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マッチングサービスが難しいこれだけの理由【第737回】

誰しも一度はやりたいサービスに、
マッチングサービスがあります。

物販のeBay、メルカリ
宿泊のAirBnB
仕事のランサーズやFiverr

これらは全部マッチングサービスですし、
成功したサービスとして有名ですよね。

中にはデーティングサービスのようなものをやりたい場合もあるかもしれません。

専門的にはスイッチボードモデルと言われたりするそうですが、
あるものが欲しい人と提供する人を両方集めるプラットフォームを作って、
手数料で儲けるビジネスのことです。

一見、とても良いビジネスに思えます。

仕入れも不要ですし、
勝手に取引してくれます。
手数料だけもらえて良いことづくしです。

でも、このマッチングサービスは
素人が触ると大火傷することもあるのもなんとなく想像できてはいると思うんですよね。

ということで今日は
マッチングサービスがうまくいかない理由と
成功の秘訣をお話しします。

 

動画で見る|マッチングサービスが難しいこれだけの理由

文章バージョン続き|マッチングサービスが難しいこれだけの理由

そもそもマッチングサービスって、双方に大量の登録があるからこそ価値が出ます。
AirBnBに部屋が1個しか登録されてないとしたら使う気がしませんよね?

ということは「欲しい人」も「提供できる人」も大量に集めることが必須になります。

そして、たいていのサービスは公開して、
お気持ち程度のSNS投稿、プレスリリースをしただけで、
勝手に広まったりしません。

自ずと広告で「欲しい人」も「提供する人」も集める必要が出てくるんですよね。

一般的なビジネスは「欲しい人」を集めるのに一番コストを使います。
なのでここはしょうがないとしても、
さらに「提供する人」も大量に集めなければいけませんので、
単純計算でも2倍の資金に膨れ上がってしまうんですよね。

しかも手数料ビジネスなので、
粗利の絶対額が少ない場合が多くて、
リピートが生まれないと利益がでない構造になることも多いです。

伝わりますか?

「提供する人」を1000円で集めてきました。

「欲しい人」を5000円で集めてきました。

10000円の取引が成立したので20%の手数料として2000円をもらいました。

この場合、取引が成立しても4000円赤字ですよね?
少なくてもこの登録者から4000円の取引をしてもらわなければ黒字にならないんです。

さらに悪いことに、マッチングサービスの場合、
「提供する人」は取引を成立させようと、価格を安めに設定することが多いのですね。

つまり、
お金を結構使い続けながら黒字化を目指すというモデルになりがちってことなのです。

まずここで、資金力のない人、
資金を溶かしても笑って済ませられる人じゃない場合は挫折します。

もちろん、例外もあります。
それは特に「欲しい人」の獲得にコストを使わない方法が取れる場合。

たとえば個人ガイドのマッチングサービスを展開するとします。
サイトの構造を考え抜いて、
「地域名 + 個人ガイド」といったキーワードで
こと如く上位表示をするなど、
SEO対策を超戦略的に行えてて、

なおかつ、「提供する人」が広告などを使えば
最高に安く何名でも取れる場合。

こういう条件が揃えばマッチングサービスはうまくいきます。

また、たとえば、
そのサービスを提供しているサイトはなくて、知られさせすれば
人が殺到し、噂してくれるようなケースですね。

たぶん「メルカリ」はそれをクリアしたものだったと思います。
(メルカリは広告も死ぬほど使ってましたが)

伝わります?

つまり、マッチングサービスを成功させたいなら、
サービスを最初に考えるより先に、
両方を広告任せにしないカテゴリは何か?
などからアプローチをした方がいいってことなんです。

でも、たぶんそういうのってないですよね?
その場合でも諦めるのは早いです。

マッチングを諦めてください。

「それを欲しい人」がいるのであれば、
それを提供する普通のビジネスをすれば良いと思います。

たとえば、
語学レッスンサービスや、
オンライン秘書サービス。

これらも、マッチングにしたくなる気持ちはわかるんですが、
あえてそうせず普通に提供サービスにして、
提供者としての先生や秘書を外注として別途探せば良いと思うんです。

それだけで「提供する人」を大量に集めるコストは不要ですし、
価格や人件費設定も利益の出るレベルで設定できると思います。

あ。ちなみに「欲しい人」だけを集めることすらできない場合は、
マッチングサービス以前に、ビジネスとして成立してないので
それはそれで別のアイデアにすっぱり切り替えてくださいね。

僕はマッチングサービスをコンサルティングしてきましたし、
自分もやりました。

そんな中での実感ですのでぜひ参考にしてみてくださいね。

では。

【雑談】オリンピック

パリ五輪が始まりました。
日本では東京の時と比べると注目度は低いですね。

僕が気になってるのは、

サーフィン
スケボー
ブレイキン
サッカー
リアル”ハイキュー”と言われてる男子バレーボール

です。

でもこれを書いてる日曜日、
早速サーフィンで前回銀メダリストで
最強の日本人プロサーファーである
五十嵐カノア選手が1回戦で負けてしまいました。

サーフィンは自然を相手にするし大変ですよね。
敗者復活戦があるので応援したいと思います。

ちなみに動画見れる人は、
ぜひパリ五輪のサーフィンの映像を見てみてください。
どの試合でもいいので見ると、びっくりすると思います。

フランス人もえぐいことするなと思ったんですが
会場が「チョープー」というタヒチのポイントが会場だからです。
タヒチはフランス領なんですよね。

この会場、世界でも有数の危険な波でして、
5m以上の波がめっちゃ浅い底がガリガリの岩のポイントで恐ろしい威力で崩れるポイントなんです。

だから選手もヘルメットかぶってたりします。

とにかく危険でえぐい波なんです。
僕が入ったら二度と帰ってこれない自信がありますw

フランス本土にも有名なサーフポイントがあるのに
わざわざチョープーにしたってのがすごいなと。

そんな会場でトップ選手が競ってるのをぜひご覧くださいw

そして、、
スケボー女子のストリートで
また日本人選手が金メダルと銀メダルでした。

リアルタイムで見てましたがめちゃ興奮して見てました。

なんと年齢が14歳と15歳。

本人がケガと向き合いながら過酷な努力があったのは当たり前として、
そもそもの才能、
世界中で試合に出続けるチャレンジのための金銭的時間的な
親の狂気(言葉が見つからないですが、いい意味でのです。)的なサポート
まわりのサポートなどなどの結果でもあるんだと感じました。

とにかくただの観戦者ですが、すばらし時間に感謝ですねー。

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