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勇気をもって100万円を投資しますか?自己投資と事業投資の境界線

 <今日のサマリ>

【今週のトピック】自己投資と事業投資の境界線
【雑談】書籍代をケチる方法
【編集後記】そろばん塾が流行るわけ。

【今週のトピック】自己投資と事業投資の境界線

こんにちは。河野です。
今日も開封していただきありがとうございます。

「札束に火をつけて燃やす覚悟がないなら、
起業なんて最初からするな。」

起業したくてモンモンとしていた会社員だった頃、
読み漁っていたビジネス書にあった一節です。

マーカーを引いたのも覚えています。

当時、ボーナスを全部使って、
英語教材のコースを翻訳者の人に作ってもらったりしてました。

副業のために毎月貯金もせずに限界まで広告費を使ったりしてました。

「札束に火をつける」ということは実践はしてたと思います。

それは今でも同じ。

なぜなら「札束に火をつけた」から、
自分が10年近く食えてると思っているからです。

もちろん「燃やす札束」は、
当時の僕のように、虎の子の自分のお金である必要はありません。

自己資金がないなら、人のお金でもいいと思います。
つまり融資とかで借りたお金です。

ビジネスとは、人のお金を使って、
人の労働力を使い、人のお金を頂戴する事。
だと言っている社長もいるくらいですから。

さて、そこで今日は、
この「札束に火をつける」って行為とはなんぞや?
という話をしたいと思います。

というのも、
なんでもかんでも「金を使えばいい」
ってものでもないと思うんですよね。

たとえば、
ビジネスとか起業を学べるコースやコミュニティの参加費が
100万円くらいするってのも最近増えました。

自分を変えるため、成功するためのコースやコミュニティも
しかり。
100万以上するものも多くなっているみたいです。

もちろん、
アメリカなんて数日だけのセミナーで
100万以上するものもあります。

これもビジネスのために「札束に火をつける」という行為のひとつといえば
そうなりますよね?

他にもあります。

ある程度知名度のある(集客力のある)看板を持つフランチャイズの
権利費用はどうでしょう?

対象客へ1万部発送するFAXDMや、
ポスティングにつていはどうでしょう?

全部「自分が儲けるためにお金に火をつける行為」であることに違いはありません。

人生に”無駄”なことはひとつもない。
ビジネスは1勝9敗でいい。

そう考えれば、
なんでもいいから札束に火をつけ続けたら、
いつかは儲かるのだろうなとも思うんですね。

でも、本人がその札束の変わりに得たいリターンの期待値がずれていると、
やはり「無駄」「損」ということにもなると思うんですね。

僕は人から相談されたときでも、
「使うべきじゃない」という答えを出すことはあまりありません。

それよりも、
「”期待値”を履き違えないようにしないと「損」すしますよ。
「無駄」にお札を燃やすことになりますよ。」
と、答えるようにしています。

期待値というのは、

「このお金を使うと何が変わりに手に入る可能性があるのか?」

ということです。

期待値って大きく分けて2つあると思います。

自己投資になるのか?
事業投資になるか?

自己投資は計測不可能なものです。

事業投資は計測可能なものです。

わかりやすく言うと、
「このお金を使うことでいくらになって戻ってきそうだ。」
と期待するのが事業投資。

損益分岐点が目視できるものですね。

広告費や、事前に仕入れるサンプル品。
キャンペーンにかかわるコストや、
僕が副業時代にやったように教材という名の商品を
開発する費用なんかも事業投資です。

サイト作成や
システム開発、
セミナーを赤字覚悟で行ってリストを獲得したりもしかり。

フランチャイズの加盟金が必要だとして、
その「のれん(看板)」があればある程度は集客が
明らかに見込めるものも事業投資ですね。

ちなみに、
無名のフランチャイズに加盟する加盟金や、
加盟金という名の商品の買取コスト。

ネットワークビジネスの参入時に支払う在庫なんかは、
回収が見込めるものではありませんので、
事業投資というには、ちょっと無理がありますね。

なぜかというと、
払ったもの以外に、
明らかに売り込みのための労働か金銭を使わなければ収益にはならないからです。

こういう風に、直接的に収益化したかどうかを計測できないものや、
収益化するかどうかの相関がわかりにくいものは
全部”自己投資”と言えると思います。

「このお金を使うことで、
事業投資を効率的に回収できる知恵、知識が
手に入るかもしれない。」

ということですね。

高額なビジネスの講座。

”学校”という名前がついているもの。

無名の資格や認定をもらうための費用。

全部、ただの自己投資です。

1500円の書籍を読む行為と、
参加費がお茶代だけのゆるい交流会も、
200万円のビジネス講座も同じ。

リターンは数値化できないので、
儲ける知識やマインドセットや、
やる気が手に入るかもしれない。
それ以上でも以下でもないんですよね。

つまり、
1500円で書籍を購入しても、
3000円のセミナーにいっても、
100万のコースを受けても、
それとは別に、事業投資をする必要があります。

広告を使うなら物理的な金銭を使いますし、
商品を仕入れるのも同じ。

ブログを書いたり、
ソーシャルメディアなどのアーンドメディアを使うにしても
労力という事業投資をする必要があります。

もちろん、そこで出会う良質な人脈というものも
手に入るとは思うんですが、
それを事業投資を呼ぶためには条件があります。

そのチームなり組織なりの
メンバーが直接的に顧客になり、
支払った以上の収益になる必要があるだろうし、
または、その組織なりチームなり主催者のリストへ、
自分の商材を紹介してくれて、
それ経由での収益が支払った以上になる必要があると思うんですよね。

それでないと、事業投資とは言えないわけです。

”学び”以上でも以下でもありません。

僕らって弱い生き物なので、
儲からなくなっているときとか、
焦っているとき、
世の中の舐めているときに
間違いを犯します。

ただの自己投資なのに、
事業投資のように勘違いして金を使う。

こういう間違いです。

このコースを受講すると、
年収が跳ねるのではないか?

