広告やウェブサイトを頑張って改善してるも売れない残念な理由

目次
「すべてをテストせよ。」
「量が質を凌駕する。」
サービスが売れない時や、
もっと売りたい時に、
いろんな要素を改善していくことはとても重要です。
ーLPの構成をちょっと変えてみる
ーボタンの位置をズラしてみる
ーコピーの順番や言い回しを変えてみる
ー広告の画像や見出しを差し替えてみる
ー検索広告のキーワードを細かくチューニングしてみる
こういうやつ。
「神は細部に宿る」っていうのは定説ですし、
実際やればやるだけ反応率が上がりますので間違ってはいません。
ちゃんと売れてるプロダクトならこれらはめちゃ効きます。
でも、これをやってはいけないタイミングもあったりします。
大事で確実と言われてるはずのすべてをテストしたり、
量をこなすってことをしてはいけないタイミングが1個だけあるんです。
その時に根気よくテストをしても、
徒労に終わり、時間とお金を無駄にしてしまいます。
ということで今日は、
細かいテストをするべき時と
してはいけない時の話をしたいと思います。
動画で見る|細かいテストをしてはいけない時
文章バージョン続き|細かいテストをしてはいけない時
神は細部に宿るし、テストを繰り返すことで業績は何倍にもなります。
けど、唯一そんなことしてはいけない時。
それはローンチ直後です。
つまり、まだ売れるかどうかわからないプロダクトを
広告で露出したばかりの時。
有料のプロダクトじゃなくてもいいんです。
リードとして何かの情報の代わりにメルアドやLINE登録を
誘導している場合でも同じ。
なぜか?
だって最初の頃ほど細かなテストを繰り返すべきだと思うじゃないですか?
理由はその逆です。
最初だからこそ細部のテストを繰り返してはダメなんです。
明らかに広告の設定が間違えてるとか、
(日本向けなのにアメリカ向けにしてしまってるとか)
そもそもLPが謎すぎて何売ってるか不明とかじゃない限り、
今どきの広告ってある程度ちゃんと見込み客に届きます。
出しさえすれば、ある程度の対象客には届きますし、
見てもらえます。
なので売れる場合は反応が”ゼロ”ということはないんです。
だから、ここで売れない時に細かいテストをしてはいけません。
「LPが悪いのか?」「広告文かな?」って細部をいじり始めるのは、
気にするべきポイントが違う場合が多いんです。
この時点での問題は、
たいてい”プロダクトそのもの”にあるんですよね。
または、売り方がズレている場合に唯一あるのは、
100歩譲って広告メディアそのものが違う場合。
だからやっていいのは広告メディアの変更くらいです。
もしmetaやGoogle両方に出したのに売れないとか反応しないなら、
それは”プロダクトそのもの”の問題です。
つまり、PMF(プロダクト・マーケット・フィット)してないということ。
「今の”これ”は売れないだ。」
と判断するべきなんです。
先ほどもいいましたが、
今の広告配信はある程度ちゃんとしてます。
なので売れるものである限り、見せさえすれば一定数は売れるんです。
もちろん、競合より価格が高すぎるとか、
説明が超絶わかりにくいとかなら話は別ですが、
「ある程度の完成度」で「ある程度の見込み客」に見せて“売れない”ってことは、
→そもそも市場が求めてない。
→売ってるものがズレてる。
ってことが多いです。
売り方がズレてるわけじゃありません。
もちろん、ビジネス、マーケティングは複雑なものだし、
そんな単純じゃない場面もあります。
本当に、真剣に細かいテストを繰り返せば売れることだってあるでしょう。
でも、僕らはたいてい時間もお金も有限な中でやってます。
であば、「どこにリソースを注ぐべきか?」は
冷静に判断した方がいいと思うんですね。
売れる前提が間違ってるプロダクトを、
売れるように改善する作業って、
たいていとんでもなく疲れるし成功率も低いです。
気持ちはわかるんです。
最初で反応取れなくて、
市場にフィットしてないもの(PMFしてないもの)とわかるのに、
細かく手を入れるのは「これは売れるものだ」という
思い込みもあるからだと思うんですね。
または準備に時間をかけたので、
そのサンクコストを無駄にする勇気が出ないからだと思います。
でも、現実はそうじゃないことも多いです。
では、何をすればよいのか?
この時間をプロダクトそのものの変更に当てて欲しいです。
たとえば、商品そのものを変えるのが一番大きな変更。
または、商品は同じでもオファーを変えるといったことですね。
たとえば購入や申し込みボタンしかないのであれば、
ライブ説明会のオファーを入れてみるとかです。
こういうところに、神を宿して欲しいわけです。
とはいえ、PMFがうまくいった商品の場合、
拡張フェーズでは必ず細かいテストの繰り返しが必要になります。
だから、やろうとしている行動力や、
アイデアはとても役に立つものなんですね。
単にそれを行うタイミングがまだなだけです。
その証拠に、1発目でPMFがうまくいった人でも、
その後の“拡張フェーズ”で細部のテストをおざなりにする人も多いです。
だから、今のこだわりは絶対有利に働くので安心してください。
事業の成長に必要な資質を持ってるってことでもあるんですよね。
単にタイミングの話です。
ぜひその細かい資質を維持したまま、
今あなたが注ぐべきリソースはどこなのか?
売れるものを売ってるのか?
それとも、売れないものを売ろうとしてるのか?
を判断してみてください。
気になった方は、今やってることが「PMF前」なのか「拡張フェーズ」なのか、
ちょっと立ち止まって見直してみるのもいいかもしれません。
ではまた。
もし今まさにこの手のことで悩んでるなら
相談にのりますので連絡くださいね。
お待ちしています。
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【雑談】ジャカルタに住むと早起きになる?
学生の時から同郷で仲の良い友人がいます。
彼は去年からジャカルタに赴任しています。
1年ぶりに帰国してきたんで
この前一緒に海に行き道中たくさん話をしました。
本人はジャカルタで日本法人の現地社長になったんですけど、
もう初っ端からパニックだったみたいです。
これまではただのプレーヤーだったのが、
ガチの社長なので、
採用、資金繰り、決算説明会…一気に全部やれってなったらしく。
しかも海外法人。
僕は30代で会社員を辞めてしまったので、
いまいち会社にいればどんな立場か?ってのがピンとこなくなってるんですが、
僕らの年齢を考えれば、もう海外赴任が「楽しだけのもの」ではないんだなって
感慨深かったですね。
ま、それはそれとして、
ちょと面白かったのが、
彼はジャカルタで朝が超早起きになったそうです。
なんでも、インドネシアはイスラム教徒の方が多いので、
朝5時からアザーン(お祈りの音)が爆音で鳴るらしいのですが、
それで起きるのが嫌すぎて、
4時半に起きるようになったそうです(笑)
※ちなみにこの音は、ムスリム文化ではごく自然なものですよ。念のため。
彼が爆音で起きるのがしんどいってだけの話です。
あと急に真面目な話ですが、
鉄関係の仕事は中国の景気が落ちてしまったことで、
中国で消費されないので、外に安く売るから、
いろいろ派生して売れなくなってるそうです。
と、まあいろいろ大変そうだけど、
なんだかんだでちょっと楽しそうにも見えてしまうのは、
やっぱり“挑戦してる人”の顔つきだからかもしれませんね。
まあ。頑張れ!友達よ。って話でした。