成功した人が秘密にしていること。【第686回】
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「なぜ河野さんの提案するノウハウは誰にでも再現性があって理屈も通ってるのに、あまりYouTubeやSNSで同じことを言ってる人がいないのですか?」
あるクライアントさんからこう言われました。
これは僕がクライアントさんのビジネスを立ち上げる際に、広告をチャネルにしたダイレクトマーケティングのをセオリー通りに実行しますし実際成果が出ているのに、
巷にあるYouTubeやSNSなどのコンテンツでは「広告を主体にダイレクトマーケティングをせよ。」なんて言ってなくて「SNSをやれ、ブランドを作れ、独自性を出せ。」といということが多くて不思議ですという文脈で出た話です。
確かに何も考えずにビジネスのコツ的なものを調べてみると、「集客についてはYouTubeチャンネルを使いましょう。」「そしてブランド価値を上げましょう。」「お客様が驚く本当に役に立つ商品を生み出そう。」こういうのが目立つと思います。
もちろんそれでうまくいくならいいのですが、実態は毎日毎日続けなければいけなくて、しかも結果が出るか出ないかもはっきりしない時間を果てしなく待たなければならないので、成果が出ていない人も多いと思うんです。
対して、自分がダイレクトマーケティングの手順通り実行してすんなり成果が出た人がこれを見れば、なんでそっちが良いみたいな話になるんだろう?別に秘密のメソッドでもなんでもないのに不思議に思うみたいなんです。
実はこの「ダイレクトマーケティングの情報が一般化してないのが不思議だ。」ってコメント結構な人から聞くことが多いんですよね。
僕自身も過去は不思議に思っていました。
ということで今日は、多くの人にとってダイレクトマーケティングのノウハウが有効なのに、特に起業前とか起業したての人へ伝わらない理由、
逆にSNSとかブランド化とかが広く伝わってる理由について話してみたいと思います。
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文章バージョン続き|成功した人が秘密にしていること。
まず1つ目。
・オリジナリティーのある商品やサービスを見出さなければいけない。
・SNSでお客様に人気のあるメディアを作らなければならない。
そもそもなぜ、広い範囲でこんなふうに言われているのか?という話から。
例えば、お客様のニーズを掘り下げて掘り下げて本当に欲しいと思ってもらえる商品やサービスを新たに生み出し、結果ものすごく業績を伸ばしたという話をあなたが聞いた時、あなたはどんなふうに思うでしょうか?
例えば、SNSやYouTubeでゼロから立ち上げて数万人から数十万人のフォロワーを抱えるに至ったブランドやメーカーの社長の話を聞いたとき、あなたはどんなふうに思うでしょうか
「すごいな」という称賛。「うらやましいな」と思う羨望。「よし、私も!」という刺激。これは共通の感想かもしれません。
自分でもできそうだと思いやすくないでしょうか?
つまり「ウケる」んです。
一方で、こんなふうに言われるとどうでしょう?
例えば、お客さんを満足させる自信はありますが凡庸な商品です。ですからコピーライティングで素敵に見えるように工夫して、広告戦略を数字をみながら調整して利益がでるように工夫してきました。
「ふーん」という無関心。「売れないものを無理に売るのは大変なんだな。」という同情。こんな感じかもしれません。
つまり「ウケない」んです。
当然拡散されるのも前者が多くなります。
このような背景で、SNSや商品力、ブランド力というノウハウ(?)成功法(?)が多くなっていきます。
手がける人も増えるんですよね。
次に2つ目。
ダイレクトマーケティングは常識すぎる。
ひと昔前、通販専門会社のものだったダイレクトマーケティングのノウハウが中小零細企業向けに広められた頃は、
「いまどきの集客法」としてその情報が多く出回っていました。
ただ時代が進むことでダイレクトマーケティングは体系化パッケージ化が進み、だれでも実行できるようになっていきました。
少なくてもオンラインビジネスを実行する会社は基本的にはダイレクトマーケティングを採用し実行しています。
そしてある程度の成果を当たり前に出していたりします。
結果、大きな声で「ダイレクトマーケティングやったら儲かったよ。」みたいな話はされることもありません。
されていても目立ちません。
目にすることもあまりないわけです。
次に3つ目。
とはいえ、ダイレクトマーケティングをみながやるようになると、ダイレクトマーケだけでは業績に限界がきます。
もちろん年商数億みたいなレベルなら全然いけるんですが、10億とかやろうと思うと限界を突破できません。
おのずと別の手法を採用する必要があります。
そこで登場するのが、まだ再現性の高い方法が存在しないその時に流行しているSNSの活用なんですよね。
