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話題のChatGPTを使って売れる文章を書いてみた。【第661回】

「”ChatGPT”というものがすごいらしい。」

この数週間で一気に話題を独占していますので、ご存じの方も多いですよね。

雑に説明するとChatGPTとはAIを使った言語生成ツールです。
これがあらゆるビジネスで有効に使えるレベルに達していることがすごいんですよね。

きっと新しい技術なんかが好きな人はすでに深掘りして使ったり、
いろいろ調べたりして詳しくなってるかもしれませんね。

とはいえ、なんでこんなに話題になってるのか?
ピンときてない人もいるんじゃないかと思うんです。

ということで今日は僕らのようなスモールビジネスの起業家、起業したい人にとって
どんな使い方があるか?それが僕らのビジネスの何を変えるのか?について僕の考えをお話しします。

もちろんこのシステムはどんどん進化していくでしょうから、
今日時点のお話しになりますが、それでも十分知る価値はあると思うのでぜひ聴い読んでみてください。

YouTube動画とPodcast音声と文章版でどうぞ。
*メール下部に文章バージョンもおつけしています。*

 

動画で見る|売上アップの新手法:ChatGPTとは?

文章バージョン続き|売上アップの新手法:ChatGPTとは?

ではまずは「ChatGPTとはなんぞや?」というお話しから。
その後に「ChatGPTの有効な使い方」を紹介しますね。

■ChatGPTって何?

ChatGPTていうのは、Webサービスの名称です。
OpenAIという企業が開発しました。
そして今のところ無料で使えます。

サイトURLはこれです。
https://chat.openai.com/chat

表面的な機能を説明すると、何かを質問するとAIが何にでも答えてくれるというもの。

「ChatGPTって何?」

「お金持ちになる方法は?」

「母親に感謝の手紙を書く場合の文面を作ってください。」

こういうことにスラスラ答えてくれます。

が、すごいのはここからです。
質問の仕方、条件の指定の仕方で答えがどんどん変わるところです。

「ChatGPTって何?小学生でもわかるように1000文字以上で簡単な言葉を使って答えてください。」

とか、

「学歴も資金もスキルもない人が資産10億円以上のお金持ちになる方法は?明日からできるアイデアを具体的に3つ以上教えてください。」

こんなふうに指定すると、回答がもっと具体的で詳細な長文になったりします。

さらに、「もっと具体的に教えて?」とかって返答するとさらに深掘りして答えてくれます。

まだ別の使い方もあります。

ちょっと専門的になりますが、プログラムを書きたいとします。

「サイトを開いた時に年齢確認をしてNOの場合はエラーメッセージを表示してサイトが閉じてしまうスクリプトコードを書いて。」

こんな風に質問すると、なんと本当にコードを書いてくれたりします。
(僕はこれが実は一番びっくりしましたw)

もちろん、文章のチェック、翻訳などもしてくれます。

■ChatGPTは万能の人工知能ではない。

ここまで聞くとSF映画に出てくる人工知能やロボットのようなものだと思いますよね?

スターウォーズのC3PO、ドラえもん、ターミネーター、ナイトライダーのキットみたいなの。

自分で質問の意味とか意図を読み取って、最適な答えを考えて答えてくれるイメージを持つと思います。
だからこれを聞くと「検索エンジンなんて要らなくなるんじゃね?」と言う人も現れました。

でもね、実は中身はそんな万能なロボット・人工知能ではありません。
GPTは言語処理のAIなんです。

ただ言語=文章を生成するAIです。
何かを考えたり、探したりはしていません。

そもそも現時点のAIの技術では、AIは学んだことしかアウトプットできません。
つまり、まったくあたらしいものを自ら生み出したり、探してくる機能はないのです。

そして、言語処理AIってことは、あくまで単語とか文章だけを学習しているAIです。

GPTは何兆という単位で世の中に存在する単語(言葉)を学習しているそうです。

そこまで学習すると何ができるかというと、

「こういう言葉の後にはこういう言葉がくるだろう」という推測ができます。
これが高度に鍛錬されればされるほど、まるで人が答えてるかのうような 正しいと思えるような文章をアウトプットするんですよね。

つまり

「Chat GPTとは?」て質問した場合、
”Chat” ”GPT” ”とは” ”?” という単語の後には高確率でこういう単語が並ぶだろう・・・
という予測をしてて単語の連続=文章を表示しているだけなんです。

なので正誤はチェックしていません。

だからトンチンカンな答えも結構返ってきたりするんですよね。

逆に言えば、特に『文章』を生み出すことにかけては、僕ら人間をスピードや熟練度で凌駕することは十分ありえますし、
それ以外のことでも質問の仕方でとても有効な使い方ができるわけです。

