起業でアドバイスを聞くべき人とは?【第636回】
目次
久しぶりに海外クライアントさんや国内のクライアントさん合計10名ほどで
ランチ会をしました。
国も、業種も、売上規模も、性格も、経験年数も、全然違うメンツですが、
3時間の間。あちらこちらでビジネスの話が盛り上がっていました。
ところで。
ビジネスの相談相手や情報交換をする相手について、こんな風に思う人けっこういませんか?
・私と同じ業種の人とだけ情報交換したい。
・私より経験があり業績がよい人に相談しないと意味がない。
・私なんてベテランの人と話しても何も役に立たないから。
もしこれが本当なら、僕らもバリエーション豊かなクライアントさんを
一緒に集める会なんて意味ないことになってしまいます。
でも決してそういうことじゃないと思うんですよね。
アドバイスをもらったり、相談できる相手っての基準は僕はそこじゃないと思うんです。
極論といえば、起業10年以上年商10億の社長からも、
何一つ学べないし、有益なアドバイスももらえないし、刺激なんて1ミリもない場合もあるわけです。
昨日起業した人から、僕が逆に最高のアドバイスをもらえることもあります。
ということで、今日は起業の相談や情報交換するべき相手について思うところをお話しします。
YouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。
*メール下部に文章バージョンもおつけしています。*
動画で見る|起業でアドバイスを聞くべき人とは?
文章バージョン続き|起業でアドバイスを聞くべき人とは?
まずありきたりな正論から。
「どんな相手であっても、どんなコメントであっても、
あなたという受けて次第で至宝のような情報に化けることも、
泥ダンゴのように意味ないものになることもありえます。
すべては受けて次第。」
大前提としてこれが僕も正解だと思います。
実際僕が同じことをアドバイスしても、
みるみる成果を出してしまう人もいれば、1ミリも変化しない人もいますからね。
情報が有益かどうかなんて「テメエ次第ダヨ」の問題ってことなんです。
でもね、それじゃ面白くありませんし、
実際、全然有益にならないアドバイスをくれる相手ってのはいるわけでして。
そこまで分解してみます。
アドバイスや情報交換をして有益な相手の答えは「自分と相性がいい人」です。
意味わかんないですよね。
解説していきますね。
起業してる人のバイオリズムってこんな感じになってると思ってください。
■起業のバイオリズム
ステージ1:成長させるぞ!と意気込んでる
ステージ2:成長し始めていて、さらに拡大拡張を目指している
ステージ3:安定して落ち着いている
ステージ4:売却していて遊んでる時間の方は長い
これを行ったり来たりする人もいますし
ステージ4で投資家に変わって元起業家になる人もいます。
次に起業している人の性格をある切り口で分けてみるとこんな感じです。
■起業家の性格
A:自分の武勇伝とうんちくをいろいろ話したい。
B:人を助けてあげたい。
C:自分のことに集中している。
たとえばあなたが起業したばかりで、精神面で不安をたくさん抱えてるとします。
「うまくいくのだろうか?」みたいな堂々めぐりをしている場合って意味です。
その場合は、相手が「A:自分の武勇伝とうんちくをいろいろ話したい。」
でありさえすれば金言は聞ける可能性が高いと思うんです。
でも、自分のことに集中している人にとっては「メンドクセー」って思うだけで
何もいいこと話てもらえないと思うんですよね。
逆にあなたがバリバリに実務としてどうやって成長させるかを悩んでるとしたら、
「ステージ2:成長し始めていて、さらに拡大拡張を目指している」人でありさえすれば
有益なことは聞ける可能性が高くなります。
その場合、自分のことに集中しているとしても何かやってることが1個でもわかれば
それを元に自分に置き換えたりもできますよね?
でもそんな時に「すでにビジネスが安定して落ち着いてしまってる人で」
自分の武勇伝を語るのが好きな人に相談したりすると、
精神論ばかりの話や歴史の話ばかり聞かされて
例えば目の前のリピート売上を2倍にする方法については一切よい情報は得られないってことにもなるわけです。
別の話もしてみましょう。
あなたがすでにマンネリ化しているビジネスで安定してるとします。
その時に、売却していて遊んでる時間の方は長い人に相談をすると、
売却するという今のマンネリから逃れられるアドバイスをもらえるかもしれませんよね。
でも、そんな人が「成長し始めていて、さらに拡大拡張を目指している」人と話すと、
正直しんどいんですよね。暑すぎて。(笑)
つたわりますかね?
