起業で勉強や読書に逃げずに、儲けに直結させる秘訣【606回】
目次
「起業するために、何を勉強すればいいですか?」
「いつもどんな本や情報で勉強してるのでしょうか?」
これ。起業したい人の集まりとかで、よく聞かれる質問です。
僕だけじゃなくて、インフルエンサーへの質問を見ていても、
同じような質問が多いです。
みんな起業やビジネスにおいて勉強や情報収集がとても重要だと思ってるってことですね。
そしてなにより勉強が好きなんだろうなと。
僕も勉強は嫌いじゃありませんし(学校の勉強はしなかったけど)、読書も大好き。
読書がなければ、今の環境は作れてないと断言できます。
多くの著名起業家の話を聞いていても、読書してない人、勉強してない人を見たことがありません。
読書や勉強をしなくても起業で稼げる人は、ほんの一握りの天才か、ただのラッキーでしょう。
でもね。読書や勉強をしていたら儲かりません。
言い間違いじゃありませんよ?
読書や勉強をしていたら、儲からなくなってしまいます。
読書や勉強をしなければ儲からないけど、読書や勉強をしてたら儲からない?
言ってることが支離滅裂ですが、理由は簡単でして、読書や勉強の”方法”によっては、真逆の結果になるって意味です。
話が変わりますが、ニュースレターのトピックって僕自身の身の回りで起こったことを取り上げることが多いんですが、
実はこのネタ、7年ほど前にも話しています。
つまり、7年越しで今日も勉強したら儲からないよって話をネタにしてるってことは、
懲りずに僕も、相変わらずこの罠にはまりがちなんですよってことを自白しているようなものですね。
ということで今日は、儲からない読者や勉強をせず、儲けるための読書や勉強をする方法をお話しします。
普段から、いろんなものを視聴したり、読んだり、聞いたりするのが好きな人は是非お聞きください。
今日もYouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。
*メール下部に文章バージョンもおつけしています。*
動画で見る|起業で勉強や読書に逃げずに、儲けに直結させる秘訣
文章バージョン続き|起業で勉強や読書に逃げずに、儲けに直結させる秘訣
まず、読書や勉強が儲けることを邪魔する理由を考えてみましょう。
そのあとで、儲かる勉強と読書の方法を話していきます。
きっと勘がいい人は僕が何を言うかだいたい想像できてますよね?
まずは儲からない理由から。
■勉強すると時間がなくなる。
ビジネスなんて、実行、実践してなんぼの世界。
MBAを取得し、英語と中国語のトワイリンガルで、年間300冊本を読み、
専門雑誌を定期購読して、日英の新聞を7紙購読し、
ビジネスYouTuberのサロンに所属し有益な情報に常に触れていても、
商品やサービスを発売し、マーケティングを実行しなければ何も起こりません。
行動しはじめて、行動し続けなければ儲からないわけです。
行動するには時間を使います。
準備したり、実行したり、結果をレビューしたり、とにかくまとまった時間が必要です。
そして、たいていの人はなんだかんだで日常の雑事で忙しいもの。
そんな生活の中で読書や勉強してると、行動する時間がなくなります。
結果を出したくて勉強してるのに、そのせいで結果が出ない。
それなら無知で目をつぶって、行動ばかりしてるほうが100倍儲かる確率が上がるって話になってきます。
勉強する人の中で、一番多いのはこのタイプじゃないですかね。
これまで動画や書籍で学んだ時間は1000時間。
実行した時間は2時間。
サービスはまだ準備中企画中。
こんな人ってゴロゴロいますよね。
■勉強したり読書しても咀嚼できない。
もちろん、行動する場合でも勉強や読書が儲けの弊害になることがあります。
それが、次に説明する「咀嚼できない問題。」
例えばです。
「フラット化する世界/トーマス・フリードマン」という本の中で、こんな事例が出てきます。
マクドナルドのドライブスルーで通話しているのはインドのコールセンターの人。
アフリカの貧困な国の若者がブログを書いてアドセンス収益を30ドルでも得たとしたら、その国の月収になる。
情報収集としては価値がありますが、儲けることに直結させようとしたらどうですかね?