だから万能に見えます。

次に、これを踏まえて僕もそう思う今日から使えるビジネスでの使い方のアイデアをいくつかご紹介していきますね。

■キャッチコピーやタイトルを作ってもらう。

実は今日のメルマガのタイトルはChatGPTにつくってもらいました。

質問:

ChatGPTを使ってネットビジネスやダイレクトマーケティングに対してどのような使い方があるか
メールで伝える場合に最も開封率があがり興味を持たれそうなタイトルを3つ以上考えてください。

回答」:

「売上アップのための新しい手法:ChatGPTを活用して」
「最先端のテクノロジーで成功を手にする:ChatGPTがあなたのビジネスに与える影響」
「より多くのクリック、より多くの売り上げ:ChatGPTを今すぐトライ」
「驚くべきマーケティングの新しい手法:ChatGPTがあなたにもたらす可能性」

ブログやメルマガのタイトルや、サイトのヘッドライン、
広告のタイトルなどのいわゆるキャッチコピーはスワイプファイルと言って、すでに反応がよいパターンを模倣することが重要です。

ダイレクトに購入させる広告やLP・セールスメールを作る優秀なコピーライターとは、
いかに多くの事例を知ってるかといっても大袈裟じゃないんです。

てことは、膨大な文章から最適なものを選ぶChatGPTには最適な役割なんですよね。

これで分厚いコピー事例集を持ち歩く必要も、いつも同じパターンに陥ってしまうこともなくなるのじゃないかと。
何より時間が短縮できますし、
不慣れな文章作成能力のないスタッフにも任せられるようになるのがすごいところです。

■商品説明文を書いてもらう。

くどいですが、ChatGPTは文章作成が一番得意です。
なので、膨大な商品数のあるネットショップの商品説明文も作ってもらえます。

たとえば今即興で質問してみました。

質問:
あなたはアパレルに詳しい専門家でコピーライターです。
オーダースーツの生地についての商品説明文を書いてください。
商品は色がグレーでチェックです。素材は洗濯機で洗えるウォッシャブル加工がしてあります。
これからの季節である春と夏向けです。
素材はウールとポリエステル。色は明るめです。

回答:
「こんにちは、お客様。私たちは今回ご提供するオーダースーツの生地についての説明をさせていただきます。
グレーのチェック柄が特徴の生地は、洗濯機での洗いものに対応するウォッシャブル加工が施されています。
これからの季節に向けて準備するのに最適な、明るい色合いの生地です。素材はウールとポリエステルのバランスがとり、涼しげで快適な着心地が特長です。
この生地で作られたスーツは、場所を選ばず活躍すること間違いありません。是非この機会にお試しください。」

もちろん質問で商品を表すワードが多ければ多いほどもっと洗練されていきます。

これも普段は外注してお金をかけてるケースや、スタッフが書いてるけど全部同じになってるケースがあると思うんですね。
全部使わないにしてもざっと出してから微調整しても効率化はできそうです。

■コンテンツを作ってもらう。

何かとネットビジネスはコンテンツを作ることが多いです。

・メルマガ
・ブログ
・サイトの中の専門的な解説文
・YouTubeのスクリプト
・TikTokのスクリプト
・動画広告のスクリプト
・ホワイトペーパーで配るebook

どれだけ得意でも一瞬で作れないものでして、
結構時間使ってると思うんですよね。

ChatGPTはこれもテーマを与えればすぐに作ってくれます。
文字数も指定できます。

もちろん、コンテンツというのは独自の見解、独自の経験、独自の思考した結果、独自の文体のクセが反映されてるからこそ
人気も出るし共感を得られやすいものです。

とはいえ、何も知らないことをネタにする場合とか、
基礎的なテンプレが欲しいなと思うこともあると思うんですよね。

そして無機質でもいいコンテンツもあると思うんですよ。

たとえば僕がWixとMailChimpmの接続方法なんてコンテンツを書くとしたら
独自の色なんていらないじゃないですか?しかも面倒くさいし。

そういうものにはすごい威力を発揮しそうです。

■要約して情報収集する。

起業家にとって情報収集や知識の習得は結構大事なタスクだったりします。
ですがそこまで時間をかけるものでもないんです。

大事なのはアウトプット。

インプットなんて極力減らしたいですよね?

