【第328回|儲かっていないケーキ屋さんの話。ハワイよりお届け。】
こんにちは。河野です。
今日も開封して頂き、ありがとうございます。
---<おしらせ>------
※ハワイあっという間の2週間。
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※音声版はこちらでお聞きいただけます。
https://www.contentslab.net/podcast/328_20150804.mp3
→詳しくは雑談コーナーと編集後記で!
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先日、メンバさん同士の勉強会でこんなネタがでました。
「日本の地方で、儲かってないケーキ屋さんがあります。
とても味はいいのですがうまくいっていません。
Webで販売して回復を狙いたいのですがアイデアが欲しいです。」
みなさんもきっとこういう話お好きですよね?
(僕らのメンバーさんもお好きな方が多いです。w)
どうしたらいいと思いますか?
できれば一緒に考えてみてください。
勉強会でも活発にご意見がでたんですが、
実はこういう課題に対峙するとき、
実際ビジネスに取り組んでいる人が答えたなら
アイデアが大きく2つの潮流に分かれる特徴があったりします。
それはビジネスのステージ別で、
ビジネスも目的そのもので2つに分かれるなって
いつも感じてます。
ということで今日は
この2つの意見を例にだしながら
起業家のタイプ別の課題へのアプローチの仕方を
お話してみたいと思います。
■質問:儲かってないケーキ屋さんをどうすればいいですか?
大きく分けるとこの2つのテーマが多いです。
グループ1
「ケーキは大きい市場なんで、
普通にネットを活用したりして、
露出を増やされるといいのではないでしょうか?」
「ケーキはオンラインでも活発に売られているので、
売れている商材を参考に
似たようなものを似たようなマーケットに出せば
いいのではないでしょうか?」
つまり、
”売れているマーケットに売れるものを
出してないのでは?”
というマーケティング寄りのアドバイス。
グループ2
「ケーキは日本ではおいしいのがあたりまえ。
その前に、独自性や強みをだされるのが先では?
たとえばビーガン向けのグルテンフリーのケーキとか、
変わった形のケーキとか、
ケータリングで届けてあげる無店舗販売とか、
そういう特徴を出してみては?」
「選ばれる店にすれば、オンラインじゃなくて
実店舗でも回復は可能ではないでしょうか?」
つまり、
”選ばれる強みが存在しないので
儲かってないのでは?”
みなさんにも
他にたくさんアイデアがありますよね。
僕はお店の方にとっては全部仮説としては正解だと思いますし、
全部試すべきだと思います。
「これらの仮説を取捨選択しているだけでつぶれてしまうリスクが増えるだろうな。」
そう思います。
ただ、アイデアについては
グループ1とグループ2で起業家の性格が出ます。
グループ1のマーケティングや
露出で回復を図ろうというアイデアが一番最初に出る人は、
「ヤングの戦略」と僕がよく言うタイプの人です。
儲かっているものに参入して
成長期に儲けてしまう。
成熟したらすぐに次の儲かっているものに参入する。
こういう器用なことのできる
天才肌の商売人といったイメージです。
嗅覚と大胆さと行動力全部がそなわってないと
この戦略をとるとぜんぜん儲かりませんので
僕は「ヤングの戦略」と呼んでます。
一方、、
グループ2のビジネスのコンセプトや
自身の強みを見直したり、
オンラインじゃなくて地元で十分余地があるという
アイデアが一番最初に出る人は、
「じじいの戦略」と僕がよく言うタイプの人です。
そこにたとえ小さくても間違いなく市場があるなら、
じっくり深堀して、お客さんにとって自分がなにかで特別になれるようなものを
常に考えていき、確実にリピートしてもらえるように
お客さんに密着する。
こういう”面倒で””のんきなこと”ができる
根気の人といったイメージです。
そのビジネスそのものが好きで、
お客さんも好きみたいな
まじめな人といったイメージです。
(あ。ヤングな人もまじめなんですよ。)
いろんな誘惑に動じず
じっくり取り組むことから、
僕は「じじいのの戦略」と呼んでます。
もちろんどっちもあるパーセンテージでは
生き残る人はお持ちなのですが、
どっちかに寄っていることが多いってことを言いたいんですね。
性格的にじじいの戦略をとる人もいますし、
ヤングの戦略をとる人もいます。
過去のうまくいった成功体験がベースになって、