この2つの情報を咀嚼して、ビジネスに使えるアイデアやタスクに変化させるとしたら、僕の場合はこうでした。
人件費の格差によって、ある国にとって小さい額でも、ある国にとっては大きな額になるのだから、
デフレの日本でインフレの欧州や北米大陸からサービス費用を払ってもらえば、安売りせずに、相手に「安い」と感じてもらえるのではないかと思って、
海外在住日本人向けのサービスを開始しました。
遠隔地でコールセンターを開くって事例から、日本の稼働時間を無視したアポをOKにしたら、海外在住者の人はありがたいのでは?
ということで、無料相談の時間帯を24時間制にしてみたりしました。
もちろん、この2つのアイデア・タスクは、たまたま儲けることにつながりましたが、こういうのが情報の咀嚼と呼ぶと思うんですね。
勉強熱心な人って、テクニック論や、ノウハウ、成功者がたまたま成功した武勇伝的なものは避けるようになる傾向があります。
僕もなんですが、どうせなら本質を学びたいと思うし、深いところで理解を深めたいと思うんですよね。
学んだことを自分の血と肉にしたいわけです。だから表面的なものを好まなくなる傾向にあります。
でも、本質的なもの、血と肉になる書籍なり、講座なりっていうのは、自分が今日実行するタスクに咀嚼するのが、
結構難しい。
てか、たいていは自分に置き換えると何をしていいのか思いつかないものです。
気づきとか刺激は得られるけど、タスクにできないわけです。
結局、学んだものが実行につながらないので、やってない=成果は出ない。って状態からは抜けられません。
めっちゃ物知りにはなってるんですけどね。残念な感じになりがちです。
■未来に備えすぎる。
さらに勉強熱心な人の弊害が、未来に備えすぎる問題。
常識人で、堅実で、努力家で、まじめな勉強家って、先のことにも備えておきたいんです。
ま。備えるべきですしね。備えておくにこしたことはない。
そのせいで、今の自分に必要のないものまで全部学んでしまいます。
たとえば起業したい人が、マネジメントやチーム作りの勉強をしたりします。
起業して広告を使った集客を始めたばかりの人が、SEO対策やSNSのことを学びます。
全部必要といえば必要なんですが、今、今晩、明日、今週はやることじゃない。
今は必要もないことなんです。なら、その勉強をしている時間は行動するのを妨げるだけ。
そしてなにより、勉強をたくさんすると、すごく成長した気がするのが一番やっかいです。
勉強した時間は儲ける額に相関しません。
なので、遊ぼびでスノボに行ってたのと結果は変わりません。
僕自身が、めっちゃ読書したりして勉強してるつもりになってるけど、ビジネスが停滞してしまってる時のパターンも、だいたいこの3つです。
いつも後で気がつくんですが、勉強が最大の弊害になってます。
じゃ、儲かる勉強。儲かる読書ってなんなの?ってことになるんで、
ここからはその説明をしていきますね。
勉強や読書を儲けに直結させるコツみたいなものです。
■今日やることを見つけるために読書したり視聴する。
重要なのは、今日やることを見つけることです。
勉強も読書を全部、今やることを見つけるために使います。
「やること」を、「アイデア」と言わないのは理由がありましてですね、
例えばです。
先日僕はあるビジネス雑誌でM&A(企業買収や売却)の特集記事を見ていました。
そこではM&A仲介じゃなくてM&Aアドバイザリー契約のメリットを紹介していました。
ここで、こういうことを思いついたとします。
「そっかM&Aのアドバイザリーサービスも今契約しているネットショップ構築代行業の
オプションにつけることができるかもな。」
これはアイデアです。
だって、じゃ今できることは何?っていうと、ありません。
この人は肝心のビジネスをまだ初めていないから。
ここで、こういうことを思いついたとします。
「今の会社を売却したかったけど、は仲介会社しか相談したことないから、
この会社にも連絡してみよう。そして費用や考えかたを聞いてみよう。」
これは、「やること」ですよね。
今すぐに実行できますから。
こういう「やること」を探すために勉強や読書をしてほしいわけです。
となるとですよ?
