【ツイッターとFaceBookで集客できる?できない?】
こんにちは。河野です。
さて、東日本での地震発生から3週間。
まだまだご不便な生活を強いられている皆様がいて、
原発、被災地の復旧に直接的、間接的に身を投じてくださる
皆様がいます。
いろんなご意見があると思いますが、餅は餅屋。
個々がより強く経済力をつけるために
僕はWebを使ってビジネスをしていくために必要なことを
変わらずお話することを続けていきます。
それではさっそく始めましょう。
・・・
「ツイッターで集客できる。」
「いや、ツイっターなんかで集客できない!」
ツイッターやFaceBookに代表されるソーシャルメディアを
使ったビジネスでは、こんな議論があちらこちらで
行われています。
本当の所、どうだと思いますか?
現実としては、ツイッターとFaceBookを必死でやっているけど
集客ができないという相談は、よく受けます。
でも、ツイッターとFaceBookで稼ぎまくりですという
お話は聞きません。
じゃー
・ツイッターやFaceBookなんてだめ。
なのか?というと、そういうわけじゃーないんですよね。
実は、
・ツイッターやFaceBookで集客はできる
・ツイッターやFaceBookで集客なんてできない
これ両方正解なんです。
正確には、
ツイッターやFaceBookで集客できるという、
”からくり”を理解していなければ集客できない。
こう表現できるわけです。
と、いうことで今日は、
ツイッターやFaceBookを集客に使う時の前提を
お話したいと思います。
■ツイッターとFaceBookのよい所から復習
で、集客で使うからくりを理解するために、
まず始めにツイッターやFaceBookのどこがすごいか?
できるだけ単純化して復習しましょう。
この地震でもツイッターなどソーシャルメディアは大活躍でした。
いい面と悪い面があったとはいえ、
コミュニケーションと情報伝達のあり方が変わった証でしょう。
で、一般的にも言われているし、事実どんなところがすごいのかを
できるだけ単純化してみると、
・簡単にコミュニケーションできる
・知らない人と知らない人が繋がりが持てる
・知人から知人、知人から知人の知人へと、伝達力がすごく強くて早い
・メディアを持たない人でも情報発信ができる
こうなるわけです。
で、営利で活動する企業が利用するメリットは、
・お客さんとの距離が近くて会話しやすい
・カスタマーサポートや、ファン組織をれる
・口コミが起きやすい
・リアルタイムに情報伝達ができる
こういう感じですね。
もっと具体的に言うと、
ネットショップであれば、ある商品を見たとか購入したりして、
よいと思ったり悪いと思ったことを、
お客さんが自分のツイッターでつぶやいたり、
FaceBookでLikeボタンを押したりします。
そうすると、その人のツイッターの呟きを
フォローしている人は目にしますので、
知り合いが言っていることなので気にしてチェックします。
FaceBookでも同じですね。
で、さらにまたその人が購入したりして気にいったり、
嫌な気になれば、つぶやいたりしますので、
さらにその人の知り合いの知り合いが目にすることになるわけです。
サービス業でもまったく同じです。
僕のポッドキャストを聞いた人が、
よいと思ったことをツイッターでつぶやいたら、
その人の知り合いは「あいつがそこまで言うんだから」と
チェックする場合もあるでしょうし、
その人がさらにつぶやいたりすることもあるわけです。
で、口コミと呼べる連鎖が起こって、その中の何%かは
新規客となっていくという流れですね。
これはカスタマーサポートとして、
お客さんからの質問をソーシャルメディア上で
受け付けて答えている場合も同じ理屈ですね。
ある人が何か質問していることや回答は、
知り合いが見ていますし、気にもします。
当然ファン化を加速される要素もあるんですが、
今日は新規客の獲得ということを言っていますので
省略しますね。
で、この知人がいわゆる影響力のある人、芸能人とか
そのテーマに関する有名人だった場合は、
さらにすごいことになったりします。
通常は、その人の本当知人でなければ、
その人の言っていることに影響を受けにくいのですが、
こと有名人となると、もっと影響力があります。
つまり、知人じゃないけどあのの言うことは気になる、信じる。
という繋がりが大量にあるわけですね。
これを”ネットで影響力のある人”などとよんだりしますが、
その広がり=その呟きを見る知人の数がいっきに加速して倍増する
ということが起こるわけです。
実際、そういう著名人のつぶやきで紹介されて、
ビジネスが急拡大したり、本がものすごく売れたりする例もありますよね。
ちなみに、ソーシャルメディアの世界では、
こういういっきに伝達する様を、ウィルスの感染になぞらえて
”インフルエンサー”と呼んだりします。
これがツイッターやFaceBookの新規客を獲得する上で、
”すごい”といわれている部分です。
まー、ここまでは、だいたいの人がわかっていると思うんですよね。
で、ここからが本題で、重要ことです。
見ていて気がつくと思うんですが、
すべては”最初の知人”から始まるということです。
自分=事業者を知っている人との繋がりや、
コミュニケーションから、
情報発信や伝達が始まるということなんですよね。
わかりますかね?
