テキスト版【第462回|1万人のフォロアーがいなくてもたった1つの方法で10年食えるようになる】
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1万人のフォロアーがいなくてもたった1つの方法で10年食えるようになる
ホッとしました。
クライアントさんの中に、この5年お子様の命の危険にかかわる重大な病気の治療に専念されている方がいました。
ご連絡がつかない時などは、何かあったのではないかと、とても落ち着かない気分だったのを思い出します。
プライバシーがありますので病名などは伏せておきますが、別々の難病が2回連続で続いたので5年かかりました。
これが、ほぼ回復の見込みがたちそうだと、今日の定期ミーティングでお聞きしてホッとしたんです。
自分や家族の健康に感謝せねばと改めて思いました。
ただ、この話には続きがあります。
実はこの方、クライアントさんですからビジネスをしています。
でも家族のケアも大変だったので、ほとんど仕事らしい仕事はできなかったんですね。
何年もです。
もちろん最低限運用はしていましたが、集客とかマーケティングなどの改善や仕掛けつくりはできませんでした。
そのへんは放置といってもいいかもしれません。
なのに、業績は一切落ちてないのですね。
■放置ても業績が落ちない秘密
理由は簡単です。
(もちろん宇宙が売上を引き寄せた訳でもないし、大好きなことをしていたら売上が勝手に上がったわけでもありません。(笑))
立ち上げ当初に、ネットで集客とセールスのプロセスを作って、それをずっと継続して実行しているだけなんですね。
・サイトではどんなメリットを訴求するか?
・最初のコンタクトは見積にするのか問合せにするのか?
・広告のキーワードは何が反応があるのか?
・リピートしてくれてLTVが最大化する重要顧客はどこか?
・重要顧客にはどんなコンタくトとどの頻度で行うか?
・問合せにはどんな文面でいつのタイミングで返信するか?
このパターンをいくつか試してうまくいったものを、繰り返し実行しているだけなんです。
さすがに「完全にほったらかし」ではありません。
数字のチェックくらいはしますし、重要顧客は年によって変わります。
でも、ソーシャルメディアなんてやったことないし、アカウントすらありません。
ブログも書いてません。
定期的なメルマガも送っていません。
というか、そんな時間ありませんでした。
あ、この話を「すごいでしょ?」ってのが今日のテーマではありません。
何が言いたいかというと、、、
■ビジネスを成長させるパターンって案外1個
ビジネスを成長させて、収益を拡大していくための方法というか、
パターンって実はせいぜい1個か2個なんですって話がしたいんです。
僕も10年くらいこのビジネスやってますが、新規のクライアントさんが増えるプロセスはたった1個でした。
今はちょっと改善したので違う方法ですが、それでも1個だけであることは変わりません。
それは事業規模が小さいからなのかというと、そうでもないんですよね。
立上げから上場まで在籍していたベンチャー起業も、150億の売上の8割が、たった1社の顧客からのものでした。
この話を説明するのに、便利な理屈に「パレート分析」ってのがあります。
”2割8割の法則”って言うとピンときますかね?
「これまでののべ売上額上位20%の顧客がこれまでの全売上の80%を占める。」
とかって意味です。
もちろん7割3割のこともあるし9割1割のこともあるけど、
大多数の成果は少数が生み出していると言う意味では同じです。
何かのfacebookグループを運営していて、全体の書き込みのうち8割は
2割の参加者の書き込みであるとかそういう現象のことです。
集客もおんなじだと思います。
年商1億円とか超えるまでは、きっと1個か多くても2個くらいの集客のキラーパターンを見つけたからこそ大きくなったり持続可能だったはずなんです。
マーケティングのグル、ダン・ケネディさんは言いました。
「ビジネスにとって最悪の数字は1である」と。
1社の得意先に依存する。
1個の商品しかもたない。
集客チャネルが1個しかない。
「これでは、あなたやばいよ。」と。
その通りだと思うんですが、でも1個のキラーパターンすらないとこの話は適用されません。
集客が上手にできてないのに、新しい手法を試しまくるべきという意味ではないと思うんです。
比較的安定してない頃のビジネスなら、新しい手法をためしまくって、たった1個のキラーパターンを見つけるのが重要だと思うんですね。
■大多数の成果は少数が生み出している
先日もこんなことがありました。
コーチングビジネスをしているクライアントさん。
売りたいサービスはコーチングセッションでした。
なので、いろいろ試してきました。
広告ー>お試しコーチングー>有料セッション
広告ー>無料動画セミナーー>有料セッション
広告ー>無料診断ー>有料セッション
広告ー>無料動画ー>有料動画販売
全部イマイチしっくりきません。
売れるんだけどキラーパターンにはなりえないわけです。
そこで、
広告ー>無料●●ー>有料●●ー>有料セッション
を試したところビンゴ。
キラーパターンが見つかりました。
こう言う時、僕は踊り出して歌まで歌っちゃいそうなります。
なぜなら、そのひとにとって、10年食えるたった1つの方法が見つかった気がするから。
すごく興奮します。
■停滞期には理由がある
語学とか勉強でもよく言われるんですが、努力を続けても停滞が続き、ある日急激に伸びる瞬間があります。
飛行機の離陸にも例えられます。
最初飛行機は地を這って走り、最後の最後で離陸して一気に高高度に達しますよね。
あれと同じことがビジネスでも起こることが多くって、そのポイントがたったキラーパターンをみつけた部分なんです。
起業を諦めた人のほとんどは、刀が折れてもいないし、矢も尽きてないままの人が多いという話は前回しましたが、
たいていこのたった1個のプロセスを見つける前に降りてしまいます。
停滞期に耐えられないんですよね。
それは3年継続していても同じ。
拡張のフェーズには入れない場合、このたった1個のキラーパターンがまだ見つかってないままだったりします。
■成功している起業家はミニマリスト?
