ネットで成約率を2倍に上げる為にフィジカルなものを使った話【第703回】
目次
35% → 80%
これはあるECサイトでやった施策における、無料会員からの購入率の推移です。
購入率が2倍以上になってます。
無料会員や無料リストを獲得して、購入まで転換したい人にとってこの購入率ってめちゃ大事です。
この数字を改良できれば、同じ広告費なのに売上も増え利益も増えるからです。
100万円の広告費から200万円売れるのと、400万売れるのでは業績に相当インパクトがありますよね。
なので、すでに無料から有料ってマーケティング施策をしている人にとってこの数字の改良はちょっと興味があると思うんですよね。
ちなみに、あるECサイトとは僕の経営するオーダースーツのサイト。
そのECで行ったある施策でこの数字を出しました。
これまで細かいマーケティング施策をコンサルやスクールではない無料媒体では公開したり語ってはいませんし、
これからもそうだと思います。(笑)
が、今日はこの件だけ言える範囲でシェアしますね。
動画で見る|ネットで成約率を2倍に上げるために使ったものとは?
文章バージョン続き|ネットで成約率を2倍に上げるために使ったものとは?
と、もったいつけてますが、購入率を2倍に上げるために僕がやった施策は、とてもシンプルなことです。
まず、バーチャルではないフィジカルなものを活用しました。
一般的にECサイトでは、アクセスしたユーザに会員登録やニュースレターへの登録を促します。
その対価としてクーポンを発行するのが常套手段です。
(これは常識なのでやってない人はすぐにやってくださいね。)
その後メルマガとか日本だと代わりにLINEも登録してもらったりしてキャンペーンなどを配信して購入に繋げます。
僕らもそれを採用しています。
会員登録したらクーポンが届き、その後メールでセールスをする段取りです。
もちろん、その施策も相当のテストを続けてきましたので、購入率は良い方だと思います。
これはバーチャルな施策。
僕らはこれにプラスして、もう1個の施策を打ってます。
それがフィジカルなものです。
フィジカルなものとは「現存する物理的な物」という意味。
オーダースーツなので「サンプル生地」という「物」を活用しました。
ある流入チャンネルの場合だけ、会員登録と同時にサンプル記事を請求してもらいます。
その場合にサンプル生地のセットと、セールスレターを添えるんですね。
この時の購入率が80%になったんです。
タイトルには2倍と書いてますが、本当は3倍近いです。
もちろん封筒の工夫、セールスレターの内容、オファーなどはめっちゃテストしましたし、
時期的なものもあります。
広告チャネルによってはここまでにはならないかもしれません。
でもやはりオンラインでの会員登録では、それを差し引いてもここまでの結果は出せないんですよね。
今日言いたいのはサンプルを送れば注文率が倍になるってことを言いたいのじゃないんです。
フィジカルなものはバーチャルなものより購入率を跳ね上げるパワーがあるってことをシェアしたいんです。
ちなみに、こういうフィジカルなものを活用する方法って最近流行ってます。
アパレルだと実店舗と融合したりしますよね。
オンラインスクールだと、オンラインスクールなんだけど説明会は対面セミナーにするとか。
あなたのビジネスでもフィジカルなものを使えることってあると思うんです。
サービス業ならリードの資料を冊子にして送ることもできるでしょう。
食品ならサンプル。
総合ECならカタログってのもベタですがありですよね。
難点というか気をつけるべきなのは、購入率が判断できるまではコストをかけすぎないこと。
ぜひ試してみてください。
【雑談】サンタさんに時間指定で配送を頼む
クリスマスツリーを何年かぶりに飾りました。
子供も大きくなったからか、しばらく出してなかったんですね。
そしたら息子が知らない間にサンタさんへのお願いを早速ぶら下げてました。
もうそろそろ「あれ?サンタはいないんじゃね?」とわかってるとは思うんですが
なんか今年は行動が早いんですよね。
早速チェックしてみたら、こんなことが書いてありました。
ーーー
サンタさんへ。
ニンテンドースイッチの****というゲームをください。
ただし今は必要ないので来年の2月中旬頃に発送してください。
ーーー
読んで爆笑してしまいました。
サンタさんのプレゼントを繰越すやつもはじめてみたし、
発送してくれって頼むやつも初めて。
どうも明らかに気がついていて、僕に2月に買ってくれって言ってるのだと思うんですが
間接的に断れないようにしてて凝ってるなと。
誰に似たのか。なかなかやるもんです。
(ちなみにお願い文は個人情報なので要約ですw)