この認定を受けると、
お客さんが集まるのではないか?

何かを教えてもらい、
スキルを獲得するということなら
それはありえません。

当たり前なんですけどね(笑)。

唯一事業投資になりえるのは、
その費用に直接的な広告効果というか
集客効果がある場合のみですね。

直接的というのは、
お客さんが集めやすいとか
そんなあいまいなものじゃありません。

私たちのリストは30万件あります。
一般的なクリック率は10%。
属性は○○で、直前の実績でのコンバージョン率は○%です。

こういう場合だけですね。

あ。自己投資は札束に火をつける行為じゃないと
言いたいわけじゃないのです。

自己投資しなければ、
きっと生き残れないでしょう。日本とかアメリカとか
東アジアで生きているなら特に。

でも、
儲けるというための投資=事業投資をしないと
銀行口座にお金は増えないのだってことなんですよね。

せっかく札束に火をつける覚悟をもったのだから、
直接的にお金になる札束と、
火をつける札束を選択できる自分になるための札束の
バランスを考えようよって話なんです。

「自己投資に100万使いました。
事業投資には私の体ひとつしかありません。」

そういう人がたーくさんいるんですよね。

金額のバランスとしては
自己投資は5 事業投資は95くらいでも
いいかもしれませんね。

事業投資って、
何に投資をするか選ぶのも
計測するのも大変です。

頭を使います。
勇気も使います。

だって、
なくなるときは無機質ですから。

自己投資は、
なくなっても、
「何かが手に入った気がする」
そういう高揚感だけは残ります。

痛みが少ないんですよね。

選択するときも、

「これさえ払えば私は儲かる。」

と思わせる仕掛けが満載です(笑)

反応するのは人情なのですが、
これではやはり期待値と実態が違うので
「無駄」になるということになっちゃいます。

もちろん、
商売がうまくいって
キャッシュがある社長が
アメリカまで飛行機でいって
100万のセミナーに参加するのはいいと思うんです。

きっと事業投資を1千万くらいは
していると思うので。

事業投資はしんどいです。

たとえ自分の体を使うことでお金を使わないとしても
労働力の投資です。

だからこそ、
リターンが5割くらいの確率でありそうにパッケージ化させた
事業投資に見える。
そう思い込みたい自己投資に高額のお金を払う勇気をだしちゃうんですよね。

これは勇気なのじゃなくて、
怠慢です。

よほど強靭な精神力でも持ってない限りは、
すべての人にそういうことありますよね(^_^)

さて、あなたは今月、
どの事業投資に札束を燃やしますか?

【雑談】

ここ1年くらい。

書籍代が2倍以上に増えました。

読書は好きなので
もともと読む量は多かったです。

だから購入した本が増えたとかはありません。

おんなじくらい。

でも変わったのはデバイスなんですね。

老眼

は一番の理由ですが、
紙の本がもうきびしい(笑)

てことで
ほぼスマホのキンドルのアプリで読むようになりました。

トイレでも、
コーヒーを入れているわずかな時間でも
読めるようになったのはうれしいです。

で、自分が著者じゃないから著者の方には
申し訳ないのですが、
僕は書籍は中古が売っていれば
中古を買います。

書き込み・汚れも味のうちだと思っていますし、
中古で再度売ったりしないので、
読めればなんでもいいんですよね。

そして何より大量に買うと
コストがぜんぜん違います。

ぜもキンドルには中古なんてないので
全部新品。

なので何倍にもなった感覚なんですよね(笑)

著作権など権利者としての報酬をどう得るか?
にもかかわってくるので難しい問題ですが、
そもそも今のデジタルだから見たければ
とにかく正規の価格を払うほうがフェアなのか、

物として流通したり、
2次利用されるのは音楽と同じで時流だから、
今までとおり本という商品で課金する以外の
ビジネスモデルが必要なのか?

考えちゃいますね。

あと日本の場合は
書店の流通が特殊だから余計
複雑な問題になっている気がします。

【■編集後記】

5歳の息子が
そろばんを習いたいと言ってます。

どこかで聞いたのだと思いますが、
そろばん塾って意外と?流行っているのですね。

僕は行ったことがないし、
おかげで暗算は苦手です。
数学も高校2年までしかやってません。

でもIT業界で生きてきました。

だから「計算機でいいのでは?」と馬鹿にしがち。

調べてみると
こんな単純な話じゃないみたいですね。

そろばん塾が求められるのは
求められている理由がありそうです。

集中力。

右脳。

・・・てか
計算早くて損なんてあるの?

ということですね。

なにより
やりたい

に勝るものはないということで、
そろばん行かせます。

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