あ。そうそう。
僕の友人がデイトレーダーをしています。
その彼が面白い本を教えてくれました。
名前はその名の通り「デイ・トレーダー」
この中に面白い箇所があります。
” 最高のトレーダーはミニマリストである。彼らは安定的に機能する2つか3つの手法に気づき、そしてそれを繰り返し使用するのである。反復には価値がある。”
トレードであっても、まったく理屈は同じなんだろうということが伺えますね。
100人のお客さんがくる1個の方法を探し回るのではなく、1名のお客さんがくるかもしれない100通りの方法を試すと、100人のお客さんがくる1個の方法が見つかる。
ということですね。
コツは、自分のビジネスの集客に作用するパラメータ正しく書き出して、
その組み合わせを全部試すことです。
【編集後記】Facebookの社員さんとシンガポール渡航記
先週はシンガポールに行って来ました。
5日間の行程でしたが、順にご報告しますね。
・さすが。最速のシンガポールのチャンギ空港
「シンガポールにいらっしゃるなら飛行機のシートベルトを外してから荷物を取って出口を出るまで何分か計ってみてください。15分くらいですよ。」
6年前初めてシンガポーに来た時、現地の方にそう言われて、測ったら本当にそうで、めちゃ早いのに驚きました。
今回はさらに自動化されてて、もっと早くなってました。
本当こういうのシンガポールってすごいですね。
6:30到着の便でラウンジにはもう7時前にはいました。
・ラウンジでまさかの。
空港で合流する友人はベトナムから正午くらいの便だったので、ラウンジでシャワーを浴びて
仮眠と仕事をしようとラウンジへ。
プライオリティパスをそのために契約しているのに、まさかの有効期限切れでした。
更新忘れてたんですが、しょうがないので実費で利用しました。
でも5000円もせずにシャワー 仮眠室 食事 全部ついているのでお得かなって思います。
・ビンタン島へ
到着してその足でフェリーで1時間のインドネシアビンタン島へ移動しました。
昔、バリ島へサーフィンをしに毎年通ってた時期があるんですが、それ以来のインドネシア、
それ以来のビンタンビールが懐かしかったです。
フェリーで国境超えたのも始めてで、そしてイミグレとかが適当すぎで面白かったです。
でもそこそこさびれていて、
日本の人のいない温泉街みたいな?感じでしたね。
あそこまで人がいないと逆に痛快で、何も考えず時間を過ごしたいなら最高ですね。
ということで僕も、波もなかったので部屋にこもったり
誰もいないプールサイドで自社の動画を撮影したり書き物をしたりして過ごしてました。
・恒例のマスターマインド飲み会
シンガポールへ戻り、今回の目的である飲み会です。
昼から(笑)
僕らが尊敬を込めて「アニキ」と呼んでいる現地の起業家さんと、
近隣国でビジネスをしている仲間と定期的に集まってお酒を飲む会を毎年二回くらいやるのですが、
今回はその場所がシンガポールです。
一晩飲みに行くためだけの会です。
昼は絶品バクテーの人気店に連れて行ってもらい、その後は屋台をはしご。
まじめな仕事の話。腹を抱えて笑えるアホ話。
語った内容は結局ここでは話せないことしかないのですがw
僕にとっては(きっとみなさんにとっても)、自分成長させて、自分を許してあげられるすごい重要な時間になってます。
なのでマスターマインドと僕は密かに呼んでいます。
・facebookのCSも
話は変わりますが、Fbって最近広告運用の相談を担当者が聞いてくれたりします。
その担当の方がシンガポールに住んでるんですね。
オフィスがあっちにあるわけです。
で、GAFAにいるわけですし、シンガポールなら不満はないのだろうと思ってたんですが、お話を聞いてみたら
「シンガポールはなんにもなくて退屈です!」ってぼやいてらっしゃいました。
やはりシンガポールはあそこを拠点としていろいろ活動するためのハブとして機能する国なのかもしれませんね。