自分を知っている人がいて初めて成立するんです。
もしくは、
自分を知ってもらってはじめて成立します。
ここが”からくり”なんですね。
もうすこし詳しくしていきましょう。
■ひたすらお友達やフォロアーを増やす過ち
で、多くの人がどうするかというと・・
・ツイッターであればフォロアーをひたすら増やしたり、
・FaceBookであればひたすらお友達申請したり、
こういうことをしていくわけですね。
ただ、それは知り合いじゃありません。
人通りの多い駅で、
ビラや名刺を配るのに等しいですよね。
そこからコミュニケーションが生まれることも、
知人に昇格することもありえないわけです。
メールであればスパムメールの大量配信と
変わりません。
つまり、ソーシャルメディアなのに、
自分を知ってもらう行為はほとんどマス広告になっているんです。
これでは迷惑なだけか、
完全に無視されるだけです。
だって、そもそも興味がないんからです。
ツイッターやFaceBookで集客できない人の多くは
ここでいう、
・自分を知っている人をソーシャルメディア上で存在させる
この方法論が違っちゃっている場合が多いと思います。
ある企業でやったみたいに、
自分の商品やサービスの専門知識について
ツイッターで困っていたりする人の呟きを見つけて、
こまめに返信することで、きっかけをつくって
知人になってもらうということなら有効でしょうが
ものすごく非効率ですし、
そんな根気のいることを実際できる人もいないでしょう。
なので、この知っている人がいないということが
ツイッターとFaceBookで集客できていない最大の理由じゃないかと
思うんですよね。
■いきつくところはSEOと広告
じゃー、どうするか?
ということなんですが、
結局は自分のサービスや商品に興味がある人に
できるだけ大量に自分のことを知ってもらって、
かつ、ツイッターでつぶやいたり、FaceBookでいいねボタンを押してもらったりする
仕掛けがいるわけです。
で、今日現在、一番コストと労力をかけずに、
自分のサービスや商品に興味がある人を
大量に引き寄せる方法は
・自社サイトやネットショップへのSEO対策や広告
これしかありません。
で、その中でツイッターのつぶやきボタンや、
FaceBookのいいねボタンをつけておく。
「ツイッターでもお問合せや在庫確認受付中」と書く。
こういうことしかありません。
あとはその人たちが自分のFaceBookやツイッターで紹介してくれる
仕掛けのテクニックがあるだけです。
でも、一番重要なのは、自分のサイトやショップのことを
どれだけ大量の人に知ってもらって、
かつどれだけ感動してもらえるか?気にいってもらえるか?
ということなんですよね。
で、
・知ってくれている人の量が膨大になったとき。
・あたえた感動が深くなったとき。
に徐々に、徐々に、口コミという新規客が増えていくわけです。
で、運良くインフルエンサーにあたると、
「グン!」と広がったりする理屈なんですよね。
日本で有名なショップでいうと、
ここ日本最大級のファッション通販。
http://zozo.jp/
ここなどは、新しく自分を知ってくれている人は
そもそも膨大ですし、TVCMもやって知ってもらうことは
できているわけです。
なのでお客様の声のコンテンツをツイッターから自動で
もってくるなんてことができるんですよね。
その後の伝達量とそこから生まれる新規顧客への効果は
言うまでもありません。
なので、お友達をひたすら増やしたり、
ツイッターでフォローしまくりというのは
ちょっとナンセンスだったりします。
聞きたくない現実かもしれませんが、
結局早いステージのビジネスにとっては
・コツコツSEO
・効果的な広告
・喜んでもらえるサービスの提供
こういう基本が優先順位1番なんです。
・・・
いかがでしょうか?
