が減ってる気がしてただけで、利益額は実は減っていないのだな。」
とかってことがわかります。
もちろん根本的に数字を眺めてたってやる気が出るなんてことはないのですが、
原因がわかるだけでも気持ちがシンプルになることが多くて冷静になれます。
相変わらずやる気はないにしても、不安を抱えるとか、恐怖を感じるとか、強度なストレスを感じるとかって
マイナスなものはスッとなくせる可能性が高いんです。
そして、きっと「これが悪いから、これをなんとかしないとダメなんだなー。」みたいな解決策のようなものもほぼわかったりもします。
もちろん、為替の影響とか、コロナのせいで物流問題が出てるとか、どうしようもないこともあるんですが、
何が原因で業績が悪いかわかるってことが結構大事だと思うんです。
なぜなら、人が不安を抱えたり、恐怖を感じる時って、その元が「わからない」時だと思うんです。
子供がお化けを怖がるのも見たこともないし、どれくらい害があるかもわからないから、
とにかく怖いってのがあると思うんですよね。
たぶんコロナもおんなじたぐいかなと。
わからないもの。未知のものは怖い。戦意喪失します。
まずは客観的に何が起こってるか?やる気がでなくなってる、ビジネスの停滞の原因は何か?
だけでも知ることが最初かなと。
■サボってみる
次は真逆なことを言います。
不安や恐怖とかで、手足が動かない時って、ビジネスのことを考えていても何にもいいことありません。
だって手も足も動いてないなら、何も状況は変わらないので、ビジネスのことを考えてるだけ無駄ってか、不安の無駄遣いになると思うんです。
悩んでるだけで業績が好転するならいくらでも悩めばいいのですが、手と足を動かさないと絶対に1ミリも何も変わらないので、
手も足も動かないならビジネスはやめとくほうが人生の時間を有効に使えると思うわけ。
つまり。サボれってことです。
おもいきって何もせずサボってみたりします。
何もせずってかどうせ不安抱えてるだけで何もしないのだろうから、サボってもおんなじ。
半日とか1日とかでもいいのですが、ひたすらサボってみてほしいなと。
僕の場合は、おもいきり気になる漫画全巻大人買いして読んでみたり、サーフィンに毎日行ってみたり、
うまい飯を食いに遠出したり、以前なら海外に旅したりでした。
ひたすら怠惰に睡眠を貪ってもいいと思います。
別に活動的に遊ぶこともないかなと。
何の記憶にも残らないYouTubeをソファーに寝そべって流し見しててもいいなと。
人それぞれのサボり方をして欲しいのです。
なぜなら、単純に一つのことにこだわると、視野がめっちゃ狭くなるんで、気がつけるものも気がつけなくなるんですよね。
普段なら一瞬で思いつく解決策のアイデアも一向に出ないなんてことになりえるからです。
そのためにも 頭をゆるくすることは大事かなと。
■許可する
そして次がもともこもない対策法です。
「別にこれでいいでしょ。なんか文句ある?」ってことで、
今の状況を“許可”してあげるのも大事かなと。
「そういうこともあるでしょ。がんばってるんだし、その結果これなら、もうしらねーし。」
こんな感覚。
今の自分は、好ましくない状態。悪い状態。非日常な状態。特別な状態。だって感覚が、焦りを生んだしして心を不安にさせるのもあると思うんです。
「ま、こういうのもあるっしょ。普通普通。」って思うことはめっちゃ大事かなって僕も思うようにしています。
だって起業してるんだから、平穏に20年とかってやはり無理がありますしね。
あとは、ちょっと意地悪ですが“もっと悪くなってる人”とかの話を聞くと
気がラクになったりしますのでオススメです。
でも決して傷を舐め合ったりせず、お互い笑うくらいのライトな感じがいいですね。
■対策する。解決する。
この前の2つは、問題を解決しようとしてないのですが、あなたは起業家。
問題を乗り越えようとするなってのも無理な話だし、乗り越てほしいところです。
なので乗り越える手段も講じてください。
乗り越え方はすでに「冷静になる」ってところで数字を把握しているとしたら、
問題となってることがすでにわかったと思います。
その問題を超えるべく行動に移しましょう。
問題が単にメルマガのセール配信の量が減ってるだけだったり、
商品登録数が減ってるだけだったりすることもあるし、
仕込んでいるリードからのステップメールの威力が半減してきてる場合もあります。
FaceBook広告の反応が落ち込んでいるだけなのかもしれません。
誰かの記事で紹介されていて、そこからのアクセスが多数を占めていたけど、
その人は掲載を削除してしまったのかもしれません。
そういうことを、把握して、超える方法を考えて、ひたすら実行していくわけです。
解決策の難易度が高いということもあるかもしれないけど、
わかってる問題を解決するために、手を動かせばいいだけなので、
手を動かしている限りは相当気が紛れると思います。
広告の反応が悪いなら、新しいLP、クリエイティブを作ってテストしたり、
別の広告メディアにも出稿してみたり。
スタッフの問題があるなら、面倒でも新たな採用を開始したり。
見えないお化けに恐れおののいて、一歩もその場から動けないよりも、
えげつない姿をしているかもしれないけど、姿が見える敵に対峙しているほうが、
気持ちはラクだと思うんですよね。
だって逃げるって判断すらしやすいですから、立ちすくむってことはないはずなんです。
■吐き出す
あ、あと通して僕が結構昔やってたのがブレインダンプ。
横文字使ってますが、なんてことはなくて、
ノートとかメモ書きとか使わないコピー用紙とかに
自分の今感じたこと、思ったことなんかを全部書き出していくだけです。
もうね。
人には言えないような汚いこと。ずるいことも全部吐き出したりします。
たとえばですよ?