ChatGPTって要約も得意なんです。

たとえば海外のインフルエンサーやグルが1時間かけて最新のメールマーケティングについて説明してる動画があるとします。
それを文字起こしするAIがあるので、まずは文字起こしします。

でも1時間の動画だと文字だけでも数万文字以上です。
なのでChatGPTに要約してとお願いします。

すると500文字くらいにまとめて要点を抜き出してくれます。

英語ができない僕はこれをdeepLかChatGPTに翻訳してもらって理解します。

これ健康系のビジネスをしている人とか、エビデンスを示すことが重要な人となら
論文でも使えるんですよね。

■アイデアのネタに使う

ChatGPTは文章作成に強いと言いましたし、人工知能じゃないので情報についてはデタラメも多いと言いました。
でも確率的に高いものを答えとしてもってきますので、一般論を知るのには向いてます。

たとえば、中国でモール販売をしたいけど、どんな一般的リスクがあるかあらかじめ知りたいとします。

そこで、こんな質問をしてみました。

質問:
日本に住みながら中国のタオバオやTモールで物を売って利益を上げるために実行した場合、どんな失敗例がありますか?

回答:
日本から中国のタオバオやTmallで商品を売る際に失敗する原因としては次のようなものがあります。

市場調査不足: 中国市場において需要や競合状況を十分に調査しない場合、商品のセグメンテーションやマーケティング戦略の確立に問題が生じます。
ブランド力不足: 中国市場ではブランド力が重視されます。ブランド力が不十分な場合、競合との差別化が困難になります。
誤ったプラットフォームの選択: TmallやTaobaoなどのプラットフォームは異なる特徴を持っています。誤ったプラットフォームを選択すると、市場調査やブランド力などの要素とマッチしない場合があります。
商品の不適切な調整: 中国市場に合った商品を調整することが大切です。しかし、不適切な調整を行うと、顧客ニーズに合わない場合があります。
販売戦略の不適切な確立: 中国市場においては、商品の価格や配送方法などの販売戦略が重要になります。誤った販売戦略を確立すると、顧客ニーズに合わない場合があります。

なるほど、中国にあってる商品をあってるモールに出さないといけないのね。
自分が調べたものとおなじだ。とかいうことがわかるわけです。

このポイントは答えを知るわけじゃなくて、一般的なアイデア、意見を聞くって感じの使い方ですね。

■文章チェックしてもらう、リライトしてもらう。

僕は特に無料メルマガでは誤字脱字が多いのですが、
そのチェックに使うのは時間が削減できて良いです。

さらに言えば、人が書いた文章を「もっとフランクにして」「もっとビジネスライクにして」ってリライトも可能です。

■ソースコードを書いてもらう、チェックしてもらう。

プログラムを書く人じゃないと関係ないですが、
簡単なソースコードならチェックしてもらえます。

これは単純なスクリプトを書きたい場合や、間違い探しなどにとても便利です。

■カスタマーサポートの完全自動化

これは、できなくはないですがちょっとまだ実用的ではありませんね。

■ChatGPTで誤解してはいけないこと。

ざっとすぐにできそうな使い方を紹介しましたが、注意点もあります。

何度も言うようにChatGPTは言語処理のAIです、前後の文章から何を繋ぐとベストかを考えるだけのもの。
だから疑問や課題の正しい答えを聞くことはできないと知っておくこと。

そして、学習したのは今のところ2021年までの言語ですから新しい言葉は知りません。
あくまで一般的にこんな感じをお求めでしょ?ってことをまるで一から生み出したかのように教えてくれるわけです。
よって、新しい画期的なことは絶対に生み出せません。

じゃYoutube動画のコンテンツを量産したり、
ブログ記事を量産してアクセスを集めたら苦労せず広告費がじゃぶじゃぶ入るか?ってことも気になると思います。

これは、アメリカではもうやってる人がいるみたいですが、
まだまだ検証段階だと思います。

が、僕は無理だと思うんですよね。
なぜならGoogleはバカじゃないからです。

その証拠に最近では検索でのページ評価のガイドラインに
E-A-Tがさらに作用する変更がされました。

E-A-Tてのはそのページを書いた人の専門性、経験、権威をより重視するという指標のことです。

てことはAIで自動生成したものが必ずしも評価されるかというと怪しいんですよね。

そうなると、ChatGPTで質問の仕方に多様性を持たせてできる限りユニークなコンテンツにすることと、
さらにその記事を執筆したか監修した人を 専門性のある人、権威のある人として雇う必要がでると思うんです。