要はアドバイスって相性ですって言ってるんですが、
このアンマッチで勝手に変なアドバイスされて落ち込んでる人とか
間違った方向に行く人もいるなーってよく思うからちょっとだけ気にしてみて欲しいんですよね。
僕は仕事としてアドバイスをしていますから、
この相性を意図して合うようにできるんですが、
一般の利害がない人同士だと相手は合わせてくれませんから不幸が起こることもあるんですよね。
悶々としている人は、前向きな人じゃなくて武勇伝タイプと話たほうがいいです。
たとえ年商が食えるか食えないかの人でも、武勇伝語りタイプの人のほうが有益な言葉に触れやすいかもしれません。
弱い心や、葛藤。不安そういうものを抱える一般人の気持ちをわかってる人が多いです。
新しい試みをどんどん試して前に進みまくりたい人は、安定しちゃってる人からはアドバイスを受けない方がいいです。
いくら大規模な会社をしているとしてもたぶん肩透かしを食らうと思うんですよね、(たぶん最新のことはご存じなかったりもします。)
規模関係なく新しいことを試みまくってる人に聞くのが一番です。
とはいえ気をつけて欲しいことが2つ。
まず、どんな人であったとしても、あなたのことを聞き込んでくれないのに断定的に方向性を決めつける人は注意が必要です。
別にアドバイスなんだからそれでいいのだけど、相手の環境や歴史などを細かく把握せずに断定的に方針を決められるほどビジネスは単純じゃありません。
きっとあまりヒアリングせずに断定的な人は「煽ってる」のだと認識して鵜呑みにしないでください。
次に、アドバイスをもらいたい場合は相手にも与えるものが必要だということです。
うんちくを語りたい人相手なら「語らせてあげる」ことが十分相手に与えてることになり得ますが、
そうでない場合は、あなたにも何かが必要です。
それは自分がやってる試みで相手が知らなさそうなことをさらっと教えてあげるとか、
聞いたことを自分がして効果があったら連絡してシェアしてあげるとか、まー当たり前のことですよね。
最悪なのが、新しい試みを実践し続けてる起業家へ起業前の人とかが、
「どうしてその商材をやろうと思ったんですか?」
「最初からうまくいきましたか?」「仕入れはどこで?」
とかって質問攻めにするケース。
相手には1ミリも興味がないことだったりするわけです。
この場合は質問する相手が間違ってるか
質問する内容が間違っています。
この手の人に聞くなら、
「私は●●というサービスで卸先の引き合いを数件取れたのですが、
あなたがおろし売り先の開拓は何をなさってるのですか?」
相手が間接販売してるなら絶対反応すると思います。
または、うんちく武勇伝好きな社長に質問すべきですね。
「私は仕入れ先探しなどを考えるとフリーズしてしますのですが
●●さんはそんな不安がなかったのですか?」
て感じです。
とにかく。
成功者だからアドバイスを受けると良いとか、
インフルエンサーだから良いとか、
年商小さい人だからアドバイス受けてもしょうがないとか、
他業種は参考にならないとか。
そいうんじゃないよってことですね。
僕もハッとして、かつ有益な施策にまで落とし込めたアイデアって起業したばかりのクライアントさんからもらうこともあります。
てことで、どうしても100点欲しいならコンサルとかのプロを使うのがいいんじゃね?となると思います。
ーー動画だと、もっと詳細に語っていますので、
もっと理解したい人は、そっちもご覧ください。
【雑談】お詫びがあります。
お詫びがあります。
先週しれっとメルマガとかの配信をお休みしました。
もし楽しみにしてくださってる方がいたら、ほんとすいません。
実は、コロナ陽性で症状も結構きつかったものですから、
配信する体力がなくなっていました。面目ない次第です。
今回から戻していけるとおもいますので、引き続きよろしくお願いします。
さて、そのコロナ。本人は初めてかかりました。
「まじでしんどい。」
「そしてめんどくさい。」
これが感想です。
最初は軽い副鼻腔炎が長引いてるなくらいに思ったんですよね。
でも、どんどんしんどくなってきたので念のため検査したら陽性。
よく言われる症状とは違ったんで驚きました。
結果、その日から悪化の一途をたどりましてですね。
1週間くらい伏せってしまってました。
とはいえですね、病気としてはなったことあるレベルなんです。
何がしんどかったかってね。
制度面なんですよ。
副鼻腔炎って通常は痰を出す薬、炎症を抑える薬、
場合によっては抗生物質(今回はウィルスだと思うけど)で飛ばすと早く治ります。
なので耳鼻咽喉科で速攻処方薬をもらうのがコツなんですよね。
今回はこの耳鼻咽喉科にかかれないわけです。
探しまくってもオンラインもできる病院なくて、処方してもらえないから自己回復力のみに頼ることになるわけで。
そうすると長引くじゃないですか?
で副鼻腔炎くらいで大騒ぎしてかけまくるのも”やばい人に”迷惑じゃないですか?
なので結局自分で治すか、
市販薬をアマゾンでポチるかになるんですよね。
で、僕起点に子供も全員感染。
塾やら、夏休みの楽しいイベントやらも彼らはキャンセルになり
避難を一身に浴びてたわけです。
僕ももちろんこの時期海に行ける日をたくさん開けていたので全部行けず。
一人悶々としていました。
ということで、しばらく忘れられない夏になりそうです。