そこまでやらないと伸びないって状況を迎えるので、それまでに蓄積している資金を元にあの手この手で実行していくわけです。
そうすると、成功例も出てきます。
SNSの成功例はレアな部類に入りますし、第一派手なので目立ちます。
そして目に留まりやすくなると言うことが起こります。
次に4つ目。
ダイレクトマーケティングの効果が限界点を迎えると、今度は競争の起こらない商品そのものの力で売る必要性にも駆られます。
なのでそれを目指す会社も出てきます。
そうすると、成功例も出てきます。
ちなみに、世の中のほとんどの商品は凡庸なものです。
これは先ほど「本当にお客さんが欲しいものを作った。」と社長が誇らし気に語る商材でも同じです。
だから本質は独自の商材であるというコピーでダイレクトマーケティングをしたり、SNSを活用したりしてるのですが、
中には本当に独自性唯一性で売れたものが出てきます。
となると、ものすごく目立ちます。
第一派手なので目立ちます。
そして目に留まりやすくなると言うことが起こります。
最後に5つ目。
ここからはゲスの勘繰り。
ちなみに、SNSで成功したとか、独自の商材を作ったと聞くと、ネガティブな感情も出てくると思います。
「私には無理だ。真似できそうにない!」という諦めの感情です。
つまり、戦意が喪失するという効果もあると思うんですね。
何が言いたいかというとですね。
「お客さんのニーズを満たす他にない商品を生み出したから成功した。」
「SNSがなければ売れなかった。」
”そのように”言うことによって真似されにくい。と言う状況が生まれる側面もあるということです。
だって、一般人にはそんな独自の商品を生み出せないし、SNSで人気も出す自信はありません。
そしてやろうと思っても難易度が高いので時間がかかるんですよね。
そして挫折率が上がります。
でも「私は広告をこう出しただけで凡庸な商品だけどある程度までは売上が増えました。」とかって言ってしまうと、
「私でもできるかも!」って元気でるかもしれないじゃないですか?
しかも自分が凡庸な商品なら速攻で商品も売り方も真似されてライバルになってしまいます。
そう思えば、私の商品は特別だとか、今の時代は広告はダメだからSNSで広げたとか言ってるほうが、事前にライバルを戦意喪失させられるかなと。
5つ目はゲスの勘繰り。妄想ですから余談だと思って聞いていてください。
でも僕も自分のクライアントさんの成功したビジネスの内情はクライアントさん以外に話すことはありません。
なんなら「しんどいだけだからやめとけ。」くらい言うかもしれません。(笑)
なのでそういう側面がないわけじゃないのかなと。
ということで、ゲスの勘繰りを1つ含んだ5つの理由で、当たり前に成果のでるダイレクトマーケティングが広く認識されず、
SNSとか商品の独自性が目立つんだと思うというお話でした。
ご自身がこの件どうとらえるかは自由ですが、やはり当たり前に収益が生まれるノウハウを使うほうがいいとは思うんですよね。
ノウハウがチープになるのは、効果があるから多用されるからで、多用されるからチープにもなる。
ってところですかね。
【雑談】アルバイト
高校生の娘がこの夏アルバイトがしたいと言っています。
おやじは心配です。(笑)
と言ってる場合でもなくて、もちろん経験したい事は全部したほうがいい派なので「やれやれ」と言いました。
転売とか自分でできる小遣い稼ぎもできるようになってますから、それを僕がもっと徹底的に教えればいいじゃんって話もありますが、
それとこれとは別だと思ってて、何事も経験値が大事だろうなと思うわけです。
ただ「どんなアルバイトがいいと思う?」という質問には口ごもってしまいました。
もちろん今の知識でいろいろ答えることはできるんですが、高校生の頃大学生の頃のアルバイトの経験則だとまったく役にたたないんです。
なぜかというと、自分自身があまり誇らしいアルバイトをして来なかったからというのがあるんです。
僕がやってアルバイトというと・・・
・不動産屋さんが電柱に物件情報のチラシを貼るのを手伝うだけなのになぜか高時給のバイト。
(記憶にないですが本当は無許可だった気が・・時効だと思うんで言う)
・ある英会話スクールのポスターを店舗や住宅に1枚貼らせていただければ成果報酬で1枚8000円とかもらえるアルバイト。
(若さと純朴さを売りにして同情してもらって無理やり貼らせてもらってた気がします)
・大阪中の自動販売機の缶コーヒーのラベルを”BOSS”に変えていく仕事。
(原付とか車で移動ばかりですからほぼドライブです。バブルだからあんな無駄な金払えたんでしょうね。)
そんなのばっかり。
つまりは、時間を使わずに、お金をたくさんもらにはどうするか?ってことばかり考えていました。
まこんなことしかしてないから、バチがあたって就職して人の10倍くらい?働いた気がします。
なので「うーん。レストランとかから初めてみるのがいいのかもね。」みたいな何の役にも立たないことを言う感じになってます。
ほんと親らしく”わかった風”なことを言うのは難しいですね。