ビジネスのタイミングを逃してませんか?【第687回】
目次
昔の話。
知人Aさんは海外製美容製品で月商1000万以上。営業利益は脅威の50%を出していました。
知人Bさんも海外製美容製品で月商1000万以上。営業利益も脅威の50%を出していました。
その後Aさんは事業を売却してものすごく大きなお金を手にしました。
しかしBさんには1円も残りませんでした。
知人Cさんは起業してすぐに海外製のアウトドア製品を仕入れて販売しました。
知人Dさんも起業してすぐに海外製のアウトドア製品を仕入れて販売しました。
Cさんはすぐに月の利益が100万円を超えていました。
しかいDさんはほとんど売れずに50万ほどかけて最初に仕入れた商品だけが残りました。
商品は変えてありますが、これは実話です。
そして起業の世界でよくある話。
2人の年齢や能力、資金力、努力の量はほぼ同じです。
では何がこの差を生んだんでしょう?
というのが今日のお話です。
動画で見る|タイミングを掴んで1億。タイミングを逃して0円。
文章バージョン続き|タイミングを掴んで1億。タイミングを逃して0円。
タイトルでもうわかっちゃったかもしれませんね。
同じ売上と利益を上げながら多くのお金を手にしたAさんと、お金が残らなかったBさん。
同じ商品を販売しながらすぐに成果が出たCさんと、まったくダメだったDさん。
2人の違いは”タイミング”です。
AさんとBさんの違いはビジネスを売却するタイミングでした。
Aさんは売上利益ともに絶頂期に売却をしたのに対して、
Bさんはライバルの飽和や独占契約の解除による優位性をなくしたりして売上がじわじわ減ってきてる状態で売却をしました。
Aさんはその頃すでに別のビジネスを始めています。
CさんとDさんの違いは始めたタイミングです。
Cさんはまだ海外製品のアウトドア商品を輸入するというアイデアをみなが実行していなかった時期に始めました。
Dさんは多くの人がこの手のビジネスが儲かると広く知ってる状態で参入しました。
Cはその頃すでに別のビジネスを始めています。
2人の間に優劣はありません。
違いはほんとにタイミングだけなんですよね。
でも、この差がでるくらいビジネスにおいてタイミングがすごく重要になります。
理由は単純。ものすごく早い速度で外部要因が変わるからです。
それはライバルの増加かもしれないし、流行の終焉かもしれません。
法律や制度の変更かもしれませんし、仕入れ先やプラットフォーム側の規約変更かもしれません。
ではその予測がとても大事かというと、それは違います。
なぜなら予測なんてできないし、たぶん外れるからです。
タイミングが大事といいつつ、予測をするなって意味がわかりませんよね?
ここで言うタイミングというのは「よいタイミングを図れ」とか「予測せよ」という意味じゃなくて「待つな」ってことだと思うんですね。
BさんもAさんと同じ時期に会社を売却しようと決めてはいました。
しかし「今の時期が落ち着いてから」「もっと”儲かってから”でもいいか。」と少し時期を待っていました。
DさんはもともとAさんと同じような時期に海外製品の輸入販売をするつもりでした。
しかし「もっと成功が確約できそうだと判断できてからはじめよう。」
「もっと勉強してから始めよう。」こう考えて時期を待っていました。
何が言いたいかというと予測もできないのに何事もタイミングが大事ってことは、「やる」と決めたアイデアがある場合はすぐに実行するしかないってことなんです。
もちろん失敗することもあるんですが、それは判断が間違っていただけであって自分でも納得感がありませんかね?
一方でタイミングを逃すのって「あの時やってれば。」という強烈な後悔が残って体に悪いんですよね。
言い方を変えれば「保留する」というのが一番まずいかと。
もちろん「時期を待つ」ということもビジネスには必要なんですが、それを実行する明確な基準があって、その根拠を持って待ってるのかどうか?ですね。
たとえば営業利益が3000万を超えたら売る、だから今は売上アップを頑張る。とか。
たとえば国際物流が正常化したらすぐにドイツにこの商品を売る。とか。
これは「保留」じゃなくて戦略的に待ってるのでいいと思うんです。
そうではなくて「なんかまだ決め手にかける。」とか「まだ私は知識が少ない」とかっていう保留はよくありません。
これなら「やると決断できないから、このアイデアはボツ」と「決断」したほうがまだいいと思います。
ま。無理もないんです。
人間欲が深いですから。もっともっといけるかもと思うものですし、
成功する保証がないと行動はしないものです。
でもそのせいでチャンスを逃したって話があちらこちらで発生しているってことなんです。
僕の自戒を込めて改めて言いますが、
ぜひ「やる」「やらない」を毎回決断するようにしてくださいね。
判断ミスは納得できますが「保留」のせいでの失敗はひきづりますから(笑)
ちなみにこれサーフィンでも同じだったりします。
サーフィンって波に乗るんで基本波を沖で待ちます。
波がきたらタイミングを合わせて、パドルをして並のパワーと同化して波に乗ります。
でも「良い波」を選ぶってこともしたりするんですよね。
ここで良い波だけしか乗らないぞとか、ま今は休憩みたいな調子にのったことをしているとですね。
ものの30分で風が強くなったり、波が減ったり、小さくなったり、
恐ろしいくらい大きくなったりします。
自然だから当たり前の話なんですが、不思議と「後でがっつり乗るぞ」とか思ってしまう自分がいてよく失敗するんですよね。
これと一緒かなと。
目の前の波って、もう2度と来ないんです。
【雑談】日本人は貧乏?
日本人は貧乏。
ここ最近では当たり前の事実として認識されるようになりましたね。
仕事がらリアルタイムで知ることになるんですが、
ハワイ旅行も欧州旅行も全盛期には全く及びません。
代わりにベトナム旅行や沖縄旅行、伊豆旅行は絶好調。
留学生もフィリピンは絶好調ですが、欧州アメリカは減りに減りました。
昔バリ島にサーフィンにいって、現地で仲良くなったサーファーに「日本に遊びにおいでよ」と言ったら
「いやー日本は高いからいけないよー」と言われたときと同じことが今は起こってますよね。
まこれは日本円でお金を稼いでるからだって話になるんですが、これは一側面でして。
日本人でも持ってる人は持ってたりします。
たとえば商社。
今の総合商社ってほとんど投資会社っぽくになってきていて、
海外のインフラ事業とかに投資してそこからの利益が膨大になってるケースもあるそうです。
また官僚さんの公費での研修旅行やら短期留学では、驚くくらい余裕のある資金が拠出されてるそうですね。
つまり日本人が貧乏だっていうより、貧富の差が明確になったとか、
中流だと思ってた人が実は貧乏だってだけの話かなと思ったりしてます。
と、わかったふうに分析したところで自分が金持ちになるわけでもないですから、どうでもいいんですけどね(笑)
てことで僕はどうでもいいからハワイに行きたいぞって話です。なんのこっちゃ。