LPを書かなければいけない場合は、実践的なテクニックや事例が網羅された本とかテンプレートを見るわけです。
勉強家からすれば薄っぺらいものかもしれないですが、今やることは見つけやすいです。
雑誌やメルマガを大量に購読してて、ユーチューブもチャンネル登録しまくってる場合は、
今やることが落ちてないものは、見ないか、見てもせいぜい見出しだけで十分だったりします。
相談や問い合わせからの有料サービスへの契約率クロージングが問題になってるなら、
セールスのテクニックを述べた書籍を何冊も並行してざっーと目を通すとか、
トーク術の書籍を何冊も並行してざっと見るとかになります。
やることが書いてありそうなら熟読したり、全部視聴したりするわけです。
■お金がかかってても8割の情報は捨てる。
この時に大事になるのは、量をこなすこと。
雑誌にしても、メルマガにしても、ブログにしても、ユーチューブにしても、
教材にしても、書籍にしても大量にインプットするというか、見ることです。
やはり、今の自分のとって一番成果の出やすい具体的アクションのネタまで細分化すると、
「やること」に出会うのは確率論です。
たくさん見聞きすれば、それだけ見つける確率が上がります。
「7つの習慣」や「道は開ける」、「ライフシフト」なんて名著をありがたく何回も熟読している場合じゃない。
量をこなすことがめっちゃ大事。
そして時間をかけないのももっと大事。
とはいえ、物を読んだり見たりする速度って限界がありあす。
なので、速読とかするわけでもなくて、やり方は単純でして、全部見ないんです。
書籍なら斜め読み。
雑誌なら見出しだけをザーッと見るわけです。
ここで精神力が必要なのが、「もったいない」と思わないこと。
当然、雑誌も本も、教材的なものも、有識者のメルマガも有料であることが多いと思うんです。
でも全部読まないと損とは思わないこと。
書籍でも読まずに捨てるなんてことは平気でやってください。
だって、普段も大して味わいもしないスイーツとかに1000円2000円くらい使ってるでしょ。
8割は必要なくて「ふーん」でやりすごして、2割。下手したら0.5割のアクションを見つけるための
サーチだと割り切ることが重要なんですよね。
■でも教養はめっちゃ大事
とはいえ、不安が残りますよね。
だって、イーロンマスク、ジェフベソス、マークザッカーバーグ、
ビルゲイツの愛読書リストを見ると、そんな感じではありません。
「本からは今やることを探せる本」なんて1冊も載ってない。
並んでいるものは、人間の叡知を教えてくれる壮大なもの。
人類の複雑な歴史を教えてくれるもの。
生き方さえ変える気づきを与えてくれる衝撃的なストーリー。
自分を知るきっかけを与えてくれる哲学書なんかが並んでいます。
美術館によく行くと言ってる、いわゆる成功者も多い。
トルストイ、資本論、ローマ人の物語を読破した人だってたくさんいるでしょう。
うん。そりゃそうだ。
だって”それも”必要ですからね。
いや、それは人生にとって必要ですからね。
思考を深めるには、読書に代表される情報に触れてるのは、なくてはならないことだと思うんです。
一言で言えば、教養は必要だよねってこと。
お金を得るためにも、
お金を得たあとにも。
中年クライシスに見舞われてしんどいときも。
誰かの悩みを聞いてあげてるときも。
てか人生に深みとか、面白さとか、彩を添えるには、あったほうがいいのだろうなって思うわけです。
■「読書」は楽しい時間に。
あ。別に教養を得るのは、難解な本を読むだけが方法じゃないと思います。
哲学書の原著。
学術論文。
古典的な小説。
歴史小説の大作。
専門雑誌。
こういうものでいわゆる教養を得てる人も多いと思うんですが、
別に漫画でも映画でもいいと思います。
こういうのでも得られるものはたくさんありますしね。
特に日本の漫画はすごい。しょぼいビジネス書や自己啓発書より100倍深い思考で書かれてたりします。
ただ、やはり教養を得る。人生の機微を知るという行為は、
人生においてあったほうが、いわゆる豊かになれることは間違いないのだけど、
あくまでベースであって、儲かる儲からないとは相関しないんですよね。
相関するなら、哲学者や学者さんは全員めっちゃ儲かってないとダメじゃないかとなるわけです。
必要なことだと思うんだけど、人生のベースになることなので
ある意味趣味の問題です。
つまり、不要な人は何もしなくてもいいし、必要な人は取り入れればいいてことで、
ゴルフが人生を豊かに思うなら毎週時間つかってゴルフするのと同じ、
サーフィンがライフワークなら仕事を控えてでも行くのと同じ。
つまり、別枠でその時間を取る必要があると思うんですよね。
いかがですか?
