退路を断って起業すると失敗する時・成功する時【第732回】
目次
■女性のための海外起業セミナー in 秋葉原2024/7/14
「起業は退路を断つほうが成功率が上がるのか?」
この議論ってありますよね。
最近では「絶対に退路なんて断たないほうが良い。」
という意見が主流な気がします。
ぼくも退路なんて断たないほうが良いと思っています。
理由は簡単です。
お金の恐怖に潰されるからです。
退路をたつというのは、
会社員としての収入の保証を断ち切るとか、
これまでの身分を捨てるということです。
となると収益がある時期までに、安定して発生する状態にしないと、
お金のなくなる不安に支配されるようになります。
そして自己評価も地に落ちます。
結果、本来は安定した収益を上げるプロセスを踏んでいるとしても、
全部無駄だと思って何事も手につかなくなったりします。
自分なんて何をしてもダメなんだと、
思い込むようになります。
「とにかくすぐにお金が欲しい!」という不安に支配されて
変な金儲け話にのっかってさらにお金を失ったり、
ものすごい不平等な雇用契約をしてしまい、
奴隷的な働き方をされたりするからなんです。
そもそも起業ごときで、
決死の覚悟でするほどのことじゃないんですよね。
ただ、あるケースの場合、
退路を断つほうが起業が圧倒的にうまくいく場合もあるんです。
退路を断たないと「甘い考えになる。」とか
そんなそんな曖昧な理由がないんです。
退路を断たないせいで、
起業がうまくいかない最大の失敗をしてしまうことがあるということなんです。
ということで今日は、
退路を断ったほうが起業が成功するケースについてお話しします。
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では、退路を断たないせいで起こってしまう、
起業がうまくいかない最大の失敗とは何か?という話から。
起業でビジネスをすることですよね?
ビジネスっていうのはお客さんからお金をいただいて
利益を出すことです。
お客さんがお金を払うのは、
お客さんが欲しいものだったり、
お客さんにとって価値があるもの。
これは当たり前の話。
逆に言えば起業は、
自分が何かを成し遂げることではありません。
自分がやりたいことをすることではありません。
自分が生み出した商品を売ることでもありません。
自分が誰かを救うことでもありません。
私が好き。私がやる気になる。私が心地よい。
この発想でビジネスを生み出すと、
ほぼ100%の確率でお客さんが欲しいものではなくなります。
専門的に言えば、プロダクトアウトの商品やサービスを売り始めます。
意地悪に言えばジャイアンリサイタルを開いてしまいます。
だれも聞いてない月曜朝の社長の訓示みたいなことをしてしまいます。
こういうことをしてしまうのが、
起業の最大の失敗要因です。
これに比べれば経験がないとか、売り方を知らないとか、
SNSが苦手とか、お金がないとか、
そんなことは微々たるものです。
退路を断たずに起業した場合、
このようなサービスを作り出すことに没頭したり、
このようなサービスを売ることに躍起になる可能性があるんですよね。
特に「起業」というもの、
「起業家」という自分の立場に思い入れが強い人に起こりがち。
もちろん、起業とは論理的に収益を得ることだと理解している人でも、
退路が立たれていないと、成功させなくてはならない状態ではありませんので、
油断するとこういう失敗をする可能性があります。
自分で収益を生み出せるビジネスを立ち上げて軌道に載せた。
この事実だけで、自分の自己実現は達成できると思うんですが、
退路が立たれてないと、
せっかくしんどい思いをして起業するのだから
手段にも意味を持たせたいという欲求が出ちゃうんですよね。
こういうことは、退路を断つとあまり起こりません。
すべてはお金を稼いでからだと体が理解するからです。
みなさんが就職で「自己実現」を後回しにするのと同じですね。
伝わりますか?
まとめますね。
議題は起業で退路を断つべきか?
という話でした。
結論として、起業では退路は断たないほうがいいです。
いいことはあまりありません。
ただ、その場合起業に「自分のやりたいこと」を持たせすぎて
プロダクトアウトで売ろうとしてしまうリスクを含んでいるので、
そこは十分に気をつけようねってことです。
特に僕とかが「売れてるものを売ろう。」と発信して、
実際売れてるものを複数見てるのに、
「それは私はやりたくない。」と反射的に思うばかりの人は
注意してみてくださいね。
では。
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■女性のための海外起業セミナー in 秋葉原2024/7/14
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■女性のための海外起業セミナー in 秋葉原2024/7/14
【雑談】事件!父の日のプレゼント
先日の父の日、父親に簡単な贈り物をしました。
ビールが好きな人なので、
注いだビールが冷えたままになる
サーモスのグラスです。
ギフト包装と、
簡単なメッセージを添えて父の日にとどくようにしました。
ちなみに、
そんな親孝行なタイプではないので、
毎年しているわけではありませんよ?
でも喜んでくれるかなーと思って
当日を迎えたんですが、
普段は連絡をくれる父から連絡がありません。
「届いてるのに忙しいのかな?」
くらいでスルーしてたんですが、
そんな夕方僕に荷物が届いたんです。
覚えがなかったんで
開封してみたら、なんとギフトラッピングされた
プレゼントらしきものでした。
僕は誕生日が6月なので、
いつも家族からは誕生日にまとめてお祝いしてもらってます。
なので自分の父の日は
何にもないのが普通だったので、
めちゃ驚きました。
でも感激です。
にやけながら子供達に聞いてみました。
「あれ?パパにもなにかくれたのー?」
でも子供達は「え?知らない。」とそっけないです。
「またまたー。みんなとぼけちゃってー。サプライズか?」
などと思いながら、
ワクワク開封して、
中に入ってるメッセージカードを読んでみました。
すると短いけどこんなメッセージが。
ーーー
お父さんへ
これで大好きなビールでも美味しく飲んでね。
いつまでも元気でいてね。
たつお
ーーー
・・って俺からのメッセージやんけ!
ってことで、
僕が父親に送った品物とメッセージでした。
どうやら、
配送の時に、送り先を実家ではなく、
自分にしてしまってたみたいです。
つまり、
自分で自分に送ってたって話。
どうりで父から連絡がないはずです。
だってここにありますから。
ってことで父には速攻でおなじものを
送り直しました。
で、僕は僕に送った父の日のプレゼントを
使ってビールを飲もうと思います。(笑)
スーツ販売のキャンペーンで
「父の日に何ももらえないお父さんへ自分にご褒美を」
というキャンペーンを企画して実施してるんですが、
これが自分にも回ってくるとは思いませんでした。
って笑える話でした。