ヤングの戦略をとる人もいるし、
じじいの戦略になっている人もいます。
ただここで注意点があります。
もし、
過去のうまくいった成功体験がベースになって、
ヤングの戦略を”とり続けている”のではないとしたら、
ヤングの戦略のボリュームを多くするのに
あまり向いてないタイプなのかもしれません。
よくあるのが・・・
たとえば、
コモディティ品(どこにでもある商品)だけど
売れる商品をすばやく見つけてショッピングモールに出して
ある程度の額売れていたことがある場合とか、
それを見つけるまでは大変だとしても
売れていく様は”楽”ということになるので、
その”楽”な成功体験に引きづられているようなケースですね。
実態は、ライバルが非常に多くなり、
価格も下がり続けているので
その商品は撤退するしかなかったりするのですが、
人間の真理として、過去の強烈な成功体験をリセットするのは
結構大変なんですよね。
「ヤングの戦略」で売れるものをまたすかさず探し
テストしてみるって速度が出る人なら問題ないですし、
そのようにすればいいのですが、
「ヤングの戦略」ではなく ただの固執になっていたりします。
「じじいの戦略」をとる人にも
「ヤングの戦略」の経験者が実は多くて、
コモディティ品を販売していることの
消耗度に精魂つきて、
長期的につみあがっていく「じじいの戦略」
を採っている場合もあったりします。
なので過去の成功体験だけで
「ヤングの戦略」をとろうとしているけど
うまくいかない人は
きっと「ヤングの戦略」に向いていないと思うんで
(向いている人はとっくに別の売れるものを見つけています)
「じじいの戦略」への変換をしたほうがいいと思うんです。
いかがですか?
導入は、
”ケーキ屋さんを儲かるようにするためには?”
という話からなんですが、
最後は、
”起業家のタイプ別の特長”
「ヤングの戦略」が向いてないなら
「じじいの戦略へお早めの切替を。」
って話をしたかったんですね。
本当このあたりは
向き不向きだと思います。
自分に向いていない戦略は変更したほうが
うまくいくと思うんですよね。
あなたは
「ヤング派?」「じじい派?」
今回のトピックは、いかがでしたでしょうか?
このメールにそのままお返事いただくと僕が直接全部お返事しますので
感想、ご質問、ご相談など、ぜひご連絡くださいね。
【今週の雑談1】
#思ったことシリーズ #プレッシャー #資金調達
いつも元気で自由度がハンパないロスのクライアンとさんと
今後の戦略を話していたんですが、
なんとなく元気がない。
気になって聞いてみた。「なんだか元気がないですね。」
事業は順調なんですが、投資をいくばくか入れているので、
そのプレッシャーで「事業を伸ばさなければらない」と、
資金調達をしたので体が固まってました。
愉快に行動して死んでも、
苦悶の表情で滝に打たれてても、
あまり商売人って評価かわらなかったりするんですよね。
ならソファーで笑って、
実にたくさんの試みをしたいもんですねって話をしていました。
・・・意外と苦悩とか苦闘はだれからも評価されない。
※これは、最近積極的使っているTwitterよりピックアップしています。
河野のTwitter:
【■編集後記】
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<お知らせ>
ハワイのことはリアルタイムで
Twitterで流していきますね。
暇な方みて絡んでやってください。
河野のTwitter: https://twitter.com/kounotatsuo
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ハワイ滞在が半分15日ほど過ぎました。
なんかのんびりするつもりだったのに
残りが半分をきるとあせってきたりして
自分でも面白いなって思います。
海外に年間で6回くらいいきますが、
こういう感覚はあんまりないのですね。
きっと自分で行く海外とは違って、
家族でのんびり滞在をテーマにしていたからなのも
大きいのかなって思ってたりします。
食事
遊び
サーフィン
仕事
出会い
たくさんの経験をさせてもらったからこそ
早く時間がすぎると思います。
すごく面白いけど
時間の流れは速いみたいな(笑)
ないものねだりですが
性格的に動きまわる体質は
当分なおらないみたいですね。
他いろーんなネタがありますが
音声でもぺらぺら話しています。
お暇があればぜひお聞きくださいね。
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