今日のネタとは違うけど、すっごい腹の立つ人と接したとします。
なんならその人に言われのないことで誹謗中傷されたりしたとします。
でもその時の怒りが後になっても尾を引いてるとします。
そういう時のブレインダンプはひどい感じになったりします。
うるさいんじゃ。
バカは黙っとけ。
だからお前は貧乏なんじゃ!
一生言ってろ。
もう俺の人生に顔だすな。
とかこういう汚い感じからはじまるんだけど
描き続けてると、
こんな人に振り回されると人生無駄。気にしてはだめ。
自分に親身になってくれる周りの人のことを気に掛けろ。
最初にあわよくば儲けようって邪なこと考えたからかもな。
とか建設的なこともかけたりするんです。
もし、ビジネスの不安があってやる気ゼロの時も同じように
ずるい感情やマイナスな感情もひっくるめて書き出してみるといいと思います。
なんでもうかんないのか?
なんで成約しないのか?
実力不足?
リード単価高い?
広告はもうだめ?
新しいLP作る?
教材はどうするの?
ビビってるだけなのか・・
誰かにアンケートとるべきか?
人材はどうする?
人採用するのめんどくさい。
仕事できないやつばっかり。
広告使わず儲ける方法は他にないか?
こんなふうになるかもしれないし、違うことになるかもしれません。
ブレインダンプは解決するためっていうより
思考を整理するためにとにかく出しちゃうって作業です。
結果的に、冷静になれて、問題点も認識できて、
やるしかない解決策も勝手に導いてることが多いです。
■まとめ
そろそろまとめてみます。
ビジネスの問題にぶつかったりして、それが原因でやる気がゼロになってるとしたら、
いかに見えていない現実と、見えていない明確な解決策を見えるようにするかが重要です。
これを「冷静になる。」と僕は表現しました。
かといって、今問題があることを異常な状態だと思わないようにしてほしいのです。
起業してれば乱高下、波乱万丈は大なり小なりあります。
そういうライフワークなのだと思えば、日常の一コマになるのじゃなかなと。
これを「許可する。」と僕は表現しました。
現実は忌々しいかもしれないし、
解決策はえらい難易度が高いものかもしれません。
でも、わけのわかんない不安とかはなくなるんじゃないかなと。
・・・・といいつつですね。
実はこんなことしなくても、問題の本質も、解決のためにやらなければならないことも
本当はわかってる場合が多いんですよね。
今までのプロセスを全部踏んでも「やっぱり、ここね。」って再確認するだけってことも多いとは思います。
つまり、ほんとうはその問題を超えなければならないことを知ってるんだけど、
なんか難しそうだから逃げたいって心理が「やる気がゼロ」ってことになってることもあるんですよね。
ーー動画だともうちょいくどくど例を出してますので
もっと理解したいとか、続きが気になる人はそっちもご覧ください。
ではでは。
【雑談】MacBook修理で大失敗
「パソコンは商売道具だからお金は惜しみません。
トラブルに対処すると効率が下がるので常に最新機種に買い換えて、
故障の時のためにバックアップマシンも所持してます。」
ってインタビュー受けたらカッコつけて言いそうですが、
これ僕にとっては全部ホラ。
パソコンはMacBook Pro 1台しか持ってないし、
最新機種ではないです。
動かなくなるまで使い倒す気まんまんですw
あ。もちろん買うときは相当高いスペックのものを揃えますが、
物理的な処理速度にストレスがある場合はもちろん買い換えますよ?
でも今のマックは今のところ調子いいのです。
ただね、数年使うとバッテリーが寿命を迎えてて、
最近は3時間くらいしか持たなくなってきたんですね。
コロナでこの1年くらい渡航してないから気になりませんが、
僕外で仕事することも多いのでバッテリーの持ちと
wi-fiの接続環境はすごい重要なんですよね。
旅行が解禁になったら非常に困るわけです。
てことでバッテリー交換にappleストアへ出向きました。
診断の結果当然バッテリ交換になり、
修理に預けたわけです。
費用は2万円強。
MacBook airなら店でその日に直してもらえたりするんですが、
proは 修理に預けないといけないのです。
だいたい3日から4日くらい。
終わったら配送してくれます。
バックアップマシンがないとはいえ、
airも別の目的で持ってるのでそっちで仕事しながらのんびり待ってました。
そしたら返却される前日くらいにメールが。
「あなたのMacにはバッテリー以外の問題がありました。
5Kディスプレイにだけ画面出力できないためロジックボード交換のため
5万6千円です。どうしますか?そのまま修理せず返却するか、
修理するか選んでください。」
こんな感じのもの。
で、僕はMac慣れしてないっていうか、これ見たらこう思いません?
バッテリーは直しますが、追加のこの故障はどうしますか?
こう聞かれてると思ったんですよね。
5Kディスプレイなんて買うことありませんから、
当然「治しません。そのまま返してください。」を選択。
選択してからハッとしたんですが、
「あれ?もしかしてバッテリーも直してくれないのか?」
「そのまま帰ってくるの?」
気になってappleサポートへ連絡したら、予感は的中しました。
「appleが修理に90日保証をつけてるので、不具合を見つけたら
全部直すか 何も直さないかしか選択できないのです。」
だって。
その通り、いろいろ手間かけた割に、修理せずにそのまま自宅に帰ってきましたw
結果、バッテリーは新しいマシンを買うにしても治しておきたいので
もう1回引き取ってもらって、治してもらうことにしました。
今戻ってくるのを待ってます。
ということで、IT関連の仕事を20年以上やってるわりに、
Appleの修理のことを素人並みにしか理解してなかった僕の話でした。
てか最新のMac Book proは M1というめちゃ性能がいいと噂のCPUを積んでいて、
しかもやすいんですよね。
5万払いつつ、すぐにそっちも買ってしまいそうです。