僕はソーシャルメディアってすげーな。って本気で思っています。
でも、
「ツイッターやFaceBookってどうなんでしょう?」
とやっていないし、それほどの収益になっていない方から
相談されると、
「ツイッターやFaceBookなんてダメですよ。」
とあっさり答えています。
それは、少ない事業資源を、
優先順位の高いものに使って欲しいからなんですよね。
あ。
ちなみに、僕はそんなソーシャルメディアの今後とか
ビジネス活用術なんてことを話したいわけじゃないので、
あくまで新規客を集めていくためにということで
理解してくださいね。
もっとたくさんの用途と可能性はあるはずなんですが、
今日の話は、新規客を集めるという意味において
一番理屈のあったからくりとして理解してください。
ま、結論から言うと、
「ツイッターやFaceBookは多くの人にとって、
”まだ”力を入れる部分じゃない。」
という意味なんです。
とはいっても、
使っていないなんていうのは、まずいので、
個人利用からでいいので、ツイッター程度まずはアカウントでもとって
ゆるく初めてみてくださいね。
意味がわかると思います。
以上
今回のトピックは、いかがでしたでしょうか?
感想や個別の無料相談もお受けしています。
このメールにそのままお返事いただくと僕が全部お返事しますので
ぜひご連絡くださいね。
また次回お会いしましょう。
【編集後記】
今日のネタは久しぶりにツイッターだったんですが、
僕も一応アカウントあるの知っています?(笑
@kounotatsuo
Tweets by kounotatsuo
よほど気がむくと、たまーにとつぶやいていますが、
情報収集にはよく使います。
メールじゃ気がひける人は、
ポッドキャストやニュースレターで取り上げて欲しいネタなど
ぜひ送ってくださいね。
で、ポッドキャストやニュースレターの読者さんから
メールでよく頂くリクエストに
「河野さんの起業時のエピソードや失敗談を
ぜひ話してください。」
というのがあります。
もちろん昔から、何回かはいただいていたリクエストだったんですが、
「僕のファンなんていう奇特な人には面白いのかな?」
なーんて思っていたんですが、
ロスでコンサルティングとセールスをしてくれている
鈴木ゆたかが一言。
「いや、そんなおじさんのファンなんていうんじゃなくて、
その話の中で、みんな何かの気づきがあるもんなんですよ。」
なるほど。と”ファン”とか言ちゃっている自分に赤面しつつ、
納得。
そういえば、僕も起業当初や起業前は、
創業期のビジネス書や音声セミナーが大好きでした。
ということで、
聞くも涙、語るも涙。。。ということはありませんが、
僕の起業時の話。
近いうちに準備してご案内できるようにしますね。
あと、事業者みずからの自粛による、収益減の不の連鎖。
まだまだあるみたいですね。
※本当は買いたいんだけど、ネットショップに募金とかのバナーだけが
でかくのっていると買い物する自分に罪悪感を覚える。
という類の連鎖のことです。
僕らは、がんばって稼ぎ、力をつけて、被災地の分まで税金を納めて、
より募金して、元気を出すのも大事だと思います。
思いをはせて、できることはやるのはやるのだけれど、
餅屋は餅を一生懸命つきましょう!
今週もがんばりましょう!
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東日本での地震発生から2週間以上たちました。
ご不便な生活を強いられている皆様、
そのほか関係者の皆様へ、心よりお見舞いを申し上げます。
また、原発、被災地の復旧に直接的、間接的に身を投じてくださる
専門家の皆様へ感謝をいたします。
1日も早く、復興へ向かうことを願っております。
<コンテンツラボの営業状況>
元気に通常営業をしております。
僕の会社は、人が集まる固定のオフィスを持たず、
自社のサーバ設備もございません。
電力消費も最低必要なものはPCのみですが
バッテリーを十分保持していますので停電は問題ありません。
すべてクラウド上、バーチャル上で業務運営をしています。
海外に居住しているスタッフで構成されていますので、
損害などはございませんした。
ご心配をおかけしました皆様へ
改めてご報告させていただきます。
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※売れるホームページ完全セミナー in ロサンゼルス
2日間ともに満員御礼 大盛況で終えることができました。
⇒ http://www.net-ch.com/la/