ここまでやると、もはや自動ではありませんよね?
楽でもありません。

だから、この辺が軽く手に入るって誤解はしない方が良いと思うんです。

■ChatGPTの本当の実力

結論からいうと、
新たに創造する力を得るわけじゃなくて、
時間の大幅な省略がいちばんのメリットになるんじゃないかと思うんですね。

反応のある文章を作るためのリサーチ時間。
書くだけで大変なコンテンツを書く時間。
膨大な情報を吸収する時間。
それほど優秀じゃなくてミスも多い外注さんを省くコスト。
スタッフのスキルを補完する。

これが得られるだけで、なかなかのインパクトだと思います。
逆に言えば、これらの省かれる側を仕事にしてる人にとっては脅威になりえますね。

そう言う場合はChatGPTではできないところへ仕事を昇華させておくことも必要かもしれませんね。

適切な質問をする力
決断する力させる力
選択する力させる力
生み出す力

こういうのですかね。

このへんは長くなるんでまた別の機会にお話ししますね。

いずれにしても「ChatGPT」一度は使ってみてください。

また進化したらアップデートしてお話していきますね。

ーー動画だと、もっと詳細に語っていますので、
深く理解したい人は、そっちもご覧ください。

【雑談】ChatGPTは漫画「ナルト」が大好き?

今日も話題にしたGPT。
面白くていろんな質問の仕方をテストしています。

その中で試してみたのが漫画のレコメンド。

僕は漫画が好きなので好きな漫画を勧めてもらおうとしてみました。

まず1回目。

ーーー
Q:漫画のナニワ金融道が好きな私にぴったりのおすすめ漫画を教えてください。ただし子供向けの漫画は除外してください。

A:「ナニワ金融道」を好きなのであれば、以下の漫画をおすすめします:

「バトル・ロワイアル」
「ONE PIECE」
「NARUTO-ナルト-」
「BLEACH」
「銀魂」
「ハイキュー!!」
「ドラゴンボール」
「鬼滅の刃」

ーーー

うんうん。確かに好きな漫画が多いですが、「これじゃない感」がすごいです。
ワンピースとかナルトって!確かに有名だけどね。
そしてジャンプばっかり。

質問を変えてみました。

ーーー

Q:あなたは漫画に詳しい書店員です。
漫画のカイジやナニワ金融道、サンクチュアリ、闇金ウシジマくんが大好きな人におすすめの漫画を教えてください。

A:もしあなたが「カイジ」や「ナニワ金融道」、「サンクチュアリ」、「闇金ウシジマくん」のようなタイトルが好きなのであれば、以下の漫画をおすすめします。

“ONE PIECE” by Eiichiro Oda – エイチーロ・オダの漫画。野望を抱く男・ルフィが海賊王になるために旅する活劇です。

“Bleach” by Tite Kubo – 久保帯人の漫画。死神としての仕事をしながら、人間界と死神界をまたいで戦う主人公・キャシー・クウリが繰り広げるアクション・ファンタジーです。

“Naruto” by Masashi Kishimoto – 岸本斉史の漫画。忍者の世界を舞台に、夢を追いかける少年・ナルトが成長していく物語です。

ーーー

またワンピースとナルトが入ってます。

もしかして ChatGPT の学習した単語にはベストセラーしか入ってなかったのかもしれませんね。

で次は少年誌が候補に入りにくいように、条件を狭めてみました。

ーーー
Q:漫画のナニワ金融道が好きな私にぴったりのおすすめ漫画を教えてください。ただし子供向けの漫画は除外してください。さらに、アクション要素のない漫画でおすすめを教えてください。

A:「ナニワ金融道」を好きなのであれば、アクション要素のない漫画として以下の作品をおすすめします:

「巨人の星」 by 水田わさび
「ピカ☆イチ」 by 青山剛昌
「20th CENTURY BOYS」 by 荒川弘
「MONSTER」 by 吉本ばなな
「グラップラー刃牙」 by 富樫勇刀
「義風堂々!!」 by 岸本斉史
「デスノート」 by 武内直子
「僕のヒーローアカデミア」 by 堀越耕平
「空の境界」 by 石田衣良
「君の名は。」 by 新海誠
これらの漫画は、ドラマチックな人間ドラマやサスペンス、推理やミステリーなどを描いており、金融などの要素も含まれていることがあります。また、深い人間ドラマや心理描写などもあり、大人向けの漫画として非常に高評価です。

ーーー

やっと違う候補がでましたし、今度こそナルトが入ってません。

そしてまーまー僕が好きな漫画が入ってました。
作者は全部出鱈目でしたが(笑)

ただ、「これじゃない」ってのは変わりませんね。

てことでやっぱりChatGPTは答えを教えてもらうものじゃなくて、
参考意見や集合知を聞くのに最適なんだなと再確認したわけです。

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