僕もこのサイクルがうまく回ってるときは成果が付いてきてると感じます。
雑誌の定期購読とか、気になったセミナーとか、
書籍とかは、目の前のビジネス上のタスクに関係するものだけを拾うように流し見しているときのほうが
成果がでたタスクを実行できてますし、
儲けるためとか、メルマガのためとかそういうことを考えずに
そのときに気になる書籍や漫画や、映画をじっくり読んだり、見たりしているほうが、
人生の機微に近づけてる気がして、充足感やいい読後感があるんですよね。
やはり混ぜてはいけないなと。
カントの純粋理性批判を四苦八苦して読みながら、
会社の売り上げを増やす方法に思いをはせるとかそんなことしても、
なんにも思いつきませんからねw
よい読書とやること探しを完全に分ける。
これ。おすすめします。
■追伸
そうそう、アウトプットのために勉強するって方法がありますが、
アウトプットって実際行動を重ねた結果得た含蓄を出すほうが迫力があります。
なので儲かるための行動をすればするほど、
人生の思考を深めた結果、人生における決断が積み重なったり、習慣が変われば変わるほど、
迫力が出ると思います。
なのでアウトプットのために読書するとか勉強するてのはその通りなんですが、
行動した結果アウトプットしたいことは勝手に増えると思うんで、今日はあえて触れてません。
あ、もちろん、ジャーナリストとか、ブロガーさんとかで
事実を伝える情報を商品にしてる人は、そのための勉強は必要だと思います。
でもこれは、儲かるためじゃなくて、商品の仕入れですからね。ちょっと意味が違うんです。
補足でした。
ーー動画だと、もうちょいくどくど例を出してますので
もっと理解したい人はそっちもご覧ください。
ではでは。
【雑談】老化と真冬のサーフィン
サーフィンを真冬にやらないようじゃサーファーじゃない。
若い頃はそんな風に思ってました。
ちなみに、僕が行くポイントは千葉の外房のあたりです。
特に安定して波があるのは九十九里波のあたり。
サーファーは「千葉北」と呼びます。
次に安定して波があるのはもっと南の鴨川とかのあたり。南房総らへんです。
サーファーは「千葉南」と呼びます。
千葉北の水温は真冬で14度くらいしかありません。
体感温度はもっと低いです。
南はもうちょっと高いです。たぶん暖流の関係。
とはいえ、水温はめちゃ低いんだけど、波は北のほうがいいことが多い。
なのでガチなサーファーは北に行くもんだってなんとなく思ってるわけです。
ウェットスーツもセミドライとか裏が起毛で濡れてもすぐ乾くものとか、
手袋と、ブーツもあります。
なんならヘッドキャップもあるから頭も直の水からは守れます。
そして何より、「千葉北で真冬に海に入るくらいじゃないとサーファーじゃない。」とか思って
イキってますから、真冬でも千葉北に行ってたんです。
でも、ヘッドキャップだけは被りたくなかったりするんです。
「だって、なんか根性ないみたいだし、ダサいじゃん。」って感じでイキってるからです。
実際海でも頭だけはそのままの人が多いです。(たぶんみんなイキってるw)
ただ問題があってですね、
サーフィンって、沖に出る時にこっちにむかって崩れてる波を超えるために、波を頭に被りながら潜って進みます。
(ドルフィンスルーとかダックダイブって言います。)
水温が10度とかだとですね、これがめっちゃ冷たいんです。
頭にモロにキンキンに冷えた水をドバーンとかぶるんですよ。
ちょろっとじゃないです。ドバーンとかぶるんです。
なので気を失うんじゃないかっていうくらい冷たい。(笑)
ま、でも真冬のサーフィンはそんなもんだと思ってたんですよ、若い頃は。
ただこれが、30代、40代と年齢が進むとですね、変わってきます。
被るんですよ。もじもじくんみたいになる ヘッドキャップをです。
「ダサいのは嫌だ」とかそんな考えは吹っ飛んでます。
とにかく「冷たいのは嫌だ。」となっていきます。
そしてさらに、40代も中盤になるとですね、また考えが変わってきます。
「冬でも千葉北でサーフィンしないなんてサーファーじゃない。」
サーフィンを始めた若い頃とかはこう思ってました。
それが、
「千葉北なんて冬は絶対行けない。」
こうなっちゃうんですよね。
だって寒いから。
まとめます。
1「千葉北で真冬に海に入るくらいじゃないとサーファーじゃない。ヘッドキャップもダサいから被らない。」
2「ヘッドキャップはするでしょ?サーフィンそのものには関係ないしさ。」
3「もうあったかい水でしかサーフィンしたくない」
僕も今ここです。
てことで、また今週も警報が解除されれば千葉南に行きたいと思います。